バカと俺達の召喚獣   作:ターダン8

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Bクラス戦 黒化貴浩

────翌日

 

雄二「今から昨日言っていた作戦を実行する!」

 

貴浩「作戦?」

 

明久「でも開戦時間より40分も前だよ?」

 

雄二「BクラスじゃないCクラスの方だ」

 

明久「あっ、なるほど。それで何するの?」

 

雄二「秀吉にコレを来てもらう」

 

そう言いだすと雄二はそばにあった紙袋から女子の制服を取り出した。

・・・ところで雄二。それをどうやって手に入れたんだ?

 

秀吉「別にかまわんがそれでどうするんじゃ?」

 

雄二「秀吉には『木下優子』としてAクラスの使者を装ってもらう」

 

そういうことか、秀吉と優子は良く似ているからな。

命も同じ事がいえるが、ある部分だけ決定的に違うからなあ……

 

雄二「というわけで秀吉用意してくれ」

 

雄二が秀吉に女子の制服を秀吉はその場で着替えを始める

着替えはとても早くなれているみたいだな。

秀吉は一瞬で着替えを終わらせた

 

貴浩「秀吉、着替えるの早いな」

 

康太「・・・・・・着替えるなら言って欲しかった」

 

明久「しっかり目に焼きつければ良かった」

 

ムッツリーニやF男子(俺と雄二以外)は泣きながら床を叩いていた。

写真を撮れなかったことがよほど悲しかったのであろう。

 

島田「秀吉はずるいわ」

 

姫路「秀吉君は大胆すぎます」

 

なんか姫路と島田が言っていたが無視するとしよう

 

秀吉「早く着替えるのは役者の基本じゃからの」

 

楓「そうですね。私も秀吉君には劣るけどそこそこ着替えるのは早いよ」

 

貴浩「……そうか。だが秀吉。普通この場で着替えるか?

   人数は少ないが女子もいるんだぞ」

 

秀吉「それはすまなかったのじゃ。次からは気をつけるとしよう。

   じゃが部活の演劇の時、舞台裏で着替えたりするから

   人目はあまり気にしていないのじゃ。演劇中の舞台裏は色々大変じゃからの」

 

貴浩「それでも今度からは気をつけろよ……ん?ちょっと待った。

   今の話を聞く限りじゃ楓も秀吉と同じように舞台裏で着替えてるのか?」

 

楓「はい、そうですね」

 

貴浩「ごめん雄二。俺、急用ができた。少し出るくる………秀吉、

   演劇部の男子メンバーの事教えてくれるかな。

   少しOHANASIしたいからさ」

 

秀吉「た、貴浩よ。落ち着くのじゃ。その禍々しいオーラをしまうんじゃ」

 

貴浩?「ダイジョウブダヨヒデヨシ。

    カエデノキガエヲミタヤツラノコトヲオシエテクレレバイイカラサ…

    …サアハヤクハナスンダ……デナイト」

 

秀吉「本当に落ち着くのじゃ!」

 

楓「兄さん落ち着いてください。

  男子には見られないようには対策ちゃんととっているから」

 

貴浩?「ソレハホントウカ?」

 

秀吉「本当じゃ。女子にはちゃんと着替える場所を確保しておるから

   とりあえずその邪悪なオーラを消して落ち着くのじゃ」

 

貴浩「そ、そうか。それなら安心した」

 

秀吉「こっちこそ安心したのじゃ」

 

ふぅ安心したよ。

もし楓の着替えを見たヤツがいるならころs──OHANASIしないといけないからな。

 

雄二「おい、そこ漫才してないでさっさと行くぞ。時間がなくなる」

 

明久「僕も行くよ」

 

楓「私も一緒に行きたいです。秀吉君の演技は勉強になりますから」

 

雄二「じゃあ来たい奴は行くぞ」

 

そして、雄二達はCクラスへと向かった。

 

 

      

今、教室に残っているのは

明久・雄二・秀吉・ムッリーニ・楓・命・姫路・島田以外である。

 

俺は向かってはいない。

 

理由は今からわかる。

俺は雄二達が教室を出て行ったのを確認すると教卓の前に立った

 

貴浩「さて、楓たちは行ったな。開戦前にFクラスの皆に聞く」

 

須川「ん?なんだ?」

 

貴浩「皆はあの『根本』のことを知っているだろうか?」

 

須川「あの、クソ野郎のことだろ」

 

貴浩「ああそうだ。あのクソ野郎はなんとCクラス代表の小山と付き合っているそうだ」

 

「「「「「何ぃいいいい!?」」」」」

 

貴浩「あの最低クソ野郎がCクラスの代表と…

   いや女性と付き合っている事は許される事だろうか?」

 

「「「「「断じて許してはいけない!!」」」」」

 

貴浩「そうだ!その通りだ!

   そして昨日、教室がBクラスの奴等に荒らされたのは知っているな」

 

F「ああ、それがどうしたんだ」

 

貴浩「1つ聞くがKMF団は、楓と命を泣かせた奴らはどうなるんだったかな?」

 

近藤「簡単だ。我々KMF団によって断罪されるに決まっているじゃないか」

 

須川「それがどうしたん──ま、まさか……」

 

貴浩「そのまさかだ須川。事もあろうかアイツラは俺達だけじゃなく2人にも手を出した。

   それで昨日の件で楓と命の筆記道具はともかく鞄までボロボロにされたのだ。 

   鞄についてだがムッツリーニが一応直しておいてはくれたが、

   その件で2人は涙を流したのだよ。それは許される事か!」

 

「「「「「許すべからず!!」」」」」

 

「「「「「断罪すべし!!」」」」」

 

貴浩「そうだ!許しすわけにはいかない!! 

   その諸悪の根源はBクラスの根本と根城の2名だ!!」

 

F「なんだと。あいつらが」

 

F「許してはおけねぇな」

 

貴浩「そうだ!しかも今日はBクラスとの戦争中だ! 

   その戦争中にもし『事故』がおきても問題ないよな?」

 

F「戦争中なので問題ありません!」

 

F「戦争に『事故』は付き物です!」

 

貴浩「そしておそらく雄二の事だ。今回も設備は交換しないだろう。

   それは俺たちの目標がAクラスだからだ。Bクラスの設備は今は必要じゃない。

   ただ、それだけでは皆の気は収まらないだろう。

   そこで俺は戦争終了後にあのゲス野郎2人には

   OHANASIが必要だと思うのだが皆の意見はどうだろうか?」

 

F「「「「「意義なし!!!」」」」」

 

貴浩「また、その報酬として楓に頼んで皆にクッキーを作ってくれるよう頼もうじゃないか。

   だからFクラスの皆、俺に力を貸してくれないか?」

 

「「「「「イエスマイロード!!」」」」」

 

貴浩「ありがとう。皆の協力に感謝する」

 

そこで俺はFクラスの皆と友情を深めた。

さすがFクラスこういう時は頼りになる

 

 

 

 

しばらくして雄二達が戻ってきた。


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