勝利と敗北に嫌われて……   作:寝心地

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デジャブ

サトノダイヤモンドのG1初勝利から数日後

 

 

 

ワンダー「…………デジャブだ」

 

 

 

ワンダーティラーの前には無数の人だかりが出来ていた

 

 

 

キタサン「わぁ~、多分私の時より集まってるよね?」

 

 

 

ワンダー「ダイヤ、私他の人には言わないでってお願いしたよね?」

 

 

 

ダイヤ「いや~、それが私も気を付けてたんだけどこの前マックイーンさんとお茶した時に…………」

 

 

 

回想

 

 

 

マックイーン「ダイヤモンドさん、G1勝利おめでとうございます!!細やかですがお祝いの品をご用意しましたわ」

 

 

 

ダイヤ「ありがとうございます!!とっても嬉しいです!!」

 

 

 

マックイーン「そう言えばワンダーティラーさんはお元気ですか?」

 

 

 

ダイヤ「はい!!キタちゃんの時みたいにまた歌を歌ってくれるんです!!、今度は私のために!!よかったらマックイーンさんも一緒にどうですか?」

 

 

 

マックイーン「まぁ!!、宜しいんですの!?、是非ご一緒したいですわ!!」

 

 

 

回想終了

 

 

 

ダイヤ「って言っちゃって、マックイーンさんと一緒に聞けるのが嬉しくて舞い上がっちゃって、そのまま他の人に言わないように言うの忘れてちゃって」

 

 

 

ワンダー「今に至る……と」

 

 

 

ダイヤ「はい」

 

 

 

マックイーン「私も配慮が足りませんでしたわ、申し訳ありません」

 

 

 

メジロマックイーンとサトノダイヤモンドの耳がヘニャンと垂れ下がる

 

 

 

ワンダー「まぁ、良いよ、私も今日は2人勝手に呼んでるから」

 

 

 

キタサン「え?、誰か来るの?」

 

 

 

ワンダー「うん、多分そろそろ着くんじゃないかな?っと言ってる傍から来たみたい」

 

 

 

少女「おねーちゃん!!!!」

 

 

 

メジロマックイーンとサトノダイヤモンドの横を通り過ぎ小さい少女がワンダーティラーに抱き付く

 

 

 

ワンダー「いらっしゃい、良く来たね、ママは?」

 

 

 

少女「うん!!、凄く楽しみにしてたの!!ママはあそこ!!」

 

 

 

少女がそう言いって指指すとそこには1人の女性が立っており目が合うと1度お辞儀された為ワンダーティラーもお辞儀を返す

 

 

 

メジロ「あの、あの子は一体?」

 

 

 

ダイヤ「はい、あの日ワンちゃんが助けた子です」

 

 

 

メジロ「そうですか」

 

 

 

ワンダー「…………結構人もが集まってきたな、ダイヤ、そろそろ始めるけど良い?」

 

 

 

ダイヤ「あ、うん!!、お願い」

 

 

 

少女が離れワンダーティラーがカセットテープを取り出す

 

 

 

キタサン「あれ?今日はギターじゃないの?」

 

 

 

ワンダー「うん、今日の歌は楽器は全部このカセットに入れてあるから私は歌うだけ、行くよ」

 

 

 

ワンダーティラーはカセットをセットするとマイクを持つ

 

 

 

ワンダー「焼き付くほどに強く 消えない

 

 

 

絶望 失望 どこまでも暗い

 

 

 

息を吸うのさえも もう苦しくて

 

 

 

 

 

 

 

掴みたい 掴めない 差し伸べられた手を

 

 

 

誰も信じられず 振り払ってしまう

 

 

 

 

 

 

 

目に映るすべてを 疑うことなく

 

 

 

ただありのまま 受け止められたなら

 

 

 

 

 

 

 

瞬きするたびに こぼれ落ちるものを

 

 

 

愛と呼べる日々が くるのかな

 

 

 

生まれたときのような 澄んだ瞳なら

 

 

 

かけがえのないものが 見えるの?

 

 

 

 

 

 

 

愛情 友情 交わした約束

 

 

 

触れやしないから 信じあえなくなる

 

 

 

 

 

 

 

視える 視えない こころ は何色?

 

 

 

深く覗き込む程 滲んでしまう

 

 

 

 

 

 

 

苛立ちと憎しみが 精神(こころ)を掻き乱す

 

 

 

そして簡単に 僕は壊れていく

 

 

 

 

 

 

 

今にも消えそうな か弱い曲線で

 

 

 

輪郭を描いては 塗り重ねていく

 

 

 

濁るだけ濁して 黒くなるくらいなら

 

 

 

いっそ全てを覆う闇で 隠して

 

 

 

不安や諦めで 断ち切ってしまった世界

 

 

 

自分の居場所も 見失ってしまう

 

 

 

そして今気付いた

 

 

 

差し伸べられた手を 受け止める事の意味

 

 

 

やさしさとは「ゆるす」ということ

 

 

 

誰かの温もりで こぼれおちた雫が

 

 

 

また誰かの闇を 照らせたなら

 

 

 

この眼を閉ざしても感じる確かな希望(ひかり)

 

 

 

やきつくほどに強く 消えない

 

 

 

パチパチ パチパチパチパチ!!!!

 

 

 

少女「おねーちゃん!!!!、凄い、凄いよ!!!!」

 

 

 

少女がワンダーティラーに飛び付く

 

 

 

ワンダー「……………………」

 

 

 

少女「???おねーちゃん?」

 

 

 

ワンダー「……………………」

 

 

 

少女「おねーちゃん!!」

 

 

 

ワンダー「……あ、うん?どうしたの?」

 

 

 

少女「大丈夫?」

 

 

 

ワンダー「うん、大丈夫、どうだった?」

 

 

 

少女「おねーちゃんかっこ良かったよ!!」

 

 

 

ワンダー「ふふふ、良かった」

 

 

 

ワンダー「ダイヤは、どうだった?」

 

 

 

ダイヤ「うん!!、凄くかっこ良かったよ!!嬉しいよ!!」

 

 

 

ワンダー「そっか、喜んでくれて良かったよ」

 

 

 

 

ワンダーティラーは少女の母親を見ると母親は泣いていた

 

 

 

こうして最早ただのライブと化したサトノダイヤモンドG1勝利ライブが終わった

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