森の中を歩く。
なんだかよくわからない色やサイズの違ったキノコなんかが生えたりしている。
アンジェラが本を開いて...その後はわからない。
気づいたらこの森の中にいて、とりあえず歩くことにしていた。
どこの景色も同じで、歩けば歩くほど迷ってしまいそうになる。
ふと、視界に違和感を感じて前を向く。
....暗い。
暗すぎる。いくら鬱蒼とした森の中でも、ここまで暗くなるはずはない。
5M先はもう完全な暗闇だ。
「!!」
不意に気配を感じて、振り向きざまに後ろに向かって狼牙工房のナイフを振る。
ナイフは空を切ったが、一瞬暗闇の中に少女の姿が見えた。
明るい金髪に、黒を基調としたワンピースを着た少女の姿。
「嘘だろ...」
「どうしてあんなに幼い子に狙われているのか」についての疑問は口に出さないでおく。
その時。視界の左端に少女の姿が見えたので、少し広めのバックステップで距離を取る。
少女は観念した様な表情を作り、その瞬間に周囲の闇が晴れた。
明るくなった視界で捉えた少女は腕を左右に大きく広げ、宙を舞っていた。
「俺はだな...ただ少し道に迷っただけで...」
「むぅ...そう言われてもなぁ....」
少女は笑みを浮かべて、
「久しぶりの人間だから、取って食べちゃうのだ♪」
「クソッ...」
相手は宙を舞い、攻撃を仕掛けてくる。当然短いナイフでは防御が精一杯で、それ以外は空を切るばかりだ。
「ほらほら、そんなのじゃ届かないよ♪」
煽られてムカついたので、攻め方を変えることにした。
俺は手袋に狼牙工房製の短剣を仕舞い、手袋から、ロジックアトリエ製の拳銃を2丁取り出した。
即座に狙いをつけ、銃弾を撃ち出す。
「!」
一発は少女の頬を掠め、もう一発は外れた。
しかし、
「なっ!?」
拳銃を仕舞い、散弾銃を取り出した。
隠し球は最後まで取っておくものだと、幼いころに教わった。
しかし、トリガーに手を掛けた瞬間。
「っ!」
視界の左端から、眩い虹色の光が溢れ出した。
危機を感じ後方に避けた瞬間、
光は太い光線となり、目の前の光景を焼いた。
七色の光の柱はやがて線となり、終には消滅した。
光の根源だったと思われる方を向くと、そこには
白と黒の洋服に身を包んだ、長い金髪の少女が。
箒を右手に持ち、もう片方の手で八角形の物体を前に構えて。
八角形の物体を持った手で黒い帽子を弾き上げ、不敵な笑みを湛えていた。
「なんだぁ?あんた迷子か?」
「......あぁ、そんなところだ。」
「とりあえずこっち来いよ、アテがあるんだ」
警戒しながら問う。
「アテって...どんなアテだ?」
「そうだな...」
「神社の娘でも紹介するぜ」
・ローランの手袋...真っ黒、別次元につながっていて、そこから武器を取り出して状況に対して臨機応変に対応できる。
アラス工房:ランス
ホイールズ・インダストリー:機械的な見た目をした大剣
ケヤキ工房:メイスと片手斧
老いた少年工房:スリムなシルエットのハンマー
ムク工房:刀
狼牙工房:ナイフ
クリスタルアトリエ:双剣
ロジックアトリエ:銃器
デュランダル:直剣
手袋はついでに周囲の雑音を打ち消すことができる。
因みにしがないローランは9級フィクサー(嘘(本当))
情報系専門のフィクサーだったらしいよ。うん。