呪術世界の結界術師   作:ペンギンくん

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02.決戦への道程

 

 日下部に連れられ歩き、建物から出る。

 外に出るのかと思ったが向かった先は敷地内にある喫茶店であり、前世でも大学に行っていない玻座真としては少し驚く。

 本当に小中高とは違うのだなと、どことなく大人の階段のようなものを感じていると、店の外にある席の一つに日下部は座った。

 

「…………」

 

 玻座真たち高専の人間が好き勝手動いていることから分かる通り、先生や生徒と言った学校関係者は誰もいない。

 当然、店員もおらず店は閉まっている。そのため外に設置された椅子を使うことになる。

 自分たち以外誰もいない学校の寂しさから、前世で見た某青猫ロボットの独裁アイテムのことを思い出しつつ玻座真も座る。

 

「んで、何ですか。離れた場所で話すなんて」

 

 長い付き合いだ。

 玻座真としてもどのようなことを言われるか察しながらも、あえて聞く。

 それに対し呼んだ日下部の方が口を開くことを躊躇っているようで、少し時間を掛けてから言葉を発する。

 

「あー……まず入れ替わり修行についてだ」

「…………」

 

 本題では無いなと理解しながらも話に乗る。

 

「はっきし言えばこの戦いには反転術式、最低でも簡易領域を使えなくては参加出来ない。参加する場合は死んでもしょうがないと思っている連中だけだな」

「……真希のあれって聞いた限りでは呪力が完全に無くなりましたよね。どっちも使えませんが」

「どうにも無機物と同じ扱いで真希の方から入る意志がなければ領域に巻き込まれないし、必中効果の対象から外れるらしい。とは言え、さっき聞いた外殻の無い領域も同じ仕様なのかは不明だが」

「五条先生との1VS1には介入するつもりはないですし、宿儺の方も察していると思います。ですが本当に五条先生が倒されたら俺たち後発組が戦い始める以上、さすがに領域の押し合いの警戒をすると思いますが」

 

 戦う気満々である鹿紫雲の前ではわざわざ話をしなかったが、実際のところ宿儺には『戦わない』と言う選択肢があるのだ。

 決闘型のスタイルにしても宿儺の方が割に合わないと感じたら五条の前に来てくれない、居続けてくれない可能性がある以上、場を整える必要がある。

 高専組は秩序側であり、防衛側の人間だ。

 下手に被害を出さないためにもアレコレしなくてはならないのだ。

 宿儺は強い矜持を持つが、同時に狡猾さと悪意を持つ。

 高専側が下手なことをし過ぎると渋谷の時のようにわざと大勢の人間がいる場所を戦地にすることもありうるのだ。

 玻座真が五条といる時点で宿儺がどう動くかわからなくなる。そんな乱数は高専側としてもゴメンだ。

 

「まぁ、五条先生と共に出た場合、一番ありえそうなのは俺が領域展開をするよりも先に宿儺の最速最強の攻撃で殺されることなんですが」

「五条を無視して執拗に攻撃され続けるってことか」

「先生も俺も範囲攻撃型ですし。……いや、一番ありえそうなのは――――」

「――――」

 

 玻座真の言葉に日下部は顔を顰める。

 ありえるのか? と口にする日下部に自分ならそうする、と玻座真は答える。

 

「……話は戻すが、要は他の奴らにも簡易領域や反転術式を覚えさせる必要がある。それを憂憂の入れ替えの術式で肉体を交換して、体に覚えさせるって言う話だ。ただ憂憂の術式の都合もあって、一ヶ月じゃ修行の回数も限られちまうが」

「まぁ、俺の簡易領域はシン陰を基にした別構成のモノですから、確かに教えられますが……」

「いや、シン陰流の方も他者に教えられるようになった」

 

 その言葉に玻座真は驚く。

 シン陰の頭首が今回の件は例外として許可したのだろうか、と思考するが日下部は溜息を吐きつつ教えてくれる。

 

「シン陰流に入ると色々な縛りが課されるんだが……その中の一つに寿命を当主に奪われるってのがある」

「……はぁ?」

「奪われるって言っても普通じゃ感じない程度のものだが、憂憂も門下生でな。それを冥冥のやつが良しとせず、決戦のためにも事前に天元様から隠れている当主の位置を聞いて抹殺したんだよ。それによって今はほとんどの縛りが撤廃や緩和がされている」

 

 出勤の強制命令などがあることは日下部から聞いていたが、寿命を奪うとなると話は変わる。もはや悪の組織のトップが持つ野望だ。頭首ではなく首領に改名して良いのでは。

 他者から見て分かるぐらいには珍しく玻座真も呆れ果てた表情を浮かべてしまう。

 

「……とりあえず教えるには支障はない、と」

「ただお前の担当は決まってる。五条と乙骨、そして虎杖だ」

 

 教えるために取っ替え引っ替えするが、先程の憂憂側の都合の話でそこまで多くの人間と入れ替わることはないと理解はしていた。

 そして玻座真が指定された面子に対しても理由は分かる。

 

「虎杖は根本的に結界術の教授、乙骨と五条先生は結界術の更なる向上が目的ですか」

「加えてお前と乙骨は五条と入れ替わることにより呪力操作を向上させるって目的もある。お前に関しては体術もだな」

「そっちに関してはもう限界感じているんですが……」

 

 呪力操作が雑だとは乙骨も玻座真も言われてきた。

 どれだけ潜在資質が高かろうがそれを上手く使えなければ意味が無い。

 体術に関しても散々言われているので玻座真もサボっているわけではないが、どうしても良くて二流と言うところまでしか伸ばせないでいる。

 術式頼りの術師、と言うよりも術式に関わらない戦闘能力に関しては基本的に低い、と言うのが玻座真の自己評価である。

 これが神様転生ものであれば全ステータス最高値の俺Tueee!! モノが出来たかもしれないが、生憎と玻座真は前世の知識を持っているだけの一級術師なので、残念ながらあれもこれも足りていない。

 

「…………」

「…………」

 

 これで、鍛錬に関しての話は終わり。

 口を閉ざしてしまった日下部に対し、玻座真は小さく呆れたように溜息を零しながら話を進めた。

 

「で、日下部さん。本題は?」

「……ああ」

 

 観念したように日下部は口を開く。

 

「――お前、天元様の位地を引き継ぐのか?」

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

“龍鱗”

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

“反発”

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

“番いの流星”

 

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

「…………」

 

 十二月二十四日。本日は晴天なり。

 高層ビルの屋上には強い風が吹いているが、そのことを気にする者はここにはいない。

 史上最強の術師、両面宿儺。その従者である裏梅。

 歴史上最悪の呪詛師、羂索。その契約者である久本時則の肉体を使うもの……御庭番の末裔。受肉者:明楽(あきら)永正(えいしょう)

 四人の役割は決まっており、これから散ることとなる。

 裏梅は露払いを。

 羂索は泳者たちの間引きを。

 宿儺は五条との戦いを。

 そして久本は――

 

「それでは、拙者はお先に失礼させてもらうでござる」

「うん。がんばってー」

 

 四人の中で最初に彼の姿が消える。

 下された任務のため、早期に動く必要があった。

 ひらひらと羂索が手を振り、それから宿儺に体を向ける。

 

「さて、私もそろそろ行かせてもらうよ」

「さっさと失せろ」

「なんだよ、もぉー」

 

 しっしっと手を払うように振るう裏梅に対し、羂索は不満気な顔を浮かべる。

 だがそこで裏梅は手を止め、先程まで久本がいた場所を見つめる。

 

「……私はやつのことをよく知らない。どこまでこちら側として動く?」

 

 裏梅は北海道の呪術連を襲撃するために呼ばれ、久本と戦った。

 その時に彼の性格と術式を知ることが出来たが、そんなものは表面上の話でしかない。

 受肉型にとって重要なのは戦力や人格ではなく……。

 

「私と久本の縛りかい?」

「そうだ」

「分かっているだろうけど、それは明かせないよ。そう言う縛り(・・・・・・)だし」

「……まぁ、理解していたさ」

 

 羂索の話に乗り呪物化すると言うことは今の自分を捨て、新たな人生を得ることだ。

 自殺と蘇生。

 そのような目的を求める時点で負の想いを抱えていたことの証明とも言える。

 誰だって次の人生に進みたい理由なんて言いたくない。そのため羂索の呪物化による縛りには、相手の蘇生理由を口にしないことも含まれている。

 『受肉する際には女の肉体を使う』と言う契約を結んでいた裏梅としても、羂索にはその口を閉じててもらう方がありがたかった。

 

「とは言え、少なくとも死滅回游が終わるまでは一緒に戦ってくれるよ、とだけ言っておくよ」

「…………」

 

 久本に下された任務は羂索を補助するものではなく、どちらかと言えば宿儺を手助けする類のものだ。宿儺としては別に無くても構わない手であるが、それはそれとして重要な任務を与えられたと言える。

 裏梅としても本来であれば自分が行きたいのだが、適材適所と言うのもあり不承不承と彼に任せることとなった。

 それもあり今一度、彼の雇用主と言える羂索に尋ねたのだ。

 

「ま、見ての通り忍びだからね。その辺は依頼通りやってくれるさ」

「そこまで期待するつもりはないがな。……もう用は済んだ。さっさと行け」

「あのさぁ」

 

 裏梅の言葉に溜息を吐きながら呪霊を取り出し、それに乗ってどこかへ行く。

 東京ではこれから戦いが始まる。それも最強クラスの術師二人による争いだ。

 羂索は自身の強さを理解している。巻き込まれないために、そして同じような理由で離れた泳者たちを潰しに行くために東京の外へと出る。

 

「さーてと。どこの結界(コロニー)から行こうかなー」

 

 宿儺と裏梅には特段何も言わず、羂索はそのまま去る。

 別れの挨拶をわざわざする仲ではないが、そう言う(・・・・)言葉も必要ないと羂索は考えていた。

 あの両面宿儺が負けるわけがないと、確信していたから。

 

 

 

 

 

 

「本当に良いんでしょうか、私で……」

「奇襲の件ですか?」

 

 玻座真と伊地知が廊下を歩きながら話している。

 不安そうな表情を浮かべながら額から冷や汗を流している伊地知であるが、隣を歩く玻座真は特に気にした様子はない。

 

「俺としても五条先生の人選は悪くないと思っていますが」

「玻座真君にそう言ってもらえるのはありがたいですが、もっと私よりも腕の立つ人がやった方が良いのでは、と」

 

 これより、五条悟と両面宿儺の戦いが始まる。

 その開始の合図となる攻撃を相手に悟られないよう隠蔽結界を張る役として、伊地知は五条に指名されたのだ。

 他者から見ても分かる通り、伊地知はプレッシャーに圧し潰されている。

 能力の低さから呪術師であることを諦め、補助監督に転向したのだ。

 術師としての自信も失っており、元々の弱気な性格も合わせて先程から苦悩を漏らしている。

 

「ま、そこは諦めて自分の仕事をやり遂げましょう。完全にやった上で駄目だった時は選出した五条先生が悪かったってことで」

「いっそのこと清々しい考えですね……」

「あの人のことですし伊地知さんのミスが原因で負けるとは思えないですよ。向こうもそうは思わないでしょうし、気楽とは言いませんが重く受け止めずやりましょ」

 

 軽い言い方であるが、伊地知は彼の発言を他人事だとは考えていない。むしろ五条が負けた時の後詰めメンバーの一人である以上、伊地知以上に責任が重い立場の人間と言える。

 決戦に関わるが、それでも自分は前に出ず後方のメンバーであることが後ろめたく思う一因にもなっているのだろう。

 それを理解しながらも玻座真はこれ以上、この話を続けないことにする。

 きっと自分ではなく五条本人の言葉でないと納得しないだろうから。

 

「それで、頼んだ件はどうなりました」

「一応集めて指定の場所に保管しました。それと禪院家の忌庫にあった呪具から、過去の十種影法術の使い手の呪力が宿った呪具が見つかったらしく、代用出来ないかと提供がありました」

 

 多忙であった玻座真は他の人間に自分がやろうとしていたことを頼んでおり、それを手が空いていた伊地知が担当をしていた。

 そしてその話を聞いた入れ替わり鍛錬に混ざれない真希が、もしかしたらと思い禪院家の忌庫の中身を探った結果、代用出来るのではないだろうかと提供された呪具を伊地知が受け取ったのだ。

 なお、彼女が禪院家を家柄的にも物理的にも潰してしまったのだが、父親が忌庫の中身を移動させていたため、結果的に巻き込まれず呪具は無事であった。

 そして決戦時に役立つ物が無いだろうかと改めて確認するついでに、玻座真の依頼を手伝った形である。

 

「それにしても、何に使うんですか? 正直あの量の呪力では何にしても……」

「ま、予備の予備ですね。使う展開にならなければ良いなーと思いつつも手札の一つとして用意することにしたんです」

 

 そもそも玻座真が戦場に出ると言うのは、五条の敗北が前提なのだ。

 そして玻座真が用意しているのは本当に最後の最後に使う予定の物だ。

 意図してはぐらかしている玻座真に伊地知は追求をしない。この手の対応は五条で諦め慣れているため、聞いても答えてくれないだろうとわかっていた。

 

「……それでは私は準備があるので、ここで」

「では、頑張ってください」

 

 隠蔽結界を展開するための準備をするために伊地知は玻座真と別れる。

 ここでの会話も玻座真の依頼に関しての説明と、それから最終準備に向けて高位の結界術師に相談していたのだ。

 彼と別れ玻座真も目的の場所へ向かう。

 秤からのメッセージで集合場所を教えられている。そちらに向かうと、すでに大体の人間が揃っていた。

 

「うっす。五条先生たちはまだか」

「なんかいっつもお前が最後だな」

「ここ最近はなぁー。忙しいのもあって」

 

 お互い手を挙げながら秤と会話を始める。

 そこに綺羅羅も混ざってくる。

 

「やっほー。護ちゃんお疲れ」

「よっす。そう言えば綺羅羅、宿儺の指に術式付けられたか?」

「一応付けてきたよ。あんまり私が出る状況にならなきゃいいけど」

「それはここにいる全員が思っているよ」

 

 綺羅羅の術式『星間飛行(ラヴランデヴー)』は南十字座をモチーフにした五つの星を呪力ごとに付けることが出来る。その星の道順通りに近づかないと接近を許されない、と言う呪術の中でもかなり面倒なルールな術式である。

 とは言え複雑な術式ほど強力であることはあの五条の無下限呪術が証明しており、やろうとすればその五条も完封することが出来る。

 つまり手順さえ守れば例え宿儺の斬撃であろうとも呪力が彼のものである以上、『星間飛行』の術式によって綺羅羅に近づけない……どころか場合によっては反発してその攻撃を自身が浴びる可能性があるのだ。

 これから始まる戦いにおいて、安全に救助活動をするにあたっては最適な術式である。

 ただし、その攻略法を早々に見抜かれなければの話であるが。

 

「問題は宿儺の奴、伏黒の記憶を読み取れるんだよなぁ」

伏黒(アイツ)は綺羅羅の術式を攻略したんだっけ」

「そー。そのこともあって付ける星の順番や場所を決めるのが大変なんだよねぇ」

 

 虎杖と伏黒が秤を説得しに行った際に術式を見せている上に攻略されてしまったらしい。

 星の位置による順路はともかく、呪力出力を利用した挟み撃ちなどもやられているとのこと。

 そこら辺はもう読み合いだよなぁ、と話していると体が小さくなってしまったパンダが声を掛けてきた。

 

「おい、三年ども。そっちはどうするつもりだ?」

「んん?」

「五条先生の見送りですよ」

「しゃけ。こんぶ」

 

 あぁ、と三人は二年組の言葉に今更ながら気づく。

 普通に考えればこの場面、死地へ向かう恩師への激励をするところだろう。

 ただ相手が五条であるためそのような意識は抜けていた。

 

「何か言う?」

「頑張れ……?」

「生きて帰ってこい、とかもなぁ」

 

 五条の実力を理解しているため彼に近い、気安い人間ほど心配しようと思う気持ちが失せてしまう。無論、相手があの宿儺である以上、死ぬ可能性もあるのだが……染みついた感性と言うのはそう簡単には消えたりしない。

 どうしても微妙な表情や言葉が漏れ出してしまう。

 

「あ、先生」

 

 そんな中、虎杖は五条が来たのに気づく。

 他の人間も彼と同じ方を見ると、五条とその後ろに歌姫と楽巌寺がいて階段を下りてきている。

 

「…………」

 

 緊張感。

 あの軽薄な五条が珍しく漂わせている張り詰めた空気。そのことに今度は逆の意味で、五条に近しい人間ほどその差に思わず身構えてしまう。

 いつもであれば感じられない強者の気配と言うものを嫌に感じさせられる。

 先程までどう見送ろうかと相談していたのに、今はそもそも声を掛けることすら出来なくなっている。

 

「先生、術式邪魔!!!」

 

 誰も動けなくなった中、そんなこと気にならないと言うように虎杖が声を上げる。

 全員が小さく驚き、それから笑みを浮かべる。

 

「ははっ、ばっちこい!!」

 

 羽織を脱いで背中を見せる。

 先程までの空気を消し、ご機嫌な様子の五条に生徒たちは近づき……その背中を叩く。

 

「さっさと行ってこい、バカ目隠し」

「情けない姿見せんじゃねーぞ」

「しゃけ!!」

「行ってらっしゃーい」

「勝って来いよ、五条さん」

「修行の成果、見せてくださいよ」

「しんどくなったら変わりますよ」

 

 各々が声を掛けながら彼の背中を叩いていく。

 そのことに五条は笑みを深める。

 

「応!!」

 

 決戦の舞台へ、彼は行く。

 




きっちり丁寧に決戦までの展開を見せるのもありかなーと思ってましたが、ここは原作通り時間を飛ばします。後々鍛錬に関してなども描写する予定。
背中を叩くシーンは絶対に省きたくない場所だったので強い意志で入れさせてもらいました。


間が空いたので。

【久本時則】
北海道の呪術連の呪術師であり、生得術式は隠蔽系である。それを羂索との契約により現代にまで来た御庭番出身の術師、明楽永正に乗っ取られる。そのため術式を二つ持っている。
見た目はいわゆるNINJAであり、これは器の仕事着であったが、永正もそのまま使っている。なお今後も久本の名前を使われる。
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