ワンダーティラーは声を掛けてきた2人を見る
ワンダー「…………ツインターボさんとナイスネイチャさん」
ターボ「ターボ達の事知ってるの!?」
ツインターボは名前を言い当てられ目をキラキラさせる、トレセンに存在するチーム・カノープスのメンバーで最初から全力で飛ばしそのまま逃げる戦法、通称大逃げ或いは破滅逃げと呼ばれる戦法を取るツインターボと数々のレースで好成績を残すナイスネイチャだ
ワンダー「ええ、カノープスは有名なチームですからね、私も色んな噂を聞いてますよ」
ネイチャ「アハハ、その噂絶対良いものじゃ無いよね」
ナイスネイチャの予想はズバリ当たり、今までワンダーティラーが聞いてきた噂ではいまいち全体像が掴めないチームだった
曰く スピカに負けず劣らずの破天荒チーム
曰く 良いチームだが目立った功績が少ない
曰く 所属するウマ娘全員が曲者揃い等々
様々な噂が飛び交っていた
ワンダー「それで、私に何か用ですか?」
ネイチャ「あ、いやその、見ての通り私達今トレーニング中何だけど、この子が貴女を見つけて話したいって、ごめんね、迷惑だったよね」
ワンダー「いえ、構いませんよ、見ての通り私は、暇をもて余してますから、皆さんと違って」
ネイチャ「あ、その、何かごめんね」
ワンダー「…………いえ、冗談ですから」
ターボ「?、??、ねぇねぇ、ワンダーティラー!!、また歌ってよ!!、聞いたよ!!、テイオー達に聴かせた歌があるんでしょ!!、ターボ達にも歌って!!」
ネイチャ「こら、無茶言わないの」
ワンダー「良いですよ、でも今は楽器が無いのでまた後日改めてと言うことで良いですか?ツインターボさん」
ターボ「ええ~!!後日って何時!?、ねぇ何時!?」
ネイチャ「こらこら、止めなさいって!?」
ワンダーティラーの肩を掴みブンブンと揺らすツインターボをナイスネイチャが引き剥がす
ネイチャ「ごめんね、ターボが我が儘言って」
ワンダー「いえ、ツインターボさん、カノープスのトレーナーさんに話して何時伺えば良いか聞いて貰えます?、その日に伺いますので」
ターボ「?、??、???」
ネイチャ「本当ごめん、もうちょっと分かりやすく言ってあげて」
ワンダー「えっと、ターボさんのトレーナーさんに何時歌えば良いか聞いてそれを私に教えて下さい」
ターボ「!!、分かった!!ターボ聞いてくる!!」
ツインターボはそう言うとあっという間に走り去っていった
ネイチャ「ちょっと!!まだメニュー終わってないでしょ!?、全く、ごめんね、あの子貴女の歌聴いてからすっかり貴女のファンなの」
ワンダー「…………ファン」
ネイチャ「ん?、その様子は何か困り事かな?、このネイチャさんに話してみる?」
ワンダー「…………実は今日、理事長に雑誌の仕事を受けないかって言われて」
ネイチャ「ふ~ん、光栄な事じゃん、何が問題なの?」
ワンダー「…………分かりません、ただ不安何です、私、こんなですから」
ネイチャ「う~ん、私も何回か取材受けたことがあるけど、君は特別、と言うかちょっと特殊だからね、でもそんなに気にしなくて良いと思うよ?」
ワンダー「え?」
ネイチャ「だって別にいきなり何千人もいるドームで歌えって言われる訳じゃ無いんだし、そんなに気負わなくて良いと思うよ?」
ワンダー「…………そっか、そうですね」
ネイチャ「それに初めてなんだから向こうも分かってくれるよ、
ナイスネイチャが指差す方を見ると遠くからツインターボが走って来ていた
ターボ「お~い!!!!、トレーナー来週来てくれって!!!!」
ツインターボが止まりそう言う、ワンダーティラーはクスリと笑いツインターボに返す
ワンダー「分かりました、じゃあ来週伺いますね、楽しみにしてて下さい」
ターボ「うん!!!!、ターボ楽しみにしてる!!」
ツインターボと分かれた後のワンダーティラーは何処か晴々とした顔をしていたとらしい