バカと俺達の召喚獣   作:ターダン8

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案を出そう!

俺たちがAクラスに着くとAクラスでは少しずつ準備が進められていた。

 

優子「遅かったわね」

 

貴浩「悪いな。遅くなった」

 

優子「まあいいわよ。じゃあ手伝ってもらっても良い?」

 

貴浩「了解。じゃあさっき言った通りによろしく」

 

俺がそう言うと皆仕事しに行った。

 

霧島「……雄二遅い」

 

するといきなり雄二の背後から霧島さんが現れた

 

雄二「待て翔子。なぜ俺の頭を掴むんだ」

 

霧島「……遅かったからお仕置き」

 

霧島が雄二にアイアンクローしていた

 

貴浩「霧島ストップ!ひとまず雄二から手を放そう」

 

霧島「……このままじゃ駄目?」

 

貴浩「駄目だ。今は雄二が必要なので手を放してくれ」

 

そういうと霧島は嫌そうだったが雄二から手を放した

 

雄二「あ、ありがとう貴浩」

 

明久「僕たちは何をすればいいの?」

 

優子「それなんだけど。色々とやって欲しい事があるのでけど

   まずは喫茶に出す料理を決めようと思うんだけど」

 

明久「喫茶とかだとケーキとかクッキーが定番かな?」

 

優子「そうね。ただケーキといっても色々あるからね」

 

命「クッキーにも色々ありますしね」

 

貴浩「なら一度このクラスでアンケートを取ってみるか。

   で、その中から案を絞ってみよう」

 

優子「それがいいかもね」

 

貴浩「なら優子達は中の装飾や服のデザインを決めてもらってもいいか?

   ウチからはムッツリーニと秀吉、それと女性陣を

   そちらの班に入れてもらってもいいか?

   こっちは俺と明久がやるから、雄二は力仕事の方を指示してくれ?」

 

「「「「「問題なし」」」」」

 

そう言って皆各自の仕事に散って行った

 

明久「じゃあ僕達も動こうか」

 

明久がそう言うと俺たちも動き出した。

 

俺たちは喫茶店に出す料理が何がいいか案を聞く係りだ。

俺と明久は分担して聞く事にした。

 

周りの人達に案を聞いて最後に優子達に所に行った。

 

貴浩「なあ?喫茶店に出す料理は何が良い?」

 

優子「やっぱり無難にショートケーキかしらね」

 

楓「そうですね……私はショコラケーキとかも良いかなと思いますけど」

 

霧島「……クッキーも良いかもしれない」

 

命「私はシフォンケーキが良いかな」

 

皆が案を出してくれているので俺は言われたものをメモしていった。

そこで、椎名と目が合った。

 

貴浩「椎名は何かあるかな?」

 

椎名「……そうですね」

 

椎名は人見知りで最初合った時は砂原の後ろに隠れたりしたけど、

今では時々Aクラスに授業を受けに行くので話す回数も増えたこともあり、

そこまでは避けられなくはなったが、ある一定の距離に近づくと離れてしまう。

 

そんな事を考えていると椎名が案を出してくれた

 

椎名「……うまい棒」

 

砂原「ユッキーは面白い案をだすねぇ」

 

椎名「…おいしくて安いですから」

 

優子「でもうまい棒ってどうなの?」

 

椎「なら……うまい棒パンなんてどうでしょうか?」

 

貴浩「まあ案だからな。一応入れておく。他にはあるか?」

 

砂原「じゃあね。あんぱんなんてどう?」

 

楓「あんぱんですか?」

 

砂原「ただのあんぱんじゃないよん♪あんぱんエクスタシー(18禁版)!」

 

優子「どういう意味よ!?」

 

工藤「なんか面白そうだね」

 

康太「………18禁(ブシュー)」

 

秀吉「ムッツリーニよ。しっかりするのじゃ」

 

砂原「皆も知っての通り最近全年齢版から18禁版に転化することがあるよね。

   その例に則ってあんぱんにも革命を──」

 

命「そんなことしたら大人以外の人に売れないと思いますが…」

 

砂原「そこはほら、駆け引きだよ。見つかるか見つからないかの」

 

優子「いろんな意味での刺激なの!?」

 

貴浩「まあ、案だからメモはとるけど」

 

優子「とるの!?」

 

工藤「僕はシュークリームが良いな」

 

貴浩「シュークリームか。それは良いな」

 

命「そうですね」

 

優子「なら貴浩君。その中の案からいくつか絞ったものを

   皆に試食用に作ってきてくれるかしら」

 

貴浩「全員にか!?」

 

優子「当たり前じゃない。じゃないと皆も納得しないでしょうし」

 

貴浩「いやいや全員って…今このクラスには100名ほど居るんですが、

   そしたらプチサイズでもさすがに費用がかかるんですけど……」

 

それにそれだけの量だと時間も費用もかかるんですけど……

 

優子「それなら安心して費用なら多めに用意してあるから」

 

そこで優子から費用の金額が書かれた資料を見せてもらった。

それはまあ凄い。俺たちFクラスの当てられた金額の倍以上の金額だな。

 

優子「そこから、費用が出るから材料費は大丈夫よ。

   じゃあ今度にでも作ってきてもらっても良いかしら。その時は命を貸すから」

 

楓「その時は手伝うよ兄さん」

 

貴浩「わかった。その中から案を絞って作ってくる」

 

俺はそこ優子達と別れ明久と合流し案をまとめた。


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