頑張れ!俺!としか言えん 作:女赤服村人の格好超かわいい
なのでつい思いついた小説を書いちゃった次第であります。
この世界に転生したと自覚したのは5歳くらいの辺りだった。
それまでも何か違和感というか既視感めいたモノに包まれることはあったのだが、あ、この世界って【ドラゴンクエストビルダーズ2】の世界だわとなったのが5歳ごろという形だ。
その出来事というのがハーゴン教団とムーンブルク王国の永劫に続く戦いに加えて、城などを造りだしたビルダーという単語いったモノからだが、勿論というべきか幼馴染と言える女の子のアネッサやミトといった人間たちとの出会いも関連している。
破壊される前のムーンブルク城やムーンペタの街並みは美しいと言えるし、ドラゴンクエスト2本編のイメージが現実化したといった具合の物だったのは一人で作り上げたというビルダーの実力を思い知らされる。
「おーい、リックー!」
「どうした? アネッサ」
「そろそろあそぼー!」
「おーう!」
まあこんなことをつらつらと考えていた俺が何をしているのかと言えば、生まれたムーンペタの家が軍人の家系なのだが農家でもあるのでお手伝いとして畑を耕していたりする。
こちらに手を振りながら走ってくるアネッサとミトの2人に手を振りながら答えるが、ゲーム本編では見られないロリッ娘たちの可愛さにほっこりとしてしまうのは当然だ。
俺、ことリックは9歳となった日常を過ごしているのだが、一言言いたい。
なんでよりによってリックやねん!?と、原作で味方陣営を裏切って魔物化して死亡するキャラとか、なぁ……
この日は幼馴染の女の子達とおにごっこっぽい事やらかくれんぼみたいなことして遊んだが、ワンピースっぽい服を着ているロリなミトとアネッサには本当にほっこりである。
リックに転生したからと言っても裏切り行為をしなければ良いと思うのだが、記憶が残っている内に記した本編の内容を読む限りは他にも裏切者が居た様子があるので、俺自身が裏切り行為といった物を無理にやる必要はないだろう。
というか、直近に迫る問題としてムーンペタがハーゴン教団の魔物に襲われて壊滅するというのがあるので、これに備えるのを考えないといけない、が、今の俺の年齢を考えると一桁の子供であるために何を言おうと真面目に取り合ってもらえないのは明白だろう。
既に有事の事が起きた際における避難するための道とか諸々の確認はアネッサたちと遊んでいる時に、街中の探検と称して行ってきたのだが実際にどこから襲撃されていたのかということとか、どうやってリックは助かったのか等の情報が記された本の中からは窺えない。
それに注釈として本編中に具体的な記述はないなどと書かれているし、既に薄れつつある前世の記憶を必死で辿っても確かに詳細な描写は無かったということを記憶しているから、過去に起こった出来事はボヤッとした感じにしか語られなかったのだろう。
「ゲームプレイ中だと気にならんけど、いざ当事者になったら困るなぁ……」
他人事としてプレイヤー目線であれば具体的な過去編が描写されても、それはテンポを考えると鬱陶しいだけになるが、いざ当事者になれば過去がふわっとしか描写されてなくて備えようにも難しいとかハード過ぎる。
まあ今の状態だとやれることが限られ過ぎているし、何よりも俺自身の体が小さいこともあって出来ることもない。
前世で戦った経験などなく更には訓練もしていない俺が、魔物と戦うなど論外なのだから。
それから悶々としつつも時は過ぎていくもので、俺は家の手伝いで食事の準備とかを担当していたりする。
モノづくりが禁止されているハーゴン教団の教えが根付いているのに、何故食事作りというモノづくりが普通に行われているのかと言えば、そうしないと戦争をやる為の士気が高まらないし勝ちも負けもない闘争の日々を続けることも困難になるからだろう。
原作の事を記してある本にも本編中にて、あるキャラクターがベイクドポテトやらポトフとかを作るように依頼してきたと言うことが書かれているので、料理やら武具を作ることについては禁止できなかったようだ。
「いたっ」
「大丈夫か? ミト」
「うん…… ちょっと切っただけ……」
「どら、ちょっと見せてみろ」
本日はミトが我が家にやって来ていたのだが、俺のママ殿によってミトも将来の為の修行的な感じに料理作りに巻き込まれていたりする。
この世界では結構子供が他人の家の食事作りを手伝ってご相伴に預かることはよくあって、俺もミトやアネッサの家の手伝いに巻き込まれてご相伴に預かることは良くあった。
なので料理作りを行っているのだが、一桁の幼い子供でも普通に刃物を持って料理をするのでビルダーズ2の世界はハードだと言うことを理解させられる。
一見すれば平和に感じる街中でも大人たちは結構不穏な会話をしていることが多いしな、何処の拠点が壊滅したとか犠牲者が出たとか、そういうことを子供には聞かせないように配慮はしつつも少しだけ聞こえてしまうのだ。
「ほら、手当はしたけど今日は包丁は握らずに鍋の方を担当してくれ」
「うん、分かった、ありがとうリック」
ミトの傷口を処置してから彼女と共に料理作りをしていくのだが、大人になってからは敬語がデフォの喋り方の彼女が普通に喋っているのは幼い子供だからだろう。
ちなみに料理作りをすると知った瞬間にアネッサは瞬足と言って良い逃げ足でいなくなっていたが、彼女がいるとダークマターと言えるモノを作り出してしまうので俺達だけで料理をする方が安全なのだ。
普通に作っているし何なら俺たちの両親も監視した状況で作らせたこともあったのだが、どうしてか変な物が出来上がるのだが、本人も気にしているので今となってはさせない方が良いだろうと言うことで放置状態だ。
だが、俺は平穏な日々を過ごしていたことで忘れていたんだ。
この世界はどうしようもないくらいに命も平和な日々も価値は軽く、そして酷い世界であったと言うことを。
『近寄らないでぇ!!この…… 化け物ぉ!!』
あの日、ムーンペタの街が魔物たちに焼かれそこで起こった出来事で、俺は思い知る結果になった。
ビルダーズ2の小説を自己供給しようという阿呆な考えと勢いで書いてしまいました。
私は超絶へっぽこビルダーで、日々掲示板のランキングに載る一流ビルダーさん達の作品を見て、ほぇぇぇ、と間抜け面&間抜け声を晒しております。
そんな中で何度か周回プレイもして超綺麗にまとまってるビルダーズ2なのですが、ちょいちょいと考察の隙間というか幅があるなぁ。
こんなことを考えたら勢いに乗ってしまった感じです。