ワンダー(ああ、今日は厄日だな)
ワンダーティラーは何となくそう思う、その理由は
ダイヤ「………………」
ワンダー「ごめんってダイヤ、いい加減機嫌直して?」
ダイヤ「フン!!」
自分の部屋にやってきたサトノダイヤモンドの機嫌を取っていたからだ、その時
キタサン「ワンちゃん!!ダイヤちゃん!!最近出来たドーナツ食べ放題行かない!?ってあれ?」
キタサンブラックが部屋に突撃をかました
キタサン「何かあったの?」
ダイヤ「聞いてよキタちゃん!!、今度ね私G1挑戦するでしょ?」
キタサン「う、うん、そう言えばもうすぐだったね、頑張ってダイヤちゃん!!」
ダイヤ「ありがとうキタちゃん!!、それでねそのG1で勝ったらキタちゃんの時みたいに私にも1番で新曲聞かせてくれるって約束したの、なのに」
ワンダー「私がこの前カノープスでその歌を歌ったのが気に入らないみたい」
ダイヤ「だって!!、私に一番に聞かせてくれるって約束したじゃない!!、ワンちゃんの嘘つき」
キタサン「成る程~、確かにダイヤちゃんの気持ちは分かるな~」
ワンダー「うん、でそれを何処で聞き付けたのか分からないけど私の所にわざわざ来たってわけ」
キタサン「成る程ね~」
ワンダー「一応ダイヤに聞かせる歌は別に取ってあるんだけど、やっぱり納得は出来ないみたい、キタサンからも何とか言ってくれない?」
キタサン「ええ~!!無理無理!!、こうなったダイヤちゃんは他の人が何言っても無駄なのワンちゃんだって知ってるでしょ!?」
ワンダー「やっぱりそうだよね、どうしようかな」
2人がサトノダイヤモンドを見るとプンプンと言ったような様子で立っているサトノダイヤモンドが見える
ワンダー「本当にごめんダイヤ、許して」
ダイヤ「フン!!」
ワンダー「どうしたら許してくれる?」
その言葉にサトノダイヤモンドの耳がピクリと動く
ダイヤ「………………じゃあ、商店街のケーキ屋さんの特性イチゴケーキ買ってくれたら許してあげる」
待ってましたと言わんばかりの提案にワンダーティラーはやられたと思う
ワンダー「………………策士め、分かったよ、折角だからキタサンも食べる?」
キタサン「ええ!!、良いの!!やった~!!ワンちゃんありがとう!!」
3人は商店街に出て目当てのケーキ屋に向かう
店員「いらっしゃいませ~!!」
ワンダー「特性イチゴケーキ3つ下さい」
店員「かしこまりました~!!、お客さんラッキーですよ!!ちょうど残り3つだったんです!!」
店員はそう言うとケーキを1箱ずつ詰めレジを打つ、その時丁度ドアが開く音が聞こえる、声からして母と子供の様だ
???「特性イチゴケーキ2つ下さい」
店員「申し訳ありません、特性ケーキはついさっき終わってしまって」
3人の隣に立った親子をワンダーティラーは何となく見て、そして目が合った
ワンダー「ッ!?」
母「あ、貴女は!?」
ワンダー(本当に、今日は厄日だ)
あの日、ワンダーティラーが助けた親子がそこにいた
ワンダー「………………」
母親「………………」
ケーキ屋に流れるには相応しく無い空気が広がる、緊張感でも恐怖感でもない、何とも言えない空気が
店員「お待たせしました~!!、特性ケーキ3つですね~」
しかし店員にとってそんなものは関係無くその空気感をぶち壊す様に言われる、キタサンブラックとサトノダイヤモンドも既に親子に気付いている
ワンダー「行こう」
ワンダーティラーはケーキを受け取ると2人にそう言う、キタサンブラックとサトノダイヤモンドも戸惑いながらもワンダーティラーの言うとおりにする
母親「ま、待って!?」
しかし母親がそれを止めるがワンダーティラーは無視してそのまま店を出てしまった
キタサン「ワンちゃん……」
ワンダー「………………」
ダイヤ「………………」
キタサンブラックが何かを言おうとしてやめた、3人はそのまま誰がなにを言うでもなくトレセンに戻ってきたのだった