黒の猫又が征くダンジョン経営   作:産地直送の焼き鳥

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処女作です。



これは詰んでいるのかもしれない
ダンジョン経営がしたいです


「ということで君死んだから。」

「は?」

 

 僕は今よくわからん真っ白な空間にいた。先程まで病院のベットの上で苦しんでいたはずだ。

 

 で、スーッて眠くなってきたし、周りの看護師さん達が何か喋っていたから死ぬんだろうなあ、と思っていたけど…、え、ここどこ?

 

「ここは神界、とでも呼べばいいのかな?」

 

 ふむ、現状を確認してみよう。僕は今白い光る球?のような状態で浮かんでいる。

 さらには僕のいるところは真っ白だ。ほんっとうに真っ白。なーんも無い。

 なんで僕はここにいるんだ?

 

「それは今から説明するよ。…ところで君僕に気づいているよね。」

  

 くっそ、ここはどこなんだ?!白っぽいということは天国であって欲しいのだが、先ほどから目の前の男性しかいない。

 一体全体ここはどこなんだ!

 

 「いや、君流石に怒るよ?」

 

 あっ、すみません。わざとやりました。

 

 「うん…。まあ、だろうと思ったんだけどさあ。一応僕神様だよ?もう少し態度変えてもいいんじゃ無いかな?バチは当たらないと思うよ?」

 

 はっ、申し訳ありませんでした!名も知らぬ神様殿!この矮小な愚人に何か誤用がありますのでしょうか!

 その頼み次第では何なりとお受けさせていただきます!

 

 「変わり身が早いって…。絶対ふざけているよね、君。まあいいや、今回君を呼んだのはとある要件があったからでさーーー」

 

 この神様が言うことによればいわゆる異世界召喚、に僕は呼ばれたらしい。

 最近までは健康そうな芯のある人を召喚していたそうだけど、今回は趣向を凝らして魂だけの存在で呼び出したそうだ。なんか毎回同じだと変化がない、とかなんだとか。ちなみに僕が選ばれたのはダーツでやった結果だそうだ

 僕にやって欲しいのは勇者となってダンジョンの中に巣食う魔物を討伐してダンジョン攻略をしたり、世界各地にいる魔物を討伐してマナの循環を促すこと。

 そんでもって異世界召喚のお土産ということで、一つだけ願いを叶えさせてくれるらしい。

 

 うーむ、なるほど。

 それならば僕の願いはただ一つ!

 

 「お、願い事が決まったかい?参考までに昔の勇者はあらゆるものに変身できる力や、あらゆるものを生み出す力なんてものもあったけどーーー」

 

 ダンジョン経営がしてみたいです!

 

 「…もう一回言ってもらってもいいかい?」

 

 ダンジョン経営がしたいです!ダンジョン経営がしたいです!ダンジョン経営がしたいです!ダンジョン経営がしたいです!ダンジョン経営がしたいです!ダンジョン経営がしたいです!ダンジョン経営がしたいです!ダンジョン経営がしたいです!ダンジョン経営がしたいです!ダンジョン経営がしたいです!ダンジョン経営がーーー

 

 「ああ、うん、わかった。わかったから一回でいいよ、うん。」

 

 僕の熱烈なコールになぜかよくわからないが、神様はひどく疲れているみたいだ。

 ダイジョウブカナー、ドウシタンダロー。ボク子供ダカラワカンナイ。

 

 「…怒っていいかな?」

 

 あ、すみません。

 

 「まあ、熱意は相当、相当伝わってきたからいいんだけどね。僕は出来る限りの願いは叶える主義だからやってみるよ」

 「うーん、でもダンジョン関連は僕の担当じゃないし、かと言って肉体がないわけだから4番コアの時みたいにするわけにもいかないし…。

 どうしたものかな。」

 

 かなり悩んでいるみたいである。まあ、そりゃそうか。敵陣営?なんだろうし、相当きつい問題だろう。

 しかし!これは是非とも叶えてもらいたい!なぜなら僕はダンジョンモノが好きだ!経営、バトル、知略戦、建築要素など多量の良い点が詰め込まれている!

 何度病院のベッドの上でダンジョンモノのゲームや小説で楽しんだことか。

 さあ、神様、僕にダンジョン経営の力を!

 

 「君相当やばいね。なんと言うか、欲望に直球というかなんと言うか。…いや魂だけの存在だからこそなのか?それだったら…いやでも…うーん、まあいいあとで考えよう。

 それといい解決策が見つかったよ。」

 

 え!?まじですか!ありがとうございます!最高じゃねえか、ヒャッハー!

 

 「うん、やっぱり感情がよく出てるね。」

 

 む?神様は一体どうしたのだろうか。なんだか小声で独り言を言っているが…、まあいいか。

 それでどのような解決策なんでしょうか?教えてください!さあ、早く!

 

 「うーん、やっぱり熱量がすごいね。この熱量を勇者として発揮してくれたら最高なんだろうけど。

 今回僕が提案するのはダンジョンコア、としての転生だ。ダンジョンそのもの、と言っても過言ではない。だけどしっかりとした体がもらえるから安心してね。まあ勇者に狙われるし、勇者側の僕としてはおすすめできねいんだけども…」

 

 はい!はい!やりまーす!是非ともやらせていただきたいです!

 

 「言うと思った。はぁ、それじゃあダンジョンを管理している神のところへ送らせてもらうね?その神様が最近新しい番台スロットを作ると言っていたからちょうどいい。その神様とはあまり仲は良くないんだけども、君の熱量に応じて願いを叶えてあげよう。

 まあ詳細に関してはあちらで聞くといい。それと翻訳機能ぐらいはつけてあげるよ。特に能力もあげていないからね。」

 

 うす、まじでありがとうございます!いやっほう、これで長年の夢が叶うぜ!

 

 「ふう、だけど勇者は次どうしようか。今回は駄目だったから、次はどんな人を招くのがいいか…。」

 

 あ、それだったらロボットを作る人とかいいんじゃないんですか?頭良さそうで勤勉そうだし。

 

 「ロボット、と言うのは地球の技術かい?」

 

 あー、異世界風に言うならゴーレムですかね。ゴーレムを作って動かす人。かなり優秀な人がなる職業だと思いますよ?

 

 「おー、それはいいね。今後の参考にしてみるよ。ただ次回は数年先にはなると思うけどね。地球から多くの人間を引っ張ってくるのはいけないし。」

 

 おし、これで恩返しも少しはできたかな。

 それではダンジョンライフ行ってきます!短い間ありがとうございましたぁ!

 

 そうすると僕は白い光に包まれて、神様が見えなくなっていった。

 ようし、ダンジョン経営頑張るぞ!まずはダンジョンの説明からだ。体がもらえると言っていたが、どんな体がもらえるんだろう。できれば健康な肉体がいいんだけど…。

 人の街に行ってみるのもいいかもな。異世界の文化もしってみたいし。いやー楽しみだ。

 

 「あ、与えられる肉体は人間型だけじゃなくてーーー」

 

 ニューライフへレッツゴー!

 その掛け声と共に僕は転送された。神様が何か言っていたような気がするが、もうきこえない。

 そのまま僕は白い光に包まれ消えていった。

 

 「ダンジョンコアが人間型だけじゃないこと言ってなかったな…。まあなんとかなるか。あの子は相当熱量あったから他の肉体でも十分やっていけるでしょ。

 さて次に召喚するのはどんな子がいいか…。やっぱりロボット?と言うものに携わっている人がいいかな。それと将来性も考えて学生にしてーーー」

 

 その後も白い空間に白い神様の独り言だけが響いていた。

 




この作品は原作開始の10年前から始まります。
筋道としてはオリ章を4つぐらい含んでから原作突入になると思います。

何せフライングスタートなので、どうなるのかは作者も分からん。
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