バカと俺達の召喚獣   作:ターダン8

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Aクラス戦 3試合目

高橋「次の方どうぞ」

 

佐藤「私が出ます」

 

雄二「Aクラスからは佐藤か……よし。頼んだぞ、明久」

 

明久「え!?僕!?」

 

次は明久か

 

雄二「大丈夫だ。俺はお前を信じている」

 

自信たっぷりに言う雄二。

おそらく雄二の事だ信じてないだろうな

 

貴浩「明久、お前なら大丈夫だ」

 

楓「そうですよ明久君。頑張ってくださいね」

 

命「明久君頑張ってね」

 

明久「ふぅ……やれやれ僕に本気を出せってこと?」

 

貴浩「ああ。今まで隠してきたんだ。お前の本気見せてやれ」

 

A「おい、アイツって実は凄い奴なのか?」

 

F「いや、ジョークだろ?」

 

まあ普通は疑われるよな。

 

明久「じゃあ、科目は日本史でお願いします」

 

高橋「はい、わかりました」

 

明久・佐藤『試獣召喚(サモン)!』

 

 

【日本史】

 

Aクラス  佐藤美穂   VS   吉井明久

      326点        137点

 

 

雄二「何!?どういうことだ!?

   あの明久が3桁の点数までいくなんて!?」

 

康太「・・・・・・・ビックリ」

 

島田「まさか吉井カンニングでもしたんじゃ・・・」

 

命「あの皆さん言い過ぎでは…」

 

雄二「だが、あの明久だぞ」

 

明久「雄二!それどういう意味!?」

 

貴浩「言いすぎだぞお前ら。

   そりゃあ明久だって勉強すれば成績も上がるさ」

 

まあ覚えさせるのにとてもとても苦労したが・・・・・・

 

雄二「あいつが勉強するなんて思えない」

 

貴浩「それはまあ…俺たちと一緒に勉強したからな。

   それに俺や楓達が教えたんだから成績が上がってなかったら

   OHANASIする必要があったけど……」

 

雄二「何?どういうことだ」

 

貴浩「ココ最近夜に俺の家で夕飯つきで一緒に勉強したんだよ。

   この試召戦争に勝つためにな」

 

楓「そうですね。ここ毎日は一緒に勉強しましたね」

 

命「私も時々一緒に勉強しました」

 

秀吉「ワシも一緒に勉強させてもらったのじゃ」

 

貴浩「だからアイツの点数が伸びたんだよ」

 

明久「そういうこと。貴浩や楓たちのおかげだよ。

   さてと…じゃあ佐藤さんだったかな?行くよ!」

 

明久はそう言うと佐藤さんの召喚獣に突っ込んでいく。

 

明久の武器は木刀、佐藤さんの武器は鎖つきの鉄球だ。

懐に潜り込めば明久の方に部がある。

相手もがそれがわかっているみたいで

明久を近づけさせないように武器をを振るうがあたらない

その隙に明久は自慢の召喚獣の操作で近づいていき少しずつ点数を減らしていく。

 

雄二「まあ今の明久はメタルスライムぐらいの回避率があるからな」

 

明久「そんなに弱くないよ」

 

とツッコんできた。

そんなことをしたせいで佐藤の攻撃があたってしまった。

ギリギリ木刀で防御したおかげで戦死はしなかったが点数が減ってしまった。

 

佐藤美穂  231点

吉井明久   78点

 

明久「クッ、しまったな」

 

佐藤は明久の召喚獣に向かって攻撃してくる。

明久はその攻撃をしゃがんだり横に飛んだり木刀でそらしながら近づいていく

 

明久「だけどまだまだ」

 

明久は引かずに木刀で攻撃を入れていく

 

佐藤「そこです」

 

佐藤は大きく鉄球を振りあげた

 

明久「今だッ!」

 

それを好機だと思い明久が近づいて攻撃する。

佐藤さんもやらせまいと鉄球を急いで振り下ろす。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・そして決着がついた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明久の召喚獣の木刀が佐藤さんの召喚獣の胸を貫いている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・そして

 

 

 

 

 

 

 

 

 

佐藤の鉄球が明久の召喚獣を叩き潰していた

 

 

 

 

 

高橋「そこまで。両者0点につき引き分けとします」

 

明久と佐藤との試合は引き分けと言う形で幕を閉じた

 

明久「……い、痛い。マジで痛いんだけど……

   ごめん。貴浩に雄二、勝てなかったよ」

 

雄二「いや、気にするな。正直なところお前が負けると思っていたのに

   引き分けに持ち込んだのだからこちらの儲けだ」

 

貴浩「ドンマイ明久。次は頑張れよ」

 

明久「うん、そうするよ」

 

命「明久君お疲れ様です。惜しかったですね」

 

明久「ごめんね。勝てると思ったんだけどな」

 

命「いえ、今日の明久君はかっこよかったですよ」

 

秀吉「そうじゃぞ明久。まさかあそこまで点数が上がっておるとは驚きじゃぞ。

   ワシも明久を見習ってもう少し勉強を頑張るのじゃ」

 

島田「それはウチも思った」

 

康太「・・・・・・・・・凄かった」

 

明久「うん。貴浩と楓、命たちのおかげだよ」

 

楓「いえ、私は少しアドバイスをしてだけですよ」

 

命「そうですよ。私は何もしていないよ」

 

貴浩「これからも頑張らないとな」

 

明久「そうだね。負けて悔しかったしね」

 

 

 

 

 

3戦目が終了し、今の成績は1勝1敗1分だ

残り4戦ある。次の戦いが重要になるだろう

 


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