後、ミミななは五条先生に助けられてたり、伏黒が京都校だったりします。
どうやら、悟はもう行ってしまったらしい。
いてもたっても居られず、追いかけようとするけど、止められる。
「ここから先に進むと危ないぞ」
「そうよ、親はどうしたのよ」
「悟がっ」
生徒だろうか、若い術師にひょいと持ち上げられて仕舞えば、6歳の身ではどうにもならない。
「えっ 五条さんの子供!?」
「あんた、五条悟の子供なの? 名前は?」
「えと、違うけど……っ だけど」
そして、私はスカートを掴んでぎゅっと唇を噛み締めた。
今の私は悟と面識はないし、足手纏いだ。
心の制御が効かない幼女の体は、勝手にポロポロと涙をこぼす。
「あー。大丈夫だよ。五条さん、最強の術師だから」
「こらっ 術師って言っちゃダメよ、一般人かもしれないでしょ。で、あんた五条さんの何? 子供じゃないんでしょ? 親戚?」
「んん? なんか夏油傑に似てるね」
「あっ 五条様のお友達だった夏油傑! 確かに!」
私は、その場をなんとか誤魔化して、離れることとした。
そうして、帰ることもできず、進むこともできず、帳の中になんとか潜り込んでヤキモキしていると、五条さんが封印された、という言葉が聞こえてきた。
これ以上状況が悪くなんかならない。
私は、箒で声のする方に向かった。
ビルの上に立っていたのは、先ほどの青年だった。
「あ! さっきの女の子! 術師だったのか」
「詳しい事を教えて」
「えっと、その前に、あんた、誰?」
「私は夏油すぐる。悟の友達だよ」
「え、そう、なの? でも、あぶねーだろ、こんなところで。それに、夏油傑って五条さんを封印した奴じゃあ」
「封印? 私がどれだけ足を引っ張っても、今以上に悪くなることなんてないよ。いいから教えて」
そこで、状況を聞く。
どうやら、私の偽物が悟を封印したらしい。
呪霊操術も使われているらしい。
許せない。
「虎杖くん。その子は?」
「ナナミン先生! この子、夏油すぐるだって。五条さんの友達らしい」
「すぐる……? そういえば、夏油さんが亡くなった後、生まれた妹に同じ名前をつけたと」
「それ! それが私です!」
「とにかく、安全な場所に避難しなさい」
「いや! 私だって、出来ることはあるはず」
七海は深いため息を吐く。
「無理やり返しても、飛んできそうですね。なら、目の届く場所にいてもらった方がいいですか……。仕方ありません。私達から離れないように」
「うん!!」
そうして、私は虎杖お兄ちゃんと帳を壊す事になった。
「あ! 七海!」
「呼び捨てですか、最近の子供は……」
ちゅっと七海のほおにキスをすると、小さなハートマークが刻印される。
「おまじない!」
「うわ、ハートマークついてる」
「七海にしかつけられないんだ、ごめんね」
「すげー。モテるじゃん、ナナミン先生」
七海は深くため息を吐くと、私達と別れた。
それから、帳を壊しに向かう。
戦闘では、虎杖お兄ちゃんの傷を癒す事しかできなかった。
というか、させてもらえなかった。
せめて、後2倍の年齢だったなら……。いや、それでもまだ12歳。
全然戦力にならない。
一応、身体強化はできるのだが、6歳では高が知れている上に呪詛師相手は苦手なのだ、魔法少女は。何せ防御と浄化が主な力だから。
戦っている最中、七海につけた刻印が発動したのを感じる。
近い。
「虎杖お兄ちゃん! 近くで七海が大ピンチみたい! こっち!」
「あっ ちょっと待てって!」
追いかけていくと、火山の呪霊が術師を襲うところだった。
「テリトリー展開!」
私の領域を広げる。
私の領域では、味方は私の祈りの力が続く限り何度でも復活する!
「宿儺の器! ちょうどいい」
「下がってろ、すぐる!」
「虎杖くん! 撤退しなさい!」
だけど、私はその時には杖を掲げて漏瑚に攻撃を仕掛けていた。
「「すぐるーーー!!!」」
「浄化されちゃえ!!!」「小癪な!」
真っ向から魔力と呪いがぶつかる。
そうして、私は全部の魔力と引き換えに、漏瑚を精霊へ変えることに成功した。
それから私の意識は途切れた。
私が目を覚ますと、父さんと母さんがいた。
「すぐる! 良かった。お前までいなくなるかと……」
「すぐる! よかったわ」
「父さん、母さん」
二人は、私をそっと抱き起こす。
「さあ。帰ろう」
「あれからどうなったか聞かないと」
「すぐる! もういい、私達と帰ろう」
そう言い募る両親を振り切り、補助監督を探して事情を聞く。
呪霊操術で東京が消えたらしい。
なんてことだ……。
「あ! すぐる! 良かった、心配した。なあ、ナナミン先生にだったら、おまじないもっかい出来る?」
「いいけど、交換条件。獄門疆「裏」を貸して」
魔力は十分に回復した。
私は祈りを捧げる。私の祈りは、魔法は、「日常」を取り戻すことだ。
そして、その起点は、五条 悟。
悟にこそ、最大の力が働く。
私の周囲を風が吹く。光が漏れ出る。
「おおっ!?」
「行けそう」
お願い、私の日常を返して。私の全部をあげるから。
祈りは希望の光と化して、私は骸骨達に囚われていた。
どうやら、無事悟とチェンジできたらしい。なんでもありだな、白魔法。
「うまく、いった……」
後は、悟がなんとかしてくれる。
でも。
「もう一度、悟と話したかったなぁ」
まあいいや。後は頼んだよ、悟。
マシュマロ
https://marshmallow-qa.com/lucaluca
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