道化の愉快な仲間たち   作:UBW・HF

56 / 59
時を渡る道化英雄~最悪~

 

 

フィンにとってアルゴノゥトは……ベル・クラネルは“最悪”の存在だった。

ある日突然本拠にやって来た彼は、かつてを思い出させる存在であるのと同時に、どこか受け入れがたい理想を抱いているように思えた。

 

『さてと、ちょっと痛い目見ようか?』

 

そう言って容易く本拠を瓦礫の山へと変貌させた彼は、紛うことなき理不尽にして最悪の象徴だった。

挙句の果てに共にファミリアを起こした大幹部を誘拐し、その後もオラリオ中を荒らし回し、フレイヤ・ファミリアも同じように蹂躙した。

そしてそれと同じように、闇派閥も蹂躙していった。

善も悪も、光も闇も関係なく、彼はすべてを平らに定めていった。

彼は狩人、あるいは悪魔、あるいは英雄、あるいは破壊者、あるいは救済者。

すべてを超えた先にある理不尽として、この都市に知れ渡っていった。

 

そんな彼が、フィンの心に深く刻み込まれた。

あの時見た彼の瞳が、忘れられなかった。

その時抱いた感情が恐怖なのかそれ以外の何かなのか、それはフィン自身にも分からなかった。

 

だから最強(ザルド)最悪(ベル)が戦っているのを見て、チャンスだと思った。

なぜザルドがここにいるのかなんて知らない。

なぜあの二人が戦っているのかなんて知らない。

でも、ここしかないと思った。

 

あの二人を同時に制するのは、互いに潰し合ってるこの時だけだと思った。

だが、そうではなかった。

 

さっきまでの争いを一転させ、共闘を始めたあの二人にフィンたちは全員手酷くやられてしまった。

どのくらい気を失っていたのだろう。

体を震わせる振動を経て、フィンは目を覚ます。

 

「…………ッ!」

 

目を覚ましても、身体はそのまま。

痛む身体を抑えながら何とか身体を起こす。

周囲を見渡せば、治療を受けているリヴェリアの姿もあった。

そして、今もベルとザルドは戦っていた。

 

「随分な有り様じゃな」

 

呆れるような声色が聞こえてきた。

リヴェリア達も、まだ傷は治っていないのに急いでその方向を振り返る。

そこには、もう二週間以上前に誘拐された仲間の姿が。

 

「ガレス……!!」

 

「お前、無事だったのか!?」

 

「ま、今のお前さんたちよりかはな」

 

もちろん、恩恵の数が減ってないことからガレスが生きていることは当然把握されていたが、驚いたのはその姿。

少し汚れた様子はあるが、目立った傷はない。

武器である大戦斧も何故か新しいものになっており、その他の装備も立派なものが揃っている。

遠征のために準備してました、と言っても信じられるくらいキレイな姿だった。

 

「その武器は……いや、そもそも何があった!?誘拐されたんだろう!?」

 

「誘拐なんぞされとらん。ちょっと強引に連れて行かれただけじゃ」

 

「じゃあ、その武具たちは……?」

 

「昔馴染みに作ってもらった。道化の無茶な大行軍に付き合うために」

 

心底疲れ果てたと言わんばかりに大きくため息を溢しながら、ガレスは語る。

疲労ではなく苦労を滲ませるその姿に、フィンもリヴェリアも戸惑う。

 

「ホントに大変だったんじゃぞ?都市中の闇派閥壊滅させるとか言い出しおって、それに付き合うこっちの身にもなれという話じゃ」

 

「……気のせいかな、ガレス?その口ぶりだと、狩人が引き起こしたすべての騒動に君も一枚噛んでるという風にしか聞こえないよ?」

 

「すべてではない。精々半分程度じゃ」

 

その程度しか関わらせてもらえなかったと、不満気に語る彼。

信じたくないという思いと、何故か信じられるという感情がせめぎ合う。

狩人によって起こった全ての事象や言動が当然であるかのように振る舞う彼には、自然と説得力が宿っていた。

 

「どういうことだ?あの男が引き起こしたこの惨劇にお前も加担しているだと!?」

 

「惨劇?この程度でか?誰が死んだわけでもなく、魔物に故郷や国・都市を滅ぼされたわけでも、部族が残らず飢えで苦しんでおるわけでもあるまい。喜劇ではないが、この程度悲劇のうちには入らんわ」

 

「だとしても!なぜあの男に加担した!?あの男がしているのは、紛れもない大罪だぞ!」

 

叫ぶリヴェリアを、冷たく見つめるガレス。

彼女の言葉は何も間違っていない。

だがそこには、自らの責任というものが欠如していた。

 

「罪と言うなら…………」

 

「なに?」

 

「罪と言うなら、儂らじゃろう。ゼウスとヘラがこの都市から消えた時、次は自分たちの番だと豪語しておきながらもこの体たらくを晒し続けた儂らに、責任がないとでも?」

 

「それは……!!」

 

「あやつが全てを混沌に誘ったというのなら、たった一人にここまで翻弄されたことを恥じろ。今の今まで、この程度の実力しか手に出来ていない自分を呪え」

 

もし仮に最初のロキ・ファミリア襲撃の時、ベルに勝てていたら。

当然、後に彼によって引き起こされる一連の騒動の全ては起きていない。

 

「どうせ、あれを殺し合いだと思い漁夫の利を狙ったのじゃろうが、現にお前らはあの二人の戦いに首を突っ込んで間抜けを晒しておる。モノの本質を見抜く目すらも持っておらん分際で、偉そうなことをほざくな」

 

「……じゃあ、君の目にあれはどう映ってるんだい?」

 

「あんなもん、ただの喧嘩じゃろ。本気や死ぬ気ではあっても、戦う気でも殺す気でもない。喧嘩としては大層なもんじゃが、決闘はおろか試合としても最低レベルのもんじゃ」

 

それはザルドにとって、そしてアルフィアにとっても当たり前のこと。

そんなことは考えるまでもない常識。

それはあの二人の愛情を一身に受けてきたベルが、一番良く知っていること。

 

『子どもを殺す親が何処にいる?』

『この世に“親を殺す子ども”というものはあっても』

『“子どもを殺す親”なんてものは存在しない』

『もし仮にいるとすれば、それはもう最早ただの獣か化け物』

 

『『そんなものは最早、“親”とは呼べないだろう?』』

 

きっと、そんなことを嘯くだろう。

不器用ながらも優しいあの父親と。

無愛想ながらも愛情深いあの母親は。

 

家族(おや)を殺す子どもなんてものも存在しないよ』

『殺し合うような関係を、僕は家族とは呼ばない』

 

『家族とは、命ではなく手を取り合うものでしょ?』

 

きっと、そんなことを語るのだろう。

二人に似て、優しく愛情深いあの子どもは。

 

「そぉれ、馬鹿馬鹿しい親子喧嘩の決着じゃ」

 

炎獄と雷霆がぶつかり合う。

周囲に衝撃波と生温い風を振りまくその一撃は、見る者を圧倒する。

 

「ま、当然第二ラウンドもあるがのう」

 

見れば、アルフィアが歩いている。

もう暫くはこの戦いは続きそうだ。

 

「儂らは今一度、考え直さなくてはいけない。都市と世界を背負う『最強』とはどういうものなのか」

 

笑いながらすべてを壊し、作り変えていく道化(かれ)に憧れた。

笑いながら不可能を可能に変えていく英雄(かれ)になりたかった。

悲劇を喜劇に変えていく(かれ)とともに、笑いたかった。

 

「今度こそ託されなくてはいけない。今までの怠惰を取り返せるほど強くなり、次代を導かなくてはいけない。あの戦いを見て、学ばなくてはいけない。託し、導いていく『英雄』とはどういうものなのか」

 

『────さあ、喜劇を続けよう?』

そう歌いながら笑う道化の顔が頭を過ぎる。

見る者すべてを奮起させる道化の演劇だ。

 

「希望も、期待も、絶望も、後悔も。すべてを繋いで抱えていかなくてはいけない。覚悟しておけ、フィン、リヴェリア」

 

ガレスも笑う。

あの道化のように、穏やかに。

すべてを吹き飛ばすように、腹を抱えながら笑ってやるのだ。

 

「無駄な打算や矜持だけで乗り込めるほど、『英雄の船(アルゴノゥト)』は容易いものではないぞ?」

 

あの道化が作り上げた、時代や世界すらも超える稀代の大船なのだ。

生半可な覚悟で乗り込めると思ったら大間違い。

フィンの想像など、彼は軽く超えていくのだから。

 

 


 

 

その姿を見て、何故か眩しく思えた。

救いたい者を救いたいと叫び、全てを擲って行動に移せる彼が羨ましいのだろう。

正義も悪も越えて、ただひたすらに人々のために祈り、献身を越えた自己犠牲を笑いながら行う彼が、どこか恐ろしかった。

 

あぁ、確かに嘘はなかった。

彼の行動にも、彼の言葉にも、彼の思いにも。

そのすべてに一片の揺らぎも偽りもなかった。

だからこそ、あの笑顔が眩しくて仕方ない。

 

「ハッハッハ、本当ド派手にやってますねぇ」

 

ケラケラと笑いながらベルとアルフィアの戦いを見ているのはリュー。

最初は静かな戦いだったのに、いつの間にか斬撃を飛ばし合うような馬鹿げた戦いに変わっていたそれを見て、まるで演劇でも見ているかのように呑気なことを言っている。

 

「本当に何なんだ、お前は……」

 

彼女に言いようのない苛立ちのようなものを覚える。

何を隠しているのか、いや、それ以前にベルと何処で出会ったのか。

今は七歳の子どもでしかない彼が14歳の姿で現れて、なぜ何の戸惑いもなく彼の名を呼べたのか。

正体が分かったからこそ、疑問が湧いてくる。

 

「何だと言われましても、それに対する答えはもう出してますよ?」

 

「すべては、7年後……この世界のアルがオラリオを訪れた時……」

 

「きっと、その瞬間は訪れます。どのような変遷や運命の悪意に晒されたとしても、彼は英雄の道を辿ることになるでしょうから」

 

それを心待ちにするように、二人は笑う。

そのことを何故か嫌そうに、そして嬉しそうに語る二人。

この二人の真意は、やはり分からない。

 

「何故確信を持てるのか、何故お前らはあの小僧に固執するのか。それすらも話せないと?」

 

「ええ、もちろん。今の私達に話せるのは、今の彼が抱くその思いと理想だけ」

 

「思いと、理想……」

 

「ええ、彼の言葉に合わせて言うなら、それ即ち『正義』の在り方。さて、それでは我が同胞たちよ────貴女達にとって、『正義』とは何ですか?」

 

笑いながら問いかけるその言葉に。

アリーゼ達は押し黙る。

 

正義とは何なのか。

彼はそれを『理想』だと語った。

だがそれは彼の考えであり、彼にとっての真実。

それにそっくりそのまま乗っかることは出来ない。

 

いや、それ以前に理想の形は人それぞれなのだから。

彼は『誰もが無事で笑っていること』と答えたが、アリーゼたちの理想は当然違う。

だが、その理想は何だと問われれば、すぐにその答えを出すことは出来ない。

今はまだ、その答えを出すには挫折の数が足りていない。

 

「ま、その挫折を奪ったのは他ならぬ彼なんですけどね~」

 

彼女たちを救ったのは彼だ。

彼女たちの成長を奪ったのは彼だ。

そのどちらが正解だったのかはまだ分からない。

その答えを出すのは、これからのアリーゼたちなのだから。

 

「今はまだ答えを出さなくてもいいと思いますよ。エレボスと違い、アル殿は7年後まで待ってくれるので」

 

「……随分甘い考えだな。その前にエレボスが絶対悪を行うとは考えないのか?」

 

「考えませんよ。彼という希望を見た以上、彼が来るその時までエレボスは静観を選ぶでしょうから」

 

「楽観か?」

 

「確信です。彼という希望を見てしまった以上、それを見届けないままに動くなんて出来ませんから」

 

本来、エレボスが絶対悪を執行すれば今すぐに苦しみを伴いながら成長するしかなかった。

成長できるのかその前に倒れるのか、そのどちらになっていたかは分からないが、苦しみながら戦うことは確定していた。

だが、あの道化によってそれらは覆されてしまった。

笑いながらすべてを壊して、すべてを救ってしまったから。

 

「お前らは、あの小僧に何を見た……?」

 

「…………。」

 

何があったか、ではなく何を見たのか。

上手い聞き方だと思う。

それにどう答えるべきか、思い悩む。

 

「…………むかしむかし」

 

黙りながら悩むリューを横に、アイズは語り始める。

その語り口は、まるで子どもに寝物語を語る母親のよう。

とても穏やかで、郷愁を感じさせる口調だった。

 

「あるところに、とても愚かな男がいました……口を開けば大言壮語ばかり。英雄になりたいと口にして、突拍子もない行動ばかり。軽佻浮薄なお調子者で美女にだらしなく、しょうもない一人語りばかりして。隠れて逃げ惑う以外に能のない、非力なヒューマンが、いたのです」

 

「…………何の話?」

 

「でも、その男の周囲には不思議と笑顔が溢れていました。過去にどんな傷を抱えていても、彼の前では不思議と笑えたのです」

 

「やがて男は遠くの都で英雄に相応しい猛者を募っているという噂を聞き、妹ともに旅に出ます……て感じですかね」

 

「男は旅の途中、狼族の若頭・吟遊妖精・土の若武者・女闘士など、様々な英雄候補達や笑わない占い師と王女と出会い、親睦を深めて行く……いや、あれ親睦を深めるであってるのか?」

 

「あってるんじゃねえか?あいつにとっちゃ、あれが親睦の形なんだろ」

 

「それって……!」

 

話にベートとヴェルフも交ざってきて、苦笑いを浮かべながらアイズの言葉を引き継ぎ物語を語る。

とても穏やかに、懐かしそうに、楽しそうに、思い出を語るように。

その物語を、彼女たちは話す。

 

唯一、その物語が何なのか気づいたのはアーディだった。

所々違うが、その物語は紛れもない《アルゴノゥト》。

自分が愛した、喜劇であり英雄譚。

だが、その後語られるのは全く知らない姿。

 

「その後はまあ、色々あった。王族の人身御供により成り立っていた醜悪な楽園、それらをすべてブッ壊したあの大馬鹿者」

 

「ベート殿。“あの大馬鹿者”ではなく、昔いた“とても愚かな男”ですよ」

 

「あぁ、そうだそうだ。その愚かな男の話だ。その男は本当に色々やったぞ。人質に取られた妹を助けるために大精霊の力を求めて冒険したり、王の策略を逆手に取り民衆を味方につけたり。最終的に生贄を捧げられていた魔物と一騎打ちまでしてのけた」

 

「他にやったことは……占い師を誑し込んで裏道案内してもらったり、とかか?」

 

「誑し込むって……あの二人に殺されるよ……?」

 

「三人の間違いでしょう?あの妹御殿がキレないわけがありませんからね」

 

まるで旧知の友人の話でもするかのように、彼女たちは語らう。

三千年前の喜劇を、彼らは話す。

 

「そんな人が……英雄がいました。今ああして戦っている彼にそっくりな、そんな馬鹿な男がいたんですよ」

 

「何の話だ?その男とあの詩人が、何の関係がある?」

 

「さあ?どういう関係があるんでしょうね?私達はただ、滑稽な道化の話をしているだけ。それを見た者たちの感情を語るだけ。それをどう受け取るかは、貴女達次第です」

 

これは私の友だちの話なんだけど、みたいな感覚だ。

そういうことにしておけ、気づいても気づかないふりをしろ。

そうすれば、話してやるから。

 

「そいつに他の連中は何を見たかって聞いてきそうだが、別に大したことじゃねえよ。当たり前の事を当たり前に見せられただけだ」

 

「自分にできることを精一杯やる、模索し続ける」

「自分よりも他人を思い、慈しむ」

「時に命を懸け、己を賭し、戦い抜く覚悟」

「そして何より、尊く美しく愛おしい笑顔」

 

彼は確かにくれたのだ。

戦い抜く覚悟を、困難に立ち向かう勇気を。

誰もくれなかった愛を、運命に取り上げられた笑顔を。

 

「英雄として、人として大切なそれらを、当たり前に見せつけられた」

 

「荒んだ世界、追い詰められていく日々の中で、その当たり前を実行できる強さを一体どれだけの者が持てると思う?私は持てなかった。自分や一族のことだけしか考えられなくなっていた。多くのものを失ったからこそ、残ったものだけでも助けようと必死だった」

 

「俺なんかもっと酷い。自分の命を使いたいように使うだけ。結果的に世界が滅びても、それはそれで仕方ないと思ういい加減な人間だった」

 

「私は……そうですね。色々やってはいたものの、実を結ばず。どうしようか途方に暮れていた感じですかね。変えたいとは願っても、その方法がわからなかった。半ば、諦めかけていた側面もありました」

 

「それらはすべて間違っていない。これは誰も悪くない、きっとそれらの考えは正しい。誰もが自分のことしか考えられない時代、未来に悲観するしかない状況だった。諦めるしかなかった。でも、そんな中でも、彼は希望を作ろうとし、足掻き続けた」

 

いつの間にか自分のことを語り始める。

それはきっと、当時の彼らが抱いていたもの。

 

そして、今のオラリオにも重なる状況だ。

アルゴノゥトという埒外の存在により、この根源となる存在はほぼ壊滅してしまったが、その緊張感や今までの被害は消えずに残っている。

傷跡は消えず残り続け、人々は悲観し続けている。

彼がいくら動こうがそれは変わらない。

そこだけは、この世界の存在ではない彼には変えられない。

 

「私達は、彼に救われた。命や立場だけでなく、心を救われた」

 

「自分よりも他者を慈しみ心を痛めるその優しい姿に、憧れた」

 

それはとても歪なものだ。

良いものではあるし、褒められるべきものでもある。

だが、いくら大衆が称えても、彼を思う家族からしてみれば愚行なのだから。

でも、憧れてしまった。

 

「救われたものは救う側に、その連鎖は伝わり巡っていく。その繋がりはやがて一つの大きな力となり、英雄神話を作る」

 

「憧れは焦燥と自信に変わる。託されたという使命と、あいつに出来るなら俺にも出来るという確信を持てる。道化に引き連れられ、英雄たちの船は続いていく」

 

嗚呼、アルゴノゥト。

貴方は道化、滑稽な笑い者。

嗚呼、アルゴノゥト。

貴方は始まりの英雄。

貴方こそ、真なる英雄。

 

「彼という希望に魅せられた私達の理想は、正義は昔からたった一つなんですよ。彼から託された理想が、私達の理想なんですから。彼の理想は、時代と世界を巡っていくから」

 

三千年の時を経てもなお、アルゴノゥトという喜劇は残り続けている。

今もなお、どこかで誰かに笑顔を与えている。

 

「さあ、貴女達が見つける理想は、一体どういうものなんでしょうね?」

 

その時を待ちわびるかのように、リューは笑う。

きっと、その時は近い。

 

「最後に一つだけ聞かせろ」

 

「はい、何でしょうか?」

 

「あいつにとって、私達はどういう存在なんだ?」

 

未来から来た彼はきっと、自分たちと関わりを持っていた。

未来で自分たちを奮起させた彼はきっと、今の自分達のことも信じてくれた。

だからこそ、“残光”を見せつけた。

だからこそ、“絶対悪”を問いかけた。

だからこそ、“理想”を説いた。

 

自分たちに全幅の信頼を宿した彼は、どんな感情を抱いているのだろう。

それが、ただ純粋に知りたかった。

 

「……彼はあまり未来を語ろうとしませんでした。ですが、同じことを尋ねた私に、どこか照れくさそうに笑いながらたった一言だけ」

 

気恥ずかしそうに、情けない笑顔だった。

でも、それと同時にその時だけだった。

道化でも英雄でも詩人でもなく、純粋に年相応な少年としての笑顔で。

彼は笑いながら、こう答えた。

 

「『大好きなお姉ちゃん達』」

 

それを聞いた瞬間、不思議とすべてが見つかった気がした。

迷いも理想もすべてがどうでもよくなり、進むべき道が見えた気がした。

 

…………

………

……

 

拝啓、親愛なる7年後の自分(きみ)たちへ

 

彼と出会ってくれてありがとう。

彼と出会わせてくれて、ありがとう。

あんな素敵な子どもが信じてくれた自分を、私達は誇りたいです。

7年後に出会う彼に誇れるよう、強くなりたいです。

 

笑いながらすべてを救ってしまう彼の横で

同じように笑いながら一緒に戦いたいです。

 

まだ自分たちの正義を見つけられていない弱い私達ですが、今は彼の正義を一緒に信じて掲げようと思います。

彼の理想を、正義を、また繋いで巡らせようと思います。

いつの日か、彼の理想が私達の理想に変わるその日まで。

 

敬具、まだ弱くて頼りない貴女(わたし)達より

 

 


 

 

大鐘楼の音が響く。

うるさいくらいに聞こえてくるその音に、不思議と苛立ちはなかった。

 

ベルの攻撃はすべて当たっていない。

故に、まだ負けることはない。

……いや、違うな。

きっと、ベルに当てる気がないだけだ。

 

ベルにとってこれは証明のための戦い。

アルフィアを倒すことが目的ではないのだから。

 

アルフィアは剣を振るい、ベルの傷が増える。

でも、その傷は一瞬のうちに消えていく。

馬鹿げたスキルだ。

こんなもの、ヘラやゼウスの連中すら持っていなかった。

 

おそらく、条件発動型のスキル。

先程の魅了効果が発動条件と見て間違いないだろう。

何がどうなれば対魅了型のスキルなんてものを発現するのか、小一時間問いただしたくなる。

 

そもそも、なんでフレイヤの魅了が効いていない?

あの魅了は防ぐことが出来ないと昔ヘラが言っていなかったか?

そして何で自分に効かないと確信を持てた?

未来でフレイヤから魅了を受けそうになった?

 

様々な思考が脳内を駆け巡り、動きが鈍る。

それと同時にフレイヤへの殺意と苛立ちが湧いていくる。

 

「考え事してる場合ッ!?」

 

「……お前の、せいだろうが!!」

 

妹の忘れ形見、愛しい家族。

この子に出会してから、心が落ち着かない。

静寂は何処かへ旅立ち、今はただ動揺と喧騒が胸を支配する。

 

今はただ、叫びたい。

優しいこの子が戦わなくてはいけない世界への憎しみを叫びたい。

頼もしくなったこの子への愛情を叫びたい。

 

「なんなんだ、お前は!何故そこまで私に拘る!?私がいなくても、お前は育つ!私がいなくても、お前は英雄になるのだろう!?」

 

「だから、理由なんてないんだよ!!家族を助けたいと思うのに理屈があるかッ!!」

 

「家族ではないと言った!お前は、ただの他人だ!!」

 

「そっちは他人でもこっちは母親なんだよ!!僕がどれだけお義母さんの拳骨喰らったと思ってるの!?あんなもん家族じゃなきゃ許されないよ!!」

 

「それはお前の世界の私だろう!」

 

「全部同じだ!!たとえ世界が違おうが時代が違おうが、家族は家族だ!!」

 

アルフィアは叫ぶ。

どうしようもない感情を、ベルにぶつける。

ベルも負けじと叫ぶ。

決して揺るがない家族への思いを、アルフィアにぶつける。

 

「『眷属(ファミリア)は一蓮托生血の契り』なんでしょ!?だったら、ファミリアよりも強い血の繋がりを無視しないで!!」

 

「頭のおかしい女どもの妄言だ!!」

 

「嘘つけ!僕やメーテリアお母さんにダダ甘だったくせに!」

 

「うるさい、もう黙れ!」

 

斬撃が飛ぶ。

血潮が舞う。

それでもベルは一切諦めず、笑いながら戦う。

想いを叫ぶように、愛情を叫ぶように。

 

「黙らない!これは英雄の凱歌にして讃美歌!最強と最凶(さいきょう)を称え、受け継ぐ英雄としての覚悟だ!」

 

「何故戦う!?何故それほどまでに英雄になろうとする!?」

 

「あの人達が、僕を選んでくれた!信じてくれた!」

 

進んだのは、確かに自分の意志だった。

だが、進めたのは間違いなく彼らのおかげだった。

決して自分の力などではない。

いつも助けられ、背中を押されていたのだから。

 

誰よりも頼もしいあの先達が。

誰よりも優しいあの英雄たちが。

 

「彼らは、彼女らは僕を英雄と呼んでくれた!友と呼んでくれた!共に戦ってくれた!繋いでいってくれた!繋いで、巡っていったそれを、僕は受け取らなくてはいけない!!」

 

何よりも醜い独善を、彼は叫ぶ。

たとえ世界に選ばれなくても、英雄を目指し続ける覚悟を抱いた彼は。

大鐘楼を打ち鳴らす。

己の覚悟と思いを糧に、その力を示すのだ。

 

「ッ、────ベルっ!!」

 

「ようやく名前を呼んでくれたね、お義母さん!!」

 

頑なに名前を呼ばなかったアルフィアが、とうとう呼んだ。

それは彼女が精神的に追い詰められている証拠に他ならない。

 

「他を捨てても僕のためにすべてを賭けてくれた人がいる!英雄がいる!姫が語り部が歌い手が親友が家族が!いるんだ!僕を信じてくれた彼らがいる限り、僕は何があろうと英雄の道を進む!僕の後に、誰かが続いてくれると信じて!」

 

最大の6分間蓄積(チャージ)

英雄運命(スキル)】の引鉄(トリガー)となる英雄は、『偉大なる最凶達(ヘラ・ファミリア)』。

誰よりも愛を知る、心優しき英雄たち。

自らの血に流れるその思いを糧に、ベルはその一撃を振り上げる。

 

「たとえ一人じゃ叶わなくても、僕には僕を信じてくれる仲間がいる。信じられる家族(ファミリア)がいる。たとえ記憶に残らない汚名を背負っても、それを知っている僕は揺るがない」

 

子どもが絶対悪になるなんて、嫌だった。

たとえ記憶に残らないとしても、優しいこの子にそんな真似してほしくなかった。

 

「終末なんて、僕が否定してやる。お義母さんの選択で世界が滅ぶことなんてありえないって証明してやる。間違いじゃないって、示してみせる。だから─────」

 

あぁ、やめてくれ。

そんな顔をしないでくれ。

お前にそんな顔をしてほしくないから、自分は今戦っているというのに。

 

「─────だから、僕を捨てないで(えらんで)……!!」

 

親に置いていかれそうになった子どものような顔で。

泣きそうな顔でそんなことを言うもんだから。

 

「“斬光”!!」

 

迫りくるその斬撃を前に思わず目を閉じて。

剣を握るその手を離してしまった。

 

だって、仕方ないだろう?

剣を握ったままでは、今にも泣きそうなこの子を抱きしめてやれないのだから。

 

 


 

 

大剣が砕けるのを代償に、その斬光は地を抉り市壁すらも破壊した。

都市を両断するその一撃は、まさしく英雄の花道に相応しいものだ。

 

「……わざと外したな、この馬鹿息子」

 

「こんなの喰らったら、いくらお義母さんでも死ぬでしょ?」

 

「…………。」

 

「痛い痛い痛い!!」

 

その見透かしたような言動が何故かイラッと来て、頬を思いっきりつねる。

さっきまであんなに大喧嘩していたのに、無警戒に近づいて。

この子のこういうところが、本当に愚かだと思う。

 

「剣を離したってことは、僕の勝ちってことでいい?」

 

「私は負けてない」

 

「いや、あの状況じゃどうやっても勝てないでしょ?」

 

「負けてない」

 

「えぇ…………」

 

冒険者としてならワンチャンあったかもしれないが、母親としてのアルフィアでは無理だ。

殺す以外に勝ち筋がない以上、どうやっても勝てない。

だが、そんなことを言ってもこの負けず嫌いで頑固な母が認めるわけもないのだから。

諦めて話を進めるしかない。

ベルが諦めるとすれば、アルフィアに関することだけだ。

 

「どうする?まだ続ける?」

 

「続けない、もう疲れた。私は病弱なんだ。お前の遊びに付き合うにも限りがある」

 

「遊びって……ま、ある意味ではそうかもね」

 

無尽蔵な体力を持つ子どもは疲れ知らずでも、母親の方が先に疲れきるなんて、よくあることだ。

それと似たようなものなのだろう。

遊びと言うにはいささか乱暴で危ないものだが、この親子にとっては大差はないのだろう。

 

「心配せずとも、約束はちゃんと守る。私達はお前を選び、育てよう。いつの日か、お前が英雄と呼ばれるその時まで」

 

「───ありがとう、お義母さん!」

 

戦いが終わったことを察したザルドもやって来る。

持っていた万能薬(エリクサー)をアルフィアに手渡して。

そして、二人でベルに向かい合う。

 

「じゃあ、今作ったこの道真っ直ぐ進めば辿り着くと思うから」

 

「どこまでも抜け目ないやつだな、お前」

 

「おじさんとお義母さんの子供だからね」

 

「よく言う。あと、その言い方はやめろ」

 

ザルドと夫婦扱いされるのはやはり嫌なようで。

そんな事を言いながら、二人はほんの少しだけ笑う。

 

「僕をよろしくね。絶対に英雄を目指すけど、実は寂しがり屋だからさ」

 

「ああ、知ってるとも」

 

「親恋しさにこんな馬鹿騒動起こすレベルだもんな」

 

からかうように、二人は笑う。

 

「俺達はここに誓おう」

「この記憶が抜け落ちて思い出せなくなろうとも」

 

「たとえ限りある時間だとしても────」

「どれだけ短い日々であろうと────」

 

「「俺達/私達はお前に愛を注ごう。いつか巣立ったお前が、一人でも寂しくないように」」

 

自分たちに残された時間は少ない。

それを分かっているからこそ、二人は絶対悪を選ぼうとしたのだから。

 

負けた以上、この道を選ぶことに後悔はない。

だが、それでも、いつの日かベルに消えぬ悲しみを背負わせてしまうことだけが、心残りなのだ。

それを乗り越えられると信じていても、この子どもを傷つけてしまうことが、どうしてもやるせない。

 

「私達はもう行く」

 

「頑張れよ、ベル」

 

「うん、帰ったらおじさんの美味しい朝ご飯が僕を待ってるって思いながら、頑張ってみるよ」

 

「「…………は?」」

 

待て、この馬鹿息子は何を言っている?

7年後から来たはずだろう?

自分たちがまだ生きて、朝ご飯を作ってるとでも?

 

混乱がアルフィアたちを襲うが、ベルは気にした様子を見せない。

むしろイタズラが成功した子どものように無邪気に笑う。

 

「あれ?言ってなかったっけ?おじさんもお義母さんも、7年後でしっかりと生きてるよ。毒も病気も克服してね」

 

驚きにとらわれる。

先程までの時間や葛藤を全部返せと言いたくなる。

 

「お義母さんは毎日アイズさんたちと喧嘩してるし、おじさんはそれに巻き込まれながらも御飯作ってるし。元気にやってるよ」

 

「…………。」

「この……、クソガキが……!」

 

ああ、自分でも分かってしまう。

先にこの情報を出されても、自分たちは納得しなかっただろうと。

だがそれはそれとして、一回くらいこのクソガキはぶん殴ったほうが良いとも思う。

 

「痛い目に遭え、クソガキ」

 

「今のオラリオ連中を初めて心の底から応援するぜ」

 

「ひどいな~」

 

それでも彼は笑いながら、見送る。

自分ではない自分と出会う二人の未来に幸福が待っていることを祈りながら。

 

「フフッ………またね、おじさん、お義母さん」

 

「…………ああ、またな、ベル」

 

「おう、元気にやれよ、ベル」

 

また会おうと誓いながら、二人はその道を駆けていく。

 

 


 

 

二人を見送ったベルは、アルフィアが手放したヘファイストスの剣を手にして振り返る。

そこには錚々たるメンツが揃っていた。

 

「さて、待たせて悪かったね」

 

口調を道化のそれに戻し、ベルは話しかける。

さっきの会話が何処まで聞かれていたのかは知らないが、どうせ殆ど聞こえていないだろう。

ただ、優しく約束を語る姿は見られた。

その愛に満ちた姿はきっと、理想とする絶対悪には見られないものだろう。

現に今も、フィンは訝しげにベルを睨んでいる。

 

「…………君は、なんなんだ?」

 

その問いかけに対し、ベルは一瞬だけ迷う。

だが驚くほどすんなりその答えが出てきた。

きっと、その答えはずっと前から決まっていたのだ。

 

「私は……“アルゴノゥト”」

 

彼は道化。

喜劇を歌い、滑稽な踊りを見せる笑われ者。

彼は英雄。

多くの人々の先頭に立つ、希望そのもの。

 

「『英雄の船』────笛を吹き、帆を張って、多くの希望を連れ立つ航路(キセキ)そのもの」

 

彼は、英雄も船。

数多の英雄の原点にして原典。

あまねく希望を知ら示す、始まりの英雄。

 

「さあ、君達に『英雄』を問おう」

 

空を指差し、背を伸ばし、声を張り。

彼は精一杯の虚勢を張る。

 

「我が身は試練、あるいは苦難、あるいは洗礼。君達を待ち受ける艱難辛苦」

 

英雄として、それに相応しい存在として。

彼はオラリオの前に立ち塞がる。

 

「君達が終末すらも越えて、最後の英雄の座に至らんとするものならば武器を取れ。その手で証明してみせろ。『英雄の船(わたし)』の最後を飾るに相応しき存在であると、世界に示せ」

 

最後にほんの少しだけ微笑んで。

最後の最後に、少しだけ本心を伝える。

 

「君達なら、どんな絶望も越えていけるって、信じてる───!」

 

その言葉を受け取ったガレスは、ベートは、アイズは、ヴェルフは、リューは。

武器を手に、アルゴノゥトに向かっていく。

 

「ああ、越えていこう!お前の繋いだ希望とともに!」

 

「今度こそ、喜劇を掴むために!」

 

「貴方がくれた希望を示すために!」

 

「後は任せろ……行くぜ、親友!」

 

「見ていてください、英雄!」

 

思いを告げながら向かっていく彼らに続くように、アリーゼ達も駆けていく。

 

「貴様の理想(せいぎ)はしかと受け取った。それに恥じないように、私達は強くなる……!」

 

「お前が救ってくれた、皆と一緒に!」

 

「アルゴノゥトが守ってくれた笑顔を、守るために!」

 

「私達は貴方を越えていくわ、アル!!」

 

彼ら、彼女らの言葉を受け取り、アルゴノゥトは静かに目を閉じる。

 

「あぁ、安心したよ……」

 

彼は目を閉じたまま、全身の力を抜く。

もう心配ない。

きっと、彼女たちはすべてを越えていける。

そのまま彼は彼女たちの攻撃を受けて、この世界を後に────

 

「───なあんて、言うと思ったかぁ!!」

 

することはなく、横薙ぎの一振りで全員を吹き飛ばした。

その目はしっかりと開かれており、好戦的な光を宿している。

このままやられる気なんて、毛頭ない。

 

「湿っぽい雰囲気のまま私が退場すると思ったか?ぶぁ~かめッ!!そんな訳無いだろうが!!」

 

彼は叫ぶ。

英雄として、詩人として、道化として、最悪として。

試練として、苦難として、洗礼として、あらゆる艱難辛苦として。

 

「さあ、声を上げろ冒険者共!!強くなりたいのだろう?ランクアップしたいのだろう?まだ見ぬ高みへ至りたいのだろう!?ならば剣を取れ!私の心の臓にそれを突き立ててみろ!!それがお前達の大好きな偉業となる!!」

 

ああ、本当に……。

何故こうも困難を選びたがるのか。

何故こうも苦難を選ばせるのか。

何故こうも、皆をワクワクさせるのか。

 

「あれ、絶対お前の影響だろ……バ輝夜」

 

「誰がバ輝夜だ……ったく、最後の最後で!」

 

砂埃にまみれ、泥をすすり、土の味を噛み締めて。

それでも彼ら彼女らは立ち上がる。

 

「いいだろう、やってやる!後悔するなよ、最悪(クソガキ)ッ!!」

 

「来い、正義の味方!!」

 

フレイヤの魅了(しえん)は続く。

どれだけ傷つこうと、彼は戦い続ける。

雷霆の剣も召喚して、その反動のすべてをスキルで無理矢理黙らせて。

史上最大最悪の脅威として、都市を蹂躙した。

 

ありとあらゆるファミリアを蹴散らして、この戦いでオラリオ大連合を作らせるに至った。

ロキとフレイヤだけでなく、他の誰しもが本気で協力し合い、彼を倒すためだけに動くことになったのだから。

 

最終的にこの戦いは三日三晩続いた。

その間寝る間もなくベルは戦い続けた。

精神的な疲労が限界に達し、フレイヤの体力も底をつき。

それでも双方共倒れになる形で決着した。

 

後にベルは名もなきただの『最悪』と呼ばれるようになり。

この戦いは『大洗礼』、あるいは『小さな大戦争』と呼ばれるようになる。

 

ほんとよくやるよ、お前ら。

 

 


 

 

あとがき

 

次回、エピローグ。

というわけで、後一話で大抗争の時の話は終わります。

いやぁ……ベルくん強くしすぎたかな?

まあ、美惑炎抗と雷霆の剣があればあの時点のオラリオ相手ならこれくらいできるでしょ。

雷霆の剣の反動全部なかったことに出来るし。

 

さて、それはさておき。

更新が遅くなり、前に言ってた奴とは別の話を更新してしまい誠に申し訳ございませんでした。

言い訳にはなりますが、就職してから色々忙しかったり疲れたりしてて……。

もう一ヶ月経ちましたし、少しは職場にも慣れて落ち着いてきましたので、少しずつ再開させていこうと思います。

あと、実を言うと古い別のピクシブアカウント持ってまして、そっちの方で色々やってたり……。

利用規約的には問題ないのでご安心を。

作品の毛色が違うわけじゃないんですけど、ちょっとダンまちだけを楽しんで欲しくてこういう形になりました。

あんまり言っててもどうでもいいし不愉快な思いをされる方もいそうなので、このあたりで終わりにします。

分かったって方は、まあ特に……。

確認したい場合はコメント欄等でお好きにどうぞ。

ちゃんと誠実にお答えしますので。

 

あと、疲れを知らない子どもと先に疲れ切る母親って表現。

とてもいい表現だったので、コメント欄でいただいたものを勝手に使わせていただきました。

ここに感謝と謝罪の意を表明します。

 

以上、あとがきでした。

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。