たまに提督。たまに暗殺教室。   作:不知火勇翔

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圧迫面接

 

 面接。

 それは僕にとって最大の鬼門であった。

「海外艦とはどういったコミュニケーションを心がけますか?」

「自分、英語には自信があるんですよね(大嘘)(英検3級)。なのでまぁ、大丈夫だと思います」

「・・・・はぁ。そうですか(まぁ現役中学生に英会話を求める方が酷ではある、か)。

 では、艦娘とは何ですか?」

「え?・・・・え?艦娘、そのものについての質問ですか?」

「はい。そうですが」

「え?・・・・えっと、友達です」

「・・・・はい。では次の質問です」

 ヤバい・・・・!!!

 いや、落ち着け。殺せんせーとの特訓の日々(2日間)を思い出せ!!!

 ヌルフフフ。この艦娘は凄いですねぇ。

 え?あぁ、武蔵さんですか?凄いですよね。

 ・・・・OP○AI談義しかしてませんね、はい。

「人生で一番辛かった瞬間はいつですか?」

「冬月さんが轟沈したと聞かされた時です。

 ・・・・・・・・お別れも言えませんでしたから」

「・・・・・・・・そうですか。では、その時アナタは何を思いましたか?」

「それは勿論、冬月さんの体温です」

「体温・・・・ですか?」

「はい。体温です」

「・・・・・・・・そうですか」

 ヤバい!!!フィーリングを言語化できなさすぎて全く伝わっていない気がする!!!

 というか僕に面接は無理やて!!!(謎の大阪弁)どうやっても無理やて!!!

「では艦娘に対して性的な目で見たことはありますか?」

 毎日です、ではなく!!!!ではなく!!!

「まさか、日本を守ってくれている英雄達を性欲の対象にして毎日モンモンとしているとか、そ、そんなワケないじゃないですか、ハハハハハ・・・・・・・・」

 嘘である(かぐや様風)。

「・・・・アナタは提督に成るためにどんな努力をしてきましたか?」

「努力・・・・・・・・ッスゥーーーー」

 してません(白目)。

 

 

 

 

 

 

 

 さて、何故僕が面接を受けているかだが、・・・・時間は少し遡る。

 

 

 

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それは「あ~、どっかに提督の新卒採用とか転がってないかなぁ~」と呟いた僕に、烏間先生が話しかけてきた時のこと。

「それなんだかな、時里。お前宛に手紙が届いているぞ」

「手紙?」

 渡された封筒を開くと、そこには『提督に成るための試験』についてのことが書かれていた。

「・・・・・・・・へ?」

「詳しくは知らないが、どうも提督の内の1人が艦娘に対してかなり悪質なことを働いていたらしくてな。

 ソイツを解雇したは良いが代わりの提督を今週中には用意しなくちゃならないらしい。

 興味はあるか?」

 

 

 

「あ り ま す!!!!

 絶対にやらせて下さい!!!!」

 

 

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 というワケで、今僕は海自の方6名に睨まれながら面接を受けている。

 6名に睨まれながら、である。

 うんち(意味浅)かな?

「好きな艦娘はいますか?」

「冬月さんです」

「他には?」

「・・・・黙秘権を行使します」

 それについては本当にノーコメントでおねしゃす。

「ほう・・・・では俗に言う『ブラック鎮守府』についてはどう思いますか?」

「酷い話だとは思います」

「酷い話だと『は』、ですか?」

「鎮守府を出た僕は色々目にしました。

 泣いている人も悔しがる人も。

 前の自分だったら無責任に吠えていましたが、今は、・・・・・・・・」

 何と言えば良いのだろうか。

 僕が提督に成ったのなら、僕は絶対に艦娘と確約なんてしない。公務員でもある提督という立場に就く人間としてそれは最低限のマナーだと思っている。

 それを何と言い表せば良いのだろうか。

 唸れ!昨日国語のテストが0点だった僕の国語力!!!

「どんな鎮守府に成るとしても、僕は艦娘の味方でいようと思います」

 ・・・・・・・・ダメみたいですね(白目)。全然関係ない話をしちゃったんだけど(笑)

「そうですか。・・・・では最後の質問です。アナタはまだ中学生だそうですが、ご自身がもし提督に成られる場合、若すぎると思いますか?」

「はい?」

 えっと、それは、つまりそういうことだろうか。

 『ひたむきさ』を見る、てきな?

「・・・・はい。そうですね。僕はまだ若いと思います。でも譲るつもりもありません。僕は冬月さんとまた会いたいんで」

 

 

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 『奴』を提督にしないのなら他に誰がするのだ。

 海自の中の意見のほとんどはそうなっていた。

 しかし度々言われる『奴』が提督として適しているか、私は常々疑問だった。

 なにせ若すぎる。

 人の死だってまだ苦手な年齢だろうに。

 命のやり取りをする役割を押し付けるのはどうかと私は思っていた。

 

 

 しかし実際に『奴』と会ってみて、私の考えは変わった。

 

 

 アイツは『提督』だった。

 あらゆる部分が足りない小便垂れのガキだったが、それでも本質が『提督』だった。

 

 

 ・・・・私はようやく、他の皆が彼を推している理由を理解した。

 アイツは多分、艦娘に好かれるタイプだ。

 

 

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 面接の後。実技試験では試験監督の鷹岡とかいうのが本気で殺しにきた(妖精さんが一瞬で制圧してくれた)以外は特に問題も起こらず、僕は・・・・・・・・僕が思っているよりも早く提督として鎮守府に着任した。

 

 

 

「あーその、本日よりこの鎮守府に着任しました、時里快人(カイト)です。よろしくお願いします」

 




 鷹岡は書きたくなかったので画面外で処理しました。
 ちなみにですが、殺せんせーが無策で行かせたのはその方が受かりやすいと判断したためです。
 もう1つ、ちなみにですが、作者にとっての提督像は1日30回行動が可能でお笑いのセンスがあって欲に忠実で艦娘のパンチをノーガードで受けても無傷で背面4足歩行ができる超人です。(ただのバケモノじゃねぇか!!!というツッコミ待ち)
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