キタサンブラックG2初挑戦当日 中山レース場
ワンダー「距離2400か、頑張ってねキタサン」
キタサン「すぅ~、はぁ~、うん!!、ワンちゃん、私勝つよ、だから見てて」
キタサンブラックはそう言うと堂々と歩いて行く
実況『注目の1番人気!!、7番キタサンブラック!!』
解説『とても素晴らしい仕上がりですね、これは期待が持てますよ』
客席の中でも特別ウマ娘との距離が近い席、そこではキタサンブラックと同じスピカチームの面々が応援していた
ゴルシ「よっしゃ~!!!!行けぇ!!キタサン!!」
テイオー「キタちゃん頑張れ~!!!!」
マックイーン「落ち着いて行けば大丈夫ですわ~!!」
ウォッカ「あれ?そう言えばワンダーティラーの奴居ねえな」
スカーレット「そう言えば、見当たらないわね、てっきり近くで応援してると思ったのに」
スペ「本当だ、一緒に応援したかったですねスズカさん」
スズカ「そうね、ひとまずキタサンブラックを応援しましょうスペちゃん」
スペ「はい!!、キタちゃん頑張って~!!!!」
キタサン「すぅ~、はぁ~、良し!!!!」
出走ウマ娘全員がゲートに入る
実況「さぁ、今全てのウマ娘がゲートに入り…………スタートしました!!!!」
ゲートが開きウマ娘達が一斉に走り出す、キタサンブラックは
無事出遅れる事無く先頭に躍り出る
テイオー「良いぞ~!!!!キタちゃん~!!!!」
ゴルシ「そのまま行け~!!!!」
ウォッカ「頑張れ~!!!!」
キタサンブラックはリードを広げ2番手との差は5バ身程まで広がる
キタサン(良し!!、このまま一気にリードを広げて!!)
キタサンブラックがグングンスピードをあげ更にリードを広げていく
それを見たスピカの顔は少しずつ曇っていく
テイオー「トレーナー!!キタちゃんちょっと焦りすぎじゃない!?」
沖野「ああ、掛かってるな、キタサン落ち着け!!!!飛ばしすぎだ!!」
その頃ワンダーティラーはスピカとは対照的にウマ娘達から一番遠い室内席でサトノダイヤモンドと一緒にそのレースを見ていた
ワンダー「キタサン焦りすぎ、全く」
ダイヤ「やっぱり大舞台だからね、表に出ないだけで緊張はしてたんじゃないかな」
ワンダー「まぁ、キタサンは練習じゃスタミナ重視で練習してたらしいしスタミナは多い方だから少しなら大丈夫だろうけどそろそろ落ち着かないと、ほら、落ち始めた」
ワンダーティラーの言う通り半分を過ぎた辺りからキタサンブラックが少しずつ減速していき開いていた差が少しずつ埋まっていく
ワンダー「全く、このままじゃ新曲聴かせられないよ?キタサン」
キタサンブラックは走るなか初めての大舞台の緊張と焦りで疲労を感じていた
キタサン(失敗した!!、完全に焦ってた!!、ここは一旦落ち着いて、嫌このまま最後まで走りきる、でもスタミナが持つかどうか、駄目だ、訳が分からなくなってきた、こういう時はどうすれば!?、ああもう!!)
キタサンブラックの思考を投げ出した、元々考えながら走るのが苦手なタイプだったキタサンブラックにとって思考とは枷でしかない、そして思考を放棄し枷から解放された事で更なる力を発揮する、文字通り限界を超えた力を
固有スキル
勝ち鬨ワッショイ!
これにより更に少しだけスピードを上げリードを一時的に保つ、が
キタサン(駄目だ!!、スタミナが持たない、力は湧いてきたけどそれを維持するスタミナが今の私には無い!!)
スタミナを消費しきった状態の彼女は再びリードを失い始まる
キタサン(もっとスタミナが!!、嫌もっとスピードを!!!!、お願いワンちゃん!!私に力を貸して!!)
ワンダー(しょうがないな、キタサンは)
キタサン「え?」
継承スキル
託した思いに力を
キタサンブラックは昼なのにも関わらず星空を見た、暗い星空の向こうで走る一人の背を見た
ワンダー『ほら、行くよキタサン、私の新曲聴きたいんでしょ?』
キタサンブラックは感極まり涙がで来る視界が滲み前が見えにくい
キタサン「うん!!、ワンちゃんの歌1番に聞きたい!!!!」
叫んだ瞬間、先程までの疲労が嘘のように消えた、最後の直線、失速が嘘の様に盛り返す
実況『キタサンブラック!!、キタサンブラックが先頭!!、2番手との差は2バ身から3バ身!!、しかし差は縮まらない!!、キタサンブラック!!、キタサンブラックが今ゴールイン!!!!』
キタサン「はぁ、はぁ、はぁ、やった、やったよワンちゃん!!、私やった~!!!!」
こうしてキタサンブラック初めての大舞台は見事な結果を残し幕を閉じた