ガ ク ブ ル へ ル メ ッ ト 団 作:名もなきドクター
こっからチュートリアル参戦し、先生やストーリーに絡める
次章!ビナー腹から爆発四散
人には三大欲求があるとされる
性欲、食欲、睡眠欲だ
その観点からすれば、現状二つは満たされていないことになる
激しい飢餓感と...下品ですが、ふふ
下品なんで具体的には言いません
さておき、起きたら牢屋に居るってどうなんだ?
牢屋とわかった理由は単純で、両手にSFチックな手錠がされていて、服装が橙の囚人服になってるからだ
ってことはここは矯正局なのか?
リトルちゃん、二回の人生で初逮捕歴だ...
心当たりがあるようでない...
もしやあの座標って立ち入り禁止区域とかなのだろうか?いっぱい危ないものあったし
そうだとするなら...おのれゲマトリア!騙したな案件なんだが
でも、ここの床は綺麗だな
どんだ味がするんだろ
ペロ
「うーん、無味乾燥でごわすね。」
無だった
入学式の校庭は香水と少女たちの汗と火薬の味がした
雨が降った早朝の地面は野草と濃厚な土の味がした
意識を失う前の場所では鉄錆と排気の味がした
その三つと比べると一切の味がしない綺麗な床だった
「ふーん、床の味って美味しいの?」
看守...なんだろうか?
両手を縛られた状態で床舐めしていたから顔が咄嗟に上がらない...が凄く艶かしい声だ
エッッである
ASMRとかあったら買いたい位には
パンダになった気持ちでゴロンと横に半回転すると、牢屋の監視窓に大きくつぶらな碧の瞳が一対あった
うん、知ってるわこの子
一之瀬アスナ
C &Cの...何番だっけ?
とにかく勘が鋭く、ボインボインのメイドさんだった気がする
「えっと、まあまあです。」
多分
「へ〜そうなんだ。」
ガチャ
扉を開けて彼女が入ってくる
そして徐に腰を下ろして、顔をこちらに近づけてくる
わぁ、綺麗...
顔面偏差値でぶん殴られりゅ♡
1時間見詰めても飽きそうにない美麗な顔面はやがて床との距離を縮め、チラっと血色のいいピンク色の舌を出した
「うーん、あんまり美味しくないね、これ。」
...今から間接キスの定義調べてきて良いすかね?
「ってそうじゃない!ここってミレニアムなの?」
「うん、そうだよ。」
あっけらかんと答えるアスナ
よかった、一応?身の潔白は保たれてるっぽい
...
...
暫く近距離で無言のまま見つめ合っていると彼女は再び大胆な行動に出た
「へ、ひゃぁ!?」
あ、ああアゴ
顎をクイって、顎をクイってされてるぅ♡
至近距離で顔を突き合わせ、こちらをじっくりと観察してくる
非常に不味い、このままだとメス堕ちしちゃう♡
「君本当に16歳なの?燃料?詐称してない?」
「じゅ、じゅうろくしゃい...ですぅ。」
年齢詐称ってことだよね
燃料を詐称ってん??
まあ私は小さな爆弾だし、詐称でもないし??
「そう...あっ報告忘れてた!ちょっと行ってくるね。」
そう言ってそのまま外に駆け出して行ってまった
正しく嵐のようなメイドさんだった
...
...
その後、何故か絶妙にダサいデザインのロボが入ってきてそのまま運び出された
無機質で冷たいアームに掴まれて着いた先は執務室だった
割と座りやすい椅子に座らされたリトルは目の前の双峰を...じゃなくてボン!キュッ!ボン!なお姉さん、でもなくていや、そうなんだけど
えっとあれだ!ミレニアムの生徒会長、通称ビッグシスターの調月リオだ
本当にビックだなぁ...
感慨深く彼女を眺めていると
「名前は、炸薬リトル。年齢十六歳、高等部一年でゲヘナ学園所属。間違いないかしら?」
淡々とした確認だった
「はい。」
「では、幾つか質問をするわ。正直に答えて貰えたら助かるけど、嘘を吐いても構わないわ。ただ、貴方の回答によって処遇が決まると考えて頂戴。」
これは、尋問ですね
リトルはゴクリと唾を飲み込む
「まず一つ目、どうして貴女は廃墟にいたのかしら。目的はなに?」
廃墟ってあそこだよね
これは正直に...は不味いよな
「廃墟とはなんでごわすか?オラは蹲踞ってのは知ってるでごわすが...」
「...。」
こちらを見る目が凄く残念なものになってるのを感じたが、多分これが正解だと思う
馬鹿を突き通そう
「そう...なら貴女は何か部活に入ってるかしら?」
ぶ、部活?
なんだろこの質問...
「お、オラはガクブルヘルメット団でごわす!」
「ヘルメット団、ね。では..廃墟じゃなくて、貴女がいた場所で何をしていたのかしら?」
....どうしよ、失言だったかな?
「お、じゃなくてだ、団長!団長が宝探しに行くべって言って皆んなを連れていったんだべ。」
「ならどうして貴女一人しかいなかったのかしら。」
ギクゥ!
「わ、わかんねえべ、気づけば皆いなくなってたべ!」
「...はぁ。」
目に見えて疲れてる様子でため息を吐かれる
「その三文芝居をいい加減にやめないのなら矯正局に突き出すわよ。」
えっ?だ、騙せてたんじゃ...
「...。」
「もう一度だけチャンスをあげるわ。そこで起きた爆発は貴女が関係しているのかしら?また、何か変な機械を見掛けなかったかしら?」
矯正局...どんな場所か分からないけど
なんか怖いし
「ば、爆発は知らないですが、なんか一つ目の変な機械が飛んでました!」
「じゃあ、その特徴をもっと詳しく教えて頂戴。」
おっしゃあ!ブラフに引っかかった
今度こそ助かるかもしれない
「えっと、全体的に紫色で、浮遊?なんかジェットとかプロペラを使わずに飛んでて、何かを探しているみたいでした。」
リオなら多分アリス関連だと思うし、うん
「そう、個体数はどれくらいかしら?方向は?この爆発と関連性はあるかしら?」
明らかにさっきと違って感情が露わになってる赤い瞳の少女
「数はだいたい3、4機位で、えっと方向はわからないですが...ただ、爆発は関係ないと思います。」
多分自分がまたドジって自爆したんだろうな...
恐らく必死にキヴォトスの危機を解決しようとしている彼女を騙すことにやや大きい罪悪感が湧き上がる
「わかったわ。協力ありがとう、今回の立ち入り禁止区域への無断侵入は見逃してあげるわ。荷物は別室にあるから、そのロボについて行きなさい。」
こちらへの関心が失せたのか、再び無機質な口調でこちらの処分を言い渡す
その後ロボについて行ったら普通に体操服と鞄を返して貰えた
ヘルメットもガラス瓶も学生証も無事だった...良かったぁ
そうして、身ぐるみ一式を返還された後、そのまま帰宅の道を辿るリトルだった
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最初の無能を装うムーブ実は刺さってました
疲労困憊なリオからすれば、とんだ馬鹿にしか見えなかったので他校からのスパイやアリス関連ではないと判断されたのでしょう
そりゃあ、あんなバレバレな嘘で騙せるわけないじゃんね(ゴリラ風)
途中で語尾がバグってたし
ここまでお読みいただきありがとうございます
感想と評価お待ちしています