フラダリ転生で世界を救おうと思います   作:十二の子

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裏4.5 転生チートと言う名のただのパクリ

 私はサトシくんたちにはほとんど関わっていない。ついのどうくつで戦闘があり、アランくんも何度かバトルしたとは聞いたが、まあコラテラルだろう。ジガルデ・コアを1つサトシ一行が連れていると聞いた時は驚き呆れたが、無理に強奪したら地の果てまで奪い返しに来て何もかも滅茶苦茶にされそうで、計画の最終段階まで預けておくことにしたし。

 

 「キミがサトシくんか。期待しているよ。」

 

 本当に。

 

 …だって何も介入してないはずだからアニポケ通りのサトシのバトルをリーグ会場の特等席で見られるんだぞ!?しかもキズナ現象とかいう主人公補正じみた特異力つき!これはもう見逃せない決戦だろう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー*ー

 

 いよいよ始まる。偉大なるボスの下で、選ばれた者である自分たちが、カロスをそして世界を美しい理想郷へと作り変える決戦が...多くのしたっぱたちと研究者たちがかたずをのんで見ている画面の向こうで、フラダリはどっしりと椅子に深く座り、そしておもむろに口を開いた。

 

 「諸君 私はカロスが好きだ。

 諸君 私はカロスが好きだ。

 諸君 私はカロスが大好きだ。

 

 ミアレシティが好きだ。

 ハクダンシティが好きだ。

 ショウヨウシティが好きだ。

 シャラシティが好きだ。

 ヒヨクシティが好きだ。

 クノエシティが好きだ。

 ヒャッコクシティが好きだ。

 エイセツシティが好きだ。

 

 平原で 道路で

 森林で 草原で

 高山で 砂漠で

 海上で 宮殿で

 洞窟で 湿原で

 

 この美しいカロスで行われるありとあらゆる人とポケモンの営為が大好きだ。

 

 口元を開いた水タイプのハイドロカノンが轟音と共にジムバッチを獲得するのが好きだ。

 メガシンカしたポケモンが意外な一撃で倒れ去った時など心がおどる。

                 

 アランくんのリザードンのブラストバーンが熟練トレーナーを撃破するのが好きだ。

 悲鳴を上げて泣き叫んでいたトレーナーが回復したポケモンをジョーイから受け取った時見せる笑顔など胸がすくような気持ちだった。

 

 誰もが持てあましていたポリゴンZが私と会社に貢献してくれるのが好きだ。

 壊滅状態の被災地ですぐに駆け付けたドテッコツが何人も何人も救出している様など感動でむせび泣く。

 

 敗北主義のトレーナーをパートナーが鍛え上げていく冒険譚などはもうたまらない。

 哀れなプラズマ団残党が私の振り下ろした手の平とともにだいもんじを発するカエンジシにばたばたと薙ぎ倒されるのも最高だった。

                          

 身の程知らずのアゾット王国大臣がチンケな小細工で小癪にも立ち上がってきたのを人とポケモンのキズナが真正面から木端微塵に粉砕した報告など爆笑すら覚えた。

 

 才能のないポケモンが道端に捨てられているのが嫌だ。

 必死に守るはずだった村々が蹂躙されポケモン達が奪われトレーナーが路頭に迷う様はとてもとても哀しいものだ。

 ポケモンハンターのビームを受けて石化したポケモン達が並ぶ倉庫が嫌いだ。

 

 目を閉じたふりの衆愚どもに嘲笑われ、援助されるのに慣れ切った寄生虫どもに吸い尽くされ、指をくわえて醜く劣化していく世界を眺めるのは無力の極みだ。

 

 諸君 私は永遠を、天国の様な永遠を望んでいる。

 諸君 私に付き従うフレア団団員諸君。

 君達は一体何を望んでいる?。

 

 愚民どもの根絶を望むか?

 情け容赦のないクソの様な抹殺を望むか?

 はかいこうせんの極みを発しカロス全土の命を滅ぼす神話の様な救済を望むか?

 

 「フレア団万歳!フレア団万歳!」

 

 「よろしい ならば救済だ。

 

 我々は3体の神格を以て今まさに伝説にならんとする熱き志だ。

 だがあの暗いスラムの奥で四半世紀もの間手を差し伸べ続けてきた我々に、カロスだけの救済ではもはや足りない!!

 

 全世界だ!!

 全世界のリセットだ!!

 

 我らはわずかに一個大隊 千人に満たぬトレーナーに過ぎない。

 だが諸君と諸君のポケモンは一騎当千の選民だと私は信仰している。

 ならば我らは諸君と私で総力100万と1人の絶対悪となる。

 

 争いを視界の彼方へと追いやり安全圏で惰眠している衆愚を叩き起こそう。

 髪の毛をつかんで引きずり降ろし眼を開けさせ思い出させよう。

 連中に世界の醜さを思い知らさせてやる。

 連中に我々の美しい世界の始まりを見せつけてやる。

 

 ディアルガとパルキアの膝下には人間の想定では思いもよらない存在がいることを思い出させてやる。

       

 3体の伝説の災害で全球を燃やし尽くしてやる。

 

 起動!! ジガルデ・コアZ2、メガシンカエネルギー装填!」

 

 「起動!Z2にエネルギー装填!最終兵器起動第一段階に入ります!」

 

 「カロスの夜明けだ。 神話を創始せよ。

 

 さあ、諸君...理想郷を創るぞ。」

 

ー*-

 

 今だけは、カリスマが必要だった。カロスを滅ぼすラスボスとしての宿命を果たす最後の機会だけは。無数の部下たちに手のひらの上で踊ってもらう最後の大仕上げだけは。

 

 さあ、フレア団ボスフラダリの仕事はおしまいだ。

 

 ポケモン世界転生者フラダリの仕事を始めるぞ。

 

 「コルチカムくん。よく聞いてくれ。未曽有の大陰謀の計画を入手した。」

 

 「大陰謀?フラダリ代表、それで私たちは、何をすれば...」

 

 「全社を挙げて、カロスを救う者たちを助けてやってくれ。詳しくは社長室の秘密金庫の中にあるファイルを見るんだ。パスワードは...」

 

 「やってくれ...って、フラダリ代表はどうなされるんですか!?」

 

 「私は...私が、やるべきことがある。」

 

 ...ところでなんかフレア団の士気高い気がするけど、カリスマやりすぎた?

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