続きです。
私はニャオハを新たにパートナーと向かい入れた。
ヒスイ(ガーディ)ともすぐに打ち解け、仲良くしてくれてるし、安心 安心!
「ハルトくんとアオイちゃんは、もう決めた?」
「まだ。」
「みんな魅力的で困っちゃうよ~」
二人はまだまだお悩み中のご様子……
「ならば、このままアナタ方へ一度3匹を預けます。私は町外れにありますアチラの邸宅へ用事があるので、お散歩がてらに来てください。」
「「はーい。」」「分かりました。」
校長先生は先にその邸宅へと向かった。
私はお母さんから、お小遣いとキズぐすり、モンスターボールを5個ずつ受け取った。
「学校で必要な物は、あらかじめ向こうに送ってあるならね。」
「うん、わかったー」
それを学校指定のリュックしまっていると……
「あとコレ。」
お母さんが私のために大きめ通信端末をくれた。最新のスマホロトムよりも倍近く大きく、白くて金色の豪華な装飾をされた端末だ。
「これは?」
「チヨミのお父さんが、アナタが入学したら渡しってくれって頼まれたのよ。」
「そうなんだ。」
「アナタと同じ年の頃に貰ったんだって。誰がくれたのかは、教えてくれなかったけど……」
「チヨミちゃんのすごい変わってるね?」
「うん…… 目立つかな?」
「めっちゃ、目立ってる。僕たちのスマホロトムと比べても派手だしねぇー」
「ま、まあッー 機能は折り紙つきだって、お父さんも言ってたから……!」
「そっかー」
「じゃあ、気を付けてね。」
「いってきます。」
「学校に行っても、しっかりご飯食べて、たくさん学んで、いっぱい友達作りなさいよ?」
「うん!」
「ヒスイとニャオハちゃんもチヨミのことをお願いね。」
『ワフ!』『うにゃ~』
私は人生の新たな一歩を踏み出した。
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みんなで仲良く、校長先生が向かった邸宅に行く。
途中、二人のスマホロトムと私の端末を見比べながら……
「着いたぁ!」
「おおー」
「でかー」
海辺の高い所に建てられた白い邸宅。
青空と海に映えてとてもキレイだった。庭も広い。
あまりの大きさに3人であんぐりしていた。
「うわー!」
その時、ハルトくんが叫ぶ。何事かと思ったら、いつの間にか、ホゲータたちが好き勝手に広い庭を堪能していたのだ。
私のヒスイとニャオハもそうだ。
「ちょっと!ヒスイ!ニャオハ!ダメだよ! 戻っておいでぇ~!」
私の呼びかけに、2匹は戻って来る。
「人のウチで勝手はダメだよ。」
『ワフ……』『にゃあ……』
シュン……っとする2匹
「アハハ……! 大丈夫! 気にしないで良いから!」
邸宅の玄関前に立っていたのは、褐色肌の私たちよりちょっぴり年上のお姉さん。私たちと同じ制服を着ている。
「紹介しますね。彼女はネモ…… 我がグレープ学園の生徒でアナタたちと同級生。それでいて生徒会長も努めているんですよ。」
「「「すごーい」」」
私たちは尊敬の眼差しを向けた。
「なんか、照れるなぁー ネモよ。ヨロシク!」
ネモさんは手を差し出す。
その手を私は掴み、握手を交わす。
「シンオウ地方から来ました、チヨミです!ヨロシクお願いします!」
「うんうん! 元気があってよろしい!」
「私はアオイです!」
「僕はハルト……ヨロシク。」
私たちはすぐに打ち解けました。
その後、アオイちゃんとハルトくんはパートナーとなるポケモンを決めます。
「私、チヨミちゃんのニャオハの妹にする。」
「僕はアチアチのホゲータ。」
また、ネモさんも新しく育てたいということで、水タイプのクワッスを迎い入れていた。
そして、みんなはニックネームを付ける。
ちなみに私のニャオハは【ステラ】にけってー!
「さてと……新しいポケモンもお迎えできたし、早速バトルしよ!」
「おぅ…… いきなりですね。」
「私、バトル大好きなんだ! ね?だから、バトルしよ?しよ?」
ネモさんの圧が凄い。
「わ、分かりました。やりましょう!バトル!」
「そうこなくっちゃ!」
みんなで浜辺のバトルコートへと移動。
レフリーとしてクラベル校長が審判をしてくれる。
「ネモさん。ヒスイとステラ、どっちとバトルをしますか?」
「両方よ! どうせなら、ダブルバトルをしましょう! そっちの方が燃えるわ!」
「いきなり、ダブルバトルは難易度が高過ぎますよ。最初はシングルに……」
と校長先生は忠告しました。
「いいえ! 大丈夫です!校長先生!ネモさんの挑戦、ダブルバトルで受けます!」
「チヨミ! さすがね!」
「ヒスイ、ステラ? どう? 大丈夫?」
『ワフ!』『にゃ!』
2匹はやる気マンマンだ。
「では、二人とも位置に付いてください。」
「チヨミちゃーん! 頑張って!」
「うん!」と私はアオイちゃんにサムズアップで応えます。
「ネモ先輩もファイ~ト!」
「ありがとう!ハルト!」
互いに向き合う。
「では、只今からネモ 対 チヨミのダブルバトルを開始します。ルールは、両者どちらかのポケモンを全て戦闘不能にした方が勝ちとなります。」
「はい!」「おーけー!」
「レディー………ファイ!」
校長先生の掛け声と共に、熱いダブルバトルの火蓋が切られます。
【生徒会長のネモが勝負を仕掛けてきた!】
【ネモはクワッスとパモを繰り出した!】
「頼んだわよ! ヒスイ! ステラ!」
両者のポケモンがにらみ合い、牽制し合う。
「ヒスイ!とおぼえ!ステラはクワッスにこのはよ!」
先に動いたのは私! 的確に2匹に指示を出した。
『ワオォォォーン!』
ヒスイとステラの攻撃力が上がり、ステラはこのはを放つ。
「クワッス!回避して、ヒスイに反撃のみずてっぽう! パモ、ステラにひっかく!」
クワッスがサイドステップで素早くこのはを避けて、身を翻しつつ、みずてっぽうをヒスイに向けて撃った。
「避けて!ヒスイ!」
避けるように指示を出したけど間に合わない! 直撃してしまうと、こうかはばつぐんだ!
「危ない!」
と思ったけど、なんとステラがヒスイとみずてっぽうの間に割って入り、攻撃を代わりに受ける。
『にゃう!』
「ステラ!」
さらにパモのひっかくがコンボで入った。
ステラにダメージが蓄積される。一度、ステラは倒れそうになるが、何とか踏ん張った。
「大丈夫?」
『にゃぅぅ……!』
「ナイスガッツよ! チヨミのステラ!」
ネモさんもステラの頑張りを褒めてくれた。
まだまだ、負けてられないよ!
「ステラ、ヒスイ! 反撃よ!」
『ワフ!』『にゃあ!』
「クワッス!みずてっぽう! パモ!でんきショック!」
再びネモ側のポケモンが攻撃を繰り出す。
「ヒスイ! ひのこで迎撃!」
水、火、電気…… それぞれの属性の技がぶつかり合い、それが科学反応で大爆発が起きた。
巻き上がる土煙で、互いに視界を遮られる。
これは一か八か決めるしかない!
「ステラ! 全力全開のこのは!」
『ううう……にゃーーーー!』
とおぼえの効果で底上げ、さらに全力全開のステラが放つこのは!最初の時とは比べ物にならない出力だ。土煙ごとクワッスとパモを巻き込み、吹き飛ばした。
『くわぁぁぁ~ッ!!?』『パモぉぉ~!』
大ダメージを受ける2匹、クワッスにはこうかはばつぐんだ! クワッスは目を回し戦闘不能になる。
「クワッス、戦闘不能!」
パモもふらふらだ。ここはチャンス!だと思い、私はヒスイに攻撃指示を出した。
「ヒスイ! これで決めるよ! パモにすてみタックル!」
かなりの大技にみんなもビックリする。
『ワオォォォーーー!』
「パモ!避けて!」
ネモさんは回避するように言うが、間に合わない!
ヒスイ渾身のすてみタックルがパモに直撃する。
『パモォォォ~!……… ふみゅ~~』
パモも目を回し、戦闘不能となった。
「パモ戦闘不能! よって勝者チヨミさん!」
「やったー!」
私の初めて勝負は勝ちで、上々のスタート!
「お疲れさま! ヒスイ、ステラ!」
私は2匹を労って、褒めてあげた。
ネモさんも同じように労っている。
「ちょー! エキサイティングした! もっとしたい!」
クラベル校長は先に学校へと戻った。
その後、すぐにポケモンを回復させたネモさんは、アオイちゃんやハルトくんともシングルバトルで、それぞれバトルしていた。
ネモさんって、絶対バトルジャンキーだ。
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バトルジャンキーのネモさんを何とか宥めて、私たちグレープアカデミーへと向かう。
コサジタウンの出口まで来ると、私のお母さんが待っていた。
「お母さん?どうしたの? 」
「チヨミに渡す物が、もう一つあったのを思い出してね…… はい。」
お母さんがくれたのは、紫色したモンスターボールみたいな物……
「これは? お父さんが昔に捕まえたポケモンが入ってるのよ。これもアナタに預けるって……」
「へぇー どんなポケモンだろう?」
ホントーに何となくだった。私はそのボールからポケモンを出してみた。
次の瞬間、大量の黒煙が吹き出し、青空が真っ黒に染め上げられ、天気が急変し、稲妻が轟き、激しい風雨が吹き荒れた大荒れの天気になる。
モンスターボールから解き放たれたのは、巨大な黒い蛇のようなドラゴンに似た姿のポケモン……
「なんか、私、不味いことしちゃったかな……」
アオイちゃんたちは絶叫して怯えていた。
「あの人、どんなポケモンを捕まえていたの?」
お母さんも唖然としている。
そのポケモンは空を舞ったかと思うと姿が徐々に実体化して私の目の前に降り立つ。
影の様なボロボロの布の様な巨大な翼と威厳のある巨駆に黄金の装飾、そして六本脚の生えた姿は正直カッコいい。
「でっかー」
マイペースな私。見上げるほどにでっかい。
『我はギラティナ…… 我を解き放ったのは、そこの貴様か?』
このポケモン、私たち人間の言葉を喋れるの?
ギラティナと名乗ったポケモンと、私の目が合う。
その瞬間、ギラティナがガタガタと震えだした。
「どうしたの? どうして震えているの?」
『似ている…… 全盛期の我を腕っぷしで静め、この玉に封じた者に……!』
「うーん…… 多分、それ、私のお父さんだね。」
『ヤツの娘ということか……』
「アナタは私の手持ちになったんだよ。ヨロシクね!ギラティナ!」
『笑わせてくれる。私は貴様の言うことは聞かぬぞ! 私は自由となったのだ!』
ギラティナが逃げようとする。
『我は今度こそ、この世界を手に入れるのだ! 手始めにここの土地を頂こうか!』
そうはさせない。姿を大蛇の様になっているところに、私は紫色のモンスターボールを投げつけた。
『ぬおおおおーー!』
情けない雄叫び上げて、モンスターボールに吸い込まれるように、再び封印されていくギラティナ。
ボールから逃れようとギラティナも必死に抵抗し、ボールが破られそうになる。
「ギラティナ? 私のお父さん、今、ここの地方にいるんだよ?」
そういうと途端に大人しくなった。
本当にお父さんが怖いんだね? 威厳あるわりには、なーんだ可愛いところもあるじゃん。
天気も元通り、綺麗に晴れ渡った。
「なんだったの?今の……」
「めっちゃ怖かったよ~」
「チヨミちゃん、怖くなかったの?」
「う~ん…… 別に…… むしろ可愛げがあった。」
「「「どんかん!」」」
「そうかな~ お母さん!私に実力が付くまでは、しばらくはこの子は使わずに頑張ってみるよ。」
「それが良いと思う。 お母さんもお父さんに連絡取って聞いてみるわ。」
「うん!」
今度こそ、私はグレープアカデミーへと向けて出発しました。学校生活!楽しむぞー!
次回に続く。
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設定
主人公、チヨミ
シンオウ地方キッサキシティのさらに先にある小さな集落の出身。
一人っ子、家族は父と母の3人家族。
何事にも動じない。図太い神経とマイペースでどんかんな性格。
ちなみにお父さんはポケモンレンジャーで色々な地方を駆け回り、ポケモンの調査をしている。
たまにしか帰ってこないが、経験したことを色々と話してくれる。
手持ちポケモン
● ガーディ(ヒスイの姿) レベル5 オス
通常のガーディとは違う姿。炎と岩の複合タイプ。
夢特性『いしあたま』を持つ、とても珍しい子。
甘えん坊。愛称は『ヒスイ』。モコモコな毛の下には翡翠色の綺麗な目がある。
● ニャオハ レベル5 メス
激レアな色違いのメスのニャオハ。草タイプ。
特性『しんりょく』持ち。
ピンチの時に草タイプの技の威力が上がる。『このは』がリーフストーム級になったりする。
また、生まれてすぐに傷が残るほどの大きなケガを足に負っている。その為に運動するのが、少し苦手。
ちょっぴり嫉妬深い性格。
ただし古参のヒスイの事は信用している模様。
愛称は『ステラ』。ラテン語で星を意味する。
また、オオバコ科の常緑多年草の植物でもある。花言葉は『小さな強さ』など。
●ギラティナ レベル?
全てが謎に包まれた、自称絶大な力を持つポケモン。
威厳はあるが、主人公チヨミのお父さんを心底恐れている。というなんだか可愛げのあるポケモン。
新たなトレーナー チヨミからいつの間にか『ギラさん』という威厳も吹き飛ぶ、可愛いニックネームを付けられてしまう。
今はチヨミにまだまだ実力がない為、『バトル』には使用しない。
ってことで、序盤から主人公の手持ちがヤバいメンツに…… 彼女のお父さんも何者だ?
好き勝手にやっていくので、長い目でヨロシクお願いします。ご感想、御待ちしております。