煙のヒーローアカデミア   作:カプサイシンマン

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いまさらですが、煙慈はえんじって読ませてます。


2話 受験

 

 

「灰谷なら雄英もきっと受かる!頑張れよ!」

 

「はい。先生、ありがとうございます。」

 

 中学に上がってからは忙しかった。受験校決めに追われたり、背が伸びまくったり…

おかげで身長は209cmだ。前世じゃ気にならんかったが、今じゃ俺より背が高い奴はほとんど見かけなくなった。

 

 

「灰谷!お前雄英受けんのかよ!」

 

「かー!やっぱすげえな!」

 

「灰谷君なら絶対受かるよ!」

 

 

 小うるさいこいつらはダチだ。みんないいヤツだが、受ける高校はどうやら違うらしい。

 

「お前らうるせェぞ!それに、おまえらだってヒーロー科だろうが。」

 

 

「いやいや、それにしたって雄英のヒーロー科はすげえよ!絶対受かれよな!」

 

 

「…あんがとよ」

 

 

「お!灰谷がデレたぞ~!」

 

 

「おい!!」

 

 

 …まぁ、良い奴らだ。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「受験票もった?」

 

「おう」

 

「筆記用具は持ったか?」

 

「おう」

 

「お弁当持った?」

 

「…父さん、母さん。このやり取り何回やるんだ?」

 

 

「「うっ」」

 

 

「…心配してくれんのはありがてェが、そろそろ時間がよ…」

 

 

「…そうね、うん!頑張ってきなさい!」

 

「煙慈、冷静にな。お前ならきっと受かる。」

 

 

 …ここまで言われたからにゃあ、トップで受かるしかねェな。

 

 

「おう。じゃあ、受かってくる。」

 

 

「「頑張れ、煙慈!!」」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

出久side

 

「緊張する…でも、僕だって頑張ってきたんだ!絶対受かるぞ!そのために必要なことはブツブツ…」

 

 

「うるっせえぞデク!!俺の前を歩くなや!」

 

 

「うわっ!ご、ごめんかっちゃん…っと!?」

 

 

 …ん?転んで、ない!?

 

「大丈夫??」

 

 

「え?」

 

「私の個性。ごめんね勝手に。でも転んじゃったら縁起悪いもんね!」

 

 

「へ!?あ、う、うん…」

 

「じゃ、お互い頑張ろー!」

 

 

「そうだ、僕は絶対受かって、ヒーローに…!」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「それじゃあ説明してくぜ!アーユーレディー!!?」

 

 

『しーん』

 

 

「こいつぁシヴィー!」

 

 

「すごい…!プレゼント・マイクだ!本当に雄英の先生たちはプロヒーローなんだ…!」

 

 

「デクうるせえ殺すぞ」

 

 

「ご、ごめん」

 

 

「リスナーにはこの後、10分間の模擬市街地演習を行ってもらう!三種の仮想敵をそれぞれの個性で行動不能にしてポイントを稼いでもらうぜ!OK!?」

 

 

 

「質問よろしいでしょうか!!」

 

 

「プリントには4種の敵が記載されています!これが間違いなら恥ずべき痴態!そしてそこの君!先ほどからブツブツと…物見遊山のつもりなら、ここから去りたまえ!」

 

 

 …たしかに、あの人の言う通り、うるさかったかもしれない…失敗しちゃったなぁ…

 

 

「あーちょっといいか?」

 

 

 どうしたんだろう…あれ!?あ、あの人、もしかして…!?

 

 

「そいつがうるさかったとしてもよ、ここで恥かかせんのは違くねェか?お前さんの意図したことじゃねェにしてもよ。笑ってるやつも、勘弁してやれ。お前らもそいつのおかげで緊張が解けたろ。みんなで頑張ろうや。」

 

 

 やっぱり、あれ煙慈くん!?

 

 

「むむ、すまない!そのような意図はなかったんだ!そこの君、申し訳ない!」

 

 

「う、うん!僕もうるさくしちゃってごめんね」

 

 

「ヘイヘイ!とりあえずそこのリスナーの疑問に答えるぜ!そいつは0ポイント敵!いわゆるお邪魔虫だ!会場を大暴れしてるギミックだぜ!」

 

 

「ありがとうございます!」

 

 

「俺からは以上だ!!最後に、わが校の校訓をプレゼントするぜ!真の英雄は人生の不幸を乗り越えていく者!Plus Ultra!良い受難を!!」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「あ、あの!」

 

 

「ん?ああ、さっきの…お前、出久か…?」

 

 

「やっぱり!煙慈くん、だよね!?」

 

 

「ああ。出久も雄英受けてたのか。」

 

 やっぱり煙慈くんだ…!背がすごく高くなってるけど、あの時の煙慈くんのままだ!

 

「うん!さっきはありがとう!」

 

 

「気にすんなよ。それにしても、だいぶ鍛えてんな?出久は会場どこだ?」

 

 

「ええっと、あの後煙慈くんに言われてから、少しづつだけどトレーニングしてきたんだ!僕は会場Cみたい」

 

 

「そうか、俺はEだから会場は違うみてェだな。」

 

 

 そうか…煙慈くんとは違う会場ってことは、二人とも合格しなきゃ、もう会えないかも…

 

 

「君たち!」

 

 

 あの人は、さっきの…

 

 

「そこの緑の君!先ほどはすまなかった!そして白の君も、迷惑をかけた!」

 

 

「ああいや!あれは僕が悪かったというか…」

 

 

「そうだぜ。出久にも言ったが、気にすんな。もうすぐ移動だ。キッチリ3人で受かって、話の続きといこうや。」

 

 

「!…そうだな!ぼ、俺は飯田天哉だ!よろしく!」

 

 

「緑谷出久です!」

 

 

「灰谷煙慈だ。じゃあ出久、天哉。またな。」

 

 

 煙慈くんが行っちゃう!?その前に…!

 

 

「煙慈くん!あの時はありがとう!煙慈くんのおかげで、僕、ヒーローを目指せてるんだ!本当に、ありがとう!」

 

 

「ふっ…おう。」

 

 

 …行っちゃった。また会うためにも、ここで受からなきゃ…!

 

 

「緑谷君は灰谷君と知り合いなのかい?」

 

 

「うん!さっき会ったので二回目だけど。僕、最近個性が発現するまでずっと無個性で…そんな中、煙慈くんはヒーローになれるって言ってくれたんだ。」

 

 

「そうだったのか…!彼はもう、君のヒーローなのだな!」

 

 

「…!うん!だから絶対受かって、背中を押してくれた煙慈くんのためにも、応援してくれるお母さんの為にも、ヒーローに…!」

 

 

【スタートォォォ!!!!!】

 

 

「「「「!?!?」」」」

 

 

【ヘイヘイ!もう賽は投げられてるぜ~!!??】

 

 

「どうやらここまでのようだ!では、また!」

 

 

「うん!また!」

 

 

 絶対、受かる!!

 

 

 

 




緑谷君はもうフルカウル5%できます。タグに緑谷強化入れ忘れましたが、些細な強化ですのでご容赦を。
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