バカと俺達の召喚獣   作:ターダン8

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Bクラス戦 Bクラスにもいい奴は居る

???「その話本当か?」

 

人質をとっているヤツラの後ろのほうから女性の声が聞こえてきた。

 

すると、その後ろから2人の女性が姿を現した。

1人は茶髪ショートの女性で、

もう1人は薄い青色にショートヘアの女性…だが何故か軍服を着ている。

……えっ?何この人?どこかの軍の関係者か何か?

 

俺が疑問に思っていると

 

B「獅子川と五十嵐か。ちょうどいい。あいつらをやっつけてくれよ」

 

獅子川「ちょっと待て。僕はBクラスの獅子川蘭(ししがわらん)だ。

    そこの君、今言ってた話は本当なのか?」

 

貴浩「…ああ本当のことだ。先ほど教室に戻ってみたら随分とやられていた。

   それに現に今、俺達の仲間を人質にしているだろ?」

 

獅子川「・・・嘘は言ってないみたいだね」

 

五十嵐「蘭ちゃんどうするの?」

 

獅子川「僕に任せて。……先生、2-B獅子川蘭。

    物理で勝負を仕掛ける。『試獣召喚(サモン)』」

 

獅子川と名乗る女性が召喚獣を召喚したので対抗しようと俺も召喚する。

 

貴浩「2-F織村貴浩、『試獣召喚(サモン)』」

 

お互い召喚獣を召喚した。

 

俺は相手の召喚獣の動きに注意して様子を見ていると

獅子川の召喚獣が思ってもみない行動に出た。

 

それはなんと──

 

B「な、何するんだ!?」

 

B「俺たちは味方だろう!?」

 

人質をとっている味方の召喚獣を攻撃したのだ。

 

相手も獅子川さんの行動に驚いていた

 

獅子川「簡単な事だ!僕は戦う事が大好きなんだ。

    でもな、卑怯な事をする奴は大嫌いでね。だから殺ったんだよ」

 

B「そ、そんなことで」 

 

獅子川「邪魔だ。さっさと消えろ」

 

獅子川がそう言うと人質をとってた仲間に有無を言わさずとどめを刺す。

 

するといずこからか

 

鉄人「戦死者は補習!!」

 

鉄人が現れた

 

B「げぇ!?」

 

鉄人「人質をとった挙句に戦死するとは情けない。

   この戦争が終わるまで特別講義だ!

   何時間かかるかわからんがたっぷりと指導してやる」

 

B「たッ頼む!見逃してくれ!あんな拷問は耐えられない!」

 

鉄人「あれは立派な教育だ。終わる頃には趣味が勉強で尊敬する人が

   二宮金次郎といった理想的な生徒に仕上げてやろう」

 

B「鬼だ!誰か助けッ、イヤァアアア・・・」

 

2人は叫び声を残し、鉄人に連れて行かれた。

 

獅子川「悪いな。僕らのクラスの者が無礼な事をしてしまったな」

 

そう言うと島田を解放し、俺たちに謝ってくれた。

 

獅子川「クソっ、根本と根城のやろう。ふざけた事をしやがって。

    本当にすまないな。謝ってすむ問題じゃないだろうが、

    ただこれだけはわかってくれ。

    Bクラスに根本や根城みたいなクズしかいないと思わないでほしい」

 

五十嵐「私からも謝らせていただきます。本当に申し訳ありませんでした」

 

そういうと獅子川と五十嵐が頭を下げて謝ってくれた。

俺は明久達と顔を見合わせる。

 

貴浩「い、いや。気にしないでほしい。

   それよりこちらこそ礼を言いたい。島田を助けてくれてありがとう」

 

島田「先ほどはありがとうございました」

 

獅子川「元々こちらに非があるからな。すまなかった。

    戦争終了後にあいつらにちゃんと謝らせに行かせる」

 

貴浩「で、どうする?このまま勝負を続けるか?」

 

獅子川「あぁ、それは続けさせていただく。

    先ほども言ったが僕は戦う事が大好きでね。

    さぁ何人でもかかって来ると良いさ!!」

 

貴浩「後ろにいるあなたはどうします?」

 

獅子川「きらりは下がっていてくれ。僕1人で戦いたい」

 

五十嵐「わかったよ。蘭ちゃん」

 

お互いそう言うと少し距離を取り武器を構えた

 

明久「なら皆。これは戦争なんだ複数で取り囲んで戦うんだ!」

 

貴浩「……明久悪い。1対1でやらせてくれ」

 

明久「えっ?」

 

明久は驚いたように俺を見る

 

貴浩「悪いな。先ほど島田を助けてもらった礼もあるが……俺も戦う事が好きだしな」

 

明久「…わかったよ。貴浩に任せるよ」

 

須川「おい、いいのか吉井?」

 

明久「大丈夫だよ」

 

明久はそういうと皆を下がらせてくれた

 

貴浩「と言う訳だが、良いか獅子川?」

 

獅子川「いいぜ、じゃあやろうぜ!!」

 

貴浩「じゃあ、改めて・・・2-F 3番隊部隊長 織村貴浩!」

 

獅子川「2-B 獅子川一子」

 

貴・獅「「勝負を挑む!!」」

 

【物理】

 

2-B 獅子川一子   VS  2-F 織村貴浩

     187点           293点

 

 

俺の召喚獣は黒い和風の甲冑を身にまとい、左腰に日本刀を右腰に銃を装備している。

対する獅子川の召喚獣は着物にアイスホッケーのスティックの装備だった

 

獅子川「あんた、本当にFクラス?」

 

貴浩「そうだな。まぁ試験日に色々あってFクラスに行っただがな」

 

明久「……貴浩ってそこまで成績良かったんだ……」

 

貴浩「お前らと比べたらな」

 

獅子川「さてなら、楽しむとするか!!」

 

貴浩「そうだな!なら行くぞ!!」

 

そう言うと俺は召喚獣に刀を抜かせて相手に向かって突っ込ませた。

 

相手も俺の召喚獣に向かって走らせた。

そして、お互いの武器がぶつかり合った。

 

俺は武器がぶつかったと同時に、相手の召喚獣に向かって蹴りを入れて間合いを取る。

 

獅子川「やるね。ぶつかり合ったと同時に蹴りを入れるなんてな」

 

そこで少し獅子川の点数が減った。

 

獅子川「でも、まだまだ」

 

獅子川の召喚獣が再び俺に向かってきたので、紙一重で避け横っ腹に蹴りを入れる。

そこで、獅子川さんが武器を横振りしてきたので、今度はしゃがんで避ける

 

貴浩「そう簡単には当たらないな」

 

獅子川「まだまだ!!」

 

もう一度獅子川の召喚獣が迫ってくる。

俺は相手の攻撃を紙一重で避け相手の召喚獣の首を切り落とし決着をつけた。

 

貴浩「俺の勝ちだな」

 

獅子川「……強いな。まさかこうも一方的にやられるなんて思わなかったぜ」

 

貴浩「でも、楽しかったぞ獅子川」

 

獅子川「蘭でいい」

 

貴浩「え?」

 

獅子川「名前だ。お前は確か貴浩だったよな。これからは名前で呼ぶ。

    だから、お前も僕のことを名前で呼べ。いいな」

 

貴浩「えっ?ああ……」

 

獅子川「よし、じゃあな貴浩。今度は絶対負けねぇからな」

 

貴浩「今度やっても負けねぇから」

 

五十嵐「では、私も下がらせてもらいますが宜しいでしょうか」

 

貴浩「ああ、良いよ。皆、五十嵐には攻撃するなよ」

 

「「「了解」」」」

 

明久「よし、貴浩が獅子川さんを倒したし、僕たちもこのまま続くよ。

   このまま、一気にBクラス教室前まで行くよ」

 

F『うぉおおおおお!!』

 

そして、俺たちはBクラス前まで攻め入り今日の戦争は終わった




Bクラスにオリキャラ3名登場させました。
それが今後どのような展開になるのかお楽しみに

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