fateGrundOrder もしもイベント 作:わーをーん
カルデア内。とある一室にて。
ホームズ「エリザベート君。今カルデアには壊滅の危機が迫っている」
エリザベート「へ?」
ホームズ「もうすぐハロウィンが迫っている。最近のハロウィンでは死者が出る危険性があるらしい。2023年の渋谷でも大きな混雑と危険が考慮されて、ハロウィン当日に人が集まらないよう措置をとった程だ。カルデアでもこの規模の混乱、悲劇が予想されている」
エリザベート「そんな。それは困るわ。そんなことになったらハロウィンを気軽に楽しめないじゃない!」
ホームズ「そこでだ。エリザベート。君に頼みたいことがある。ハロウィン当日、君に一日警察署長としてカルデアの平和を守り、ハロウィンで浮かれている者達を取り締まってほしい」
エリザベート「え、でも、こんなこと言うけど、私でいいの?」
ホームズ「君が適任であると、私の推理が判断した」
エリザベート「でもあなた警察の人間ではないわよね?」
ホームズ「ああ。確かに私は探偵だ。だがアイドルは時として一日署長になれる。まあ、気が進まないのであれば、他の者に頼むが」
エリザベート「そんな、やるわ。一日警察署長ができるのは私しかいない!」
ホームズ「おお、やってくれるか。協力に感謝する。ではこれが制服だ」
エリザベート「ちゃんと拳銃もあるわね。よし、これで私は署長になるわよ!」
星4 エリザベート一日警察署長(アーチャー)
体にフィットした制服。ミニスカート。手帳のバッジは偽造してはいけない。
宝具。正義の弾丸エリザベートショット。両手でよく相手を狙ったエリちゃんが、拳銃を一回撃って相手一体の額を撃ち抜く。
ハロウィン当日。渋谷風カルデア。
ジャック「トリックオアトリートー!」
ナーサリーライム「トリックオアトリートー!」
ジャック「お菓子くれなきゃいたずらしちゃうよ!」
ナーサリーライム「今年はすこんぶを要求する!」
エリザベート「現場に急行、エリちゃん参上!」
ジャック「あ、エリちゃんだ。一緒に家を回る?」
エリザベート「残念だけど今の私はカルデアの平和を守る警察署長。あなた達、今年のハロウィンは騒ぐのを控えて家で大人しくしてちょうだい!」
ジャック「えー、そんなのつまんなーい!」
ナーサリーライム「すこんぶ欲しいー!」
エリザベート「私も本当はこんなこと言いたくないけど、これもカルデアのため、わかって!」
ジャック「うう、こうなったらー!」
ナーサリーライム「こうなったら!」
ジャック「私達のお菓子を阻止しようとするエリちゃんに、いたずらだー!」
ナーサリーライム「だー!」
エリザベート「仕方ない、受けてたつわ!」
エリちゃん、射殺。
ジャック「きゅう」
ナーサリーライム「すこんぶぅ」
エリザベート「よし。ここは解決。次の現場へ行くわよ!」
イリヤ達三人衆「トリックオアトリートー!」
エリザベート「あなた達もいたわね!」
イリヤ「あ、エリちゃんもコスプレ可愛いよ。おばけじゃないけど」
クロエ「むしろある意味怖い?」
エリザベート「これはコスプレじゃないわよ。チャカも本物よ。今年のハロウィンは控えめにお願い。はしゃぎすぎるとカルデアが壊滅するらしいの!」
イリヤ「はあ?」
クロエ「イベントではしゃいだからって人が死ぬわけないじゃない」
エリザベート「それが起こっちゃうから現実って恐ろしいの。というわけで、強制指導よ!」
エリちゃん、射殺。
イリヤ達三人衆「やっぱり銃はまずいよエリちゃん、がくっ」
エリザベート「よし。ここも解決。次の現場へ行くわよ!」
エリザベートが歩いていると、横道からセタンタが走ってきた。
セタンタ「はあ、はあ、はあ。くそ、まいたか?」
エリザベート「セタンタ、ストーップ! 今年のハロウィンはおごそかに。出歩いちゃダメよ!」
セタンタ「ちっ、お前もあいつらの仲間か!」
エリザベート「あいつらって誰? ひょっとして事件?」
セタンタ「スカサハの姉貴とメイヴの姉ちゃんが、お菓子はあげないからいたずらしてとか言って、迫ってくるんだよ」
エリザベート「それはやばいわね」
セタンタ「なんかすっげえ背中に汗かいたから逃げてきたけど、お前は敵じゃないんだな」
エリザベート「安心して。私は警察よ!」
セタンタ「それならいいが」
スカサハ「セタンタ、どこいった。こっちか!」
メイヴ「とうとう見つけた。うふふ。もう逃げられないわよ」
エリザベート「そこの2人ストップ! 明らかに不審者ね。一日署長が無力化するわ!」
エリちゃん、射殺。
エリザベート「この件もなんとか片付いたわ」
セタンタ「エリザベート、ありがとな」
エリザベート「ええ。この調子で更に行くわよ!」
次にエリザベートは、ナイチンゲール、ヘラクレス、呂布のバーサーカーズと出会った。
ナイチンゲール「子はいないか、お菓子をもらう子はいないか!」
エリザベート「あなた達、今年のハロウィンはお静かに。外で騒ぐのは禁止よ!」
ナイチンゲール「違う。私達はハロウィンを楽しんでいるのではない。砂糖は体に毒だからな。子供がいっぱい食べないように、見つけて葬っているのだ」
エリザベート「どっちみちダメじゃない! やっぱりバーサーカーはバーサーカーだった!」
ナイチンゲール「いくぞ、お供のヘラクレス、呂布。きっと彼女も砂糖を欲しがる悪い子だ」
エリザベート「バーサーカーに話し合いが通じると思ったら大間違いよね。仕方ない、力づくで無力化するわ!」
エリちゃん、射殺。
エリザベート「ふう。ひやひやしたけど、なんとかなったわ。次に行くわよ!」
次にエリザベートは、子ギルと出会った。
子ギル「あ、エリザベート、やあ!」
エリザベート「子ギル、今年のハロウィンはぶっちゃけ禁止よ。あなたはお金持ちだし、自分でお菓子を買ってなさい!」
子ギル「いやでもさあ、せっかく若返りの薬を飲んだわけだし、セイバーには会っておきたいんだよねえ」
エリザベート「どうして子供のあなたがアルトリアに会いに行くわけ?」
子ギル「いや、なんか大人の僕がさあ、子供の姿ならセイバーからお菓子もらったり、いたずらできたりするかもって考えたんだみたいで、勢いで若返っちゃったんだよねえ。ふう、大人ってしょうもないね」
エリザベート「そ、そう。でも、今年のハロウィンは騒がないように。アルトリアには会わないで、すぐおうちに帰りなさい」
子ギル「そこは納得いかないなあ。僕もなんだかんだ言って、お菓子ほしいし、セイバーにいたずらもしてみたいし? だからどうしても通りたいんだ」
エリザベート「それじゃあ仕方ないわね。これより実力を行使するわ!」
エリちゃん、射殺。
エリザベート「子供の欲望って強いのね。でもこの件も無事解決。さあ、次に行くわよ!」
順調にエリザベートはカルデア(渋谷)の平和を守っていた。
そんな時、ある1人の男、ではなく女と会う。
森永「なぜだ。なぜこのハロウィンの日に子どもたちははしゃがない。お菓子を求めない。そして大人がお菓子を買いに来ない!」
エリザベート「あなた、今年のハロウィンはほぼ中止よ。今日はもうおうちに帰りなさい!」
森永「ふざけるな!」
エリザベート「あなた、一日署長にたてつくつもり!」
森永「相手が署長だろうがお嬢様だろうが関係あるか! 俺はお菓子を売る。売って売って、売りまくる。それが俺の夢だ。俺の夢は、誰にも奪わせはしない!」
エリザベート「う、なんて熱い言葉。でも、今日だけよ。今日がすぎればお菓子を売ってもいいから。それまで我慢して!」
森永「そんなもん我慢ならん! 今日がハロウィンなんだ。今日が多くお菓子が売れるんだ。そんなチャンスを逃してなるものか!」
エリザベート「そう。どうしても抵抗するというのね。それじゃあ仕方ないわ。公務執行妨害で、射殺する!」
森永「俺、森永太一郎の夢は、こんなところで終わりはしない!」
星3(5?) 森永太一郎(ライダー)
なぜか巨乳美女の姿で登場した森永社長。きっと売り子は美人の方が良いからかもしれない。初めて日本でチョコレートを製造販売した人だとか。
宝具。世を渡るお菓子売り。マシュマロ人間とキャラメル人間にリアカーをひかせた森永が、お菓子をいっぱい積んだ巨大リアカーの上に乗り、相手全体をひき逃げする。
騎乗スキルはないが、社長なので陣地作成スキルはある。スキル1、転生の肉体。巨漢だったらしい。
森永「く、私は、諦めない。もっと、多くのお菓子を、売るのだ」
ばたり。森永は倒れた。
エリザベート「かなりの強敵だったわ。でも、これでカルデアの平和は保たれた!」
翌日。カルデアの一室。
ホームズ「よくやってくれた。エリザベート。君のおかげでカルデアの平和は保たれた。やはり私の考えは正しかった」
エリザベート「ええ。でも、疲れたわ。なんだか甘いものが食べたいわね」
ホームズ「そうか。では、これが報酬だ。はい。キャラメル」
エリザベート「ありがとう。もぐもぐ。ふう。おめでとう、森永。少なくとも1個は売れてたわよ」
完。