それから五年間、幸と明美は実の父親から凌辱の限りを尽くされた。
潰れた目に関しては犯すときに萎えるという理由から、デュエル闇医者を呼んで治療を施され、高級義眼を買い与えられた。
そんな凌辱の日々はある日突然、終わりを迎える。
父親、獄城
幸たちが全く知らないところで父親だった男は絶命した。
そして幸と明美はデュエルヤクザたちに決闘奴隷として拾われることになる。
その組にいたデュエルヤクザの一人の気まぐれから、デッキとデュエルディスクを与えられたことが人生の転機となった。
幸と明美にはデュエリストとしての才能があった。
その後、裏のタッグデュエリスト『地獄姉妹』として名を馳せ、数多くの雇われ先を転々として、最終的に最も稼ぎが良かったデュエルマフィア『
既に地獄を生み出した父親はおらず、デッキとデュエルディスクを持つデュエリストとなり、自分たちで金を稼いで生きていく力もある。
けれども幸は姉である明美と共に未だに――地獄にいた。
◇
癲狂院遊羽 & 大瀧修三 / LP3500
VS
獄城幸 & 獄城明美 / LP3400
幸は対戦相手であるデュエリスト、
依然として眼前にいる女の瞳には一寸の恐怖も存在しなかった。
幸にとって
あのフラワー花村とかいうカスと変わらない。
デュエル前に自分たち姉妹の地獄を侮辱したのは怒りが込み上げたし、地獄を知らないからこそ、あのように平然と集団強姦や目を賭けることができるのだと思った。
だがデュエルをすることによって理解せざるを得ない。
それは獄城幸が地獄を知るデュエリストであるが故の感覚。
だが同時に
だからこそ認められない。
認めるわけにはいかない。
「私たち地獄姉妹は地獄を恐れない!魔法カード《火炎地獄》!」
三枚目となる《火炎地獄》を幸は躊躇うことなく発動した。
◇
《火炎地獄》に対して遊羽は先ほど場に伏せたカードを使用した。
「トラップカード発動!《ダメージ・ダイエット》」
《ダメージ・ダイエット》はこのターンに受けるダメージを半減させる罠カードだ。
癲狂院遊羽 & 大瀧修三 LP3000
獄城幸 & 獄城明美 LP2900
「はん! それでもあんたたちのライフはあと3000。ラヴァ・ゴーレムの効果を3回受ければ地獄送りよ。私はこれでターンエンド」
《ダメージ・ダイエット》には墓地で発動する隠された効果があるため、一回は《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》のダメージを軽減することが可能ではある。
とはいえ地獄姉妹も《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》の効果だけで勝負を決めるつもりではないだろう。
他のバーンカードを引いて来れば容赦なく使用してくるはずだ。
「私のターン、ドロー」
ターンが回った大瀧がカードを一枚引く。
「溶岩魔神ラヴァ・ゴーレムの効果発動、地獄の業火を受けなさい」
癲狂院遊羽 & 大瀧修三 LP2000
ここではダメージ・ダイエットの墓地効果は温存する。
使うとすれば次の獄城明美のターンか、その次の遊羽のターンだ。
無論、このターンで大瀧の手札に勝負を決められるカードがあればそれに越したことはないが。
「リバースカードを一枚セットして、ターン終了です」
そう都合よくはいかないようだ。
これでこちらの魔法、罠ゾーンには遊羽の伏せた《ガード・ブロック》と《DNA改造手術》、大瀧が伏せた二枚のリバースカードが存在している。
「私のターン。カードを一枚セットします」
獄城明美はドローしたカードをそのまま伏せた。
どうやらバーン効果を持つ魔法カードではなかったようだ。
「これでターンエンド」
獄城明美のエンド宣言により遊羽のターンが回ってくる。
「私のターン、ドロー」
「溶岩魔神ラヴァ・ゴーレムの効果発動。もっとよ、もっと地獄の業火で焼き尽くしてやるわ」
執念を感じさせる獄城幸の言葉。
だがここではダメージ・ダイエットの墓地効果は使わない。
前のターンに獄城明美の伏せたカードが《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》より高いバーンダメージを出せる罠カードである可能性を考慮しての判断。
癲狂院遊羽 & 大瀧修三 LP1000
レベル3のモンスターをドローすることはできた。
あとは手札に元からあったカードを合わせてインセクトコンボを仕掛ける。
「私はアルティメット・インセクトLV3を召喚」
《アルティメット・インセクトLV3》
星3 風属性 昆虫族
攻撃力1400 守備力900
「更に手札から
《
「アルティメット・インセクトLV3の攻撃力はバトルフェイズに2900になる」
地獄姉妹のライフポイントは2900。ダイレクトアタックが通ればピッタリ削り切ることが可能だ。
「まさか忘れてるわけじゃないわよね。私の《虫除けバリアー》がある限り昆虫族の攻撃はできないのよ」
「ここで伏せていたカード《DNA改造手術》を発動。宣言するのは水族」
《DNA改造手術》はフィールド場全てのモンスターを宣言した種族に変更することができる永続罠カード。
遊羽の宣言によって場のモンスター全てが水族になる。
「アルティメット・インセクトLV3のレベルは名前通り3。これで《虫除けバリアー》と《グラヴィティ・バインド-超重力の網-》の両方を突破できる」
先に《DNA改造手術》を発動した場合、昆虫族にしか装備できない《
だがこの手順であれば、《アルティメット・インセクトLV3》を攻撃力2900の水族モンスターにすることができる。
これで全ての準備は整った。
「させません、リバースカードを発動します」
ここで動いたのは獄城明美。
「速攻魔法《サイクロン》。《DNA改造手術》を破壊」
前のターンに伏せていたのはバーンカードではなく、フィールド場の魔法、罠を破壊する《サイクロン》のカードだったか。
「大丈夫よ、幸ちゃん。あなたのことは私がフォローする」
「お姉ちゃん、ありがとう」
これによって《アルティメット・インセクトLV3》の種族は昆虫族へと戻った。
遊羽一人であれば、このターンの攻撃は断念するしかなかっただろう。
だが、これはタッグデュエルだ。
「今だ、大瀧!」
「グフッ、来ましたよ、私のチャンスが! 罠カード発動《猛吹雪》」
遊羽はデュエルディスクを通して大瀧が伏せた二枚のカードを把握していた。
一枚目は《突風》。相手によって自分フィールド場の魔法カードが破壊された時、フィールド場の魔法、罠を破壊できる罠カード。
そして今発動したのが《猛吹雪》。こちらは相手によって自分フィールド場の罠カードが破壊された時に発動でき、《突風》と同じくフィールド場の魔法、罠カードを一枚破壊する罠カードだ。
「なっ、そんなカードを!」
これまで表情を崩すことがなかった獄城明美が動揺する。
「破壊するのは《グラヴィティ・バインド-超重力の網-》」
大瀧の宣言によって《グラヴィティ・バインド-超重力の網-》が破壊された。
《虫除けバリアー》が残っている以上、《アルティメット・インセクトLV3》は依然として攻撃できない。
だが昆虫族以外のモンスターは全て攻撃可能になった。
遊羽は自分フィールドの全モンスターを攻撃表示にしてバトルフェイズに移行する。
「バトル! 溶岩魔神ラヴァ・ゴーレムの攻撃!」
そして当然のことながら《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》は昆虫族ではない。
「ゴーレム・ボルケーノ!!」
獄城明美が《サイクロン》で《DNA改造手術》を破壊しなければ《猛吹雪》が発動することはなかった。
獄城幸が《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》を特殊召喚しなければ、攻撃力3000のモンスターから直接攻撃を受けることはなかった。
あるいは《火炎地獄》を連発しなければデュエルの結果は異なっていたかもしれない。
だが地獄姉妹は自らの地獄を他者にも強い続け――その地獄の業火は彼女たち自身を焼いた。
「きゃああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」
「くっ! あああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
攻撃力3000の溶岩魔神ラヴァ・ゴーレムの攻撃によって生じたリアルソリッドビジョンの衝撃を地獄姉妹は悲鳴をあげながら受ける。
獄城幸は床を何度も転がって倉庫の壁に激突。
獄城明美は吹っ飛んで倉庫の壁に叩きつけられた後、ずり落ちて床に倒れた。
獄城幸 & 獄城明美 LP0
ペンギンランドとパンダパークの利権を賭けたタッグデュエル。
勝利したのはペンギンランド、癲狂院遊羽と大瀧修三のタッグであった。
◇
一時間後。ペンギンランド事務室。
オフィスチェアに腰かけながら遊羽はブラックドミノ銀行のスマホの画面を見ていた。
大瀧からの報酬『2500万円』の振り込みが確認され、既に地獄姉妹から振り込まれていた『5000万円』と合わせて『7500万円』が銀行口座に増加した。
この資金は奴隷杯の参加費とデッキ強化のためのカード購入に使用する。
正直なところ、フラワー花村が不在とはいえ大瀧がタッグパートナーを務めた以上、追加報酬の減額には応じる用意があった。
追加報酬自体をなしにするといった要求であれば拒否するが、向こうが交渉してくるようなら1000万円までの減額なら受けるつもりだった。
今後また仕事を貰えるかもしれないので、大瀧との関係は良好にしておいても損はないからだ。
だが大瀧は特に何も言わず『2500万円』を遊羽のブラックドミノ銀行口座に振り込んだ。
今回のデュエルで実力をアピールすることはできたので、大瀧としても今後の関係を維持するために報酬を惜しまないところを見せたのかもしれない。
「そういえばさ、気になってたことがあるんだけど聞いていい?」
ブラックドミノ銀行のアプリを閉じた後、スマホをポケットに入れてから遊羽は大瀧に問いかける。
「何でしょう、癲狂院遊羽、19歳」
「タッグデュエルが終わった後、フラワー花村の場所を地獄姉妹から聞き出してセキュリティに通報してたけど、普通に通報したんじゃ無意味だよね」
ブラックドミノシティのセキュリティは決闘強姦された女性が倒れていると通報を受けたところで駆けつけることはまずない。
既に犯人がいなくなっているのであれば、デュエルで逮捕して検挙ノルマの足しにすることはできないからだ。
デュエルで現行犯逮捕できるならC区であれば基本的には動いてくれるが、距離が離れすぎていて自分のノルマになりそうにないと判断されれば通報が無視される場合もある。
また決闘強姦が行われている現場にセキュリティが駆けつけた場合でも、決闘強姦魔から賄賂を受け取って、何も見なかったことにして立ち去るセキュリティも少なくはない。
賄賂を受け取ってのデュエル軽犯罪見逃しは下層区では頻繁に行われているが、C区でさえ周りに多くの目撃者がいなければ、決闘暴行や決闘強姦なら賄賂次第で見逃すセキュリティも多い。
「ええ、ですから私が懇意にしているセキュリティ個人の番号にかけました」
本気でフラワー花村を助けようと思うなら、そうするしかないだろう。
遊羽だって同じような状況でセキュリティを動かすなら牛尾に連絡する。
だが検挙ノルマにならない仕事をセキュリティに頼むなら賄賂が必要だ。
「で、そのセキュリティにいくら払ったの」
「前金で100万。フラワー花村を発見してデュエル病院に連れて行ってもらうので100万。セキュリティの口座に振り込んだのは合わせて200万円ですね」
まあそんなところか。
牛尾でも同じぐらいの金額のはずだ。
「その言い方だとデュエル病院代もあんたが払ったってこと」
「そういうことになります」
別に遊羽はフラワー花村を助けるべきではないと思っているわけではない。
ボンクラデュエリストではあるが、特に嫌悪感があるわけではなく、大瀧が助けたいなら好きにすればいい。
「でもあんたにとってフラワー花村は役に立たなかったデュエリストだ。仕事もろくに果たせず、機密情報の流出までした。何で高い金を払って助けたの」
一般的にはフラワー花村を助けないのが普通なのではないかと思ったが故の疑問。
「向こうから売り込んできたとはいえ、私が承諾したために表のプロデュエリストであったフラワー花村、18歳を裏の案件に巻き込んでしまった。だから大人としての責任を果たしたまでです」
そういうものか。
正直、半端な覚悟で裏のデュエル社会に足を突っ込んだ以上、フラワー花村の自己責任だと思うが、そこはデュエリストとしての感覚の違いだろう。
「癲狂院遊羽、19歳。奴隷杯に出るのでしたね。なら正式な日程が決まったら連絡を寄越しなさい」
「応援に来てくれるの」
デジャブである。
そういえば蛇沼組の組長からも、そんなことを聞かれたなと思いだした。
「今後も仕事を君に依頼するか検討する材料にするだけですよ」
「だったら猶の事、優勝しないとね」
D区で開催される裏のデュエル大会『
それが遊羽の次なる目的であった。
◇
同時刻。
C区のデュエルラブホテルにて地獄姉妹は紅龍の首領から電話で解雇通知を受けた。
大型案件を落としたのだから仕方ないし、紅龍のデュエルマフィア部隊を差し向けられる可能性もあったので、報告はこのデュエルラブホテルに場所を移してから行った。
「幸ちゃん、体の具合はどう」
《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》の攻撃を受けた際、幸は何度も倉庫の床を転がって壁に激突した。
「私は大丈夫、それよりお姉ちゃんの方が酷いじゃない」
そのせいで肌が露出していた箇所は擦り傷だらけになったが、吹っ飛ばされて直接壁に叩きつけられた明美よりはマシなはずだ。
「何とか体は動くようにはなったわ。万が一紅龍のデュエルマフィア部隊がここに乗り込んできてもデュエルはできる」
最悪の事態を想定して腕にデュエルディスクは装着したままにしている。
タッグデュエルを行った倉庫や紅龍から与えられた拠点よりは安全とはいえ、デュエルマフィアの情報網は広い。
このデュエルラブホテルも必ず安全とは言い切れなかった。
「通話をした時の感じだと、デュエルによる襲撃の可能性は低いと思うけれど」
首領とのやり取りは基本的に姉の明美が行う。
紅龍としても地獄姉妹と強制デュエルで殺し合えば損耗は避けられないと判断したのか、あるいは長い付き合いなので多少なりとも温情があったのか。
多分、前者だろうと幸は思った。
「ねえ、お姉ちゃん」
一旦、落ち着いたところで幸はタッグデュエルが終わってからの胸中を姉に打ち明ける。
「
「……彼女は地獄を知っている。けれども私たちとは違う。そう感じたわ」
同じく地獄を知るデュエリストとして、やはり姉もデュエルを通して
「それでね、その、デュエルに負けたっていうのに、あいつを見ていると胸が高鳴るの。そのドキドキするというか」
「……そう。そういうことね」
何かに気づいたように明美は深く頷いた。
「幸ちゃん。あなたは癲狂院遊羽に恋をしたのよ」
「こ、恋!? 私がそんなこと! だって、それにあいつは女よ」
「好きになった相手が女だったというだけでしょう」
姉から言語化されると、一気に感情が溢れ出して頬が朱色に染まる。
「お姉ちゃんは嬉しい、幸ちゃんがそんなまともな感情を持つことができるなんて」
「……まともな感情」
「これで確信したわ。幸ちゃん、あなたはもう地獄から抜け出すことができたのね」
姉の言葉を聞いて幸は真顔になる。
だってそれは姉に対する裏切りのようで、それでも思ってしまった。
もう他人に自分の地獄を押し付けて、他者を加害するような生き方をやめたいと。
あのデュエルで、自ら生み出した地獄の業火に焼かれた時、そう思ってしまったのだ。
「少し寂しいけど、幸ちゃんの恋を応援する。前にも言ったでしょう。地獄からでもあなたを見守っていると」
思わず幸は姉に抱き着いてハグをしていた。
「幸ちゃん?」
「だったら私がお姉ちゃんを地獄から連れ出す。地獄に一人置き去りになんかしない」
それが容易いことではないことは幸本人が一番わかっている。
あの父親が死んでも地獄から抜け出せなかったからこそ、自分たちは地獄の業火をまき散らしてきた。
だけど、そのような生き方を続けていれば、いずれはあの父親と同じように死ぬことになる。
「……そう。幸ちゃんがそう言うなら私も頑張らないとね」
普段のおっとりした口調ではなく、真剣な声色で明美はそう言った。
今でもこの世界は地獄に溢れていると幸は思う。
けれども同時にこうも思うのだ。
人はその地獄から抜け出すことができると。
「そういえば彼女、
「はぁ!? 何で私があいつの応援なんて、そもそも何時参加するかなんてわからないでしょ」
「奴隷杯の出場者は大会の一週間前には一般公開されるからチェックすればわかる。参加費の5000万円は既にあるでしょうから、次回の奴隷杯には参加するでしょう」
「……まあいいわ。私たち姉妹に勝ったあいつが、奴隷杯で無様なデュエルをしないか見届けてあげる」
あの大会の基本ルールとして、デュエルの勝者は敗者に対して強姦を含めてあらゆる凌辱を行うことができる。
禁止されているのはデュエルの敗者を殺害する行為と後遺症を残すほどの暴力で不具者にする行為ぐらいだ。
それは事前に説明されるし、参加希望者は同意書を書いた上で奴隷杯にエントリーする。
当然、
過去に一度、パンダパークのオーナーに連れられて、姉と共に観客として奴隷杯の会場に足を運び、そこで行われているデュエルを観戦したことがある。
それらのデュエルにおいて、男性デュエリストが女性デュエリストに勝利すると、ほぼ確実に強姦が行われた。
まれにビビッて強姦を行わなかった男性デュエリストもいたが、その時は会場から大ブーイングとヤジの嵐が吹き荒れた。
次戦では、決闘強姦を行った側のデュエリストを観客たちは応援して、女性を強姦できなかった方のデュエリストには引き続きヤジを飛ばし続けた。
結果として、女性を強姦することができなかったデュエリストはその試合で敗北した。
奴隷杯の観客たちの大半はエンタメとしての強姦ショーを求めているのだ。
男性側のデュエリストとしても、好む好まざるとにかかわらず、決闘強姦を行わなければ、あの大会においては不利になる。
女性デュエリストに至っては、常に観客たちからレイプコールを受けることになる。
何より、奴隷杯において女性デュエリストの勝利を阻む最大の存在。
それは『
『セックスデーモン豚島』と『レイプデビル叡傲』といえば、ブラックドミノシティ二大決闘強姦魔と呼ばれており、レジェンド級
決闘強姦数に限ればセックスデーモン豚島はブラックドミノシティNo1で、1000人以上の女性デュエリストを決闘強姦してきた男として有名だ。
奴隷杯の常連出場者であり常連優勝候補でもあるセックスデーモン豚島は、あの大会における所謂スター選手のような存在。
その豪快な決闘強姦は観客たちからの人気が高く、女性デュエリストが相手なら殆ど全ての観客が彼の応援に回り、女性に対するレイプコールの嵐が吹き荒れる。
大会運営側も女性デュエリストが奴隷杯に出場するなら、早い段階で豚島とマッチングするようにトーナメント表を作るはずだ。
それは観客たちの間での常識であり暗黙の了解だった。
実際、奴隷杯の観客席で豚島のデュエルを見た幸としても、それを認めざるを得ない。
少なくとも奴隷杯という舞台では地獄姉妹はセックスデーモン豚島には勝つことはできない。
1000人以上の女性を強姦してきた
以前に幸が観戦した試合では、そのような女性デュエリストはいなかった。
事実として奴隷杯において豚島は女性デュエリストに対しては無敗の戦績を誇っている。
だが今の幸は知っている。
奴隷杯でセックスデーモン豚島に対抗することができる可能性を持つ女の存在を。
集団強姦と視力喪失、その二つの地獄が目前まで迫ってなお、デュエルに集中することができる生粋のデュエリストを。
次回の