このリコリスのパンツにスティールを!   作:桃玉

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13話の最後以降のハワイ編です。


続々・このリコリスのパンツにスティールを!
このハワイの砂浜に侵略を!By千束


「知らなかったよ~こんなに青ぉい空ぁ~♪ と言うわけでぇ青ぉい空~白ぉい雲~そしてぇっ広ぉい海~! やってきたのは南国ハワ~イ!」

「……手術明けとは思えないテンションですね」

「ああっごめんってたきなぁ……黙ってたのは悪かったからぁそんな露骨に腕組みほっぺたプクーッてさせんなよぉ~!」

 

 

というわけで私たちがいますはキラウエア火山で有名なハワイ島!

正月にこんなところ、最高の贅沢なんじゃないかーっ!?

まあここに至るまでに辿ってきた数週間の記憶を考えれば等価交換なきがしなくもない。

 

というのもつつがなく私の手術が終わって目を覚ましたときのことなんだけど。

自分が生きてることにちょっぴり感動しながら病院のベッドから目を覚ますとそこには目元が赤く腫れて寝てるたきなが。

もうね、全っ然状況を理解できなくて驚き桃の木山椒の木だったわ。

気分はさながら夜のことは何も覚えてないのに隣を見ると女性が同じ布団で寝てた男よ。

 

まあ端的に言うと手術の件がバレたってことで慌てに慌て、自分が生きてることに感動してる余裕なんて秒で消し飛んで目を回しかけたそのとき、視界の端にカズマを捉えた。

私が騒がしく「えっ、えっ!? どゆことよ一体!?」ってしてたせいで井ノ上たきな、ウェイク・アップ。

私に抱きついてくるたきなをなだめ、カズマがいるってことでどうしてバレたかは薄々察したけど、一応ベッドに寝たまま聞いてみると。

 

「カズマの挙動がここ最近おかしいから問い詰めたんです、そしたら教えてくれまして……」

「カ~ズ~マ~っ」

「しょ、しょうがなかったんだ! 嘘をつくとチンチン音が鳴るヤツを目の前に出されて……だからそんな恨めしそうな目で俺を見んなよ!」

「えっ、嘘発見器まで持ち出したんかたきな!?」

「いいえ、それを模した折り紙をアクアに作成してもらいまして……」

「カ~ズ~マ~!」

「ご、誤解だ、俺がそんな口が軽そうな男に見えるか? というか嘘ついたらチンチンなったぞあの道具、マジで折り紙なのか半信半疑なんだが!?」

「とにかく、カズマには座布団なしで数時間正座で説教を既に実施しました」

「そっか、私の代わりに刑罰に処してくれるなんてさすがたきな、仕事が早すぎる!」

「何を感謝してるんです? 千束も説教の対象ですよ?」

「何で!?」

「千束も私たちに情報を秘匿していた罪があります。元気になったら覚悟しておくことですね千束」

「そ、そんなご無体な! このベッドから解き放たれて自由を手に新たな人生を歩めるものかと思ってたのに!」

 

あのときは自由を手にした直後に説教地獄へ落ちる運命なら、自力で誰にも知られず南下して宮古島でひっそり余生を過ごそうかと思ったよ。

実際に胸の痛みを訴えて執行猶予までの期間を延長しようとしてみたりしたんだけど、そのあとお見舞いに来てくれたあっくんがドアをバァーンって勢いよく開け放って。

 

「呼ばれて飛び出て『セイクリッド(じゃじゃ)ハイネス・ヒール(じゃじゃーん)』ッ!」

「えっ? あ、あっくん!?」

「久しぶりね! 胸が痛いってカズマに電話もらったから飛んできたわよ! 病気は無理だけど傷なら私に言ってくれればちょちょいのちょいで治せるのに……水くさいわよちーちゃん?」

「ええっ!? 確かに体の至る所の調子がいい感じするけどどういう原理!?」

 

この後病院を走る人は出入り禁止ですって看護師さんや警備の人に退場させられたあっくん。

その後のいつ退院できるかの検査を受けたとき、手術跡すらない胸をまじまじ見られて「神様の奇跡だ!」って言われたんだよね。

なんでも綺麗さっぱり手術後が完治してるって。

そして私は医療費削減のために即刻退院……いや、流石に目を覚ました日に退院はイカれてるだろ、経過観察くらいせいや!

「お医者様が言うなら大丈夫ですね」って否応なしに説教地獄のフルコースへ連行され、何とか耐え抜いた私が今の私って訳。

 

 

「たきなたきな!」

「たきなです」

「こういうところに来たからにはやらねばいけぬことがあるんじゃあないですかぁ」

「ええ、海外出張したからには現地での情報収集はもちろんですが、それを通して最終的には良い営業成績を残しホームへ帰還することが……」

「ちゃうわ! というか出張なのは名目よ! 私たちの本来の目的はそこじゃないじゃん! バカンス! そう、私たちは今まで頑張った私たちへのご褒美のために豪遊にきたんじゃん! カズマと先生は……まあ仕事熱心な人は置いておいて向こう見て!」

「……あれは、ミズキさん……それとクルミとアクアですか?」

「そう! めっちゃ満喫してるでしょ? 強いて言えば楽しみまくるのが私たちの任務! 目の前に海があるならすることは決まってるでしょ?」

 

 

今んところカズマと先生はキッチンカーで開店前の準備してるけど、せっかく海外に来たんだから満喫しないと!

日光浴中の黒いサングラスと黒いキワッキワのミズギ。

一人はパーカーを羽織った太いボーダーの水着、もう一人はワンピースタイプの水着と水泳帽子(?)姿でバケツとシャベルを手に砂城建設してる子供二人。

人だかり多くて何を作ってるのかは見えないけど競争でもしてるのかなぁ?

 

……ってあれネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲じゃない!?

あっくんとクルミが胸を張っている……ってことは二人の合作!?

それにしても再現度高杉晋作だろオイ!

なんか人だかりができてるなと思ったらめちゃすごいの作りおって……

「ブラボー」とか歓声が聞こえると雰囲気で察したあっくんが「どーもどーも、サンキューベリーマッチ……でゲソ!」って言いつつ砂を崩して別の作品作成へ取りかかってる。

 

作成段階から人目を引く洗練された技術を惜しみなく披露してるあっくん……

こっちの道で食べてけばいいのに。

こ、こほん、とりあえず気を取り直して、向こうの三人を見習って私も何か楽しいことをしようって思ったんじゃ。

海に来たら水遊びっしょ!

あの三人みたいに私たちも楽しまないと!

 

 

「まずは水着に着替えよう!」

「泳ぐんですか? 術後に激しい運動は控えるようにって担当医の先生に言われてたじゃないですか……私、泳ぐつもりはないと思って持ってきませんでしたよ」

「いや、でもそのお医者さん、ぼそっと『何でこんなに完璧に治癒完了してんの!? 怖っ』って言ってるの聞こえたし泳いでも大丈夫よ! それに水着がないなら現地調達すればいいじゃない! さてさてぇ、たきなはどんな水着にしよっかな~♪」

「……私、この競え」

「競泳水着はなしね~、泳ぐわけじゃないからか~わいっくおしゃ~れに! ううぉーっ! これ、これめちゃくちゃいいっ!」

「……いいものなんですけどね、競泳水着」

「エークスキューズミィ!」

 

 

たきなの言葉を聞こえてないふりして店員さんの方へダーッシュしてチョーイス!

あ、私は自前のあるから。

というか中に着込んでるから買うのはたきなのだけね。

私の狂いのないセンスによって選ばれたたきなの水着、それを着させて、砂浜へ走りだせー!

そう言って手と手をつないで、たきなをひきずって砂浜へまっしぐら!

んでもって海へ~ピョーーンッ!

 

 

「ふーっふっふっふー! ふはーっはっはっはー! 私はこの冬なしの天国へたどり着いたぞーッ!」

「楽しむのはいいですけど、水着ということはこれから水泳するつもりなのでしょう? やはり競泳水着の方が……」

「ノンノンノン、これから私たちがするのはバカンスよ、泳ぐだけなのはナンセンス、もっと楽しんでこー! てなわけでたきな! 銃撃戦の準備はできとるかぁー!」

「ええ! 常時戦場を心がけてる私は肌身離さず銃を携帯しています! いつでも戦闘の準備は整っていいますよ!」

「おおっ! 珍しくたきながノリノリのワサビノリ子ちゃん!?」

 

 

あの遊びになんて目もくれないたきなが遊びの準備をしてるなんて!

そう嬉しくも驚きつつたきなの方を見ると、太ももに装着してたバックルに銃を装備してた。

そう、本物の銃だった。

 

 

「……銃もってきたんかキサマ」

「駄目でしたか? 日本なら銃刀法的に駄目かもですが、ここはハワイですよ? 銃の携帯は違法ではありませんし、有事の際でも即座に対応できる用意は必須ですよね?」

「そりゃそうなのかもしれないけど! でもだからって遊びの最中に銃はちゃうじゃん! 私は水鉄砲を期待してたのよ!」

「水鉄砲、ですか? てっきり銃撃の練習場へ遊びに行くものかとばかり……」

「アホーッ! そりゃ日本でもできるじゃんDAでやりゃいいでしょ! そもそも水着姿でそんなことしないわ!」

「ですが公で堂々とできるのはここだけですよ? 東の名探偵でしたっけ? その方もハワイで銃撃練習を行ったらしいですし……」

「いいの! リコリスは日本で練習できるんだから別にこんなところにまで来てまで練習しなくていいんだよ! ほら、私が持ってきた二丁のうち一丁貸すから」

 

 

私はそう言って両手に持った水鉄砲のうち片方をクルクルーッてかっこいいガンアクション決めながら渡す。

たきなはそれを受け取り……間髪入れず引き金を引きやがった。

もちろん私はそれを予知して避ける。

 

 

「やったなぁ~たきなぁ~! いい一撃になりそうだったね! 私じゃなかったら濡れてたよ……そう、私じゃなかったらね!」

「不意打ちを避けるとは流石腐敗し尽くしてもファーストリコリスですね。これも術後の本調子じゃない時の実力というが恐ろしいです」

「いや、確かについこの間手術したばっかだけど私ゃ元気だよ? てか未だかつてないほど元気溢れてるぜ、これほどまでに絶好調のハレバレとした気分はなかったってくらいにはねぇ! ……フッフッフ、新しい人工心臓のおかげよ」

「本当です? 心配させまいと無理してませんか?」

「いやいやホントよ、この心臓は本当によくなじむ! 最高にハイッてやつじゃァ! WRYYYYYY! ほら見て見て! マトリックスの態勢だっていとも容易く!」

「本当に快復力がエゲつないですね……お医者さんが信じられないと言っていた気持ちが痛いほどわかります」

 

 

私が元気を表現するためにWRYYYYYYしてるとたきなが呆れたような、でもどこか嬉しそうな表情でそんなことを言ってくる。

いや、私だってこんなに早く回復するだなんて思ってなかったし、何なら今が全盛期なのに戸惑ってるけど、まあそんなめんどくさ難しいこと考えても何にもならないし元気なら別にいいよねってことで!

……ってかたきなさんや、流石に会話中に打ち込んでくるのはどうかと思うじゃが?

私が華麗に避けるせいでマジモンのマトリックスになっとるからやめておくれ!

 

なんて脳内で使ってると本当に弾幕の嵐がやむ。

おろ? と思ってたきなの方を見るとカチャカチャと引き金を引くも水が出ないたきなの水鉄砲。

はっはーん、さては弾切れだなぁ?

当たり前だけど水鉄砲は普通の拳銃と構造が違う……つーまーり!

水鉄砲を使ったことがないたきなは銃を分解してリロードできない!

そもそも水鉄砲に水を入れるのはめちゃ時間かかる!

勝ったッ……計画してないけど計画通り……っ!

圧倒的余裕の中たきなに近づく。

勝利を確信し銃をこめかみへ狙い定め。

 

 

「くっ、弾切れですか!?」

「この勝負もらったぁ!」

 

 

ここは砂浜の浅瀬、波と砂に足が取られてうまく動けまい!

声高らかに約束された勝利を宣言し、水鉄砲の引き金を引くと水が発射される。

反撃することも、回避することも、なにもできずにたきなは水をかけられるのだぁ!

……そうなるはずだった。

 

 

「甘いです……」

「へ? ……ひゃっ!? 冷たっ!?」

 

 

な、何ィィィイイイイッ!?

バカな……この私が……この千束が負けだ……だとッ!?

い、一体何が起こった!?

私が水鉄砲の引き金を一発引けば勝てる戦いだったはずなのに、今濡れてるのは私!?

あ、あり得ない!

あの堅物のたきなが機転を利かせて「海水を手でかけてくる」だなんて!

 

 

「どうしてって言う顔してますね」

「た、きな?」

「千束、貴女の敗因はたったひとつです……たったひとつのシンプルな答え……。千束は私をなめすぎた!」

「へ?」

「海上戦を想定して訓練をしようと言ってきたのは千束じゃないですか。そして私たちが今武器にしているのは水。武器が散らばっていると言っても過言じゃない戦場です。このような不意打ちくらい想定してしかるべきでは?」

「だぁれが海上戦を想定した訓練しようってった!? あくまでごっこ遊びだから! でもでも今の水かけはすごくいい!」

「そうでしょうか? 私としては攻撃手段に対してカズマみたいに姑息な手を使ったつもりだったのですが……」

「いーや、すんごくよかったわ! 何がいいかって、『入るやいなや「ワー!」「キャー!」なんて言いながら水をかけてくる』をして海を満喫してるみたいでいい!」

 

 

そんなこと言うと「何言ってるんだこの人……」みたいな呆れ顔してるたきな。

いや、海に入るとテンション上がって水をかけて「あーやったなー!」ってみんなではしゃぐことあるじゃん!

あるらしいんだよ!

ってことで……

 

 

「あーやったなー! お返しじゃたきなー!」

「ちょ、千束! 千束は今の攻撃で戦闘不能の重傷に追い込まれたんですからそんな元気いっぱいに悪あがきしないでください! せめて負傷した箇所を庇うみたいにですね……」

「そんなこと言ったってごっこ遊びだって言ったでしょうが! 私は滅びぬ! 何度でも蘇るさ! ってことでもういっちょ!」

 

 

そう言って水鉄砲で狙い撃ち、バキュン!

……したんだけど、たきながうまーく避けちゃって、その先にあったのはアクアの砂絵。

一瞬見えたけど私たちがいる場所の風景画をまんまそっくり写してて、とんでもないクオリティーだったよ。

そんな砂絵に直撃した水の弾丸は砂を流してしまった。

 

 

「あーっ! 私の砂絵がっ!」

「あー……ご、ごめんあっくん、水鉄砲当たっちゃって……」

「いいの、いいのよ。形あるもの壊れるっていうじゃない? 私はちょっと、そう、ちょっとしか気にしてないわ……でゲソ」

「い、いやそれ絶対気にしてるやつ! てかゲソってなに?」

「何かカズマがね『このイカ帽子つけて、語尾にゲソってつけて客引きしてこい』って。面倒くさいから砂で遊んでたらカズマの屋台『海の店れもん』が繁盛してるし、結果オーライってことよね……じゃなくてゲソ!」

 

 

イカの頭を模した白い水泳キャップを「見て見て!」ってイカの耳に当たる部分をつまんで、三角形を誇張するように広げて見せつけてくる。

奇抜な見た目だけどなーんか似合ってるんだよな……

すぐ調子のって痛い目見そうな見た目だからかな?

ちょっとばかり失礼なことを思ってるとアクアが元気いっぱいに。

 

 

「それよりもさっきまで水で遊んでたみたいゲソね! 楽しそうなことしてるじゃない、私も混ぜなさいな! ……ゲソ! それでこのことは水に流してあげようじゃなイカ、文字通ーり!」

「おうおう! 参加者は大歓迎だぜ! あと語尾がめんどくさかったら普通に戻したら?」

「うーん……別にいいわゲソ! 慣れてきたしなんか面白いでゲソ! ゲーソゲソゲソ! さぁて地上侵略の開幕ゲソよ! 水の女神である私を敬うでゲソ! 手始めに貴女たち二人をアクシズ教に改宗させていただくでゲソ!!」

「それはいいけど、水鉄砲もなしにどうやって戦おうって?」

「この私が誰だか忘れてるんじゃなイカ? まごうことなき水の女神よ、ここが私のテリトリーであることを忘れないことゲソ! 水を出す魔法(クリエイトウォーター)! 水を操る魔法(リームシュトローア)! そして花鳥風月♪」

 

 

その宴会芸の技を皮切りに、あっくんの弾幕ゲーム、水無双(萃夢想)が始まった。

遠距離になれば手を水面につけて水鉄砲をする構えをとり精度の高い狙撃、さながらスナイパーライフル。

中距離になれば精度は無視して片手で水鉄砲して圧倒的密度と圧倒的物量、まさにマシンガンと言っても過言じゃない早さですごい勢いの水が飛び出す。

近づこうものなら海面を薙いで波の飛沫を生み出す、それは私たちの攻撃を遮る攻防一体のシールド。

そしてさらに特質すべきはその恐るべき機動力。

波と水と砂で足を取られたり、滑ったりしてスピードが遅くなるはずのところ、今まで実力を偽ってきたのかってくらい生き生きと以上のスピードを遙かに超えて、それこそゴキのような瞬発力機動力で縦横無尽に移動するせいで攻撃が当たらないし死角からの攻撃に避けるのも一苦労……

 

鬼のごとき強さにまさか魚人空手の使い手かって心の中で突っ込んじゃったり。

大量の水を飛ばすだけなのにその量と速さが異常なほど激しくてたきながすでに被弾しまくってる……

というか手以外からも水飛ばしてる気がするんだけど、一体どこから水を放出してる!?

 

 

「ね、ねぇーあっくん!? ちょっと激しすぎない!? 遊びの域を超えてると思うんだけど!」

「こんなの序の口よ! 今の私の十束の髪の毛は水をすくい上げる器官にして敵を穿つ槍よ……今まで攻撃を避けてきたちーちゃんはすごいと思うけど、次からの私の攻撃を避けきることができるかしら!」

「できるかー! たきながすでに脱落してるんだよ! 海の上でぷかぷか浮いてるんだよ! 中断! ライフセーバー千束が参らねば!」

 

 

待っててたきな、今私が行って助けるから!

そう思いながら意識をたきなの方に割くと水面からぶくぶくと泡が出て、何かしゃべってることがわかった。

助けてほしいのか? 助けてほしいんだな!?

 

 

「ぶくぶくぶく」

「たきな!? 今なんて!?」

「ぷはぁ、お構いなく、と言いました。私は致死量被弾したので邪魔にならないように脱力してるだけですのでお構いなく」

「えぇ……」

「ほらなっちゃんもこう言ってることだし! 私の芸術を破壊した神罰受けるゲソ!」

「や、やっぱり気にしてるじゃん! というか怒ってるじゃん!」

 

 

こうしてハワイの砂浜にて「水鉄砲を抱えて走る私」と「侵略!イカアクア」の弾幕ごっこが幕を開けた。

……誰かに撮影されててSNSでバズった件。




次回、みなが夢見た幻想の物語、ファントム14話が幕を開ける。
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