バカと俺達の召喚獣   作:ターダン8

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清涼祭開幕!

清涼祭当日

 

優子「さてもうそろそろ始まるけど皆準備は出来てる?」

 

「「「「「おおー!!」」」」」

 

貴浩「忙しいと思うが皆頑張ってくれ!じゃあ皆今日は頑張っていこうか!」

 

「「「「「おおー!!」」」」」

 

そして清涼祭は始まった。

 

 

 

         ☆

 

 

 

『『お帰りなさいませ、ご主人様・お嬢様』』

 

AクラスではFクラス合同でメイド・執事喫茶をおこなっている。

始まったばかりだが凄く盛況のようだ。

 

明久「ふぇー、凄い客だね」

 

現在、明久は俺やムッツリーニ、雄二とともに厨房で働いている。

この間採用されたものを作らされている。

 

貴浩「そりゃあそうだろうな。

   Aクラスは清涼祭のパンフの1ページを丸々使ってるんだから、

   どんなところなのか見に来ようとするのは当たり前だろうよ。

   それに美女・美男子も多いからな」

 

俺は手を動かしながら説明する。

 

刀麻『6番テーブル、プチシュークリームセット2人前よろしく』

 

秀吉『こちら17番テーブル、ふわふわシフォンケーキ追加よろしく頼むぞい』

 

なのは『9番テーブル、うまい棒パンセットとクッキーセットをお願い』

 

工藤『こっちの15番テーブル、アンパンエクスタシーセットよろしく頼むよ』

 

貴浩「了解!もうすぐ俺は大会の時間だからこれ作り終わったら行くからここ頼むな。

   くれぐれも姫路をキッチンに入れないように」

 

雄二「了解っと。プチシュークリームセット2人前出来たぞ、持っていってくれ。

   ついでに俺も明久も大会があるから抜けるから楓と命をこっちにまわしてくれ」

 

康太「……了解。ここは任せろ」

 

どんどん注文が来る中、俺たちは仕事をこなしていっている。

今キッチンにいるのは俺と明久や雄二、ムッツリーニの他には

A・Fクラスのメンバーで料理ができるヤツが数名居る。

ホールに秀吉や楓、命、姫路、島田や

霧島や優子、工藤、なのは、砂原、椎名などである。

 

 

 

         ☆

 

 

 

そして、俺たちは区切りをつけ大会の会場まで行った。

ちなみに大会は決勝戦を含め全6回戦まである。

 

 

 

         ☆

 

 

 

会場につくと俺は明久と雄二と別れた。

お互い1回戦の会場が違うみたいだからな。

 

ジュディス「えーそれでは。試験召喚戦争大会シングルス戦1回戦を始めるわ」

 

校庭には大会用に作られた特設ステージ。そこで召喚大会が催される。

 

ジュディス「3回戦までは一般公開されないから、リラックスして戦うのよ」

 

今回立会いを務めるのは英語のジュディス先生。当然英語の勝負となる。

対戦相手は男子だった。確かEクラスの西郷だったかな?

 

ジュディス「ではお互い召喚してください」

 

貴浩・西郷「「試獣召喚(サモン)!」」

 

【英語】

 

Fクラス        Eクラス 

  織村貴浩   VS   西郷武

   57点        102点

 

向こうは俺と似たような装備で黒の甲冑で双剣を武器にしている。

 

ジュディス「では、始めてください」

 

そう告げると、ジュディス先生は俺たちから距離を取った。

対戦相手と向かい合い、勝負が始まる。

 

西郷「参る!」

 

相手はこちらに武器を構え迫ってきた。俺も武器を抜き突っ込ませる。

 

西郷「はあぁ!」

 

敵が手にしている剣を振り下ろしてくる。

俺はその動きに合わせ召喚獣を1歩だけ横に動かした。

 

西郷「このっ!」

 

避けられた為、もう片方の剣で横に振るってきた。

俺は距離を良く測り、小さく1歩後退した。

 

西郷「クソっ!」

 

ムキになり武器を振り回してくる。俺はそれを小さい動きでかわしていく。

相手は召喚獣の扱いに慣れていないようだ。

 

貴浩「そろそろやるか」

 

俺は相手の攻撃を避けざま刀を握り締め攻勢に転じた。

 

西郷「なぁ!?」

 

俺は峰で相手の甲冑の隙間を狙って攻撃する。

今回相手がEクラスで良かった。

今回は明久と話していたある実験をしてみたかったのでちょうど良かった。

 

そこで俺は相手と距離を取った。

俺は相手がすぐに近づいてこないのを確認すると実験を開始した。

 

まず刀に集中してからっと

 

貴浩「行くぞ。魔人剣!」

 

俺がそう言って刀を振るうとそこから斬撃が相手に向かっていった。

相手はその斬撃に切り裂かれ戦死した。

 

ジュディス「勝者、Fクラス織村君」

 

ジュディス先生が勝者の名を告げる。

とりあえず1回戦は突破だ。

 

ちなみに今俺がしたことは、刀に点数を集中する事で斬撃を相手に向けて放ったのだ。

多分これは同学年では俺か明久じゃないとできないだろう。

俺たちは他の人達と違って召喚獣を扱ってきているのでこう言う操作もできたのであろう。

これはフィードバックの作用があるので何処に力をためればいいのかがわかるのだ。

これを最初に明久が気づき今回試してみたら出来たと言うわけだ。

……簡単に言うとハ○ター×ハ○ターの念能力の操作みたいなものだ。

 

ちなみに学園長もとい妖怪ババア長からオリエンテーションで手に入れた

召喚獣教科ネックレスの大会での使用を禁止されている。

というのもアレは2年にしかにないので3年生が不利だし

手に入れれたい生徒も不利になるからというからだ。

 

俺の試合が終わったので明久達の試合を見に行こうと行ってみると

試合はすでに終わっており何故か2人は殴り合っていた。

 

貴浩「おい、そんなことしてないで教室に帰るぞ」

 

秀吉「3人ともここにおったのじゃな。

   殴り合いなんてしておらんで、急いでAクラスに戻ってくれぬかの?」

 

すると秀吉が大会の会場までやってきた

 

貴浩「どうしたんだ?何かあったのか?」

 

秀吉「うむ。少々面倒な客がおっての。すまぬが歩きながらで頼む」

 

明久「あ、うん。了解」

 

先を急ぐ秀吉に続き俺と明久と雄二。

どうやらトラブルが発生したと見て間違いないな

 

 


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