ガ ク ブ ル へ ル メ ッ ト 団   作:名もなきドクター

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はい、どうもストーリーがうろ覚えのクソ雑魚先生です
レールガンコラボガチャは爆死しました



哀れな少女は自爆テロを夢見るか

 

ギリースーツを思わせるような形状の外套を羽織り、偶然手に入ったヘルメット団のメットに大きく爆弾を描いたのを頭に被り、目潰し兼地雷用の粉状爆弾を内ポケットにたっぷり注ぐ

 

 

「...嫌だなぁ。」

 

リトルは戦いが嫌いだ

痛いのは嫌だし、傷が残るのも嫌だ

しかし、世界の命運がかかっている

 

ここで先生がリタイアすると、アビドス壊滅、ゲーム部も崩壊...救われるべき者達が大勢亡くなってしまうのだ

 

ネット注文したゴーグルをかければ、準備は完了

 

アパートのおんぼろ扉を静かに閉じて、早朝9時出発

 

...D.Uまでは遠いんだ!

 

そこで誤算が一つ発生する

 

鉄道を使って移動しようとしていたリトルちゃんだったが...はい、入場拒否されました

考えてもてください、全身に爆弾らしきものを纏ったヘルメット団っぽい格好の生徒、公共交通機関が使えるわけないじゃんね!

 

遅刻確定です!

 

仕方ないので、駅の駐輪場から放置自転車を一台拝借

 

人生初のサンクトゥムへのテロ活動の移動手段

 

マ マ チ ャ リ !

 

スマホのナビを頼りに、車が走る道路を爆速で漕ぐ

 

その不審者丸出しの服装のリトルが通報されなかったのは、単にキヴォトスの治安が終わってることに起因する

 

だだっ広い何もない道路の先に、ビル群とキヴォトスの象徴が見えてくる

 

プー!プー!

 

クラクションを鳴らされたリトルは横を見ると....ヘルメット団員がぎゅうぎゅうに詰め込まれてる軽トラがあった

 

「おい!そこのはぐれ!お前も連邦生徒会に恨みがあるんだろ!!!」

 

「後ろに乗れ!」

 

車窓からヘルメット団員がこちらに声をかけてくる

 

無免運転の匂いを嗅ぎ取りつつも、体力クソ雑魚のリトルはその優しさに縋った

 

一時間苦楽を共にしたチャリを道端に捨て、そのまま搭載重量をオーバーしている荷台に飛び乗った

 

ギチギチにゴロツキ集団が詰まっている軽トラの荷台は、すごく女の子の香りが濃厚だった

 

まあ、行政区に入る前にヴァルキューレパトカーとのカーチェイス(銃撃戦あり)でそのまま大破しちゃったけど...

 

ーーーーーーーーー

 

ハァ...ハァ

 

普段の安全な行政区とは思えないほど、たくさんのヘルメット団とスケバン達がヴァルキューレ警察達と銃撃戦を繰り広げていた

 

「そこの奴!この弾薬を運んでくれ!」

 

「あ、はい!」

 

そこでリトルはヘルメット団の補給、小柄で銃も持っていないと言うことで、弾薬の運搬と怪我人を後方へと搬送する仕事をしていた

 

鉛玉が飛び交う戦場の裏を、リトルは走り回る

目的は一つ、『狐坂ワカモ』の発見と足止めである

 

「弾薬持ってきました!!」

 

三つ重なった弾薬箱を塹壕裏の地面に叩きつける

 

「おーし!交代だ!交代!!」

 

それを見た指揮官、どかどかヘルメット団の副団長が銃声に対抗して声を張る

 

土嚢を積み上げて作られた擬似的な塹壕によってヴァルキューレと不良勢力は均衡を保っていた

 

「なはは、見たか!あのヴァルキューレの顔!俺の弾を喰らって歪んだあの顔w」

 

「はあ?こっちだって手榴弾ぶっ込んでやったぞ!」

 

前線から戻ってきた団員たちは功を競い合って笑い合った後に補充を受け取る

 

都市部のような入り込んだ場所ではヘリによる爆撃や戦車の突貫がなく、陣地を築き、補給路を確保したこのヘルメット団は既に早朝から数時間もの間、公安勢力と鎬を削りあっていた

 

...小柄なお陰で、年下判定されて良かった

あんなおっかない場所で戦えるわけないや

 

「その身体に羽織ってんのは使えるのか?」

 

何度か聞かれた質問だったから直ぐに言い訳が出来た

 

「あっこれは、そのお姉ちゃんが、その手作りしてくれたやつで、砂が入ってるだけです。」

 

「そ、そうか。お前、中等部くらいの年齢か。うちにも妹がいてな、今は頑張ってゲヘナで勉強してんだ。」

 

「まあ、頑張り過ぎるなよ。」

 

そう言って副団長は静かに私の手に飴を握らせてくれた

 

....気まずい

 

「あ、ちっこいの!こいつを後ろに運んでくれ!伝令も頼んだ、後一回交代したら撤退だ!」

 

「わかりましたぁ!」

 

気絶しているロングの団員を背負う

 

このヘルメット団は割と多分上位の団体なんだろうな、指揮系統が完成してるし、物資運搬用の軽トラも何台かあったし

 

ヘルメット団やスケバンがワカモの誘いに乗るのは決して連邦生徒会への恨みだけじゃない

混乱に乗じて、都市から物資を奪わなければ学籍のない彼女らは生きていけないのだ

 

団員を背負い、貰った飴を口に含む

絶妙にぬるくなったそれは、柑橘系の程良い甘味がした

 

....

 

よいしょっと、頼まれた怪我人を地面に横たわらせる

 

「どかどかヘルメット団の方!次の交代で撤退だそうです!」

 

「そうか、おい、鈴木!今ある物資全部運べ!撤退ように荷台を空けとくぞ!」

 

...指揮を飛ばす団員を背に、私は別の場所へと向かった

 

ーーーーーー

 

そして、やっと彼女を見つけた

 

私のテロ宣言のせいで、原作以上に警備が固くなった自治区に侵入するのに、やはり彼女も手こずっていたようだった

 

「ワタクシは嘘は吐きませんわ。ちゃんと隠し金庫の場所は、アナタたちの副官にお伝えしますとも、ここでは信用と名前は大切なのでしょう?」

 

「....わかった。」

 

「俺らがそっちで大暴れすれば良いんだな?」

 

「ええ、そのようにお願いいたしますわ。」

 

何人かのスケバン番長やヘルメット団長と取引をしている、狐面を被った和服の少女

 

その姿を目に捉えた私は、暫く様子を見ようと思った

 

まともに戦ったら絶対負けるからね...

 

イオリ先輩に散々分からされたもの

 

複数の不良集団が同じ方向に向かって突撃する

 

狐はそれとは別の場所から目的地へと進む

急に攻勢が激しくなった方向に兵力を割いたヴァルキューレは易々と彼女の侵入を許した

 

彼女の後を追いかけていると、巨大な建物が見えてくる

 

シャーレのオフィス、いま部室棟の地下室には『シッテムの箱』と『クラフトチェンバー』が眠る、その場所に




お読みいただきありがとうございます
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