妖刀に取り憑かれし黒の剣鬼の血風録   作:戦魔王ゼロ

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全然、現在の投稿作品が思った形にならないため、気分転換がてら投稿しました。

妖刀をテーマにした作品で、刀好きである私にとっては、かなりお気に入りの作品です。




プロローグ

 

かつて、聖書の神は極東の島国にいる刀鍛冶を自身の領域に招き入れ、とある依頼をした。

 

「これから、貴方には百本の刀を打ってもらいたい。貴方が思うままに打った代物で構わないーーー素材が必要ならこちらから用意するし、貴方が望む報酬も用意しよう」

 

そう言って、聖書の神は自身の近くに黄金の財宝を呼び出し、刀鍛冶に依頼する。

 

だが、刀鍛冶は首を振らない。

 

何故ならーーー

 

「目的と理由を話せ。何故、(オレ)に依頼する?それがハッキリしない限りは幾ら積まれても仕事は引き受ける義理はない」

 

そう言って、刀鍛冶は聖書の神を睨みつけるように見つめる。

 

「そもそも、(オレ)は病気で死んだ筈。幾ら異国の神様だからって死んだ者を蘇らせてまでやらせる程の仕事なのか?」

 

「えぇ。宿業を断つ劔を打つことに生涯を掛けた貴方にしか頼めません・・・初代千子村正殿」

 

そう言って、聖書の神は呼び出した刀鍛冶・・・千子村正を見据えて、こう告げた。

 

「遥か未来に来たる人類悪の獣の一体トライヘキサ、そして、異界から現れし邪神メルヴァゾアの軍勢に立ち向かう為の刃を打ってください」

 

その後、村正に頭を下げた。

 

その行動に思わず、村正は驚きを隠せない様子だった。

 

「神様が頭を下げて頼んでくるとは思わなかった・・・色々と聞きたいこともあるが、まぁ、この仕事は引き受けよう。あと、報酬は要らねぇ。どうせ、あれに迫る刀を百本打った所で、俺自身に限界来てくたばってしまうだろうからな・・・」

 

そう言って、村正は聖書の神からの依頼を引き受けることにした。

 

その後、村正は注文通りに百本の名刀とも呼べる刀を打った後に、本人が宣告した通りに限界を迎えて死んでしまう。

 

そして、村正が打った刀は・・・

 

「これらの刀は遥か未来に備えて神器(セイクリッド・ギア)化させます。神器の銘は黒妖の殲刃(ジェノサイドエッジ・ムラマサ)ーーーこの神器を宿した者たちは惹かれ合い、そして、殺し合うでしょう。そして、最後の一本となった時、この神器は神を滅ぼす器、つまり、神滅具(ロンギヌス)と化すでしょう」

 

聖書の神が自身の住まう領域で村正が打った刀を見ながら、今後の方針を自身の配下である天使長ミカエルに告げる。

 

「主よ。畏れ多くも、何故、そのような禍々しい業物を創らせたのでしょうか?」

 

「・・・今は伝えることができません。ただ、これは未来を守るために必要な物と言っておきましょう。それと、ミカエル・・・日本神話との交渉の件はどうなっていますか?」

 

聖書の神は自身の配下である天使長ミカエルに交渉の件がどうなっているのか確認する。

 

「例の神剣の譲渡ですね。条件は厳しかったですが、了承してくれました」

 

「分かりました。オリュンポスから、あれが届き次第、準備を進めなさい」

 

「承知しました、主よ・・・」

 

そう言って、ミカエルは、その場から立ち去る。

 

自身だけしかいないと確信すると、聖書の神は・・・

 

「近々、私はトライヘキサ封印の影響による弱体化と三大勢力の戦争中に起きる二天龍の襲来で命を落とすことになるでしょう。だからこそ、未来の脅威に立ち向かう切り札として、あなた達には期待しています・・・剣鬼(ブラッドエッジ)

 

その後、聖書の神が予言した通りの事件が発生し、悪魔の四大魔王と共に命を落とすことになる。

 

そしてーーー

 

「・・・お前さんが剣鬼(ブラッドエッジ)だな?名前は?」

 

「番号で呼ばれていた。9番と・・・」

 

「そうか・・・だったら9番から九郎ーーークロウ・ムラマサはどうだ!?」

 

「悪くないね。だったら、オレの名はクロウ、クロウ・ムラマサと名乗ろう」

 

そう言って、黒のロングコートのような戦闘服と背中に二本の刀を背負った黒髪の少年クロウは、自身に名を付けた堕天使の長アザゼルに告げる。

 

「それで・・・俺の次のターゲットは誰?」

 

 

その目は、赤く、血のように赤く染まっていた。

 

これは、聖書の神が伝説の刀工に創らせた刀を神器として加工した結果、妖刀よりも遥かに凶悪な魔剣となり、その宿業を背負うこととなった元奴隷の少年が数々の試練に立ち向かい剣鬼と化す血風録である。

 

 




ちなみに、この作品の投稿は不定期です。

いつ投稿するかは、今の所未定です。
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