【カオ転三次】呪われた転生者の日記   作:幻 幽鬼

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 完結するので初投稿です。


運命に愛された転生者の日記

 

 1月24日

 

 昨日は酷い目に遭った。

コヴェナント保持者を保護するために居場所を特定し対象である盲目の少年と一度接触する事は出来たのだが、彼の連れている覚醒した飼い犬が霊核の高い俺達を敵と認識していて魔法を撃ってくるせいでまともに会話する事が今日まで出来ていない。

占星術で調べてみたら過去に他のダークサマナーに襲われたのを撃退してから覚醒者=敵という図式が出来てるみたいだ。

出来るだけ犬も少年も傷つけたくないのだが、白野はカヲルくんに同行させてるしどうするべきか。

 

 

 

 1月25日

 

 どうせしばらくレベルアップする予定はないので、霊犬に対応出来る耐性装備を身に付けてから会いに行ったら盲目の少年の目を治療する条件付きで保護に成功した。

取り敢えず今日は少年をガイア連合傘下のオカルト対応の病院に入院させてきた。

覚醒している飼い犬は少年に許可を取ってガイア連合に預けた。

彼処ならネコマタが何かと理由をつけて覚醒者として教育するだろうからな。

 

 

 

 1月27日

 

 ショタおじの占星術で恐山に保護対象がいると聞いて、恐山の支部長である霊視ニキに連絡をしてから来たのだが。コヴェナント保持者が見つからなかった。

俺でも立ち入り可能な範囲は全て探し回ってみたけど本当に此処に居るのだろうか。

 

 

 

 2月3日

 

 恐山での捜索から一週間が経過したがあまり結果は芳しくない。

男子禁制区域付近に居るとコヴェナントが反応するから其所に居るのは確かなんだが、俺が男だから入れないんだよな。

式神達を行かせてもコヴェナントの感知が出来ないから意味がない。

霊視ニキは支部の運営は恐山に丸投げしてて居ないからなぁ。

仕方ないからコヴェナント探知の術式を開発するしかないか。

それにしたも白野と同年代位の東北ずん子のそっくりさんな純子ちゃんから貰ったずんだ餅美味しいな。

どうやって作るんだろ。

 

 

 

 2月10日

 

 術式の開発から追加で更に一週間。

遂に、コヴェナント探知の術式が完成した。

取り敢えずこの術式をスキルカード化するのは見送り、ゴーグル型の魔道具にしたのを男子禁制区域で生活しているらしい純子ちゃんに渡して保護対象を捜す手伝いをしてもらう事にした。

俺は五人目を探す為離れる必要があるので、コヴェナント保持者が見つかったらガイア連合の施設内に移動して保護してもらうよう頼んでおいた。

 

 

 

 2月11日

 

 ショタおじに五人目のいる地域に来たのだが俺の実家がある町に帰ってきた。

近くのホテルにチェックインしたら、幼馴染みに渡した簡易式神から緊急事態を知らせる電波が届いたので急いで向かうと。

いつの間にか覚醒している幼馴染みの明石真秀が、血を流している仮面のコヴェナント保持者を連れた魔王アザゼルに一方的にやられていたので仲魔を全員召喚しながら黒いガイア連合カードで緊急事態を報せて戦闘に介入した。

アザゼルのレベルが向こうの情報と違い50ちょっとしかないが膨大な生命力を持ち、氷・雷・衝撃属性の対策出来ていない弱点を突きつつショタおじが来るまで時間稼ぎをしてアザゼルを封印してもらった。

大悪魔などは倒したら魔界に情報が流れてしまう為、ショタおじによる強力な封印で情報を持ち帰らせない事が重要だった。

取り敢えず、アザゼルはこれで終わり、5人目のコヴェナント保持者の保護は出来たのだが。

まほの事はどうしようか。

 

 

 


 

滅びの未来を幻視した『貴方』は偉業を成し遂げた。

二度の記憶の消失を回避し。

多くのコヴェナント保持者を保護して周り。

大切な人を喪わず。

絆を紡ぎ。

力を手に入れる前の大悪魔の封印に貢献した。

 

「だが、何れ滅びは訪れる」

「君がやった事はあくまで事態の先延ばしに過ぎず、根本的な解決はしていない」

「でもまあ、()()()()()面白かったよ」

「だからもっと魅せてくれ。何せ君は──」

 

──運命に呪われている(愛されている)のだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

???

 

「あれ、おっかしーなぁ。予定の時間ちょうどに来たのに誰もいないんだけど」

「ねえフィグ、本当に場所はここであってるの?」

 

「はい、ここで間違いありませんよ。リンゴ」

「フランマが私達に見せた予測演算では保護対象は此処で悪魔に襲われていました」

 

「でも誰も居ないじゃん。もしかしてAionが誤作動を起こしたんじゃない?」

 

「リンゴ」

 

「冗談冗談。真に受けないでよ」

「だけどAionの予測と乖離が起きてるのは事実なんだからさ。気を引き締めて行くよ」

 

「はいっ」

 

 

 




 これにて【カオ転三次】呪われた転生者の日記を完結致します。

 この作品の主人公達はフリー素材です。
なので今後、彼らが今後どのような人生を歩むのかは自由に決めていただいて構いませんし。
何なら過去を改変しても構いません。

 少しでも読んで下さった皆様の暇潰しや創作意欲を刺激する事が出来れば幸いです。

 以上、お付き合いいただき有難う御座いました。
また何処かでお会い出来れば嬉しく思います。
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