開戦時間になり、Fクラス対Dクラスの試召戦争の火蓋は切って落とされた。
貴浩「ついに始まったようだな」
試召戦争の火蓋は切って落とされたのだが、
俺と楓、命、姫路の4人は回復試験験を受けていた。
というのも俺達は振分試験を欠席・途中退出したので0点扱いになっているので、
回復試験を受けて点数を確保しなければならないからだ。
貴浩「さっさと試験受けて戦線に加わらないとな」
楓「そうですね兄さん」
命「待っててくださいね。秀兄と明久君」
姫路「頑張ります」
「それでは、回復試験を始めます。準備はよろしいですか?」
「「「「はい」」」」
「それでは、始めてください」
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試験を受けてる最中
《ピンポンパンポーン》
《船越先生、船越先生》
この声は確か……須川だったか。放送を使ってどうするんだ。
《吉井明久が体育館裏で待っています》
《生徒と教師の垣根を越えた、男と女の大事な話があるそうです》
…明久。グッドラック!
明久「須川あああああああ!!」
放送直後に遠くで明久が叫んでる声が聞こえた。
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貴浩「さて回復試験も受けたし戦線に行くとするか」
「「「はい」」」
Fクラスに戻ると雄二が護衛をつれて立っていた
雄二「よし、試験は終わったか。そろそろこちらも出るとするか」
するとそこへ明久が戻ってきた
明久「雄二、校内放送聞こえてた?」
雄二「ああ、バッチリな!」
明久「それよりも、須川君がどこにいるか知らない?」
貴浩「須川ならもう少ししたら、帰ってくるんじゃないか?」
雄二「ちなみにだが、さっきの放送を指示したのは俺だ。」
明久「シャァァアッ!」
雄二「お、船越先生」
凄いな明久。
雄二が船越先生の名をあげた瞬間に掃除用具のロッカーに入って行ったぞ。
雄二「さて、バカは放っておいて、そろそろ決着をつけにいくか」
秀吉「そうじゃな、ちらほらと下校している生徒の姿も見え始めたし、頃合じゃろう」
康太「・・・・・・・・・・(コクコク)」
雄二「おっしゃ!Dクラス代表の首を取りに行くぞ!」
F『『『『応っ!』』』』
やっと、戦えるぜ!
せっかく回復試験を受けたんだから、戦わないとな!
命「あの~明久君。船越先生が来たっていうのは嘘みたいですよ」
そう命が言うと同時に
明「キシャアアアアアッ。逃がすか雄二ぃッ!!」
明久は奇声をあげて雄二を追いかけていった。
貴浩「……俺たちも行くか」
楓「……そうですね兄さん」
命「う、うん」
俺たちは苦笑いしながら戦場へ向かった