死にたくないから耐性スキルを取りまくったら致死量操れるようになった件 作:生徒会長月光
オリキャラ登場で少し重い話しになると思いますのでご注意ください
それではどうぞごゆっくり!
メイプルたちと二層へと辿り着いたアスキン。
その次の日学校から小豆はとある頼まれ事を引き受けていた。
「さて、家庭訪問…って言っても何回も来てるしな。さっさと行くとするか。」
そうして小豆はとある場所へと歩いていくと
「いつ来ても立派な門だな。」
そう言いながら門が開かれると中から老齢の執事服を着た男性が現れる。
「おぉ小豆様本日もありがとうございます。」
「なに、良いってことだ。それより元気そうか?」
「えぇ、前よりも食も喉を通るようになられました。これも小豆様のお陰です。」
「俺は何もやってないさ。頑張ったのはアイツだからな。」
そう言いながらいつものように案内される小豆。
ある部屋で止まり
「お嬢様、小豆様をお連れいたしました。」
「ぁ…ぁりがとう~」
控えめな少女の声がドア越しに聞こえ執事はドアを開ける。
少し大きめな部屋で勉強机や可愛らしいぬいぐるみが飾られた女の子らしい部屋。
ベッドに腰かけた少女は何処か見覚えのあるぬいぐるみを抱いている。
「せんせぇ~」
「今日は起きれたみたいだな。偉いぞ。」
「もぅ、子供じゃないんだから…せんせぇは相変わらずカッコいいよ。」
「あんがとさん、課題持ってきたぞ。それとこの間持っていった課題の採点も次いでにやるから貸してくれ。」
そう言いながら小豆は用意していたカリキュラムの課題を手渡す。
「はい、これだよ。いつもありがとうせんせぇ」
「お前さんに起きたことを考えたらこんなもんどうということはない。」
「それでもせんせぇは関係ないのに私のこと偏見を持たないで接してくれたもん。」
「そういうけどな、美華」
「良いの。大事なのは今だもの。」
そう言う美華は小豆へそう告げる。
小豆と彼女、綺羅星 美華の関係は先生と生徒という関係であるが二年程前に起きたとあることが関係している。
彼女は大企業の社長の一人娘で所謂社長令嬢であった。
学校では社長の娘として文武両道、品行方正を心掛け、容姿端麗でもそれを鼻に掛けず人気者であった…
だがいつの世もそれを気に入らない者がいる。
学校の裏サイトや根も葉もない噂が飛び交うようになり、私物がなくなったり、危害を加えようとする者もいた。
名家の跡取り娘として負けるわけにはと思った彼女だが友人と思っていた者たちは巻き込まれたくないと一人また一人と離れていき彼女は一人になった。
教師はイジメを見て見ぬ振りをし問題が発覚しないよう隠蔽する始末。
一年程耐えていた彼女だがストレスから食事も喉を通らなくなり、睡眠もロクに取ることが出来ない状態。
身体が休まらないまま遂には学校で倒れてしまう美華。
倒れた彼女へイジメの主犯たちはこれ幸いにと衣服をハサミでバラバラにし、あられもない姿を写真に撮り彼女の尊厳も辱しめ脅迫し言うことを聞かせようとする。
友人だった者に助けを求めようと手を伸ばしてもその手が届くことはなく忙しい両親に相談することも出来ず彼女の心は…バラバラになりその目から光が消えてしまった。
そんな時だ。
小豆が赴任して来たのは。
小豆が学校を見て回っているとフラフラと足元が覚束無い彼女が屋上に向かっているのを見つけ追い掛けると今にも飛び降りそうな彼女を見付け咄嗟に身体を引っ張った。
彼女はどうして死なせてくれないのかと全てに絶望した表情で小豆を責めた。
そんな彼女に小豆は何も言わずただ安心させるように抱きしめた。
美華はイジメから人間不信に陥っていた。だが抱きしめてくれた小豆の…久し振りの人の温もりに彼女の塞き止められていた感情が決壊した。
泣きじゃくり嗚咽を繰り返しながらどうしてこんな目に合うのか、人が怖いと、どうしたら良いのか分からず、誰も頼ることが出来ない今を変えられない自分が憎い。
そんな彼女の慟哭を小豆は黙って受け止めた。
その後泣き疲れ眠った彼女を小豆は背負い学校を出た所、今日の美華の様子が可笑しいことを不審に思った執事が迎えに来ており彼女の状態を見てすぐさま小豆の昔からの友人のいる病院へと連れていった。
栄養失調、睡眠障害、疑心暗鬼、上げればキリがない程彼女の身体は弱りきっていた。
子供がこんなになるまで誰も頼れなかったことに小豆は何のための大人だと怒った。
小豆の友人もこれには怒り心頭であった。
そうして二人は大学時代の友人たちの繋がりを最大限活用し詳細は伏せるがその結果イジメを隠していた学校は廃校
イジメの主犯たちは器物損壊、名誉毀損、強姦未遂などでそのまま少年院送りとなるがその際ネットで彼らの個人情報が流出したようで例え少年院から出られても自分の犯した罪と一生向き合わなければならないことは確実だ。
美華の体調は少し回復したがふとした拍子にその時のことがフラッシュバックしてしまうようで学校というものにトラウマを抱えていた。食も細くなり更に不眠症気味にもなりとても学校に行けるような身体ではなかった。
小豆の友人のカウンセラーは向き合うにしても時間が必要だと言い美華の両親は娘の様子に気付けなかったことを後悔し二人とも美華を抱きしめた。
美華も両親から愛されていたことを改めて知り両親は美華にもっと寄り添おうと今まで仕事一辺倒だったのを変え週に3日は家族の時間を取るようになった。
両親は古くからの知り合いが校長をしている学校に籍だけ置いて何とか出来ないかと打診し校長はそれを了承した。
来れそうと思った時に来てくれれば言いと理解を示してくれた校長、偶然にもそれが小豆の再赴任先でもあり彼女に寄り添おうこうして家庭訪問するようになった。
「美華の持ってるそれは確か」
「そう、ドラぞうだよ。凄い可愛いの!この間の第一回イベントで説明してたのをLIVE配信で見たけど動いてる姿もキュンとしたの。」
「まぁ確かにそうだったか。」
「それと三位のメイプルって人すごくゲームを楽しんでたのが何だか羨ましいって思ったの。」
「そうか。」
「それで私もハードとソフト買ったからやってみようって思ったの!せんせぇもやってるよね?アスキンって名前で。LIVE配信でクロムって大楯の人と共闘してたの見たよ!羨まし…えっと私も一緒にせんせぇとやりたいの!」
美華は小豆の好きなキャラの名前でログインしていたことに気付き急いで買いに走ったのだそうだ。
「良いぞ。まずは今日の分の課題を片付けてそれからだな。今日はメンテナンスも終わってるだろうから俺も帰ったらすぐに起動する。」
「うん!」
そうして今日の課題を片付けた美華。
小豆は一度家に帰ると言いそのまま部屋を出ていった。
「せんせぇのカッコいい姿を間近で見れる…!なんて素敵なことかしら…NWO…ゲームはあまりやったことはありませんが頑張ります!」
美華は握りこぶしを作りながら張り切る。
「それにミサ先生、梨香先生もいってたもん!せんせぇは年下好きだって私だって今年で18になるから結婚も出来るしお父様、お母様もせんせぇなら任せられるって言ってくれた。」
着実に外堀を埋められている小豆。
かの有名企業、綺羅星十字財団のバックアップもあり美華は花嫁修業もして株で既に億を稼いでいる程で養う準備も出来ている。
「早速ログインしよう…名前?う~ん、綺羅星の星と自分の名前でミカボシ、ステータス?なんでしょうか?魔法…私とせんせぇが会えたのだって魔法みたいな奇跡だし…魔法を使うには…iNT?が高ければ良いんですね!」
美華は魔法を使おうとINTに全てポイントを振り切った。
ここにVIT極振りに続きINT極振りが誕生し後にメイプルのように大暴れすることになるのはこの時まだ誰も知らないことであった。
今回はここまでになります
さてオリキャラの美華、登場したのですが過去が重い…
小豆が前にいた学校に赴任してきたその日に屋上から飛び降りようとしていたのを小豆は止めました。
美華は小豆に出会い救われ小豆の友人のカウンセラーや病院の非常勤ナースをしている友人にお世話になっている。
学校はトラウマがあり行くことが出来ませんが両親の知り合いの計らいで在籍しカリキュラムを終えられれば良いようにしてもらっている。
色々とありますがそこはご都合主義でお願いします。
その在籍の学校は小豆の現在の赴任先で実はメイプル、サリーと同学年だったりする。
小豆のことが好きで愛していて18の誕生日を迎えたら婚姻届と共に小豆に求婚する気満々である。
そしてゲーム初心者であり魔法を使いたいとINT極振りにしてしまう。
さて小豆の友人たちについてはまたいつかお話しするでしょう。少なくとも友人にカウンセラー、ナース、警察官、弁護士など様々な人たちと繋がりがあります。
真摯に美華と向き合ってくれたこともあり美華の両親からも認められている小豆。
果たしてどうなることやら。
感想、評価、お気に入り登録してくださった皆様ありがとうございます。
次回は美華の様相になっていくと思います。
不定期ではありますが投稿していけるようにしたいですね。
それでは今回も読んでくださりありがとうございました!
第三層機械の町にてメイプルの機械神のような物を、STAR DRIVER 輝きのタクトでのサイバティをスキルとしてミカに取らせようと思います。皆様どんなサイバティがお好きですか?知らない方は調べてみよう!
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それより本編を進めよう!