新天地 パルデア地方!   作:Shin-メン

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小道を抜けて……

チヨミです。私たちはアカデミーに向かうために、お母さんに見送られて、コサジタウンを出発します。

そう!私たちは大冒険への第一歩を踏み出したのだ。

 

「そう言えば、みんなはポケモンをゲットする方法は知ってるの?」

 

唐突にネモさんから聴かれる。

 

「私はポケモンレンジャーのお父さんに教えてもらいました。」

 

「僕とアオイは、まだ経験したことない。ね?」

 

「そうだねぇー 初めて尽くしだし……」

 

「じゃあ、ポケモンの捕まえ方を、私がレクチャーしてしんぜよう!」

 

なんと、ネモさんがお手本を見せてくれるそう。

タイミング良く、道ばたの草むらから飛び出したグルトンと彼女が相対する。

 

【草むらから野生のグルトンが飛び出した!】

 

「お願い! クワッス!」

 

『クワァ!』

 

【ネモさんは、クワッスを繰り出す!】

先制攻撃したのは、グルトンの方だ。

グルトンはクワッスに、たいあたりをする。

 

「クワッス!回避よ!」

 

グルトンの攻撃をクワッスはサッと避ける。

 

「ポケモンをゲットする際のコツは、相手の体力をギリギリまで削ること! クワッス! みずてっぽう!」

 

『クワァ!』

 

みずてっぽうがグルトンに当たり、グルトンにダメージが入った。

グルトンはフラフラだ。

 

「チャンスね!いっけー!」

 

ネモさんはモンスターボールを取り出し、グルトンに向けて投げる。

グルトンはボールに収まり、多少の抵抗をするが、すぐに大人しくなって、ゲットされた。

 

「こんなもんね!」

 

「「「おおー」」」

 

私たちはネモさんに感心する。

 

「まずはポケモンをゲットしながら、あそこに見える高台の灯台を目指そう。」

 

「分かりました。」

 

ということで、私たちはポケモンをゲットしながら、ひとまず灯台を目指します。

だけど、さっきのグルトン以外のポケモンが見当たりません。

 

「なんか、ポケモンが見当たらないね?」

 

「そうだね……」

 

「ここら辺には、もっとたくさんのポケモンがいるんだけどなぁー」

 

おかしいなぁー とネモさんも首を傾げている。

でもポケモンが全くいない理由、何となくだけど、私には心当たりがあるんだよね……

 

「もしかしてだけど、私のポケモン…… ギラティナのせいかも……」

 

「あー アイツ、かなり強そうだったもんね。」

 

「ビックリさせちゃったかな?」

 

「かもね…… 天気、変えちゃうくらいだったし……」

 

結局のところ灯台の足元に付近に来るまで、一匹もポケモンが現れることがなかった。

野生のポケモンも含めて、みんなには悪いことしちゃったなぁー

 

『グギャアァァァァーー!』

 

もう少しで灯台というところで、突然大きな鳴き声が聞こえてきた。

 

「うわぁ! ビックリした……」

 

「ポケモン?の声?」

 

「なんか強そうなポケモンじゃない? 興味出てきた!」

 

「ちょっと探してみようよ?」

 

「そうだね。アオイちゃん。」

 

「向こうの方は崖になっているから、気をつけてね。一応、スマホロトムに緊急機能があるけど、過信しちゃだめだよ。」

 

「「はーい。」」

 

私たちは声の主を探して、周囲を散策する。

しばらく探していると、また大きな声が…… それに反応したは、アオイちゃんだった。

 

「見つけた! あそこにいる!」

 

声の主は、断崖絶壁の底に出来た小さな入り江に、横たわっていた。

 

「あのコだったのかぁ……」

 

その時だった。

横たわるポケモンを取り囲むようにデルビルの群れが、どこからともなく現れる。

 

「デルビルだ。大丈夫かn………うわッ!!? 」

 

身を乗り出したアオイちゃんは、バランスを崩す。

 

「あ、危ない!」

 

私はアオイちゃんへ咄嗟に手を出すが、ほんの少し間に合わなかった。

 

「きゃあああーー!」

 

彼女は崖下へまっ逆さまに落ちてしまった。

 

「落ちた!」

 

私は絶望した。友達を…… アオイちゃんを救えなかったと深く後悔する。

 

「あぁ…… どうしよう…… アオイちゃん……」

 

そんな私を知ってかどうか、ハルトくんは至って冷静、呑気に崖下にいるであろう、アオイちゃんに声をかけていた。

 

「アオイー 大丈夫かー」

 

「ちょっと!早く助けを呼ばないと……!」

 

私はオロオロするだけ……

 

「大丈夫だって、チヨミちゃん。」

 

「私は大丈夫ぅー!」

 

ハルトくんの言うとおり、確かにアオイちゃんは元気な様子で無事だった。

 

「ほらね?」

 

「スマホロトムの緊急機能がきちんと動いたみたいね。安心したよ。」

 

「でも、ホントにヒヤヒヤした~!」

 

私はへなへなとその場にヘタリ込んでしまう。

アオイちゃんは、パートナーのニャオハとデルビルを追い払い、横たわるポケモンの元へ駆け寄った。

 

「みんなー!このコ、大丈夫みたいだよ。」

 

私たちのところからは、何をしてるか分からないけどアオイちゃんのおかげで謎のポケモンは元気を取り戻し、動けるまでに回復したようで、アオイちゃん共々ひと安心だね。

 

『アギャァース!』

 

「なんか洞窟に入っていく! ちょっと、付いて行ってくる!」

 

コチラから見えない場所に洞窟があるらしい。

アオイちゃんは助けたポケモンと一緒に、その洞窟に入っていった。

 

「どうしよう。ネモさん……」

 

「アイツのことだから、心配することはないとおもうけど……」

 

「多分、あそこの洞穴が繋がってるかもしれないね…… 付いてきて!」

 

ネモさんの案内で来たのはとある洞穴。

とても深く下の方には広い空間が見える。そこに現れたはアオイちゃんと謎のポケモン……

 

「アオイちゃーん!」

 

「大丈夫か~!」

 

「うーん! 私もこのコも大丈夫!」

 

「アオイー! こっちに出口があるぞー!」

 

「分かりましたぁ!」

 

脱出寸前になって再び、デルビルの群れ…… そして親玉であろうヘルガーまで現れた。

しかし、アオイと一緒にいたポケモンがヘルガーたちを蹴散らし、アオイちゃんを抱えてコチラ向かって、結構な高さの絶壁を飛び上がってくる。

 

「はぁー! やっと出られたー!」

 

アオイちゃんは意外にも元気だ。

逆に謎のポケモンはチカラを使い果たしたのか、再び横たわってしまう。

 

「でっかいねー コイツ……」

 

「それに機械的な質感で……」

 

ハルトくんがおもむろに触ろうしたら、おもいっきり威嚇されました。

 

「うわぁッ!!?」

 

かなり警戒しているみたい。

 

「大丈夫だよ。安心して。彼は私の弟だから……」

 

気づいたら、目的地の灯台の前だった。

入り江の洞窟の出入り口の一つはここに繋がっていたのか……

 

「じゃあ、あそこに登って……」

 

そんな時でした。

 

「おい!なんで、ソイツがここにいる!」

 

灯台から出てきた少年が、険しい表情で駆け寄って来た。その人はメッシュの入ったブロンドの長髪で右目は前髪に隠れており、それに大きなバックパックを背負っている。

 

アオイちゃんの助けたポケモンをにらみ付けて、一触即発の雰囲気です。

 

「ネモさん。あの人は?」

 

「私たちの一つ上の学年で、ポケモン博士、フトゥー博士のご子息 ペパーだよ。」

 

「今は父ちゃんのことは関係ぇねぇ! それより、コイツはどこで見つけた。」

 

ペパーさんの質問に私たちは答えた。

彼はこの謎のポケモンのことを色々と教えてくれました。このポケモンはミライドンと言うそうです。

 

「アオイ?とか言ったな? そのミライドンは相当なじゃじゃ馬だ。お前にソイツが扱えれるのか、俺が試してやるよ!」

 

ペパーさんがアオイちゃんに勝負を挑んでいた。

 

「分かりました! その勝負!受けてたちます!」

 

「やる気満々ちゃんじゃねぇか!」

 

ペパーさんはヨクバリスを繰り出し、アオイちゃんはニャオハで対抗した。

激しいバトルの末、アオイちゃんが勝った。

 

「私とニャオハの勝ちですね。」

 

「やるじゃねぇか。」

 

ぺパーさんはアオイちゃんにミライドンのことをひとしきり説明して、私たちを一人でさっさと学校へ行ってしまいました。

 

「ぺパせーん! また学校で会いましょうねー!」

 

「チヨミー! その呼び方はやめろちゃーん!」

 

その後、私たちは灯台に登り、周囲を見てから、アカデミーへと向かいます。

途中、他のトレーナーなどとポケモンバトルをしてアカデミーのある、テーブルシティへと辿り着きました。

 

「もん、でかー 」

 

「チヨミ! 早かったねぇ。」

 

「あ、ネモさん。」

 

アオイちゃんとハルトくんも合流、テーブルシティの大きな門を潜り、街へと入ります。

 

「おほー 街だぁー」

 

私の故郷、キッサキシティより大きな街!

建物もおしゃれです!

 

「ちょっと、見に行っていきますね!」

 

「うえぇッ!!?」

 

「チヨミちゃん!学校はぁッ!!?」

 

「大丈夫! すぐに追い付くから。 いこ!ヒスイ! ステラ!」

 

私はステラを抱え、ヒスイと共に、元気に街へと駆け出した。

 

「いっちゃった……」

 

「本当に大丈夫かな?」

 

「分かんない。」

 

△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△

 

私はテーブルシティをおもいっきり堪能した。

 

「楽しかったねー」

 

『ワフ』『にゃあ』

 

ヒスイとステラもご満悦の様子。

私たちはグレープアカデミーまでの長い階段を登って、とうとう目的の学校に到着しました。

アカデミーの正面玄関では、校長先生が待っていた。

 

「テーブルシティ、楽しまれたようですね。」

 

校長先生は笑顔だけど笑顔じゃない。

 

「あ、校長先生……」

 

私は校長先生に怒られました。

 

「全く…… この事はアナタのお母様に報告しないといけません。覚悟してくださいね?」

 

「はい…… ごめんなさい。」

 

私は校長先生に案内されて、私の教室までやって来ました。

 

「ジニア先生、よろしいですか? 転校生のチヨミさんを案内してきました。」

 

「すみません、クラベル校長。ありがとございます。」

 

私は担任のジニア先生に言われて、自己紹介をします。

 

「はじめまして! シンオウ地方、キッサキシティから来ました! チヨミです! ヨロシクお願いします。」

 

次回に続く。

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