STARRYの先輩アルバイター   作:覆蔦ふくつた

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そういえば、STARRYの業務形態って聞いたことないな…
虹夏さんはSTARRYにいる描写多いけど、休みはちゃんとあるはずですよね…
STARRYはライブハウスだから簡単に臨時休業できないだろうし…

ということで、業務形態のこういう解釈はどうでしょうか?

あっ、お待たせしました。オリ主さん休日楽しんでいってね!


第5話ーSTARRYのバイトの業務形態ってどんなのですか?ー

~秀華高校内~

 

あの交流会から数日たった。

今日はバイトは休みだが、月曜日のため学校があった。

そして、今はアニメグッズショップと同人誌ショップどっちにいこうか悩みながら帰り支度をしていた。

そう、既に放課後である。

 

「井原さん。この間はありがとう」

 

と自分に感謝の言葉で声をかけてきた人がいた。

 

「ん?あぁ、あんなアドバイスでよかったのでござるか?」

 

なんのことか一瞬出てこなかったが、相手の顔を見て思い出した。

彼女は幼馴染(同性)と喧嘩して4月下旬に自分に相談を持ち掛けてきた同級生だ。

確か、名前は…神谷練歌っていってたかな。

そして、アドバイスとは例のごとく今まで読んでいた本から得た知識を披露しただけである。

 

「うん。おかげでうまくいったよ!」

 

上手くいったということは仲直りできたということでいいのだろう。

 

「それならよかったでござる」

 

このまま幼馴染(同性)と末永く仲良しで居て欲しいと思いながら彼女の報告に安堵の言葉を返す。

 

「また困ったことがあれば相談してもいいかな?」

 

「もちろん、いいでござるよ」

 

神谷さんの質問に肯定的な答えを返す。

今まで幾人もの人に相談されたのだ。今更ダメとは言えない。

 

「じゃぁ、また明日っ!」

 

そう言って神谷さんは廊下で待っていた幼馴染(同性)と笑い合いながら教室を去った。

そんな光景を見て自分は

 

「あぁ…クッソてぇてぇ…」

 

と言葉を漏らしながら致命傷を受けるのであった。

 

 

~池袋アニメーと~

 

さて、今日自分が行くのは池袋のアニメ―とです。

アニメ―とは日本最大級のアニメグッズショップである。

要するに、悩んだ末にアニメグッズショップに来たのである。

 

今日の目的は勿論、百合ものである。

ここのアニメ―とは百合ものだけを集めたコーナーがあるのだ。そこから購読している本の続刊たちを5冊ほど手に取り、ついでにきららも手に取ってお会計へと向かう。

きららは決して百合雑誌ではないが、女の子ばかり出てくるのでカップリングの妄想が捗るんっすよ。グヘヘ…

 

さてはて、他の人たちのお会計待ちの間、スマホで小説サイトに投稿されているまだ書籍化されていない作品を読んでいると

 

「アレ?茨の歩み道さんじゃないですカ?」

 

と声を掛けられたのでスマホから目を移すと

 

「あっ、イライザ先生!」

 

流暢な日本語で話しかけてきた金髪のイギリス出身であるイライザ先生がいた。

イライザ先生とは去年のコミケで初めて同人誌を出しており、その初購入者が自分という関係性なのである。

 

因みに、茨の歩み道は自分のニックネームである。

おい!そこのあなた、あからさまに本名から来ているなと思ったっすね?

 

「イライザ先生の作品もとてもよかったっすよ」

 

せっかく本人がいるので彼女の作品の感想を面と向かって言ってみた。

 

「エヘヘ―。Thank youー」

 

イライザ先生ははにかみながら感謝の言葉を述べた。

やはり感想をもらえるのがとても嬉しいのだろうと思いながら気になったことを訊いてみる。

 

「ところで、イライザ先生はどんなものを買いに?」

 

「私はアニメのストラップを買いに来たノ。ついでに新刊の資料もー」

 

「おっ、イライザ先生の新刊…楽しみっす!もしかして今年のコミケにも?」

 

自分はイライザ先生の新刊に目を輝せながらイライザ先生に今年のコミケにも同人誌を出すのか訊いてみた。

 

「Yes、出すつもリ。でも、当選しなかったらごめんなさいネ」

 

おそらくイライザ先生は既にサークル参加の申請を出しているのだろが、当選発表はまだ先なのである。

 

「いえ、たとえ通販でも絶対買うっすよ」

 

通販になっても買うつもりでいるくらい自分はイライザ先生の同人誌のファンになっているのだ。

 

「Really?!そういってくれる人がいるなら通販も少し考えてみようかナ?」

 

「勿論、当選することを自分も祈っておくっすよ」

 

イライザ先生は通販も考えてくれるらしいが当然、イライザ先生が当選することが一番である。

 

「その気持ちだけでも嬉しいヨ。ところで、茨の歩み道さんの方は何ヲ?」

 

自分の気持ちを受け取って嬉しそうな顔をするイライザ先生は自分が何を買いに来たのか訊いてきた。

 

「あぁ、自分が読んでいる本の続刊を買いに来たんっすよ」

 

と手に持っている本に視線を落としながら答えた。

 

「そうなのネ!」

 

すると、自分の前の人のお会計が終わって自分の番になっていた。

 

「おっ?お会計自分の番っすね。ではまたコミケで会いましょう」

 

「OK。またネー」

 

イライザ先生にコミケに当選するようにと想いを込めた言葉を投げながら彼女と別れて、レジにいるの店員の方へと向いた。

 

「これらをお願いします」

 

と言ってお会計を店員に任せた。

お店を出るまでの間、なんだかレジに立っていた店員からずっと視線を向けられ続けられたような気がした…

 

 

~井原家宅 歩道の部屋~

 

帰宅して夕食やお風呂を済ませてだいぶ時間が経った頃…

 

「次の休みは確か今週の土曜日だっけ…なら、アニメの録り溜めを一気に消化するっすかね」

 

自分は自室で今日買ってきた本を読みながら次の休日の予定を立てていた。

今週は月1の休日が2日ある週であったのだ。

 

『♪~』

 

突然、自分のスマホがアニソンで鳴り出した。着信だ。

画面に表示されている名前を見ると店長さんからだった。

 

「はい、もしもし歩道です」

 

上司からの電話だ。出ないわけにはいかない。

 

『井原、私だ。お前確か今週もう一日休みあっただろ?』

 

開口一番店長さんは自分の休日について聞いてきた。

 

「はい、そうっすけど」

 

って答えたけど、なんでこんなことを訊いてきたんっすかね?

 

『実はぼっちちゃんが酷い風邪を引いたって親御さんから連絡があってな』

 

あっ…(察し)

 

「えっと、つまり…?」

 

いや、もう察しはついるっすけど、ほんの少し…ほんの少しだけ別件であってほしいっすと考えてしまって聞き返していた。

 

『悪いけど、入ってくれないか?』

 

ですよねー。

 

「…えっと、山田も休みだったはずっすよね?」

 

そう、自分が休日の土曜日は山田も休日なのだ。ということで自分は山田に擦り付けようと考えた。

うん…自分でも往生際が悪いと思うっす…。

 

『あぁ、だからお前より先に聞いたんだが、おばあちゃんが峠を迎えるのだそうだ。そういうことなら、おばあちゃんの傍に居てやって欲しいって言ってこっちから断ったんだ』

 

どうやら、店長さんは先に山田に聞いたらしいが入れない理由があったみたいだ…

 

「そ、そうなんっすね…」

 

って答えたけど、山田のその理由…絶対嘘っすよ…

この前、虹夏さんからの愚痴で聞いたっす。山田のおばあちゃんは峠を今年で5回も越えていることを。

今回ので山田のおばあちゃんは6回目の峠なんっすよ…

こんな短期間に6回も峠を迎えるおばあちゃんがどこにいるんっすか!?

 

なんてことを店長さんには言えなかった。

 

『だから、頼れるのお前しかいないんだよ…頼む…』

 

って必死に頼み込んでいるのを聞いてしまったからだ…

普段から学校の同学年たちの相談に乗っていたからなのか、自分は頼み込まれることに弱くなったようだ。

 

「はぁ…わかったっす。入るっすよ。後輩が風邪ひいたって聞いた辺りからその気だったっすし…

 

と自分は観念したかのようにその日に入ることを店長さんに伝えると、

 

『本当か!では、よろしく頼む!』

 

と店長さんは安堵している様子だった。

 

あぁ…アニメの録り溜めを見る予定がぁ…

 

一方、自分は頭の中でアニメが流れるテレビ画面をニヤニヤしながら凝視している自分という未来像が壊れていっていた。

まぁ、録画だからまた暇な時に見ればいいんっすけどね。

因みにリアタイはあまりしない。大方、眠気に負けて寝てしまうのだ。

 

『その日の休日は別日に振替て置くから安心しろ』

 

本来休日だった日に入るとなると自分の2日休日の週がなくなるのだ。そのためか、振替を行うと店長は言ってきた。

 

「ありがとうございます」

 

自分は店長さんの気遣いにお礼の言葉を返えした。

 

『用事はこれだけだ。こちらこそ、ありがとな』

 

と言って店長さんは電話を切った。

電話が切れたことを確認した自分は

 

「アニメの録り溜めいつ消化しよう…」

 

と独り言をこぼしていた。

こうして自分は休日出勤が確定したのであった…。

 




はい、STARRYの勤務形態週休二日のシフト制解釈です。
多分、休日が最低限だと後藤ひとりが(体力的に)死ぬと思うんですよ。
あと虹夏さんが過労で倒れる可能性高くなるし…。

イライザ先生=清水イライザさん
イライザさんへの口調は口調変える前に出会っているため、今更な…って感じです

~プチっとオリキャラ紹介~
 神谷練歌【かみやれんか】
 歩道に相談して同級生と仲直りした同級生の少女。
 歩道に気が向いていたり…
 なお、歩道本人は望んでいない。
 ヒロインみたいな出方をしたが、モブである。

 歩道の部屋
 内開きの扉の開閉を邪魔しない距離に設置型のクローゼットと本棚
 そのクローゼットと本棚の対辺に壁向きの学習机と両端の本棚
 部屋の奥に窓付き壁と沿うように置かれたベッド
 その対辺にテレビ台と40インチのテレビとテレビ台の両端に本棚
 以上

次回、アニメでは喜多ちゃん登場回…だがしかし、オリ主は振替休日。
喜多ちゃんとの邂逅はどうすんだよ!作者ァ!
「えっと…必死に考えます…」
次回『喜多ちゃんって本当に誰にも相談していないのですか?』
投稿されるまで長らくお待ちを。
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