ワンダーティラーが皆の前で歌ってから暫く経ったある日の昼休み、ワンダーティラーは教室でウマスタを見ていた
ワンダー「う~ん、また増えてる」
キタサンブラックの為に歌を歌った日以降、ワンダーティラーの周りではいくつかの変化が起きた、何の投稿もしていない真っ白な自分のアカウントが先日まで精々10数人だったフォロワーも、誰が撮ったのか歌っている姿が世に出回ると何の投稿もしていないのにも関わらずフォロワーが数百人にまで上ったのもその一つ
ワンダー「…………やっぱり皆の前で歌うのは失敗だったかな~?」
ダイヤ「そんなこと無いよ、ワンちゃんの歌、どれも元気が貰える歌だったり落ち込んだ時慰めてくれる歌だもん!!、私ももうすぐG1だから勝ったら私にも新曲1番に聴かせてね」
ワンダー「ハイハイ、新曲が出来たら1番に教えるよ、それよりまただよ」
ワンダーティラーは窓の外を指差し言う、そこにはデカイカメラを担ぎマイクを持った人達が数人立っていた、所謂マスコミと言う奴だ、これも変化の1つだ
ワンダー「…………あの人達も良く飽きないよね、私以外にも注目のウマ娘何て大勢いるのに」
ダイヤ「ま、まぁ、ワンちゃんの場合ちょっと特別だからね」
ワンダー「それにしても、ちゃんとトレセン側に話通せば良いのに何で無許可で私が出てくるの待ってるんだろう?受ける訳無いのに」
そう、トレセン入口の前に居座っているのはかなり悪質な類、所謂マスゴミと呼ばれる類の者だった
ダイヤ「でもワンちゃん、そうやってちゃんと手続きしても相手にしないでしょ?」
ワンダー「ちゃんとした手続きを踏むなら受けるよ、それが誠意ってものだし」
ワンダーティラーは頬杖を付き外でカメラを回す者達を見ていた、その時放送が入った、ざわざわとした空気が徐々に消えていった、耳を澄ますと声が聞こえてくる、放送の主は理事長だった
理事長『注目!!、ワンダーティラーは至急!!、理事長室に来るように!!、以上!!』
放送が終わり再びざわざわとした空気が再び増えていった
ワンダー「…………今私の名前呼ばれた?」
ダイヤ「呼ばれたね」
ワンダー「何だろう?」
ダイヤ「さぁ?」
ワンダー「………………まぁ良いや、取り敢えず行ってくる」
ダイヤ「1人で大丈夫?」
ワンダー「うん、リハビリも順調だし、今日は調子も良いから」
ワンダーティラーはカラカラと車椅子を動かし1人理事長室へ向かった
理事長室
ワンダー「失礼します」
ワンダーティラーはそう言うと扉を押し四苦八苦しながら中に入る
ワンダー「お呼びですか?、理事長」
理事長「うむ!!、今日は君に話があって呼んだ」
ワンダー「話、ですか?」
理事長「提案!!、今度のウマ娘特集で君に話を聞きたいとある雑誌の出版社から連絡があった!!、それを受けてみないか?」
ワンダー「つまり雑誌の取材を受けないかってことですか?」
理事長「肯定!!、その通りだ!!、無論今すぐ決め無くても良い」
ワンダー「分かりました、考えてみます」
ワンダーティラーはそう言うと理事長室を後にした
放課後
ワンダーティラーは放課後キタサンブラックとサトノダイヤモンドが練習に行くのを見送った後、何時もの場所で音楽は聴かず、トレセンの敷地内を1人うろうろしていた、これもまたあの日から変わった事の1つだ、1人でじっと音楽を聴いていると通りすぎる人に話し掛けられ落ち着かない、その為今まで行ったこと無い様な場所をただうろうろして時間を潰す様になった
ワンダー「………………」
???「ああ~~!!!!、凄い歌、歌ってた人だ~!!!!」
???「こ~ら、知らない人に後ろから大声掛けないの、ビックリするでしょ」
突然背後から大声でそう聞こえ振り返るとそこには青い髪をツインテールにしその先を捻ったような髪の少女とそれを嗜めるツインテールがふわふわしたような少女が立っていた