転生一般人は深海棲艦や艦娘と静かに過ごしたい(旧題:何故か、深海棲艦がたむろする様になりました。) 作:八雲ネム
「にしても、今年の夏はそこまで上がらんなぁ」
「えぇ。核兵器を使用した結果、どんなに小さく見積もっても夏で5度は下がるらしいわよ」
「となると冬場はもっと下がりそうだね」
「去年辺りは暑すぎてキツかったが、今年は冷夏で困る事になるとはね」
欧州艦娘を中心に説教をかましてから数日後、気象庁の予報を聞いた俺は今日の秘書艦である離島棲姫と時雨と共に仕事をしながら、これからの気象について話し合っていた。
今は6月後半であり、例年であれば夏に向けて気温が上がり始める時期なのだが、核兵器によって舞い上がった粉塵が大気を覆った事で5月上旬の気温と大差ない気温になった為、今年は完全に冷夏の予想になっている。
農業なんかの一次産業にダメージが入るのは当然として観光業、特に沖縄辺りの亜熱帯の気候で育った珊瑚礁なんかは海水温の低下によって深刻なダメージが入ると思われるので、環境が元に戻っても当面は観光に使えないだろうな。
「まぁ、起きちまったもんは仕方ねぇとして、A国への渡航はまだ無理か」
「うん。内戦の後始末がまだ終わっていないのと、火種が燻っていて安定には程遠いって政府の役人が言っていたよ」
「やれやれ。彼の国はコネに加えて実力主義が蔓延っている分、国として分裂したら修復するのに時間が掛かるなぁ」
「どんな国も内乱状態から復旧するのに時間が掛かるわ。今は待つしかないわ」
「………待たされる方はヤキモキするんだよなぁ」
19世紀に発生した南北戦争ですら、始まってから終わるまで4年程掛かっている以上、今回の内戦が1〜2年程度で終わる事自体が奇跡みたいなものなのでいつどこで再開するか、分かったものじゃないと言うのが政府の言い分らしい。
まぁ、日本でも裁判沙汰になったら民事で1年以上の期間が掛かる上、複雑な内容の裁判だと2年以上の年月が掛かるのがザラだと言うし、当然と言えば当然だな。早く行って解決したい気持ちはあるがね。
「提督、これはどうすれば良い?」
「農業の工場化に関する事か。情報提供を求めているから、現時点までの成果と今後の方針をまとめて報告しよう。こちらの考えでは共同基地に提供する程度で市場に流す気はないからな」
「分かった」
その為、海外の事に関しては報告を待つしかないと判断して今できる事をしようと日々、上がってくる書類を捌いていると時雨が自前で生産している食料の進捗を報告する様に、と書かれた書類を持ってきたので指示を出した。
現時点の進捗は稲やトウモロコシなど、風によって花粉の受精を行う植物に対する風の当て方などの確立が進んでいて、もう1〜2年もすれば暫定的ながら量産体制が確立する。
勿論、市場に流通させようとすると野外で生産する農産物の価格と比べて工場を稼働させるコストを上乗せする事から割高になってしまう為、今はまだ共同基地で使う分しか生産していないもののいずれは市場に流したいと思っている。
そんな事を考えつつ、今までの経過と今後の方針をまとめているとノックする音が聞こえたので入る様に伝えると瑞鶴が入ってきた。
「演習結果をまとめたから査収、お願いね」
「了解した。所で他のみんなは大丈夫かい? 君から見て」
「何とも言えないわ。ただ、貴方の説教で多少は落ち着いた感じはあるわね」
「なら良いんだ。これで罵詈雑言が酷くなる様ならどちらかを物理的に引き離さないといけなる所だった」
「けど、早めに行かないとまた関係が悪化するかもしれないからそこは注意してね?」
どうやら、俺の説教は多少なりとも効果があった様なので一安心なのだが、根本的な問題である深海棲艦による大規模侵攻を何とかしないと火種として燻ったままだ。
「あぁ。最大限、善処しよう」
「それ、結局有耶無耶になる奴じゃん?」
「仕方ないだろう? 受け入れ先の国内が安定してないんだから」
「内戦があったんだっけ? いや〜大変だよね。国内が分裂するとかさ」
「うん、これが日本で起こっていたらと考えると怖くなるよ」
「まぁ、この国で起きていたら他国からの介入は不可避だったでしょうね」
その為、行けたら行くのノリで瑞鶴の言葉に答えると苦笑されながら返されたので、彼の国の国内事情について時雨や離島棲姫を交えて雑談をする事になった。
正直に言って書くネタがなくて行き詰まってる感じですね。
完全に、計画性のない行き当たりばったりで書き続けた結果がこれと言う自業自得な案件なのでアンケートを取ります。
お題は色々と飛ばしてA国に行って大西洋側の深海棲艦との戦闘をするか、もう暫くは共同基地で活動するかの2択です。
一気にA国に行った方が良いのかどうかのアンケート
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行った方が良い。ダレるし。
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行かなくて良い。ダレでも良いから。