このリコリスのパンツにスティールを!   作:桃玉

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前回、パンツを買わされ履かされたカズマ。
その後ラーメン屋さんに昼食へ。


この忌まわしい呪いにさよならを!Byカズマ

俺たちは昼を食べにラーメン屋に入った。

そしたらそこにはブロッコリー頭とそれの部下らしき人がいたんだ。

 

 

「うまい! うますぎる! 故郷にも麺類はあるが日本のものは特別にうまい! 流石真島さんリサーチ力ぱねぇっす!」

「こかけくかけけかかくこききかこここかきけごごがぐかーーっ! ぶはァー…………ごっつォーさァん」

「ああっ! おいていかないでください真島さん!」

 

 

見てたら腹めっちゃ減ったわ。

なんて卑怯でこれ見よがしなテロ行為!

白昼堂々飯テロ働くなよ殺す気か真島め!

そんなこんなで退店していく真島を横目に見て、腹を空かせつつラーメンの到着を待っていると料理がアクアの方に。

 

 

「ヘイおまち、アブラカラメマシマシニンニクヤサイマシマシオンタマサンショクチーズオンタマトッピングだぞ、アドナイ」

「待ちかねたわっ!」

「待ちかねられたぞ!」

 

 

そこにはアクアが注文していたアブラカラメマシマシニンニクヤサイマシマシオンタマサンショクチーズオンタマトッピングが到着した。

一体どんなトッピングかって思ってたが、アクアの前に出された皿を見て、一瞬理解不能だった。

だってそこにあったのは温玉がトッピングされたアブラカラメマシマシニンニクヤサイマシマシの尋常ならざる量のラーメン。

そして、三色チーズ牛丼温玉トッピングの計2丼。

 

何でこのラーメン屋には牛丼があるんだよおかしいだろ!

豚骨もチャーシューも豚なら、やるんなら豚丼だろって誰もが思うところをまさかの牛丼。

天邪鬼過ぎやしないか!?

 

そして俺は理解した。

いや、させられたって言った方がいいか。

この牛丼、ラーメンに負けず劣らず最高の悪党だ!

飯テロで腹が減りすぎて餓死寸前のところに出されたメニュー。

かけ込んで胃袋の中にぶち込みたいのに、こいつら、アホみたいに白い湯気を出して……

しかも油のせいで一生冷めないマグマのようにあっつ熱だ!

こんなヤケドすること前提で食さないといけない料理。

おいしそうで、激アツで、カロリー爆弾で、最高に悪だ!

だけどアクアはヤケドするために食べると言っても過言じゃないくらいできたてホカホカのラーメンと牛丼をすんごい勢いで啜って食う。

 

 

「ずるるるるーーっ! はっふっはっふい!?」

「お、おいアクア勢いよく啜るな! 死ぬぞ! むせ返るだけじゃすまない……っ!」

「はふはふ、ほんはひんぱいはいらなひわ!」

「なんつってるかわかんねーよ!」

「ゴクン! どうしてこんな芸当ができるのかですって?」

「聞いてねーよ! それにそんなに食ったら血糖値が急上昇して太るから無茶すんなって」

「カズマってばバカね! カロリーゼロ理論を知らないのかしら?」

「うん、知らない」

「じゃあ簡単に説明するわね、このどんぶり、丸いじゃない?」

「おん」

「丸いからカロリーゼロを表してるのよ」

「えっ、そ、そんなことがあるんですか!?」

 

 

……うん、真面目に聞いた俺はやっぱりバカだった、アクアの言うとおりの馬鹿だったわ。

あの、たきなさん?

真面目にメモ帳取り出して「そうだったんですか!?」みたいな表情で話聞かなくていいからな?

それと千束、何そこで深く頷いてるんだよ。

最近体重気にしてんの知ってるが、流石に夢と現実の区別つけろよ!

 

 

「それにカロリーは熱に弱いじゃない?」

「カロリーって熱のことじゃなかったですか?」

「たきな、わかったろ? コイツの話を真面目に聞く必要はないかんな」

「だからこんなアッツアッツの料理はカロリーゼロよ! 加えて食事の後って汗をかくからカロリー消費が促進されてもはやカロリーマイナスまであるのよ!」

「食事誘発性熱産生というのは聞き覚えがあります。そう考えればカロリー消費は確かに促進されて……」

「惑わされんなたきな! うまいものほどカロリーがあるだろ! 流石に全カロリーかき消せないから!」

「そして最後に、これが重要よ! 今日という日はチートデイ、そう定めるわ!」

「ち、チートデイって何ですか?」

 

 

チートデイ。

それはダイエット時に起こる現象「体が低カロリー状態に適応することによる代謝低下」を防ぐため、あえてカロリーを摂取し、停滞期を防ぐ日のことだ。

そう俺は記憶している。

ダイエットのダの字もない駄女神が何言ってるんだと思っているとアクアが続きを話す。

 

 

「チートデイっていうのは神様がカロリーと言う名の悪魔を許してくれる日なの。だから今日は何食べてもカロリーゼロとするって女神である私が決めたわ!」

「なんか急にうさんくさくなりましたね……」

「お前が許したところでカロリーは減らねーよ! おかしい理論持ち出して免罪符代わりに使うな! ……というか火傷したら口の中の皮が剥がれてデロンデロンになるぞ、もうちょっとゆっくり食べろよ」

「だ・い・じょーぶっ! この私を誰だと思っているのかしら? 水の女神に不可能の二文字はないの。ヒールをかけながら食べれる私には不要な心配って訳! それに鉄は熱いうちに打て、飯は熱いうちに食え。それがおいしい食べ方よ! フーフーするなんて邪道だわ!」

 

 

れ、レベルが違う……!

以前シュワシュワをカニの甲羅に入れて暖めて飲む方法を聞いて、その才能の片鱗は知っていたが……

まさか酒に関してじゃなく飲食関係すべてに通ずるのか!?

 

 

「噛めば嚙むほどにミシミシするこの固い肉感! まさに肉を食べてるっていうこの感じ! とっても最高よ! ガッツガッツ……」

「さ、さすがフードファイターを生業としているアクアさんです!」

「私たちリコリスにできないことを平然とやってのけるッ!」

「そこにシビれるあこがれるゥ!!」

「いや、千束もたきなも、流石でもシビれもあこがれもしないわ……って最後の誰だ!?」

 

 

さっきの声は退店した真島さんだった。

なぜかそう言わなければいけない衝動に駆られて店に戻ってきたらしい。

 

 

 

 

****

 

 

 

 

ふぅ、食った食った!

満足げな腹をポンポン叩きながら退店し、ラーメンの熱で暖まった体を冷ます。

なんだか太ももがいつも以上にスースーすることに違和感を覚えつつも、そういやスカートはかされてたんだわと思いだし、まだ店内で大食いチャレンジしているアクアを三人で待っている。

 

 

「ラーメン屋さん、ちょーこえー……。普通の量で頼んだと思ったら思ってる倍来たんだけど……平和な日常に見えて初見殺しが潜んでるとは、マジこえー」

「と言いつつ完食したのは流石リコリス、他の職業以上によく食べてよく運動する必要があるので余裕そうですね」

「ま~ね! そもそもコイ~味付けと油でテカテカ極太メン、ありゃやみつきになっちゃうわ。こわいこわい」

「……先ほどから千束は何を恐れてるので?」

「体重だろ。最近太ましいから気にしてるんだよ」

「発言にデリカシーなっ!? 太ましいとか乙女に何ちゅー発言しとるんじゃわれぃ! そ、そもそもリコリスは太らないしぃ? 栄養は今んとこ全部私の場合ナァイスバディ~に変換されてるから! 太ったわけじゃないから!」

「確かに体重が増えたら機動力が低下しますし任務に支障が出る可能性も……」

「そういう理由で体重気にするのはたきなくらいじゃわ!」

 

 

そんな会話をしていると死にそうな顔でアクアが店から出てきた。

うっぷ……とリバースなのか口に手を当てながらも、涙目で親指を立て。

 

 

「勝ったわ! 完食できなかったら罰金らしいけど私はやり遂げたわ! ヤケドしつつも脳みそが満腹だって気づく前に……うぐぅ……く、クルジぃ……お腹はち切れそう……」

「自分の(胃袋の)限界を超えた代償だな。いつも通りリリースすればラクになるぞー」

「クッ、なんてことなの……で、でも私は仮にも女神……そう、女神様はそんなはしたないことしないわ!」

 

 

いや、どの口が言ってるんだよ!

土木工事の後に風呂入って蛙の唐揚げとシュワシュワめちゃくちゃ食って、帰り道、馬小屋に行く途中で環境に悪そうなゲーミングカラーの汁ぶちまけてたろ。

この光景を突きつけてやって過去を掘り返したい気分だわ!

 

 

「それに、それによ。仮に吐いたとしても私の浄化魔法か女神の固有魔法で虹色の汁に変換でk……あっ、ヤバいかも……」

「大丈夫かあっくん!?」

「わ、私はもう、ここ、まで、の、ようね……」

「あっくーん! 今助けを呼ぶから、それまで死ぬんじゃないよ!」

「どど、どうしましょう! 苦しいのなら救急車を……い、いえ、とりあえず呼吸を保たないとですし深呼吸をしてください!」

 

 

何やってんだコイツら。

ただ腹はち切れんばかり食ったせいで苦しいだけだろ、千束は大げさすぎるわ!

救急医療系のドラマシーンじゃあるまいし救急車は不要だろうが、いつも冷静なたきなのくせに取り乱しすぎだろ!?

きっと千束とアクアの切羽詰まった顔を見て冷静な思考能力を奪われてしまったんだかわいそうに。

 

こうなりゃしょうがない。

唯一まともな俺がこの状況を収めなきゃならない!

どうすればいいかなんて簡単なことだ。

今回の原因はアクア。

なら原因元を解決すればいい!

 

……わかってる。

これを実行したら俺は確実にクズマだの鬼畜だの言われる。

だが、俺の覚悟はもう決まってる。

ごめんな、アクア。

ただの最弱職、冒険者である俺じゃお前を助けることなんかできやしない。

せめて、今ラクにしてやるからな……!

 

恨むなら恨め。

だが呪うなら、俺のすねをかじって生活してるお前を呪うんだな!

今まで俺を散々こけにして、挙げ句の果てにセイクリッド・ブレイクスペルを拒否しやがった鬱憤、ここで晴らさせてもらうぜっ!

 

 

「ひっひっふーだ! ほらアクア! ひっひっふー! 今更恥もへったくれもないだろ! アクシズ教の教義とやらを思い出せ! なんだっけ、どちらを選んでも後悔するのなら今は楽ちんな方を選びなさい、水のように流されなさい……いや、流しなさい、だっけか?」

「あ、悪魔の囁きよ! でも私は女神として屈しないわ!」

「今、相当苦しいだろ? 吐けば楽になる! 苦しいのが早くなくなるか、ゆっくりなくなるかの違い、お前ならどっちが賢明な判断かわかるよな」

「……わかった、わかったわ。私は己が正しいと信じた方を選択するわ。……ひっひっ……うっぷ」

「ああっ! それ出産の時の呼吸法じゃん! 逆にリバースしちゃうから、は、早まるんじゃあないあっくん!」

「そうですよ! お腹のものは直に消化されて栄養素として体の中に取り込まれます! 今ここで吐いたら栄養が吸収できませんよ!」

 

 

二人とも……特にたきな、その説得の仕方でアクアを止められると思ったか!

甘い、甘すぎる! 甘すぎてアマリリスになったわね。(大蛇○)

 

あっ、そこの人!

腹がパンパンな人にその呼吸方法させてるけど、路上で陣痛始まったわけじゃないですから!

ああっ、そこの方も、救急車に連絡しようとしなくても大丈夫ですから!

ただの食い過ぎで生まれそうなわけじゃないですから!

そんなこと思ってるとアクアが俺のスカートを引っ張って。

 

 

「ごめん、カズマ」

「何がだよ?」

「ちゃんと最上級の浄化魔法で聖水にするから……」

「…………っ!? お、おい! まさか……冗談じゃないよな!」

「……お願い。カズマのせいでこんなことになったんだから……責任、取ってよね」

「や、ヤロウっ! まさか俺のスカートに吐くつもりじゃあないだろうな!? 俺はラバーズ法を教えてリバースさせようとはしたが、元の原因は昼食食べ過ぎたお前、つまりアクアの方に責任はあるだろうが!」

「ひどい、ひどいわ! 私を養ってくれてたのにこんな形でポイ捨てされるのはあんまりよ!」

「なんかガチのクズ男にジョブチェンジしそうだから誤解を招きそうな言い方するのはやめろください! それと俺に吐くのもやめろよ、公衆の面前だ、女神の自覚が多少残ってんならちょっとそこまで駆けてそこで吐けよっ!」

「いいえ、無理よ……限界……おr」

 

 

なんか、異世界でもこんなことあったような気がする。

酔っ払いに吐きつかれた記憶が蘇る。

 

 

 

 

**

地上波放送に不適切なシーンが含まれました。

回想シーンと現実のシーンが並行して大変お見苦しい状況となっております。

雄大な自然の映像に差し替えております。

大変申し訳ありませんがしばらくお待ちください。

**

 

 

 

 

「ふー! すっきりしたわ!」

「なあアクア?」

「なにカズマさん」

「どうせ水になるんだったら俺にかけなくてもよかったんじゃないか?」

「駄目よ! 流石に淑女としてはしたなすぎるわ!」

「だからってなんで俺の服に!? めちゃくちゃ水浸しなんだが!?」

「しょ、しょうがないのよ! たまたま手を伸ばしたらソコにあった布が」

「俺のスカートだったって?」

「そうそう」

 

 

こいつは後で禁酒させる。そう心に誓った。

 

……別に怒ってないぞ?

ただ、少しでも酒を断てばバカが直るんじゃないかとか、お酒はああ見えて高カロリーだからダイエットのために飲まない方がいいだとか、そういう純粋な心配だであって。

悪びれることなく駄女神の聖水(汚)を浴びせやがったアクアを泣かせるためにとかではない、決して。

 

 

「か、カズマ? なんか笑顔が……死んでて怖いよ?」

「千束は変なこと言うなぁ。笑顔って言うのは平和の象徴だろ? そんな表情が怖いだなんてあるわけないじゃないかー」

「い、いや、私から見てもその顔は張り付いてるようで……。一説によると笑顔とは攻撃性の塊であるとか……」

「なっちゃんったらー、カズマさんが私に攻撃を加えようとしてるみたいなこと言っちゃって! そんなことないわ、だってカズマにかけたのは私の全身全霊を込めた聖なる水……とーってもありがたい聖水なのよ、ありがたがられても怒られるわけないじゃない! むしろご褒美よ!」

「ご褒美じゃねーよ罰ゲームだわ!」

「えっ!?!?」

「えっ、じゃないが? 吐瀉物だのかけられてご褒美とか、なんかそういう特殊性癖ある感じに思われるからやめろぉ!! ち、千束さん? 本当にそういうんじゃないから後退すんなください!」

 

 

なんか前に駄女神の水っつってボトル1本につき1万エリスで売ってたな、聖水。

まあ元がゲロなら、いくら浄化されてようと買いたいとは思わない。

そんなものをぶちまけられ、一応ちゃんと浄化されてはいるみたいで真水だが、喜んでいると思われかけているのは誠に遺憾だわ!

そんなこと思っているとたきなの後ろに未だ身を隠したままの千束が。

 

 

「ま、まあカズマがどう言う性癖を持っているかは置いておいて」

「置いておくな! 何よりも重要な議題だわ! 1回話をしよう、こっちこいよ」

「それよりも重要なことがあるでしょ!」

「あっ、そらされた!?」

「最重要問題、それはカズマが水浸しになっちゃってることじゃい! そのまま街に繰り出そうものなら風邪引くよ!」

 

 

俺は自分の状態を客観視してみる。

アクアの聖水のせいで特に下半身が水浸し状態になって肌に布が張り付いている状態、恥ずかしいというか寒い。

千束の言うとおり着替える必要がある。

 

しかしどこで着替えるか。

幸いにも着替えは、というか元々着てきた服はラーメン屋のニンニク風味を漂わせつつも無事に紙袋の中に収まっている。

着替える場所、プライベートが守られる場所はと言えば、そう、トイレが近くにあった。

 

 

「というわけでカズマちゃーん?」

「いやです」

「まだ何もいってないのに!? お着替えしようよ! 風邪引いちゃうから!」

「いやです!」

「第一次反抗期ですか! ほら、せっかくラーメンを食べて暖まった体が冷えてしまう前にいきましょう?」

「わ、わかった! わかったから押すなよ! 一人で着替えられるから!」

 

 

たきなと千束に背中を押されて紙袋を片手にやって来てしまった。

なぜ俺がこんなにもトイレに入ることを渋っているか、その理由は単純明快。

そこで着替えればいいのだが、俺の中には葛藤というか、人の目が気になるというか、犯罪者になりたくないというか……

俺は一体どっちのトイレに入ればいいんだ!?

 

俺はスカートをはいている。

こんな状態で男子トイレに入れば痴女扱いされかねん。

俺は心は男だ。

男が女子トイレに入るという行為は犯罪なんじゃなかろうか。

逆も然り!

男子トイレに女の人が入ってくるのは……まあ、清掃のおばちゃんみたいな例外はあるが、基本的にいけないことだろう!

いやしかし待てよ、今の俺は性別の垣根を越えた存在、己の倫理観が求められているのかもしれないこの状況で犯罪者になるリスクは限りなく0に等しいんじゃないか!?

 

俺は個室が必要だ、俺はトイレが必要だ、俺は早急にトイレに行く必要がある!

トイレに入るまでに3往復、入り口の前をうろうろして必要の部屋に意を決して入ろうとした。

俺は何も間違った選択をしてはいない。

だって今の見た目を考えたとき痴女扱いされるか、それとも俺の中の罪悪感と未知の場所へ行くという好奇心を心の中にそっと押しとどめておくか、メリットとデメリット、思えば簡単なことだったんだ。

中に入ったところで誰もいないし、個室を使って着替えるわけだから罪悪感すら覚えなくてよかったんだ。

 

そして俺は個室の中で着替えを始める。

濡れてしまった可愛らしい服を脱ぎ、濡れてしまったパンツも……

 

アレ?

 

ふとパンツを意識した時に気づいた違和感。

いや、違和感というか、失われてしまった正常な感覚。

 

ああ、そうか。

アクアの聖水の効果、加えて最上級の浄化魔法が聖水を伝わって作用し、あの忌まわしき呪いが消えたのか。

状況を正しく理解して、しかし喜びが目から流れ出す。

 

「俺の俺、参上ッ! 復活ッ! 圧倒的完全復活ッッ!」

 

そう俺は久しぶりの息子との思わぬ再会に、声を上げて喜んだ。

……喜びのあまり声を上げてしまったんだ。




浄化魔法「ピュリフィケーション」
効果は水の浄化

……のはずですが、本作では、アクアの全力行使によって「セイクリッド・ハイネス・ピュリフィケーション」となってしまった。
浄化の解釈を拡大した結果、悪しき存在をマルッと浄化する魔法となり、聖水にもその効果があり、大悪魔の呪いまで解く。
という設定です。
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