fate/not focusing 作:振り子メンタル
今回は優斗達が手に入れたアイテムについてと、それぞれの陣営の視点を書いてみました。
それでは、本編をどうぞ!
「はぁ…はぁ…つ、疲れた」
「でも、これでいろんなアイテムをゲット出来たね!さっそく確認してみようよ!」
「そうだね。確認してみようか!」
六香の言葉を聞き、ワクワクしながらストレージを開く。
その中には最初に手に入れたアゾット剣と他にもいくつものアイテムが入っていた。
「えーと、アゾット剣に黒鍵…この仮面は謎だけど…お、魔力を回復するポーションがある!しかも、これで回復したら、魔力の最大値みたいなものも増えるんだ…3つあるし慎重に使おう」
「見てみて!体力を回復するポーションもあるよ!」
「これは助かる!」
そんな風に六香と共にストレージを見ていき、ついにメインのあの豪勢な宝箱の中身を確認する。
「さて、あの豪勢な宝箱にはなにが入ってたのかな…」
「ワクワクだね!」
そうして、その中身を確認すると、僕と六香に衝撃が走る。
「「令呪1画!?」」
「つまり、これって…僕は令呪を4回使えるってこと!?」
「そういうことだと思う…アーチャー陣営は勿体ないことしたね!罠に使わず、自分達で手に入れてたら有利になってたのに…まぁ、私達からするとラッキーだけど」
「アーチャー陣営は多分、良いアイテムが入っているのは間違いないけど、中身が自分達にとって良いものとは限らない…なら、いっそのこと罠として使って、敵の撃破…または敵について情報収集をしたかったんじゃないかな?もしくは、単純にある程度アイテムを手に入れれば十分だと思っていたか」
「なるほど…それにしても、優斗君って大分戦い慣れてない?なんていうか、相手の思考を読んでるっていうか…初めての聖杯戦争とは思えないっていうか」
「うーん…そうでもないよ。聖杯戦争なんて初めてだし…まぁ、戦闘シミュレーションゲームは何度かプレイしたことがあるから、その影響かも」
「戦闘シミュレーションゲーム…それが優斗君にとって訓練みたいになってたわけか…心強いね!」
六香が笑みを浮かべてそう口にする。
「あはは…ありがとう。…さて、アイテムの確認も済んだし、これからの方針を話しつつ、休憩しよう」
「うん、そうしよっか!」
そうして、僕達はこれからの方針を話し始めるのだった。
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優斗と六香が宮本伊織達の前から去って行った後ーーーー
「マスター、あのキャスターの使い魔だが、少々気に掛かる」
「セイバー?気に掛かるってなにが?」
セイバーのマスターの女性、
「あの使い魔は強かった…まるで、名だたる剣士と戦っているかのようだった…つまり、あのキャスターの召喚する使い魔は、サーヴァントと同等の力を持っている。…俺はサーヴァントには疎いが、使い魔がサーヴァントと同等の力を持つというのは滅多にないことだろう。宝具でもないのだとすればなおさらだ」
「…それが本当なら、あのキャスターは要注意サーヴァントね…真名は何かしら?」
「それはわからん。だが、警戒はしておくべきだろうな」
「そう…」
そう呟く由依はどこか暗い表情だった。
「そんな顔をするなマスター。例え、誰が相手だろうと斬るのみだ。マスター、貴殿の願いの為にも」
「セイバー…ありがとう」
そう言って、由依は笑みを浮かべる。
「…私達も、いくつかアイテムを手に入れたら拠点に戻りましょう」
「…あぁ、そうだな」
そうして、セイバーとそのマスターは歩き始めるのだった。
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「うーん…なかなか隙がないなぁ…あのセイバー」
「双眼鏡で見る限り、和服のセイバーのようだな…」
アーチャーのマスター、
「うん。多分あのセイバーはこっちが狙ってるのに気づいてる…こっちから攻撃を仕掛けたら、場所を把握して攻め込まれちゃうかも」
アーチャーは冷静にそう口にする。
彼女の真名は、三国志の登場人物である孫尚香。弓腰姫の名で知られる人物である。
「…なるほど。…仕方ない。十分に情報を得たとは言えないが、こちらもアイテムを回収したら拠点に戻るぞ、アーチャー」
「了解!」
そう返事をして、アーチャーは弓を降ろす。
「得られた情報は和服のセイバーとランサー…そして、もう1人のランサー…まぁ、おそらくこれは槍兵を召喚した別のサーヴァントなんだろうが…クラスはおそらくキャスターか…敵のサーヴァントの情報はそこそこ手に入ったな」
「あの宝箱を取った人はマスターだよね?もし、キャスターだとしたら、どんなサーヴァントなんだろう?」
「…断言は出来ないが、何かしらの軍勢を率いた指揮官だったのかもしれないな…顔を見ていないから、なんとも言えないが」
「そっか…とりあえず拠点に帰ろっか!マスター!」
「あぁ。アイテムの回収も忘れずにな」
そうして、アーチャーとそのマスターはその場を後にするのだった。
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「よ、よし…だ、誰もいないよね?」
そう言いながら、恐る恐る少女は顔を出す。
その少女の名は
「よ、よし!今の内に宝箱を開けよう…」
そう呟きながら、陽子が宝箱を開けていく。
「マスター…いや、なんでもないっす」
「そんなこと言われたら気になっちゃうじゃん!ちゃんと言ってよ、ライダー!」
「いや、なんつうか…セコいやり方っすね。敵のサーヴァントがいない隙に宝箱を開けるなんて…あ、いや戦略としては全然アリだと思うけど」
「ぐふ…し、仕方ないじゃん!いろんなサーヴァント相手に私が生き残れるとでも?無理でしょ!」
ある意味、自分のことを客観的に見ているとも言える、自らを卑下する発言にライダーはなんとも言えない表情になる。
「コホン。ともかく、宝箱をある程度開けたら拠点に帰ろう」
「了解」
そうして、彼女達が宝箱を開けていく中、ライダーの叫び声が響く。
「マスター!危ねぇ!」
「へ?」
そう陽子が振り向くと同時にライダーが盾を構えて、敵の攻撃を防いだ。
「あら、残念…今ので殺せたと思ったのに」
(ギリギリまで気配を感じなかった…!気配遮断か…ってことは!)
「お前…アサシンか?」
「その通りよ…マスターのいない寂しいアサシン。ねぇ、ライダーのサーヴァントさん、良いマスターいない?」
「知るか!」
ライダーはそう言いながら、アサシンを弾き返す。
アサシンのサーヴァントは黒いフードを纏っている女性で、その声はどこか妖艶であり、抜群のプロポーションの女性らしい丸みのある身体のサーヴァントだった。
「ら、ライダー…あれがアサシン?」
「そうみたいだ…」
「ひっ…!あの自分のマスターを殺したイカレアサシンがなんでここに?」
「アハハ!随分と辛辣ね、あなた…」
「だ、だって自分のマスターをあんな風に…イカレてるとしか言いようがないじゃん!」
ライダーの後ろに隠れながら、彼女はそう言い切る。
「それはそうかもしれないわね…でも、仕方ないのよ。私のマスター、私の事を襲おうとしたんだもの…私を慰み者にでもするつもりだったのかしら?…とにかく、私は襲われそうになったから殺しただけ。正当防衛でしょ?」
「いや、どう見ても過剰防衛でしょ…って、今はそんなこといってる場合じゃ…ど、どうしようライダー…このままじゃ私達、殺されちゃうよ」
「…拠点に戻るぞ、マスター。アイテムはそこそこ手に入ったし、一旦戻って態勢を整えるっすよ」
「そうだね…戻ろう!」
そう言うや否や、陽子はライダーと共に自らの拠点へと帰るのだった。
「あらあら、逃げられてしまったわね…まぁ、私のマスターに相応しい人物ではなかったし、構わないけど…あーあ、どこかにいないかしらね…私の理想のマスター」
そう言いながら、アサシンはその場から消え去った。
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「はぁ〜…!こ、怖かったぁ…」
「とりあえず休むか…水でも飲むっすか?」
「ありがとう。マンドリカルド…あ、真名はあんまり言わない方が良いんだっけ…」
「あー、まぁ拠点なら問題はないんじゃないか?それに、俺は自分で言うのもあれだけど、結構マイナーな英霊だし、知ってる人の方が少ないだろう」
(…なんか自分で言ってて悲しくなってきた)
「あはは…まぁ、私からするとサーヴァントとして一緒に戦ってくれるだけでありがたいよ。…マンドリカルドにはなんか親近感が湧くし」
「…そっすか」
(まぁ、俺もなんとなくこのマスターには親近感が湧くんだよな…だから、余計にほっとけないっていうか…)
「とりあえず、アイテムを確認して、これからのことを相談しよっか」
「…そうっすね!」
そうして、ライダーとそのマスターはこれからのことを話し始めるのだった。
といった感じの第4話でした!
今回で、何人かの真名が明らかになりました。ちなみにマンドリカルドはfgoのマンドリカルドと同じです。上手く書けているかはわかりませんが…
それでは、今回はここまで!ここまでの拝読ありがとうございます!