バカと俺達の召喚獣   作:ターダン8

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表彰式

大会会場・・・・

 

今表彰式が行われている。

ババァの話とかは軽く飛ばし俺と明久、雄二の3人は舞台の上に上がる。

 

学園長「まずはあんたからだね。シングルス戦優勝おめでとう、

    これが賞状と賞品の『深紅の腕輪』さ。発動キーは『ブラスト』だよ。

    これは召喚獣の能力を向上させることができる。

    では次にタッグマッチ戦優勝おめでとう、

    これが賞状と賞品の『白金の腕輪』と『黒金の腕輪』さ。

    坂本のは『召喚フィールド形成型』発動キーは『アウェイクン』

    これは教師の立会いがなくても

    召喚獣を召喚させるフィールドを形成する事ができる。

    そして、操作者も召喚できる腕輪だね

    吉井の方は『召喚獣同時召喚型』発動キーは『ダブル』

    この腕輪は自分の操作する召喚獣の数を2体増やす事ができるね」

 

へぇこの腕輪かなり便利そうだな

 

学園長「じゃあ、3人共デモンストレーション頼んだよ」

 

貴・明・雄「「「はい!」」」

 

雄二「まず俺だな『アウェイクン!』」

 

雄二を中心に召喚フィールドが展開される。

 

貴・明「じゃあ召喚するよ「「試獣召喚(サモン)!」」」

 

貴浩「ブラスト!」

 

明久「ダブル!」

 

キーと唱えると明久の召喚獣が2体に増える。

俺の方は召喚獣の体が少しピンク色に染まり

表示されている俺の点数が元の1,2倍上昇しているな

 

             現国

 2年Fクラス 吉井明久 56×2 点

 2年Fクラス 織村貴浩 157→188点

 

 パチパチパチと拍手が鳴りデモンストレーションは見事成功した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

葉月「お兄ちゃん!すっっっごい格好よかったです!」

 

明久「ぐふっ!は、葉月ちゃん……今日も来てくれたんだね」

 

表彰式が終わって舞台から降りると葉月ちゃんが明久めがけて突っ込んできた

 

優子「3人とも、お疲れ様。凄かったわね」

 

明久「あはは。そうでもないよ」

 

葉月「お兄ちゃん、凄いです~っ!」

 

島田「葉月ってば。アキが困ってるわよ?」

 

島田が明久にグリグリと頭を押し付けている葉月ちゃんを見て苦笑をしている。

これ以上鳩尾を圧迫されると致命傷になりかねないので、

やんわりと葉月ちゃんの身体を遠ざける明久。

 

葉月ちゃんは不満げな表情を浮かべながらも大人しく従う

 

 

命「あの、明久君」

 

明「あ、命。僕の活躍見てくれた?」

 

命「はいっ!とっても素敵でしたよ!

  今度土屋君にビデオをコピーしてもらおうと思うくらい!」

 

明久「ビデオねぇ……ムッツリーニ、撮影なんかしていたの?」

 

命「はい。ずっと熱心に撮っていましたよ。ね?」

 

康太「・・・・・・・・・・・・(プイッ)」

 

目を逸らすムッツリーニ。

試合そっちのけでミニスカートの観客とかを撮影していたんだろうな

 

霧島「・・・・・・雄二も凄かった。前と比べたら点数が上がってた」

 

雄二「試召戦争の時に散々だったからな。あれ以来、

   特に日本史は重点的にやってきたからな」

 

霧島「・・・・・・さすが雄二」

 

愛子「貴浩君も凄かったね」

 

優子「そうね。まさかあそこまで強いなんて驚いたわ」

 

砂原「そうだね。ター君に勝てる生徒なんていないんじゃないかな?」

 

なのは「そうだね。あの点数に加えてあの操作技術だもんね」

 

秀吉「そうじゃの。貴浩に勝てるモノはおらぬじゃろうな」

 

明久「そうかな?僕は少なくとも貴浩に勝てるかもしれない方法は知ってるよ」

 

秀吉「ム、なんじゃその方法は?」

 

愛子「それは気になるね」

 

命「それってどんな方法なんですか?」

 

貴浩「・・・・・・・明久言うなよ」

 

明久「別に良いじゃん貴浩。簡単だよ。貴浩の苦手科目で戦えば勝てるし、

   貴浩の相手を楓にすれば貴浩は攻撃できないだろうから勝てるはずだよ」

 

優子「そうね、楓相手だったら貴浩は攻撃できないものね」

 

愛子「ねぇ吉井君?貴浩君に苦手科目とかあるの?」

 

雄二「確かにそれは気になるな。何が苦手なんだ貴浩は?」

 

明久「あるよ。それは──」

 

貴浩「明久それ以上言ったら今後お前には飯は出さんぞ」

 

明久「ごめん!僕忘れちゃった!」

 

雄二「身代わり早すぎだろ!!」

 

明久「だって僕の貴重な栄養源が……」

 

貴浩「まあもう雑談はやめて仕事に戻るぞ」

 

優子「そうね。じゃあ戻って仕事をするとしましょう」

 

姫路「あ、あの吉井君」

 

明久「ん?何、姫路さん?」

 

姫路「あ、あの、ですね……」

 

明「ん?」

 

明久と話している姫路がが身体の前で指をもじもじと動かしている

 

姫路「後夜祭の時、お話があるので駐輪場まできてください!」

 

顔を真っ赤にしてそう告げると、姫路はダッシュで業務に戻っていった

 

あら?姫路に一歩先を越されたみたいだな

 

貴浩「命。姫路が行動を起こしたけどお前はどうするんだ?」

 

命「わ、私は…」

 

貴浩「まあ、どうするかは任せるけどサポートだけはしてやるから」

 

俺はそういうと命の頭に一度手を置いてそういった

 

そして仕事へと戻っていった


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