[本編完結]オサレ詠唱の申し子   作:山吹乙女

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 お疲れ様です。

 お久しぶりです!良い感じのストーリーが思い描けたので、続きます。多分次かその次で本当に終わるかも…かも…

 前回から敵の首領を変更しました。結構変わってるよ。


[AFTER STORY] 愛染宗介消失編④

 愛染宗介の記憶が戻った人々は、とりあえずは五条悟のいる呪術総連盟の会議室に集合した。

 愛染宗介の知り合いを含めるとかなりの数の人間がごった返していたところだが、そこは代表者数名が選ばれ広い会議室に収まることとなった。

 

「まずは、パイセン…愛染宗介の為にみんな集まってくれてありがとう」

 

「水臭いじゃないか悟、私たちの先輩が困っているんだ。今まで助けられた分の恩返しをする時じゃないか」

 

「そうだよ先s…総帥!」

 

 五条に優しく夏油傑と虎杖悠仁が笑いかけ、二人に同意するように会議室の全員が、頷いた。

 

「いい雰囲気のところ悪いんだけど…愛染さんは今どこにいるわけ?」

 

 手を挙げて発言したのは家入硝子だった。

 

「それが…僕が今まで5年探してるんだけど、未だ見つかっていないんだよね…」

 

「5年!?俺たちにも言ってくれれば手伝えたのに…」

 

「いや悠仁も忘れてたじゃん」

 

 根本的なことを忘れていた虎杖に対して隣にいた釘崎野薔薇が、虎杖の頭に軽くチョップをかました。

 

「じゃあ、今のところ手がかりなしってことですね」

 

 伏黒恵が今ある現状を突きつけ、会議室の全員が「うーん…」と唸る。

 

「お、どうやら俺が最後のようやね」

 

 進展のなかった所に現れたのは、現禪院家当主禪院直哉であった。

 

「禪院の当主の…直哉か」

 

「悟くんら宗介くんの居場所を知りたいんやろ?俺もおんなじように記憶は消されとったけど、こういう時のために居場所は知らされててな」

 

「それなら話は早い、急いで案内___」

 

 五条が椅子から立ちあがろうとしたところで「ただしな…」と、直哉から待ったがかかる。

 

「今宗介くんが陥ってる現状とその打開策を話しあってからや。今の宗介くんはおそらく…崩玉の制御ができとらん極めて危険な状態やと思う」

 

 

 

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

 

『直哉、もし私に何かあった時があれば…例えば崩玉の制御が出来ない状態であれば迷わず私を殺せ。そのための手段も用意しておく。誰にも知らせずに迅速に殺しに来てくれ、念の為の手段も用意しているが君の極ノ番、もしくは()()なら私であろうと殺せるはずだよ』

 

『はいはい、宗介くんは本当に心配性やね。そんなに念を押されんでもガキやないんやから』

 

『ふっ、それもそうだね。じゃあ頼んだよ直哉』

 

 ごめんな宗介くん、俺はどうやらガキだったようや。あんなに寂しそうにしている宗介くん見たら、誰が殺せるっちゅう話しやで。

 今まで従順な片腕っぽくやってても宗介くんのことを全部分かっとるわけじゃないけど、自分を殺して生きてきたんは分かる。そろそろ報われてもええやろ。

 

「まず紹介するのは、"彼"や」

 

「久しぶりだね、呪術師のみんな」

 

 俺が連れて来たのは、長身が目立つ長めの黒髪の人物。服装は結構シンプルで白のワイシャツにサスペンダーがついたスラックスに日本刀を片手に持ってる男や。

 

「彼は()()()()…まぁ、話すより"体験"した方が早いやろ」

 

 月島さんは日本刀を鞘から引き抜き、目にも止まらない速さで"悟くんも含めて"全員を切り付けた。

 流石宗介くんが用意した"もしも"の時の秘策やな。当然のように悟くんの無下限にも通用しとる。

 

「今頃みんなには、"存在しない記憶"が流れ込んでるはずや。それが月島さんの能力、『過去に自分を挟んで過去そのものの改変を行う』"ブック・オブ・ジ・エンド"。術式そのものが人間としての自分を"挟んだ"姿が月島さんという存在や」

 

「僕の能力は僕の過去が増えれば増えるだけ、強力になる。もちろんその過去に対しての整合性は全てデタラメになっているから、君たちが混乱してしまうかもしれないが、宗介を救うためだと思って我慢してくれ」

 

「我慢してくれなんて、悲しいことは言わないでくれよ月島さん。一緒に"羂索"と…母さんと戦ってくれた仲じゃないか!」

 

「そうだよ月島さん!私たちは月島さんがいてくれたから五体満足でいられるんだし」

 

「悠仁、野薔薇…ありがとう」

 

 おっと?月島さんはどんな記憶を挟み込んだことやら…。まあ、ええわ。

 

「月島さんは宗介くんが対応できひんかった過去に干渉するための存在。崩玉の力と"自身が行動不能に陥った時に限り顕現するという"不老不死の超越者が起こり得ないであろう条件下でのみ機能する縛りを用いた、限定的な策っちゅうわけやな」

 

「逆に言えば、月島さんが動けている時点で、パイセンの行動は封じられている…例えば獄門疆のようなものとか」

 

「獄門疆なら、愛染先輩は内側から天逆鉾で脱出できるはずだ。獄門疆以上の封印処置である可能性が高いね」

 

 みんな月島さんの過去改変を受けても平気そうに見えるな、かなりの情報量のはずやけど…。ホンマになんでこんな優秀な人達を頼らへんのやろ宗介くん。

 

「…その通りや、傑くん。宗介くんが危惧しとった敵は、恐らく未来を操作する。宗介くんの予想が正しいなら敵の名前は___」

 

「おっと、そこまでですよ」

 

 このタイミングで現れた聞き慣れない声___あかん敵襲や。こんな近づかれて…呪力探知を掻い潜って来よったわ、俺のも悟くんの六眼でさえも。

 

「総員戦闘準備!」

 

「「領域展開___」」

 

「伏魔御廚子」

 

「時胞月宮殿」

 

「襲撃者と直哉の領域が拮抗しているッ!五条さん!!」

 

「わかってるって恵…僕らは"別の奴ら"の相手だ」

 

 

 

 

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

 直哉とランスロットの領域によって崩壊した呪術総連盟の建物を眺めていたのはガウェインだった。

 

「ランスロットは上手く撹乱してくれているだろうか」

 

「美しいお嬢さん、出来れば私と手合わせ願いたいね」

 

「夏油傑…いいよ。相手してあげる」

 

 別の場所では既に戦闘が繰り広げられていた。

 

「我々は選ばれた新たな人類…ユーハバッハ様により力を授けられたこの世界の真なる君臨者である」

 

「あっそ、所詮呪霊の戯れ事でしょ?」

 

 トリスタンの攻撃を躱した五条は、躱しながらフッと消えていった。

 

「馬鹿な!」

 

「こっちだノロマ!」

 

 トリスタンの背後から現れた五条は、しっかり無下限の蒼による吸い込みを付与したキックで顔面を蹴り付ける。

 

「パイセン助けるのは、おまえらを祓った(ころした)後だ」

 

 そしてこちらでも…。

 

「子供!?」

 

「虎杖!子供でも敵は敵だ、呪霊だぞ!」

 

「しっかし、めちゃくちゃ顔整ってるわね」

 

「釘崎!緊張感待て!」

 

「良いですよ、僕は3人まとめて相手にしても」

 

 虎杖、伏黒、釘崎はパーシバルと対峙していた。

 

 

 

 




 お疲れ様でした。

 月島さんはもしもユーハバッハみたいな力を持った奴が現れた時のカウンターですね、後単純に出したかった。
 ちなみにその情報を自分を殺せるかもしれない直哉に託したのめちゃくちゃ直哉信頼されてるな?そしてちゃんと裏切る。関西弁キャラを(映画版ぽいやつで)ちゃんと裏切らせたの図らずとも藍染要素でしたねえ…。

 あと、しれっと言われた卍解という単語…多分次に出て来ますね
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