インフィニット・ストラトス-傷を持つ月-   作:成鐘 翔

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Ritter(騎士)

右目には、月が映っている。

それが俺の捨てられた理由だ。

右目に月の紋章が映る者はこの家では劣化、出来損ない、ゴミクズとすら

言われる、一体なんの因果だろうか?

何もやることは無く、ただ殴られる日々。

そのせいか、俺は何時しか工学に熱心になっていた。

そして俺が小学生の時、俺の家は没落し、家計を圧迫していた俺は捨てられた。

金に不自由はなかった、俺はある人間からスカウトを受けたから。

そして、orca旅団に入り、世界の再構築を望み、裏切られた。

もう信用なんかしない。

その時の俺の右目は、赤く歪んでいた。

それから変わった事は、俺が不幸の審判と呼ばれることになったことだ。

俺の右目の月は赤く染まり、俺のネクストも赤く染まったから。

赤い月のエンブレムに速度が速すぎて当たらない攻撃。

まるで土砂が村を飲み込むような圧倒的な弾幕。

それで呼ばれたのだ。

「不幸を運ぶ赤い幻月」と。

大虐殺の末、俺はリンクスとしての権利も剥奪された。

故に、一人で生きていた。

路地裏で餓鬼を潰して金をとる、そしてそれで物を作り上げ売る。

そんなある日、俺は、とある人間に拾われた。

名前は折村千冬、たしかなんかの大会で優勝したとか。

で、その弟である一夏や友人である束さんと仲良く暮らしてた。

まぁ、資金も十分になったし、と独り立ちしたのだが。

千冬さんに手紙を渡された。依頼だろうか?と開く。

その手紙の内容を噛み砕いて説明すると、だ。

 

is学園に強制入学させられた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「きょ、今日も嬉しいお知らせが....」

「おはようございまーす。」

「あぁ!勝手に入っちゃだめですよ!」

「そこでまってろ馬鹿者!」

「まじさーせん!」

 

いってぇ、あの出席簿かなりの速さで飛んできたぞ...

ほら、隣の銀髪少女と金髪少女も目を丸くしてる。

いや、リンクスって短命って言われてるけど

コジマさえ浴びなければかなり頑丈だよ!

俺だって秒速2000k余裕で耐える体してるからね。

フラジールはかなり速い、ネクストで酔うという貴重な体験できるね!

あ、はい入ります。

 

「さようならー。」

「挨拶はちゃんとしろ。」

「まじさーせん!」

 

本日二回目の全力打撃。

頭が割れただけだ、大丈夫...ダイジョウブ...ダイジョウブ...

....っは!?いかんいかん思考が変な方向にシュウセイプログラムサドウ...

 

「で、では、自己紹介してください。」

「あー、空夢弦月、工学専門だ、isの整備は任せてほしい。

あと魔改造、魔改造!魔改造ッ!」

「こっちを見ないでいってほしいのだが...

いつか頼らせてもらう。」

「おう。」

 

ざわざわとどよめきがみてとれる。

男がまた!?とか一夏×弦月だとか...って今のやつちょいと

胸揉んでやるからこっちこいや。

千冬さん、いや、千冬先生がこほん、と静かにアピールをする。

ちなみに感情がなくなってやばかった俺を此処まで魔改造してくれたのも

千冬先生のお陰だ。

そのせいで昔の注意深い性格は一定の緊張超えないと出てこなくなったよ。

まぁ、普通はそんなこと無いわけで。

 

「いっておくが弦月は元リンクスだ。

isの整備だけでなく武器の製造もしてくれるぞ?」

「従来型で百円、オーダーメイドはこっちで依頼金決めるから。」

 

そう、生計はこれで立てていた。

一時期千冬先生にオーダーメイドで作りまくったこともある。

彼女が万が一の時にのる「冬月」も最高傑作の一つだ。

近接特化型で、スピードと武装の数がかなり多い。

因みに白式の武器にある「空風現月」も俺のお手製だ。

近接攻撃でシールドエネルギーを吸収するってやつだったな。

零落白夜との共用に使われると思うんだけど。

 

「コイツのisも特別製だ、今企業が躍起になって開発している

ISネクストの保持者であり、その開発にも携わった、というか

発案も設計も研究も七割コイツだ、残りは束だが。」

「本当ですか先生!」

「本当に本当だ、衛星砲五十九機からの掃射を避けきった男だぞ?」

「その気になればこの身犠牲にして全て受け止める事もできますよ?」

「...と、この様に規格外な「すげぇ!」お?」

「すげぇよ、弦月!お前それどうやったんだ!?」

 

一夏だ。

一夏が、一夏が立った!

そらみろ出席簿が飛んできた。

まぁいいや。

ちょいと横を見る。

涙目で嗚咽を抑えてる少女が...かわいい。

 

「だれもかまってくれない...」

「はいよ可哀想だったねー、俺がかまってあげよう。」

「げんげつぅぅぅ!」

「名前、言ってくんね?」

「そ、そうだった!ラウラちゃん自己紹介お願いします!」

「う..グスン、ラウラ・ボーデヴィッヒだ...よろしく...」

「よく耐えた、撫でちゃるからこげんよらんかぇ?」

「げんげつぅぅぅ!」

 

ラウラを撫でながら教室を見渡す。

うわぁポカーンと、やく一名チーン、ってなってやがる。

あ、一夏起きた。

ラウラを見る。

 

「おい。」「なんだ?」

 

うわぁ、表情がすげぇ険しい。

そのまま腕を振りかぶったラウラ。

綺麗な軌道の右ストレートが

 

「よっこいしょ。」「ひゃ!?」

 

入る前にお姫様抱っこする。

ひゃ、と小さな声が漏れたがどうでもいい。

そのまま回転するッ!回転は穴になっても死なないぞッ!

そしてそのまま止まると、案の定ラウラは目を回して気絶していた。

 

「弦月。」

「なんです先生。」

「これが終わったら待っていろよ、貴様。」

「!?せれ...!?..!?」

 

え、今セレンがえ!?えぇ!?

 

「お前には山ほど説教がある。」

 

-楽しみに待っていろよ-

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日、教員室から絶叫が響いた。




シャルル忘れてた...
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