戦姫絶唱シンフォギーツ 〜Aを継ぐもの〜   作:オクトリアン

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超絶お久しぶりです、長い間別の小説を投稿せずいて申し訳ありませんでした。オクトリアンです。
心配をかけた読者皆様には、特にマジで非常に本っ当にすんごい超ウルトラスーパーミラクルデリシャスワンダフル申し訳ございません。(スライディング土下座)((元ネタ 日常))
しかし、リアルが忙しくなったのも事実であり、朝早く起きて仕事をして夜に帰って風呂入って飯食って寝るが習慣化してしまい、小説を投稿する気力が失ってしまいました。もしまた投稿期間が空いたら、リアルが忙しくなったんだなと思ってくだされば幸いです。
さて、今回もまた性懲りも無く新しい小説を投稿してしまいました。他の小説を楽しみにしている人には本っ当に申し訳ございません。でも、最近出会い、めちゃくちゃハマったシンフォギアと、最後まで見て一気に一番好きな仮面ライダーになった、仮面ライダーギーツをクロスオーバーした作品をどうしても作りたくなったので書きました。ぜひ読んで感想、コメントを是非お願いします。私のこれからのモチベーションにも繋がります。
それでは、何時も通り長々とした前書きで申し訳ありません。それでは本編をどうぞお楽しみ下さい!


第0話 転生F「消える命 生まれる命」

突然だが、皆様は『転生』というものをご存知だろうか?

死んだ人が次の世で別の形に生まれ変わることである。···まあ、こんなことは言わなくても最近の若者なら知っていても当然なことだろう。

何せ最近では、その『転生』を題材にした小説·アニメ·漫画が多く生み出されてきているのだから。神様に記憶を残したまま転生したり、チートを持って転生したり、弱い能力を駆使して最底辺から成り上がるなど、様々な『異世界転生』と呼ばれる物が、俺の時代では流行った。かく言う俺もその異世界転生物に少し憧れたものだ。

 

 

でも···それはフィクションだからだ。

フィクションだからこそ、楽しんだり、憧れたりできるのだ。

それに、そんなに運良く神様に自分の魂を見つけてもらえることができるか自体がその時点で難しすぎると思う。それに何処かの本で読んだことだが、人は死んで魂だけになったら、全て地獄へと行き、そこで自分の罪を全て償い、魂を洗い流してから、新たな命に生まれ変わるのだと書かれた本を見たことがある。これもフィクションだと思うが、俺は妙にこの本の言葉に関心を覚えた。だから、俺はこれからも転生物をそういう風に考えながらも、童心を持って楽しもうと思っている。

···さて、長々と俺の持論を話した訳だけど、皆様に一つ質問をしてもいいだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『···落ち着いたか?』

「あっ、はい。待たせてしまって申し訳ございません···。」

 

 

自分がフィクションだと思っていたことが、実際に起こった時はどうしたら良いのか誰か教えて貰えないでしょうか?

 

『まあ無理は無いな。いきなりお前が死んだことを伝えた俺にも非がある。何せ人を転生させることは俺も初めてだからな。』

(神様も初めての経験ってあるんだなぁ···。)

目の前の神様···というか、全身が光に包まれて姿が見えないが、神様らしき人の言葉を聞きながら俺はそう思った。

 

『さて、気を取り直してだが···お前は、自分が死ぬ直前までのことを覚えているか?』

「···はい、何となくですけど覚えています。」

 

突然だが俺の死ぬ直前までのことを紹介しようと思う。

俺の名前は佐伯 祐太(さいき ゆうた)、年齢は23歳で彼女いない歴と同じだ。俺の家族は父さんと母さん、あとは2つ上の姉貴がいて、同じ年齢の彼氏がいる。

そんな俺は、短大を卒業した後、一人暮らしを始め、小さな会社に就職、しんどいと思うことが多いけれど、それでも楽しいと思える日々を過ごしていた。だけど、ある日仕事終わりに、趣味で集めている、仮面ライダーのホビーグッズを探しに、近くのホビーショップによったら···売り切れていた、『DXブーストマークⅡレイズバックル&レーザーレイズライザーセット』が売られていて、心の中でガッツポーズをして喜び、衝動買いをしてしまうほど嬉しかった。俺はウキウキ気分で持っていたエコバッグに商品を入れて帰路に着いていたら···横からとんでもない衝撃がきて吹っ飛ばされた俺は、飛ばされた先にあった石の壁に頭を···。

 

 

「···それが、俺が覚えている範囲です。」

『そうか···辛かったな。』

俺が話す過去を、黙って聞いてくれた神様は一言そう言った。

「···それで、俺はこれからどうなるんですか?」

『お前、いや···祐太、今おまえには2つの選択肢がある。

1つ目は、俺が選んだ世界に転生して貰う事だ。だが···その世界は、お前が生きてきた世界とは比べ物にならない程に辛く、平和に程遠い世界だ。だから、俺の力を使って1つ、お前の願いを叶えてやる。但し、転生する世界に直接干渉する願いは叶えることが出来ない。

2つ目は、この場で起こったことを無かったことにして、新しい命に生まれ変わることだ。俺が願いを叶えることは無いが、お前の生きた時代に近い世界に転生させようと思っている。

···すまないが、この2つからゆっくり考えて選んでくれ。これ以上、俺の力では選択肢を増やすことが出来なかった。』

俺のこれからの事を、神様は2つの選択肢に分けて教えてくれた。神様からの選択に、俺は悩みに悩んだ···。

「···神様、1つ聞きたいことがあるのですが、構わないですか?」

『ああ。』

俺は聞きたいことが出来、神様に質問する許可を貰った。

「ありがとうございます。もしも···神様の選んだ世界に行くとして、願いを叶える際に···俺の生きてきた世界に対して、願いを叶えることって出来ますか?」

『···世界自体に干渉する願い以外なら大丈夫だ。』

俺の質問に、神様は間を空けてそう答えてくれた。

「···ありがとうございます。その言葉で、俺が選ぶ答えが出ました。」

『···なら聞かせてくれ祐太、お前が選んだ答えを。』

俺は神様の目があるであろう場所を見て···、

「俺は···転生します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神様が選んだ世界に。」

俺はそう答えた。

『···本当に良いのか?』

「はい、これが俺の出した答えです。」

神様の言葉に、俺は力強く返答する。

『その言葉に嘘はないな···分かった、ならば聞かせてくれ。お前の願いを。』

「俺の、願いは····

 

 

 

 

 

 

 

『俺を育ててくれた家族の幸せ』です。」

俺は、神様の言葉を聞いて決めた願いを伝えた。

『···本当に構わないのか?はっきり言うが、俺が選んだ世界は特殊な力がなければ生き残ることはほぼ不可能だ。改めて言うが、これはお前の為の願いだ「分かっています。」····理由を聞かせてくれ。』

「···俺、父さんみたいに強くなくて、母さんみたいに優しくなくて、姉貴みたいに才能がない、それに、他人より人一倍頑張らなければ、同じことが出来ない男だったんです。でも、そんな俺を···父さんは何度も俺にアドバイスしてくれて···母さんも何度も助けてくれて···姉貴は、俺が勉強で分からない所を、面倒くさそうにしながらも、何度も教えてくれた···俺の自慢の家族なんです。けれど、俺はその家族より早く旅立ってしまった···だから、神様が叶えてくれる願い···家族の幸せこそが、俺なりの···最後の親孝行であり、最後の感謝の気持ちなんです。」

俺は、神様から目を逸らさずそう言った。

『···その願いで良いのか?』「はい、構いません。」

『死ぬかもしれないのにか?』「俺の人生も急に終わったんですから、覚悟の上です。」

『お前の憧れの···仮面ライダーにもなれるのにか?』「···ええ、俺は自分の憧れよりも、周りの人への感謝の方が大事です。」

神様の言葉に、俺も言葉を返していく。そして···、

『····分かった、お前の願いを···幸せを叶える。』

神様は折れてくれたのか俺の願いを聞いてくれた。

「ほっ本当です『但し、俺から1つ提案を聞いててくれ。』な、何でしょうか···?」

俺が喜んだ矢先、神様が提案を聞いてくれと言った。

『···俺は、俺のワガママで送ったお前を···家族思いのお前を、このまま易々と死なせる訳には行かない。だから···お前にチャンスを上げたい。』

神様はそう言うと、自分の心臓辺りに右手をあて、そこから小さな光を取り出した。

『コレは、俺の力の···魂の一欠片だ。コレをお前の魂に同化させる。そうすれば祐太、お前は俺の力を使う権利が与えられる。』

神様は小さな光を見てそう言った。

「神様の力···それってどんな力なんですか?」

『それは内緒だ、お前が転生してからのお楽しみってやつだ。』

俺が神様の力のことを聞くが、神様は小さく笑って隠した···様な気がする。

『ただ俺も、神の力をタダでやる訳にはいかない。だからその代償として·····

 

 

 

 

祐太、お前が本来、記憶を持ったまま転生するはずだったが···その記憶を全て、俺にくれ。』

神様はそう言った。

『だが、無理に渡せとは言わない。この力を持たずに転生も出来る。だから慎重に考えて「分かりました、俺の記憶を持っていって下さい。」···本当にいいのか?何処か聞いた話だが、記憶を持って転生すれば、有利になることも多いと言うことを聞いたが···。』

神様は俺の返答に、そう返す。

「そう···ですね。確かに記憶を持っていれば···もしも、その世界のことを知っているのならば···もしも、今回の人生の経験を持ち込めるのなら···俺は、その世界で生き残ることがきるのかもしれません。

 

 

でも、俺はわからない状態からスタートして、神様から貰った力で、その世界を生き抜いてみたいって言っている俺がいるんです。それに、死ぬ日まで俺は、分からないものだらけ、知りたいものだらけの生活を送ってきたんです。だから次の人生も、知りたいことを知れたことの幸せを···その感動を再び味わいながら生きていきたいんです。それに···神様の貰った力で人助けをしてみたいなーなんて考えも無くはないですけどね···。」

俺は最後の方で照れ笑いしながらそう言う。

『···フッ、そうか···祐太、お前の思いは俺に伝わった。俺の力を持っていけ。』

神様はフッと笑った後そう言って、俺の近くに近付いてきた。

そして神様が俺の頭に左手をゆっくり持っていくと、俺の体が光で包まれ、体が光るのを止まると、左手をゆっくり下ろす。俺が神様の左手に視線を移すと、そこには手のひらサイズの光があった。恐らくあれが俺のこれまでの記憶なのだろう。そう思っていると、神様が右手に持っていた光を俺の方に差し出すと、その光はひとりでに動き出し、俺の方へと向かってきた。そしてゆっくりと、俺の心臓に入っていった。

『ふう···これでいい。これでお前は転生した時には記憶は無くなっていて、いつか必ず俺の力を使える日が来るだろう。』

神様はそう言って笑った。

神様が笑ったと同時に、俺の体が再び光に包まれる。

『···どうやら話せるのはここまでみたいだな。』

神様はすこし残念そうにそう言った。

『祐太、お前は今から言う言葉をお前は忘れるはずだ。これだけは言わせてくれ。

 

 

 

 

 

お前が信じ続ければ···諦めなければ、いつか、お前の願いはきっと叶う。お前が生まれ変わった世界でできた仲間を、お前のことを信頼してくれる仲間のことを信じろ。そうすれば、お前の未来は明るくなるはずだ。』

神様は真っ直ぐ、俺の目を見てその言葉を言った。俺はそう感じたんだ。

「···はい!ありがとうございました、神様!」

俺は神様に向けてそう言った瞬間、祐太の体は光となって消えた。

 

 

 

 

 

 

「お疲れ様です。」

祐太が消えた空間に、1人の女性が神様の元へ歩いてくる。

『ああ、俺も初めてだったからな···少し疲れた。』

神様は少し笑いながらそう言った。

「でも、本当に良かったのですか?本来であれば記憶を取らずとも、力を渡すことは可能だったはずです···もしかして、彼を化かしたのですか?」

女性は、神様をじっと見つめる。

『フッ····

 

 

 

狐だからな。』

神様はそう言うと、右手でキツネのハンドサインを作る。そんな神様の姿を見て、女性は小さくため息を漏らす。

『だが、俺は嘘はついていない。何せ今から作るものは、祐太の記憶があってこそ創造できるものだからな。』

そう言って彼は右手を動かすと、祐太からとった記憶の光から、2つの小さな光を取り出した。

「それは一体···?」

女性は神様が取り出した光について聞く。

『1つは俺が送った世界に関わる記憶、そしてもう1つが···

 

 

 

俺たちに関する記憶だ。』

神様はその光を見ながらそう答えた。

「私たちのこと···?何故彼が私たちのことを知っているのですか···?」

神様の言葉に、女性が疑問の声を投げかける。

『···どうやらこいつの世界では、俺たちのことが『特撮ドラマ』として、テレビで流れているらしい。』

「···まるで、あなた達の戦いを見ているオーディエンスの様ですね。」

神様の言葉に女性はそう返す。

『···さて、気を取り直して···創造(つく)るとしようか、あいつのための力を。』

そう言って神様は真剣な顔になると、まるで祈りを捧げるように目を瞑る。

すると、鐘の音が2人がいる世界中に響き渡る。そして、祐太から取り出した記憶の光が強く輝き出す。そして光が収まると···

 

 

 

神様の左手には、キツネが描かれている白い物に変わっていた。

『ふう、これで大丈夫だ。』

神様は目をゆっくりと開け、左手に持っているものを確認すると、安堵の息を吐く。

『さて、これで準備は万端だ。後はあいつがそれを渡せる様になったら渡してくれ。』

そして、出来た白い物を女性に渡す。それを女性は神様から受け取った。受け取ると同時に彼女の体が光につつまれていく。

「どうやら時間のようですね。」

彼女は自分の両手を見てそう言った。

『向こうの事は···あいつの事は任せたよ。

 

 

 

 

 

行ってらっしゃい、姉さん。』

神様は女性に対してそう言った。

「姉さんではありません。

 

 

 

 

 

行ってまいります、英寿(えいす)様。

彼女は神様にそう言うと、光となって消えた。

『さて···少しの間、寂しくなるな。』

 

 

 

 

 

そう言って神様···浮世 英寿(うきよ えいす)は先程までいた世界から姿を消した···。

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どこかの世界、どこかの産婦人科で一人の子供が産まれた。

「お疲れ様、頑張ったわね。元気な男の子よ。」

看護師から笑顔で渡された元気な産声をあげる赤子を、母親は愛おしく抱きしめ、父親も母親から赤子を受け取り、喜びながら赤子を優しく抱きしめる。

「よく頑張ったな、さくら。」

彼女の夫である男性は嬉し泣きをしながらそう言った。

「これからよろしくね

 

 

 

 

 

永洙(えいす)。」

そう母親は赤子の小さな小さな手を握って言った。

 

 

 

そして今日産まれた赤子狐塚 永洙(こづか えいす)こそ、転生を果たした祐太であった。そして彼がこれから出会う人々に起きる出来事は希望か、はたまた絶望か···それを知る神は、この場には居ない···。

 

 

 

 

 

 

 

戦姫絶唱シンフォギーツ 〜A(エース)を継ぐもの〜




次回、戦姫絶唱シンフォギーツ

「今日もいい天気だ〜!」
平凡な日常を過ごす永洙

「えっと···貴方は?」
だけど、そんな日常は長くは続かなかった。

「おめでとうございます!今日から貴方は···仮面ライダーです!」
回り出す運命の歯車···!

第1話 誕生Ⅰ「新たな白狐」
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