5月16日
昨日はあの後、ショタおじから白野のペルソナを慣らす為に近くのオカルト鑑定の依頼を斡旋してもらい、依頼主に連絡を入れて今日白野と行ってきた。
依頼主は駄菓子屋の老婆。
内容は日本人形の鑑定と回収をする依頼だった。
依頼した駄菓子屋の老婆曰く、母方の家系が厄除けとして江戸時代頃から嫁入り道具の一つとして受け継がれてきた人形らしく、この人形を持って嫁いだ女は円満な家庭を築けると教えられたらしい。
だが、老婆の孫娘が産まれた辺りから人形に火傷や切り傷の模様が浮かび初め、気味悪がった娘夫婦が老婆に預けて行ったんだと。
俺と白野で抱き合う人形を慎重に調べた結果、人形に悪魔が憑依している上にその悪魔が瀕死の状態である事が分かった。
名前は秘神ミガワリサマ
レベルは0.1
属性はNEUTRAL-NEUTRAL
破魔・呪殺無効を持ち
スキルはエストマとカバーにマサリカーム、それに既に消費済みの複数の幸運だけ。
名前から連想するのは神奈川の撫で身代わりさまだが。
秘神で尚且つ耐性から連想すればカンギテンの低位分霊だろうか?
とりあえず依頼主にはこの人形には祈りによって守護霊が宿り貴方達を守護していたが。
長い間魔を払い続けた結果守護する力が衰えており、このまま供養せずにいると逆に魔を引き寄せる呪いの人形に成ってしまう事を伝え、供養の為に預かっても良いか訊き、話を聞いて悲しそうに一度両手を合わせて礼をしてから許可をくれた。
俺は人形に供養する旨を伝えると老婆にも分かりやすくそれっぽい儀式をしながら簡易領域で部屋を囲い、神聖な雰囲気を演出して悪魔会話を行い瀕死の悪魔を持ち帰る契約を結んで依頼を達成した。
今日は依頼達成に仮だが新しい仲魔、駄菓子屋の婆ちゃんからお菓子や悪魔を解析して幸運の術式を得たり白野の霊的経験を積ませられたりと実に有意義な一日だったな。
5月17日
今日は札から召喚した専用式神達が美形な女性の見た目だったせいで白野と修羅場になった。
俺が最初に召喚して出てきたのはアッシュローズのサイドテールに白いワンピースを着たCeVIOのさとうささらをモチーフにした式神が。
二枚目からは銀の長髪を後ろでまとめ、貴族趣味で華美な服装を身に纏ったBloodborneに出てきた時計塔のマリアをモチーフにした式神だった。
さとうささらはワンピースの上からでも分かる巨乳のせいで詰められ。
時計塔のマリアは外人系の美人で名前が元のペルソナと同じ名前なのが気に食わず俺の脛を覚醒者パワーで蹴られた。
一応、召喚する前に片方はアイテム製作や書類仕事などの事務用式神として作ってもらい、もう片方は白野のペルソナを隠す用の式神として作られていて、ショタおじの下で修行しているデザイン担当者達はオタク趣味が多いから式神は殆ど女性の姿になっている可能性が高い事は伝えていたのだが、俺はどうやら彼女の地雷を踏み抜いたらしい。
結局この日は彼女の御機嫌取りに費やして依頼は受けなかった。
5月24日
今日は掲示板で霊視ニキが根願寺の人間と共に異界の攻略に行ってきたという報告があった。
しかも、どういう訳かスレでダミー会社を作るとショタおじが書き込みをし、命名安価をした結果ガイア連合山梨支部と名前が決まった。
ガイア連合を設立するのが早すぎる。
確か向こうだと設立はまだ先の筈だが、一体何の心境の変化があったんだ?
まあいい。
耳元で愛の言葉を24時間耐久して情緒を滅茶苦茶にした白野と修行をしながら依頼を受け、ショタおじと雑談して報酬を金銭よりもソースアクセサリーを揃えてもらってからレベルを上げるという俺の計画に変更はない。
だからショタおじ、民俗学者クラスのスキルでアクセサリー装備枠を白野と増やしたから近場の依頼をもっとよこして、役目でしょ。
6月28日
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