呪術世界の結界術師 作:ペンギンくん
玻座真護良は前世から恋愛と言うものにあまり関心がない。
感情がないだとか他人の気持ちがわからないだとか、そう言う孤高の理由ではない。
単純に愛や恋と言うものに興味が持てない。はっきしに言えば家族以外の誰かと一緒に同じ家に住むとことを想像出来ない。そう言うタイプの人間なのだ。
例えば修学旅行などでクラスメイト達と同じ大部屋で寝ることや、学生寮で長期間同じ場所で寝食を共にすることは出来る。
ただし人生を共に歩み、財産を共有し、将来を話し合う……となると心が折れてしまう。
浅く言えば自分一人だけで生きていくのが楽。
もう少し深く言えば、他人の人生を背負えるほど上手く生きていけない人間。ついでに言うと相手に合わせて生きていける自信がない。自分の都合で自分と言うものを削るならともかく、相手に合わせるために自分を削ると言うことを、玻座真は出来るとは思っていない。
それが玻座真と言う人間であり、彼はそのことをパーソナルスペースの広い人間と自評する。
故に玻座真自身は、恋愛と言うものは自分とは関りが無い物事と考えており、一生独身貴族で生きて死ぬんだろうなーと思っている。
「無理だよ。お前はここで倒され、会いたいやつとは一生会えず終わるのさ」
玻座真は相手の気持ちがわからないタイプの人間ではない。むしろ読み解く力は高い方だ。
卓越した探知能力を持つことから、その動きから相手の行動心理を見抜けるようになった。
それこそ万の総則追加の動きから、彼女がどう言う考えで動いているのか。実力は? 人間性は? そう言った部分を理解し、挑発した。
つまり、死滅回游に参加している誰かの元へ行こうとしている。
呪物化する前の知り合いだろうか。少なくとも参加者と合流する気なのだろう。
そこまで読み解き発言したのだが……。
「ふ、ふ、ふ……! ふざけんじゃないわよぉぉぉおおおおおおおおお!!!!!」
突然の噴火に驚く。
表情にはその驚愕が浮かばなかったが、玻座真のポーカーフェイスが優れているのではなく、突然過ぎて追いつけなかっただけである。
伏黒と同じように整った顔を大きく歪ませながら、玻座真を弾劾する。
「アンタ本当に人の心があるの!? 恋する乙女に対し、愛する人と一生会えないなんて言うやつが
「…………」
ヒステリックに怒鳴るその姿。そして言っている内容からして、玻座真は察する。
――これ、ストーカーの類だ、と。
仲間と合流しようとしているのだと玻座真は考えていたが、この分だと一方通行の可能性が高くなってきた。
「……お相手さん、可哀想に」
ぽつり、と思わず心の声が漏れた。
大声の中であれば普通は聞こえないような声量であったが、万の耳は拾った。
「ふざけんな……ふざけんな!! アンタのような相手の気持ちに寄り添っているような気になっている酔っ払いはこの世からさっさと消えれば良いのよ!! そうよ。孤独を背負ったあの人に、私が愛を教えなくちゃいけないのよ!!! だから早く私の目の前から消えろ!!!!」
「きっつ。ちょっと待て。マジでキツ過ぎる。思い込みの狂気、
顔面崩壊レベルで叫ぶ目の前の女に珍しく恐怖を覚える。
何やら気になる言葉があったが、今は置いておく。
「――尖結」
片手印を構え、呪詞を口にして細い攻撃用結界を複数展開する。
それに対し万は玻座真の呪力の動きに反応し、今までの醜態が嘘だったかのように切り替えて素早いステップで回避して、自分がいた場所に現れたものを見る。
(飛ばすタイプじゃなくて座標に働き掛けるタイプ。利便性の高さに反して出力は低そう。それを呪詞と掌印で補っている感じね)
万も呪術全盛期である平安時代を生き抜いた百戦錬磨の術師である。
他の平安猛者たちと遜色ない呪力総量を誇るが、彼女の生得術式……構築術式は非常に燃費が悪い。
呪力効率を鍛え、それらを補うためのアイデアを出し尽くした万でさえも……結局のところ『構築術式と言う弱点』は消せなかった。ゆえにその弱点を抱えたまま、万は自身の強さの極みに至った。
なお、呪力燃費が一番良くない部分だとしたら二番目の良くないところは、構築術式は戦闘向けの術式ではないと言うところだ。
無から物を創る。それに一点特化しているため呪力の燃費が悪いし、『不義遊戯』や『あべこべ』のような攻撃力が無くても戦闘向けの術式とも違う。わざわざ物を作る、からの攻撃に使うと言う工程があるのも術者としては思うところがある。
弱点だらけの生得術式を抱えた術師。
だからこそ万は自己鍛錬と……そして相手を見極めるための観察眼を磨いた。
(感じ的には結界の術式? それを戦闘に転用している。掌印や呪詞は威力を補うためのもの。となると……)
玻座真の細かな所作だけで彼の戦闘能力を暴いていく。
まだ構築術式が今の運用に追い付いていない時代、万は戦う相手に合わせて武具を用意していた。そのため表面上の手札だけではなく隠し札の読みも高かった。
(突き刺す結界以外にも絶対に攻撃力の高い拡張術式を持っている
必中必殺の領域は使われないかもしれないが、逆に言えばそれ以外のことはされてもおかしくないと想定した方が良いだろう。
「フンッ!!」
半自律型の液体金属を作り出し、それが玻座真に襲い掛かる。
蟲の群体にも見えなくもないそれらは空中であろうとなんだろうと自由に動き、万の意志に従い敵を排除する。
流体で動くため捕らわれることもなく、いざ攻撃をまともに受けても金属であるため耐えられるだけの耐久性を持つ。
変幻自在の万能武器。
構築術式を極めた万が行き着いた武器の一つである。
ただし、
「『方囲』、『定礎』――『結』」
巨大な光のサークルが現れ、全ての液体金属を万ごと囲う。
サークルの数は三つ。
広すぎるその範囲に万は逃げるのを諦めるのと同時に、青色の結界が展開され。
「『滅』」
三重結界が歪み、内部のモノを圧壊される。
「…………」
「ほんと、嫌になる……っ!! 嫁入り前の乙女の体に傷を入れようとするアンタみたいなクズ男がァ!!」
「
強力な結界攻撃を食らわせたはずだが、万は無傷の状態で現れる。
結界によって内部の出来事……万が広げていた液体金属を全て集め、自身の防御に使ったことは把握出来ている
呪力強化も含めて万自体にはダメージは入っておらず、液体金属に関しても玻座真の感覚だが6割か7割ぐらいしかダメージは入ってないだろう。
「…………」
ふと、玻座真の表情を窺うと……彼はじっとりとした目付きで万を見つめている。
その目付きに関して万は見覚えがあり、相手の奥底を見抜こうとしている観察者特有の視線だと感じ取る。
「ちぃ!!」
この手の輩は大抵厄介な者が多い。
ただただ現状を打破するために目を凝らすのではなく、先のことを見据えて相手の全てを探ろうとする強者の目付き。
平安の猛者の一人である万であるが、自分よりも強い者と何度も戦ってきた。
ゆえにその目に宿るモノが値踏みや勝利を過信した者の侮りの感情ではないことを理解している。自身が思い描いた勝ち筋と今の状況を重ね合わせ、それを細かく修正しながら現実に反映する能力の持ち主たち。
宿儺……と言うよりも羂索や裏梅に近いタイプ。それも彼らと違って傲慢ではない。
(近接戦闘能力は私の方が上。戦闘経験も私の方が上っぽいけど、そのせいか相手に慢心を感じない。なのに観察能力が極めて高い。潜在的な戦闘センスが……と言うよりもシンプルに術による観察回数が多い感じかしら)
片手印を構えるため相手が術を行使するタイミングはわかりやすい。しかもその手を隠そうとしないことから縛りが関わっているのだろう。
体術の低さ。そこを突くのが良いだろう。
(無論、相手も理解しているはず。何なら死滅回游で戦ってきた泳者から何度も突かれた可能性は高い。つまり相手も近接能力を補うためのカウンター用の技を用意しているはず。……それすらも砕いて倒さなくては、私は自由を奪われ続ける)
相手の得意技は結界だ。逃げることは許されないだろう。
そのためにも目の前の術師を倒すしか選択肢はない。
「――『結』。『尖結』」
片手印を構えた。それに対し万は身構えるが、玻座真はその手を上に浮かした。
今までとは違う動きに万は反応が遅れ、彼の策を食らう。
足下にサークルが現れ、万は上空へと打ち上げる。
さらに壊れたままの翅に細い結界を突き刺し、徹底的に壊しつつ引っ掛けることによって万の体はそのまま真っ直ぐ上に飛ぶのではなく、回転しながら空に投げ出された。
「コイツ……っ!」
翅を壊され、万は玻座真の策略を理解する。
だが展開速度で負けている以上、後手に回ってしまうのは諦めるしかない。
(鬱陶しい!
やはり弱点を把握されており、そこを突いてきた。
相手の思惑が万の捕縛であるなら、傷付けるよりも呪力切れを狙った方が確かに良いだろう。
玻座真の思惑通りの展開に歯噛みしながらも翅を新たに作り、さらに追撃をされないよう攻撃用の液体金属も新たに作る。
「…………」
構築術式は物体の創造をするため脳への負担が他の術式以上に掛かる。
そのため負担を減らすためにも最終的には作る物は限られていき、どんどん洗練されていく。作成速度も上がり、傍目からはほぼ一瞬で作られているようにも見えるはずだ。
だがそれにも限度があり、構造が複雑なものは作るのに時間は掛かる。
万は作成の邪魔をされないためにも対策として翅で空を飛んで距離を取ったり、攻防一体の液体金属で時間を稼いだりする。
特に液体金属に関しては攻撃に使えるだけではなく、相手の視界を遮る幕にすることも出来る優れた道具だ。
(もっとも相手の探知能力は高いから目隠しは意味がないし、座標攻撃だから防御も無視される。腹が立つほど相性が悪い……)
液体金属が玻座真に襲い掛かるが、液状であることを逆手に取られ結界でどこかへ飛ばされてしまう。防ぐのではなく、角度を付けて受け流される。
液体金属は攻撃力があるため結界の硬度を余裕で超えられるはずだが、玻座真はコップで水を掬うように上手く結界に取り込み明後日の方向へ放ってしまう。
そう、液体金属は確かに優秀な道具であるが……武器そのものではない。
刃にも盾にもなる流動する金属であるが、それは命令すればという言葉が頭に付く。
触れただけでどんなものも傷付ける武器ではない。
つまり、ここでもワンテンポ遅れると言う弱点が発生してしまう。
玻座真は液体金属に対応しながら万への攻撃を並行して行っている。万が望んだ次の構築のための時間稼ぎすら出来ず、ただただ彼女が削られていく一方である。
「ウッザ!!」
翅の強度を上げ、玻座真に目掛けて飛翔する。
要するに呪力と集中度を削る戦法を相手は取っているのだ。ならばこちらも相手の集中力を削ることにする。
地面に取り残されたもの。明後日の方向に飛ばされたもの。
現存する液体金属を操作し、彼を囲うように蠢きながら万との連携に備える。
無論、背後だろうがなんだろうが玻座真は液体金属の動きを把握している。故に不意打ちなんてないが、圧は掛けられる。
あの結界は攻撃も防御も出来ているが、基礎出力は低いのだ。
だとしたら攻撃か防御、どちらかを迫られたら防御に偏るはずだ。
ゆえに液体金属と共に万も攻撃するように見せかけて……構築術式を使う予定だ。当然すぐに気づかれるだろうが、一瞬の隙さえあれば十分だ。
「――は? うぐぅ!?」
攻撃するように見せかけながら、液体金属で玻座真を覆う。
その瞬間、万は彼女の奥義……虫の鎧を展開する。
玻座真の反応速度を考えると完全な状態のものを構築する時間は無い。そのため基礎骨格の部分だけを先に作り、そこからパーツを追加していく予定だ。
頭の中で道筋を描き実行しようとしたところで……再び自分を影が覆った。
それに気づいたが遅く、出会った時と同じように上から背中を蹴られ、またも翅を壊された。
蹴り飛ばされ地面を転がりながらも自身を攻撃してきた相手を確認する。
「…………」
そこに玻座真が立っていた。
液体金属を操作して場所を空けると、彼が元いた位置には誰もいなかった。
(まずい……)
顔には出来るだけ出さないよう努めようとするが、彼女の思いとは裏腹に冷や汗が流れる。
弱点を突かれ続け、長所は殺される。
さらには読み切れない手札も出てきており万では対応出来なくなってきている。
結界の拡張術式であることは理解出来ているが、どうすれば自身の後ろに移動しているのか原理がわからない。術式を二つ持っていると考えた方が良いレベルで手札を多く持っている。
自身の限界が見えてきた。
呪力を消費させるために藻掻くことは許されるが、それ以上のことをしようとすると抑えられる。
まるで鳥籠だ。
籠の中では何をしても良いが、籠の外に飛び立つことだけは禁じられた飼い鳥。
玻座真の思惑を考えれば自爆技や肉体に凶悪な負荷を強いる縛りの類も妨害されるだろう。呪力を細かく感知されている以上、万がやろうとしていることは全て先読みされてしまう。
窮屈な状況に万の口から心の声が漏れ出る。
「忌々しい……」
「…………」
「乙女の体をジロジロと見て……セクハラ野郎……!」
「苦し紛れに批判しているんじゃなくて、これ本気で言ってそうなのが怖いんだが」
万の言葉に疲れたような溜息を玻座真は零す。
正直に言うと恐山結界での疲労感は未だに取れていないが、この状況は悪くないと考えている。
体術に自信がありそうだが、その手前の工程を封じられている。
翅を使っての高速機動も、今の玻座真であれば空間操作による移動術で対抗出来る。
何より彼女の生得術式である構築術式は燃費が悪いことから、ただただ相手を抑えるだけで玻座真の目的は達成出来るのだ。
そう。
「宿儺の時よりかは楽だな」
「――――」
ポツリ、と
渋谷での虎杖の肉体を奪った宿儺の封殺。
あの時と同じように肉体を殺さず封じると言う人によっては極めて戦い辛い条件を課せられているが宿儺と違い、万は呪力効率が悪いことによる燃料切れの時間切れと言う条件が存在している。
構築術式の欠点もあり、あの時よりもやり易い。
それが玻座真の素直な感想であった。
だが、万が気にしたのは玻座真のその態度ではなかった。
「貴方、宿儺って言った……?」
「言ったな。半月ほど前に戦って封印した。とは言っても向こうは完全な受肉していなかったのもあったし時間制限あって、遊び半分みたいな戦いだったが」
時が止まったかのように万が絶句したが、それから震える声音で玻座真に質問する。
その万の反応的に彼女が何に執着しているのか確信を抱きつつ、すでに玻座真からすれば無価値な情報も同然なので特段気にせず答えた。
「…………」
目を丸くし口を開きながら玻座真を見ていた万だが、その表情は険しくなっていく。
そして最終的には憎悪すらも滲ませた表情に変貌する。
嫉妬。独占欲。そして……拒絶。
「――殺す」
頭と心の中に色々なものが過ぎった。
だがそれらは言語化されず、結論だけが言葉となる。
今までは宿儺との逢瀬のために呪力を制限していたが……もはや関係ない。
彼を殺して良いのは自分だけだ。その手前と言えど、彼に触れるのは赦されざる行為だ。
ゆえに決める。
後続の高専組も。死滅回游に参加している他の泳者も。そして宿儺の事も。
全部措いて、目の前のクソ野郎を殺すことに力を注ぐ。
「――極ノ番、満月」
大きく、万の呪力が動いた。
そのことを玻座真は感知したが、彼が何かをするよりも早く構築術式は回る。
そして彼女の術式を止められないことを理解し玻座真は舌打ちと共に距離を取る。
構築術式:極ノ番『満月』。
内容はいくつかの縛りを設けた上で発動のための消費呪力量を増やし、展開速度の上昇と構築難易度を出来るだけ下げると言うシンプルな内容だ。
縛りもシンプルなものとなっており『極ノ番を三ヶ月に一度しか使えない』『極ノ番で製作したものは修復することは出来ない』『極ノ番で製作した物が破壊される、もしくは破棄されない限り次の構築術式は使えない』と言う内容となっている。
構築術式の性質上、自然と縛りは『呪力の消費』を追加でしないことに偏りやすい。さらには極ノ番で作る以上、最強の呪具が生まれるのだ。であれば追加の構築術式が必要なくなると言うことであり……そこを縛りとして利用するようになるのは当然の帰結だった。
万の体を覆うように、それは構築される。
筋肉質な肉体は人間に近いものであるが、その顔面は昆虫のソレだ。
首から下は人間の体である、蜂。
翅も新しいものになっており、背中から腰の位置に移動している。
そんな姿を見て玻座真はポツリと呟く。
「……むかーしノミが人間サイズだったら東京タワーぐらいの高さまで跳べる、みたいな話が一時期あったよなぁ」
昆虫がテーマとなった多くの漫画を思い出す。
ファンタジーな昆虫たちではなく、実在した昆虫たちが人間の脅威になった内容。
それらは昆虫が巨大化したり人型化したりするだけで脅威度が一気に跳ね上がり、人々はパニックになりながらも生きていく……と言う話が多い。
それだけ小型生物であるはずの昆虫が大きくなるだけで凶悪になると科学的に解明されているのだ。
無論、昆虫が小型である理由もちゃんとあるのだ。
酸素や外骨格が問題だとか何かで見た覚えがある。玻座真は昆虫博士でもないので本当の理由は知らない。
だが、目の前の存在はそれらの問題をクリアしているのはわかる。
設計図の段階で問題点となりそうな部分を改善してから術式を発動している。純粋な生物では無理なことでも、生誕ではなく生産によってどうにかしてしまっている。
生体兵装。
強化外骨格だとか仮面ライダーの類を思い浮かべながら、玻座真は万に気づかれないよう小さく頷く。
(――ここまでは想定通りだな)
玻座真の封殺戦法に我慢が利かなくなり、万が呪力を大量消費して逆転を狙う。
玻座真と相性が悪い術師が通る流れであり、それを見越して万にストレスを与えていた。
虫の鎧と言うべきものを纏った万であるがきっとアレは玻座真にとって相性が良くないモノだろう。
だが、それでも構わない。
(もう少し削って……封印だな)
もう勝ち筋は出来上がっている。
ゆえに、構わなかった。
基本的に特殊手繰って色変えや文字の拡大以外使わないんですが、万は文字を震わせたくなるキャラですね。
ちなみに学長の死亡に関して玻座真と乙骨には伝えられてませんが、二人が多忙なので心労を掛けないよう伏せられている形です。伏線でもないのでここでご報告を。