「茅森月歌の場合」
「お、久しぶり〜。今帰り?」
「そうそう、やっと全国ツアー終わって、一息ついたとこだよ」
「ん?何か、渡す物ないかって?なんの事?」
「そんなガッカリすんなよ〜。冗談だって。ほい」
「え?だって、今日って煮干しの日だろ?」
「あれ?この公園、ブランコあったんだ」
「あ〜、あたし、いつもマネージャーが、送り迎えしてくれてたから、気付かなくってさあ」
「ちょっと、寄って行こうぜ」
「いやぁ、ブランコなんて、何年振りだろ?そうだ!靴飛ばしやろうぜ!」
「いいからさあ。負けたら、ジュース奢りな」
「…あちゃー、あたしの負けか。ちょっと待ってて」
…
…
…
「ほい、ココア」
「あたしからのバレンタインチョコさ」
「和泉ユキの場合」
「珍しいな、幽霊部員のお前が、顔出すなんて」
(ったく、何で今日に限って、顔出すんだよ)
「な、何も言ってねえよ!あ、あたしか?今度のコンテストのプログラムの調整だよ。バグが一個だけ、見つかんなくてな」
「茶化すだけなら、帰ってくれ。集中したいんだよ」
「わーってるって。感謝してるよ。お前がいるお陰で、廃部になってないんだからな」
「ああ、お前がいると、集中出来ねえんだよ」
「あ?コーヒー?差し入れ?サンキュ、有り難くいただくよ…」
「…あー、その、なんだ…そろそろ休憩しようと思っててな…」
「ほら、頭使うと、糖分が欲しくなるだろ?だからさ、その…チョコ…あるんだけど、一緒に食わねえか?」
「逢川めぐみの場合」
「今日こそは、うちが勝つ!」
「ああ、もちろんや。なんせ、やっとこのゲーム買えたからな」
「自分ん家で、特訓してきたんや!」
「そや、今日は罰ゲーム決めよや。負けた方が、勝った方の言う事聞くってのはどうや?」
「よっしゃ!負けへんで!!」
…
…
…
「うちの勝ちや!」
「ああ?卑怯やて?自分で、ハンデでサイキック使ってええで〜とか吐かしたんやろ!」
「ほな、罰ゲームやな!うちの実験台になってもらうでえ!」
「こら!逃げんなや!往生際が悪いぞ!」
「これでも食らえ!」
「…どや、うちのチョコの実験台」
「東城つかさの場合」
「今日が、何の日かって?知ってるわよ!バレンタインデーよ!」
「そもそもバレンタインは、聖ヴァレンティヌスに由来する愛を祝う日で…」
「日本においては、2月に売り上げが落ちることに悩んでいたお菓子の会社が…」
「で、一説には、メリーチョコレートカムパニーの原邦生という人の発案とされていて…」
「え?違うの?」
「そういう意味じゃなくて?」
「分かってるわよ。…そんな焦ることないじゃない」
「はい、バレンタインチョコ」
「大丈夫よ!お母さんが作ったんだから、ちゃんと美味しいわよ!」
「…え?わたしの手作り?…あ!」
「あ…その…来年…ちゃんと作るから、受け取ってもらえる?」
「國見タマの場合」
「おはようございます!バレンタインチョコです!」
「はい!めぐみさんと室伏さんに教わりながら、美味しく作れました!」
「はい!お二人には、感謝してもしきれません!」
「ぎょええええええええええ!」
「あ、あの…」
「落とさないよう、大事に抱えていたら、チョコが…」
「あ、あの!作り直してきますので、また明日!」
「え?そのままで、いいのですか?」
「えっと、あの…美味しい…ですか?」
「朝倉可憐の場合」
「今日も、ゲーセンに付き合ってくれて、ごめんね」
「そうだね。カレンちゃんのこと、怖がらないの君くらいだもんね」
「え?今日は、何の日かって?ん〜、何だろ?」
「あ、分かった!好きな芸能人の誕生日とか?」
「違うの?ん〜…あ、新しい筐体入ってるよ!あれ、やろ?」
…
…
…
「ああ、楽しかった。え?うん、あたし、ガンシューティングなら、得意だから」
「ちょっと休憩しようか?はい、シェアポッキー」
「私からのバレンタインチョコ」
「…残念!カレンちゃんでしたあーーーーー!」
某幕末パロディ漫画を描いているどこかのゴリラ同様、甘酸っぱい青春皆無の夢枕悪です。
今朝の出勤途中に降って湧いたネタですので、解釈違いなどなどあるかと思いますが、ご容赦ください。
他の部隊でも、何人か思い付いたのですが、集中力という名のアルコールが途切れました。
この部隊のを書いて欲しいというリクエストありましたら、また来年にでも書きたいと思っております。
最後になりましたが、皆様へのお願いです。
「和泉ユキの場合」のラストは、ユッキーの赤面上目遣いで脳内描写してください(重要)