【カオ転三次】呪われた転生者の日記   作:幻 幽鬼

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腕試し

 

 4月30日

 

 俺たちは無事、山梨のホテルに着くことが出来た。

無貌の仮面で顔を隠したザビ子が勝手に二人部屋に決めたり等、多少のハプニングはあったけど。

到着したのも夕日が射す時間帯なのでショタおじには山梨に到着したが時間が遅いから明日伺うから時間をしてほしい旨を連絡したら、俺と俺の連れの実力を見たいから未明には来るよう返信が来た。

レベルを上げずに修行ばかりしてたから瞬殺されそう。

 

 

 

 4月31日

 

 今日は酷い目にあった。

指定された時間にザビ子を連れ星霊神社に行くと、最後の鳥居を潜ると術式が起動して異界に跳ばされた。

跳ばされた先ではショタおじが既に臨戦態勢に入っていて会話する雰囲気では無かった。

なので、初手で困惑しているザビ子にメギドラストーンを使わせ、俺は精霊召喚を行い合体魔法ハチマンを発動させたのだが。

どうにもレベルの差があり過ぎるようで、少し驚いた表情を浮かべるショタおじが着ているマントの端を焼いただけでに留まった。

ショタおじが様子見しているので簡易領域を使いながらウィルオウィスプを召喚し特攻させるが、爆発の瞬間に術に干渉され不発で仲魔の形代を消費しただけに終ったが。

ウィルオウィスプによる時間稼ぎでザビ子にザンマストーンを、俺はムドを使い合体魔法ハイエンドクラッシュを発動させたが、流石にこれは避けられてしまい反撃で繰り出された火炎無効・反射・食いしばり貫通が付与された名称不明の炎によって全滅した。

あの後ショタおじに俺たちは蘇生され、『格上相手でも戦意を失わず最期まで諦めること無く戦い抜き、仲魔達との連携も良好で、修行によってレベル以上に鍛えられていて驚いたよ』と軽く言われた。

とりあえず、ショタおじから依頼を受ける事を許可してもらえたけど、ザビ子がトラウマを植え付けられて使い物にならないから依頼を受けるのはまだ先になりそう。

 

 

 

 5月7日

 

 ザビ子のメンタルが大分マシになってきたから日記を書いておく。

ショタおじの試練を受けた後、専用式神を作るのに異界に飛び散った俺たちの一部を使っていいか聞かれたのを了承して死の恐怖から錯乱状態のザビ子を抱えてホテルに戻り、昨日までずっと傍で面倒を見ていたが。

今日になってようやくマトモな受け答えが出来るようになったのを見計らったかの様にショタおじの式神がやって来て、専用式神の札を二枚手渡しして帰って行った。

何故二枚もあるのか首を傾げたが、ザビ子が心配で召喚はしていない。

今は白野のメンタルケアが最優先だ。

幸いな事に、白野もペルソナ以外の肉体的覚醒をしているから一ヶ月位は飲食しなくても問題無いしな。

 

 

 

 5月14日

 

 白野のメンタルが回復した。

ただし、彼女のペルソナがマリアからスライムへ変質する事で、だが。

彼女の心の中で何があったのかは分からない。

だが今は、彼女の復活を俺は喜ぼう。

難しい事は明日から神主に聞けばいい。

 

 

 

 5月15日

 

 今日は白野をホテルに待機させてショタおじに話を聞いてきた。

事前に相談した白野のペルソナの変質についてショタおじに訊くと、原因は俺に渡された二枚の専用式神が封じられている札の片方にマリアのペルソナとカード化したスライムを入れ換える仕組みを施していたとの事。

ショタおじ曰く、今まで白野は無貌の仮面の認識阻害で気付かれていないかもしれないが、天使や聖人など一神教関連のペルソナはメシア教に感知される可能性があり。

弱点だらけで弱いとは言えマリア。

こんなビックネームだとメシア教も優先して探すだろうから、仮面を外したらバレる可能性のある生身の人間よりマグが有る限り常に幾重もの術式によって秘匿出来る式神に隠すようにしたらしいと申し訳なさそうに教えてくれた。

緊急なのは分かる、必要だったのも分かる。

せめて事前に説明が欲しかったな。

俺が弱くて守られる側だからか?

 

 

 


 

 5月16日

 

 ──、──。

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