マイクラの知識は基本程度、ブラボはエンディング手前までプレイ済み。ストーリーは基本原作に沿いますが、主人公がスティーブなので何をやらかすかは分かりません。
マイクラ側ではmod無しのチート無し。バニラでスティーブが出来ることの限りを尽くします。
難易度は一応ハード。リスポーンは当然します。
世界観はシリアスだけど、スティーブの存在がシュールとギャグを作っていこう思います。
それでは本編どうぞ。
これはとある鉱夫がネザーゲートを通して、なんの因果か悪夢に来た物語。彼は何を見て、何をするのか。
彼の名はスティーブ。全てが四角い世界で、既に果ての
しかしそこは灼熱地獄のネザーではなく、若干霧の掛かった無数の墓が立ち並び、一つだけ建物がぽつんと建つ小さな丘だった。
そしてスティーブの目の前には、非常にリアル且つただ生気が感じられない等身大の人形があった。
しばらくすると人形は口を開く。
「はじめまして。狩人様。私は人形。この夢で、あなたのお世話をするものです。狩人様。血の遺志を求めてください。
私がそれを、普く遺志を、あなたの力といたしましょう。
獣を狩り……そして何よりも、あなたの意志のために。どうか私をお使いください」
この時、スティーブは狩人となった。
そして特に何も動じなかった。いつのまにか世界のアップデートでもあったのだろうかと。
人形は続けて口を開く。
「ゲールマン様にお会いしましたか? あの方は古い狩人、そして狩人の助言者です。今はもう曖昧で、お姿が見えることもありませんが……。
それでも、この夢にいらっしゃるでしょう。……それが、あの方のお役目ですから……」
スティーブはゲールマンと聞けば、丘の上に立つ建物のドアを空かさず開放。そこには車椅子に座った老人がいた。
老人はスティーブの姿を見るや否や、また口を開く。
「やあ、君が新しい狩人かね。
ようこそ、狩人の夢に。ただ一時とて、ここが君の「家」になる。私は……ゲールマン。君たち狩人の、助言者だ。
今は何も分からないだろうが、難しく考えることはない。君は、ただ、獣を狩ればよい。それが、結局は君の目的にかなう。狩人とはそういうものだよ。直に慣れる……」
スティーブは静かに頷き、建物の外へ出た。特に戸惑うことなく、四角い世界に生まれ落ちたあの時のように。
建物の外に出ると、不気味な声を上げる白いスケルトンのような生き物が地面から這い出て、近接と遠距離の二種類の武器を差し出してきた。
一つは鋸鉈、仕込み杖、斧。
一つは短銃と散弾銃。
それぞれどれか一つ選んで欲しいようだ。
しかしスティーブは武器は持っていると言ってそれを拒否した。スティーブの持つ得物は、刀身がダイヤで作られた鋭い剣『金剛石の長剣』と、引き金を引けば高威力の矢が発射される『十字の弩弓』である。
物の名前が変わっていることにふと気が付くが、特に気にしないことにした。
してこれから何をすれば良いか分からず、訳も分からずとりあえず墓石を採掘しようと石に手を触れた瞬間、スティーブの視界は光に包まれ、意識は明転した。