善子と花丸の北陸殺人紀行   作:新庄雄太郎

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そして、善子と達仁は金沢へ。


第二章 金沢

「おーい、待った。」

 

と、駅で1人の少年に会った。

 

「善子、知り合いか。」

 

「ええ、名古屋の友人の郷君だよ。」

 

「どうも、初めまして中野 郷です。」

 

「どうも、私は南です、よろしく。」

 

「こちらこそ、よろしく。」

 

と、挨拶をした。

 

そう言って、達仁と善子と郷達は名古屋駅で特急のホームへ向かって行った。

 

「えーと、金沢へ行く時は特急「しらさぎ」に乗って行けばいいのね。」

 

「そう言う事になるな。」

 

郷と善子達は、10時10分発の北陸本線・特急「しらさぎ5号」富山行に乗り込んだ。

 

ファーン!

 

と、警笛を鳴らして特急「しらさぎ5号」は名古屋駅を発車した。

 

名古屋と富山・金沢・和倉温泉を結ぶL特急電車である、特急「しらさぎ」の由来はその名の通り、田園地帯と飛ぶ白い鷺に因んで「しらさぎ」と名付けられている、ヘッドマークには青色に鷺が空を飛ぶ姿でひらがなで「しらさぎ」と描かれている。特急「しらさぎ5号」は名古屋を10時10分に発車し、米原、敦賀、鯖江、福井、芦原温泉、加賀温泉、小松、金沢、高岡、終着富山へは13時43分に到着する。

 

13時05分、特急「しらさぎ5号」は金沢に到着した。

 

「やっと、金沢ね。」

 

「うん。」

 

金沢市は本州にある石川県の県庁所在地です。江戸時代の面影が残る地区や、美術館、伝統工芸で知られています。17 世紀に造営がはじまった兼六園は、池や噴水などを取り入れた古典的な庭園で知られています。隣接する金沢城は、一向一揆の拠点であった浄土真宗の「尾山御坊」が攻め落とされた後、1580 年代に本格的な建城が行われた。

 

兼六園

 

「まぁ、素敵ね。」

 

「うん。」

 

「善子、この橋を渡ろうか。」

 

「うん、いいわね。」

 

と、言って南は善子と一緒に兼六園の橋を渡った。

 

「やっぱり、二人で渡るのもいいわね。」

 

「ええ。」

 

ひがし茶屋街

 

「へぇー、花丸ちゃんは善子ちゃんとは同じ小学校と幼稚園だったのか。」

 

「うん、善子ちゃんとは一緒の幼稚園で、小学校は1年から4までは同じクラスだったずら。」

 

「それで、なかよしって訳か。」

 

「そうよ。」

 

そして、花丸と郷はひがし茶屋街で別れて、達仁と善子は長町武家屋敷跡界隈へ向かった。

 

長町武家屋敷跡界隈

 

武家屋敷

 

昔ながらの土塀や石畳の小路が残り、豪壮な武家屋敷が立ち並ぶ長町武家屋敷跡。伝統環境保存区域および景観地区に指定されていて、今でも趣のある景観が維持されているエリアです。冬になると町並みの土塀を雪や凍結から守るために「こも掛け」が行われ、金沢の冬の風物詩を見るために観光客が訪れます。この界隈から繁華街の香林坊に抜ける鞍月用水沿いには割烹、郷土料理店、カフェなどが立ち並び、たくさんの人で賑わっている。

 

「何か、昔の街って感じだね。」

 

「ええ。」

 

そして、善子は達仁の手をつないだ。

 

「この手はね、ヨハネと一緒だから。」

 

「えっ、どうしたんだよ、善子。」

 

「だから、善子じゃなくてヨハネよ。」

 

と、善子は言った。

 

「えっ、何を。」

 

「この手はね、一生は慣れないんだよ。嘘だよ。」

 

「フフフ、なーんだ。」

 

長町武家屋敷跡界隈を見物した後、あめの俵屋に行った。

 

「美味しいね、善子ちゃん。」

 

「うん、何か昔の紙芝居屋さんみたいだよ。」

 

「帰りに行った駄菓子屋さんを思い出すよ。」




そして、事件は起きた。
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