4月1日
明日のオフ会で覚醒する覚悟を持つために日記を書いてみる。
多分続かない。
終らせない、絶対に。
その為にもまず、現時点で確認した事を書いておく。
1.現在地は山梨にあるビジネスホテルの一室である。
2.カレンダーを観るに記憶を喪う前の最初の時間軸で、明日から星霊神社でオフ会が開催されるらしい。
3.今の俺にはレベルは無く、あっても愚者レベル0の半覚醒者の状態だ。
4.仲魔・ペルソナ・悪魔変身等の力は無いが、集中すると体内を泳ぐ半透明なコヴェナントの様なものが居るのを確認した。
5.俺にこの年の記憶は無く、この日記を書く前の記憶とガイア連合の病院で目覚めてからの記憶だけという事。
以上が現在分かっている事だ。
明日からは、とりあえず夢の啓示に従ってみよう。
4月2日
星霊神社に着いたから書いておく。
オフ会では出来るだけ食事中に話し掛けても問題ない相手に話し掛けてコネ作りをし。
神主とは仲良くなるため親しみを込めてショタおじと呼び、厳しい方の修行を付けて欲しいと伝えておいた。
ショタおじは俺が半分覚醒しているのに少し驚いていたが。
占術で占ったのか隣街にメシア教の教会があり危機感を持ち、家に悪魔が住み着いている影響で中途半端に覚醒したのかと勘違いしてた。
そうだけどそうじゃないんだよなぁ。
4月3日
初日の修行であっさりと覚醒してしまった。
俺の実力不足と霊的契約により内容は書けないが、掲示板や向こうでも一部の修羅勢以外からは不況な理由が分かった。
覚醒しても覚醒スキルは覚えなかったが修行すれば後からでもスキルが手に入るからそこは気にしてない。
今日はとりあえず、初日で覚醒したことを掲示板で反抗心のある俺達を狙って煽り、修行する意欲の向上を謀ってみた。
上手く行くといいのだが。
4月4日
今日はショタおじから
「まさか1日で覚醒するとは思わなくって時間が余っちゃったから、何かやりたい事があれば教えるよ」と言われたので、サマナーの成り方を教えてと訊いたらショタおじが真顔になった。
何故サマナーに成りたいのか問われたので、家には恐らく悪魔がいる可能性があるから可能なら調伏して駒にしたいと答えたら。
ショタおじが苦虫を噛み潰した様な顔をして
「悪魔を調伏出来ても必ずしも言うことを聞くとは限らないのに?」と言われたので、人間同士でも言うことを聞かない事なんて幾らでもあるんだから今更でしょと返した。
ショタおじが凍るような冷たいマグネタイトを漂わせ
「悪魔が契約の穴をついて襲い掛かってきたらどうする」という問いには生き残れれば契約の穴を塞ぐ対策をまた考えればいいと胸を張って言い。
ショタおじが俺に明確な怒気を向けて
「君が死んだら周りはどうする」と諭されるので死にたくないからショタおじに師匠になってほしいと相手の目を睨んで言ってやった。
それで暫く睨み合いをしているとショタおじがため息と共に今までの雰囲気が霧散し、疲れた表情をしながら
「僕の指導はスパルタだから覚悟してよね」とサマナー技能を明日から教えてくれる事になった。
やったぜ!
ショタおじは明日からの準備をすると言って去ったので、1日やることが無かった俺は近くにいたショタおじの式神に書庫へ案内してもらい。
戦闘術に陰陽術とアイテム製作の資料に加え、最近保管されたのかオカルトと科学の融合の資料が置いてあったので一日中読み漁ってた。
4月5日
今日からサマナー修行をやったけど。
レベルが足りないのとこの身体にサマナーをしてた時の経験が無い為、感覚の齟齬から指や腕が飛んだり爆発したりした。
でも休憩時間に書庫から召喚術の資料も読み漁り、失敗してもトライ&エラーを繰り返して経験を積んだお陰で身体がコツを掴めたから近いうちに合格をもぎ取ってやる。
4月6日
修行から二日目。
36話、37話の誤字報告ありがとうございます。