鉄血のオルフェンズ IF 不死鳥と歴史から消えた者 作:幻想のアンデッド使い
ーーーガンダム・フレームーーーそれは300年もの前に起こった厄祭戦で開発され、天使の名を司る殺戮兵器「モビル・アーマー」を狩るべくして、アグニカ・カイエルの父が開発した悪魔の名を冠するモビルスーツ。
そのモビルスーツたちは厄祭戦が終戦した後、ほとんどが「ギャラル・ホルン」の手によって、廃棄または封印にいたった。
一部を除いてであるが…
そんな厄祭戦当時の中で消えていった歴史の中でもかなり異質な存在、改造人間「x-FACE」彼らは阿頼耶識システムをつけながらかつ、各々が最大のパフォーマンスができるように年齢もその人の最適な肉体年齢のままになるように改造されていた。
やがて厄祭戦が終わり、人々が「アグニカ・カイエル」を崇拝する中、陰ながら活躍した「x-FACE」たちは新たにできた「ギャラルホルン」に恐れられ、彼らのガンダム・フレームとともに火星などの星々に封印された…
これはそんな消えた歴史、「x-FACE」の一人が新しい歴史に交わり本来の歴史を改変していく物語。
ーーー???視点ーーー
「今回の敵は”ムリエル”…ね…」
俺はコックピットの中で次に倒すMAの姿を捉えた。
赤い大地がどこまでも広がるここでは、ヤツの白い翼はよく目立った。が…あいにく遠距離武器がほとんど無いこいつと近接で叩くことしかしらない俺には近づくという選択肢しかない。
二本の剣を持つこのモビルスーツ、「フェニックス」は『どれだけやられても修復して戦い続ける』という皮肉とともに名付けられたガンダム・フレーム。
だがそれは…パイロットが死ななければいつまでも成長するモビルスーツでもあった。
俺はこいつに乗って3年近くたった…いつまでも終わらない戦争、そして、モビルスーツを動かすためだけにあるようなこの体のせいでもう『戦う以外に生きている意味がない。』とまでも考えてしまっていた。
敵の有線武器を躱し剣で翼の一部を斬る、ビーム砲をもかする程度くらうがまるで草食動物を食らうライオンのように二本の剣を首元に突き刺す。MAは生き物のようにもがき、暴れるがそれをやめるわけにはいかない。
一方、こちらも何度も戦いを続けているからか、もとから装甲も精神的にも少しボロボロであった。
それでも、俺は戦う。いつか来る平和のために…仲間に託された思いのために…
その思いで今日もMAを狩る。狩り続けた。
そしてようやくそれは終わりを迎えた。
が、俺が臨んでいた終わりではなかった。「バエル」を使い、戦果を上げに上げた「アグニカ・カイエル」を中心にギャラルホルンができ、そしてそれとともに俺たち「x-FACE」たちは蔑まれた。
民間人からはあることないことを言われ、そしてギャラルホルンには恐れられた…
ーある日ー
フェニックスなどの俺たちのモビルスーツはきれいに整備され、俺たち「x-FACE」はコックピットに押し込まれた。
おそらく、俺に対しての敬意なのかもしれない。恐れられても戦った兵士だから…そうかも知れない。
そして、宇宙へと、機体とともに放り投げだされた。
ー長い時がたったー
……なにかが聞こえる。
穴の掘る音のようだ。でも体は動かない。
死んだかと思ったらまだ、共に死ぬと決めた”相棒”の中だ。
『何だこれは!?』
声が聞こえた。どれぐらい眠っていたのだろうか…
”相棒”を再び動かそうとした。 が、暗すぎて何がどこにあるのかもわからない。
暗いのは嫌いだ。誰も見えなくなって…自分が生きてるか、死んでいるかもわからない。
「オルガ!!中に人がいるぞ!?」
そうこうしているうちに、コックピットが開けられた。
ーーーオルガ・イツカ視点ーーー
今朝、俺たちの休憩時間にマルバの奴に『もしかしたら、まだ例のMSのように埋まってるかもしれないな!そしたら更に経費が浮くぞ!』と言われ参番組のみんなと総出で採掘となった。もちろん一軍の奴らは基地で遊んでいるだろう。
「なあオルガ、本当にこんなところにあんなでっかいのが埋まってんのか?」
仲間の一人、ユージンが言っている通り、正直俺も見つかるなんて、全く思っていない。
「だが…見つけねぇとみんなまた殴られる…だったら見つけるしかねぇよ…」
アイツらは毎回、理不尽な理由で「指導」という名で暴力を振るう。仲間を守るためには続けるしかない。
もちろん見つからないまま2時間たった。
(やっぱり…見つかんねぇな…)
そう思ってたら、仲間の誰かが
「な、何だこれは!?」
と大声で驚いていた声が聞こえた。
「どうした!」
俺はすぐに現地に向かった。そこで目にしたのは…
砂とホコリにまみれた赤と白で塗られたMSがあった。
ーーー???視点ーーー
「おい!?大丈夫か!お前!」
一体この青い空をどれぐらいぶりだろう…
「ん…うん…」
俺は伸びをした。ようやく体が動いた。
「一応、大丈夫…だと思うが…」
苦笑いで奇抜な白色の髪型のやつの質問に答えてそいつの手をとる。
そいつはかなり強い力で俺をコックピットから引っ張り出す。
「あ、やめてくれ…阿頼耶識が…」
直後、”ブチッ!”という音とともに阿頼耶識システムが外れて自由になる。そしてかなり体が軽いのを感じる。
「あ、わり…お前も阿頼耶識をつけていたのか…」
白髪の長身男はかなり申し訳無さそうに謝った。
さて、ここで考える質問は3つある。
1、今は何年なのか…
2、飯はないか…
3、自己紹介…
まあ、ここは無難に
「俺の名前は『霜月・レイン』モビルスーツ乗りだ」
”自己紹介”でもしようか。
どうも、作者の「幻想のアンデット使い」です。
正直、自分でも『原作のキャラクターってこんな感じだっけ?』ってかんじで書いています。
一応…原作より矛盾はないように…
あと、投稿頻度はかなりゆっくりかもしれません。
そこはご了承ください。