キタサンブラックのG1挑戦が決まった数日後のある日の休日
ワンダー「………………」
ワンダーティラーは自分の部屋で1人黙々とゲームをしていた
ワンダー「…………あ」
操作を誤り画面の中のキャラが倒れゲームオーバーの文字が画面いっぱいに現れる
ワンダー「あ~あ、やっぱりスライムじゃこの辺りが限界か~」
ワンダーティラーはキャラ選択画面に戻ったゲームを見て呟く
ワンダーティラーが現在遊んでいるのはとあるゲームの新作、ストーリーとしては勇者が魔王を倒す為に旅に出るありきたりな物だが、斬新なのは遊ぶキャラが勇者陣営ではなく魔王陣営だと言うこと、時間を掛け策を巡らし強くなれば全てを手に入れられる上に何と勇者を倒すことすら可能、キャラが魔物と言う強みを生かしキャラは最弱のスライムから最強のドラゴン等多種多様、更に其々に固有の能力やバックストーリーを設定できその高い自由度から世界で高い人気を誇っていた
因みに今ワンダーティラーがプレーしていたのは最弱のスライムの奴隷からの成り上がりルートだった
ワンダー「あ~あ、やっぱり奴隷スライムで勇者に勝つのは無理か~、ま、面白かったし良いか、次は貴族ドラゴンでやってみよう」
コンコン
ワンダー「ん?、は~い」
扉をノックする音が聞こえワンダーティラーは手を止め返事をする、扉が開けられ現れたのは
理事長「やぁ!!、君に話があって来た!!」
理事長が立っていた
ワンダー「…………話?取り敢えず廊下だとあれですから中にどうぞ」
理事長「うむ!!」
ワンダーティラーは理事長を部屋に通す
ワンダー「それで話とは?」
理事長「うむ!!、君に仕事の依頼が来た!!」
ワンダー「仕事?、また雑誌のインタビューとかですか?」
理事長「……いや、今回の依頼、それは、ズバリ!!作曲の依頼だ!!」
ワンダー「………………はぁ!?」
理事長「ワンダーティラー、君はこれを知っているか?」
理事長が見せて来たのは所謂特撮と呼ばれるヒーロー物そのチラシだった
ワンダー「ああ、知ってますよ、恐竜モチーフの5人組が活躍するヒーローですよね、見たことは無いですけど子供達の間で人気だって聞いてます」
理事長「うむ、ではそのヒーロー達の映画が今度あるのは知っているか?」
ワンダー「映画?、いえ、そこまでは、これってそんなに人気だったんですか?」
理事長「うむ!!、そこで君には映画で重要な鍵を握る歌の作成を依頼したいそうだ」
ワンダー「何で私?、そう言うのって普通プロとかが作曲するんじゃ」
理事長「子供向け番組だからと予算が少なかったらしい!!」
ワンダー「つまりプロじゃない私なら予算を抑えられると」
理事長「うむ!!、向こうからも出来るだけ低予算で作ってくれと依頼があった」
ワンダー「………………世知辛い大人の事情って奴ですね、分かりました、受けますよ」
理事長「感謝!!、では向こうにもそう伝えておく」
ワンダー「はい、分かりました」
ワンダーティラーがそう言うと理事長は立ち上がり部屋を出ていった