硫黄島警備艦隊日誌   作:haruhime

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ほぼ設定のみ。この話を飛ばしても何の問題もありません。


第310警戒戦隊

指揮官 六条実行 大佐
旗艦  防空戦艦  ハルナ
二番艦 高速駆逐艦 シマカゼ
三番艦 三胴駆逐艦 ヒビキ
四番艦 航空駆逐艦 カゲロウ

備考:軽巡1、重巡1、軽空母1が活性化待ち。
   甲種特務従事者()
    甲種命令拒否権有り
    優先補給命令書有り
    大型建造許可書有り
   銀糸飾緒

現状でも戦艦戦隊との交戦が可能。


第009報 性能試験海域

 どうも、こんにちは、第310警戒戦隊旗艦ハルナです。

 

 今、310戦隊は硫黄島北西、第四演習海域に展開しています。130海里ほど本土側にある広大な演習海域です。普段は航空戦隊同士の演習に使用する海域だそうです。

 

 そんな広大な面積を誇る演習海域で性能試験をする理由は二つほどあります。

 

 一つは各艦が保有する超射程兵器。もう一つはカゲロウさんの無人機です。

 

 艦娘、深海棲艦。そのどちらも軍艦としての艦体艤装形態、生物型の生体艤装形態を持っています。火力に優れた艦体形態。被弾面積比に優れた生体形態。どちらも利点欠点はありますが、艦娘側は二つの形態のダメージを共有しているのに対して、深海棲艦は独立しているのが特徴です。

 

 深海棲艦は生体形態が本体のため、深海棲艦を滅ぼすには、艦体形態を砲戦で撃沈し、離脱しようとする生体形態を接近戦でもって撃沈しなくてはなりません。無論、高速白兵戦で一気に艦体艤装に進入し、直接生体形態を叩くこともできます。

 

 まあ、艦体艤装側の兵装データは通常兵器のデータのままなので測定する必要ないんです。どちらかといえば生体艤装側のデータが必要ですから。

 

 通常の砲煩兵器のように、射程が十分の一になるだけなら話は単純なんですが、ミサイル系統や超音速魚雷の航行特性、誘導性能、射撃速度、艦娘状態でのデータリンク負荷、戦隊防空能力、衛星支援無しでの高速飛翔体迎撃能力、調べることはたくさんありました。

 

 ですが全ての試験が予定時間よりも早く終わったので、採取したデータから構築した仮想現実シミュレーターでの演習に突入しています。

 

≪装甲標的ル級戦艦上位級展開、AI旗艦級を選択。射撃用意。≫

 

 提督さんから指示が出ました。この海域に張り巡らされている訓練用標的システムによって、戦艦ル級上位種と同じ大きさ、形状の的が出現し、動き始めます。

 この海域では演習用の結界が展開されると、仮想敵へのダメージや被弾による被害が算出され、暗示と兵装、機関ロックなどでその状況を再現することができます。夜間浸透襲撃や対空戦、対潜護衛訓練など、実際に行うわけには行かない作戦でも、このシミュレーターならば燃料代くらいで体験できます。

 

 今回は夜間戦闘における対艦魚雷攻撃の演習です。レーダーによる敵情提供を受けて、中距離雷撃の精度を向上させる訓練になります。視界ゼロの闇夜を想定しているため、ヒビキちゃんは光学情報を得られていません。

 

---対水上レーダーを照射。敵艦速29nt、移動方向267、距離4800、方位354、測定完了。二次測定。三次測定。修正値算定。算定完了。データリンクにて各艦に送信。

 

---超音速魚雷、斉発用意。

 

<超音速魚雷、斉射撃ち方、始め!>

 

≪ヒビキ、斉射します!くっ!?曲がれぇ!≫

 

 通常の駆逐艦と異なり、三胴艦のヒビキちゃんの魚雷は旋回型ではなく、追加胴艦首側に六連装配置されています。装備している超音速魚雷”シクヴァルⅡ”は音源自己誘導と熱源探知、電波誘導の三方式を採用しています。しかし、雷速が速すぎる上に、十二本の超音速魚雷と敵味方の位置、速度情報、敵艦砲の砲撃予測、回避機動。これらを同時にこなしながら、誘導を維持するのは困難です。

 

 結局、転進できたのは三本、雷速の速さと距離の短さに助けられて命中は四本。できれば五、六本は当てておきたいところでした。T字戦有利かつ戦艦という大きな的、近距離という好条件でありながらこれだけはずしたのは、艦娘となっての実戦経験不足によるものだと考えられます。

 

 もとのヒビキちゃんであれば、荒天で斉射して十二隻沈めることもできたでしょう。それは乗組員の神技に依存するものですから、錬度にして1でしかない今の私達には不可能です。提督いわく最盛期の実力までは、錬度が高まるに従って取り戻すことができるそうです。

 

≪くそっ!ダメだったか!≫

 

 ああ、ヒビキちゃんは艦橋の上で地団駄踏んでます。なんだかかわいらしいですね。タプンタプンゆれてますけど、痛くないんですか?

 

 艦娘形態のヒビキちゃんは普通の響ちゃんとはだいぶ見た目が違います。髪の毛の色は錆銀色ですし、軽巡組みに混じっても違和感がない程度に身長が伸びて、だいぶ女性らしさが強調されている感じです。なにしろ潮ちゃんに匹敵する大きさですから。

 

≪ヒビキ、あせる必要はない。完全夜戦では普通命中ゼロの方が多いんだ。これから訓練すればいい。≫

 

≪……うん、がんばるよ、司令官。≫

 

 提督さんからの慰め、というか事実は、ヒビキちゃんの精神状態をいい方向に向かわせたみたいです。いい感じですね。

 

≪魚雷命中四。内二本が第二主砲塔基部に命中し、爆沈判定。次は距離10000で試験する。うまくやれよ?≫

 

≪了解、司令官。≫

 

 ヒビキちゃんが魚雷発射管を閉じ、排水しつつ、私の左舷方向に遷位していきます。一応旗艦護衛演習もかねているので、対空、対潜警戒しつつです。何しろ

 

≪次はシマカゼ、高速機動戦用意。ハルナ、バックアップは無しだ。≫

 

 提督のご命令どおり、シマカゼちゃんへのデータリンクを解除します。

 

≪シマカゼ、機関最大、突撃しま~っす!いくよ、皆!≫

 

 目標は距離12000に展開する軽巡ホ級旗艦種麾下の水雷戦隊8隻。AI設定は南西海域水雷戦隊。砲撃間隔は通常の半分以下。複縦陣かつT字不利の配置もあいまって尋常じゃない弾幕が張られることになりますが、シマカゼちゃんに砲撃はかすりもしません。

 

 極端な艦体剛性を当てにした高出力バウスラスター、キャビテーション航行装置、艦尾部連装ブースター、大出力新型高圧ガスタービン、新型無段階変速装置、連装反転スクリューによって生み出されるのは、水上艦とは思えない航行速度と旋回性です。

 

≪フラッシュナパーム弾、いっちゃってー!≫

 

 艦橋前部に配置された六連装ロケットランチャーが二発のロケット弾を発射しました。搭載されているのは粘着性の特殊高温燃焼材。水と接触すると更に激しく燃焼飛散するそれを、計1.4t戦隊上空で散布します。飛散した大量の燃焼材は、着水と同時に爆轟現象を起こし、三隻の駆逐艦を圧壊、他の艦も衝撃波で艦上構造物がばらばらに。

 

≪追撃いっくよ~!高速物理エネルギー弾、いっちゃってー!≫

 

 こちらは高機動ミサイル”ストームダイバー”に500kgの重金属杭を搭載した物理エネルギー弾です。高度30000ftまで上昇し、急降下することで脆弱な艦橋もしくは煙突部から機関部を破壊するための兵器です。深海棲艦にもある程度の効果が確認されている数少ない兵器ですが、シマカゼちゃんはこれを装備しています。

 

 白煙を引いて急上昇していく二発のミサイルを尻目に、更に増速したシマカゼちゃんは、距離10000から砲戦を開始。赤外線測距装置とレーダーを併用した高速照準システムで敵旗艦を即座に補足しました。常時目標指向システムによる補正を受けて、127mm三連装高角砲一基が火を噴きます。

 

 連射、連射、連射。まさしくそれが正しいといえるほどに、苛烈な砲撃です。たった一基三門の砲が、一分間に100発近い射撃を行い、初弾から直撃です。一度捕らえられた艦は、回避行動を取る暇も無く穴あきチーズに変わっていきます。そのほかの艦からは、いまだに速射が送り込まれていますが、シマカゼちゃんは高速機動と砲戦を両立させています。当たる気配すらありません。

 

≪皆おっそーい!≫

 

 残り二隻まで撃ち減らされた敵艦隊はよろよろと撤退しよう回頭していきます。シマカゼちゃんは更に増速。60ktで追撃している途中、高速物理エネルギー弾が着弾し一隻の駆逐艦を撃沈。残るは爆発と火災でずたぼろにされたホ級だけです。すでに前部主砲の即応弾127発は撃ち尽くしてしまったようで、シマカゼちゃんは発砲しません。ホ級は唯一無事だった後部五番主砲一基三門を撃ち込んできます。

 

≪シマカゼには、誰も追いつけないよ!≫

 

 さすがに至近弾を受けましたがあっという間に同航戦に持ち込み、五連装超音速魚雷を斉射し、見事命中二発、撃沈しました。結局被害はなし。満点の結果が得られました。

 

≪良くやった、シマカゼ!≫

 

≪あとでご褒美頂戴?≫

 

≪いいだろう、間宮の食券があるからな。≫

 

 

≪ん、お取り込み中だったかな?こっちは目標地点よ~?≫

 

 カゲロウちゃんの方が試験海域に到着したみたいです。

 

≪目標地点のカメラとリンクした。対空防御は防空戦隊規模。≫

 

≪おっけー、目標視認。お、いきなり主砲とか、やるじゃない!≫

 

 カゲロウちゃんの最大展開、十二機の無人戦闘機で空戦しつつ、爆装三機、雷装三機を長距離侵攻させて敵防空戦隊を突破、停泊中の正規空母を沈黙させる。今回の演習で一番厳しいミッションかもしれません。

 

≪ん~。この敵機、何でオレンジなのよ!最初なんだからグリーンでいいじゃない!≫

 

 最初の演習でいきなりTypeⅡ、それも軽空母並みの数を抑えなきゃいけないのは過酷な気もします。でもどうして優勢を保ちつつ戦線を膠着させられるんですか、カゲロウちゃん。

 

≪余裕そうだな、カゲロウ。いいだろう、一個飛行隊追加だ。≫

 

≪ぎにゃー!?提督の鬼、悪魔、深海棲艦!≫

 

≪いいだろう、さらに一個追加してやる!≫

 

≪あ。≫

 

 提督の大人気ない操作によって、倍の数が相手になってしまいました。カゲロウちゃん大忙しです。でも一機も落とされてませんね。さすがです。

 

≪カゲロウ、大丈夫かい?≫

 

≪あー、うん。大丈夫よ、ヒビキ。ありがとね。よーし、これでチェックメイト!≫

 

 あ、カゲロウちゃんたら、対艦用重クラスターとかえげつないのを。爆装機二機の攻撃で防空戦隊前衛と本隊の艦上構造物が主砲以外吹き飛んじゃってます。それに一機は特攻させちゃうんですか!?確かに旗艦重巡を沈黙させれば、雷撃隊は安全ですけど。爆撃を終えた二機は帰艦コースを選択。特攻した一機は対空砲火を潜り抜けて

、見事敵重巡に直撃し轟沈判定をたたき出します。さすがに500kg対装甲爆弾だとダメージが大きいですね。

 雷撃隊は浮かんでいるだけの防空戦隊を突破して正規空母への雷撃コースに乗りました。生き残った爆装機も降下爆撃のために上空へ遷位していきます。

 

≪そいつはどうかな?≫

 

 提督の通信が入りました。

 

≪何ヨそれ、冗談じゃないわ!≫

 

 目標の正規空母から艦載機が発艦しています。すでに三機は襲撃体制で降下中です。雷撃隊はすでに雷撃コース上。爆撃機ははるか上空で支援できません。戦闘機は敵の迎撃で動けませんし、どうする気でしょうか。ハルナ、気になります!……提督は大人気なさすぎですが。

 

 停泊中の空母は対空兵装を起動しています。照準が合うことはないでしょうが、牽制射撃でまぐれ弾があるかもしれません。それに、敵迎撃機を嫌って回避行動を取れば確実に対空砲火にとらわれるでしょう。

 

≪はん!やってやるわ!ボンバー1、FOX2!≫

 

 カゲロウちゃんは気合を入れると、いきなり爆装機に投弾させました。爆装機は急上昇していきます。迎撃機は雷撃隊に襲い掛かり、一機撃墜判定です。後方に張り付いて戦果拡張を狙うつもり、

 

≪今ね、消し飛びなさい!≫

 

 迎撃機が吹き飛びました。先頭機は四散。他の二機も損傷を受けてコースを外れていきます。あの状況から三次元空間機動している敵機に爆撃するんですか。いくら雷撃コースから襲撃コースを絞れるといっても、4000メートル落下させて至近弾着させるなんて。

 

≪一番機、撃てー!≫

 

 カゲロウちゃんの指示の下、一番機が125kg小型対艦ロケットを二発射出し、計四発が飛翔します。空母の対空火器はロケット弾の迎撃に割り振られ、全力迎撃を開始しました。

 

≪三番機、決めなさい!≫

 

 三番機が750kg対艦高速魚雷を投下、離脱コースに入っていきます。小型対艦ロケットは二発が撃墜され、一発は手前の海面に、もう一発が空母側面に命中し、対空砲の一部を使用不能にしました。接近する魚雷に対しても防御火力が割り振られますが、焼け石に水な感じです。……結局直撃しました。

 

≪っしゃ!勝ったわ、勝ったわよ!≫

 

 カゲロウちゃんは艦首で飛び跳ねています。喜びの舞ですかね。

 

---戦闘機部隊の半数が撃墜判定、損害大。

 

 でも油断してたらまずくないですかね、制御が緩んだ時点で半分が撃墜されてます。

 

≪いーやぁー!?≫

 

 あっという間に爆撃隊につどられています。必死に回避していますが、あ、直撃。

 

≪んがっ!?≫

 

 それも艦娘形態に直撃してます、顔面で受け止めるなんて。艦の外にはじき出されているじゃないですか。制御がまったく行われなくなったところに仮想弾が投げ込まれておしまいです。艦首、艦橋、煙突に直撃。轟沈判定が出ました。

 

≪ははは……、私の勝ちだ!≫

 

≪司令のアホー!なんで仮想演習なのに実体弾があるのよ!≫

 

≪なんか、こう、一発くらいはいいかなって。≫

 

 ……正確には提督が生み出した式神でしたが。確率論で言っても高速回避行動中の駆逐艦、それも運動速度の大きい艦首に立っている人型の顔面に、直撃弾が出るなんてまずありえませんからね。

 

<その辺にしましょう。カゲロウちゃん、今日は提督のおごりです。……提督は反省して下さい。>

 

≪全員におごりか。いいだろう、覚悟はできている。≫

 

 提督も太っ腹ですね。全員燃費が最悪なの忘れているんでしょうか。私が戦艦二隻、ヒビキちゃん、シマカゼちゃんが重巡洋艦、カゲロウちゃんが軽空母と変わらないくらい食べられるんですよ?……、お給料、前借しておきましょう。

 

≪ちょうど時間だ、現時点を持って演習を終了。全艦帰投後直ちに入渠し、食堂に集合せよ。≫

 

 爆発したみたいな歓声が上がります。

 

≪シマカゼ、最大速度で帰投します。……今なら100ktは出るよ!≫

 

≪あ、こら待ちなさい!≫

 

≪何を食べようか、ビーフストロガノフとピロシキ、うん、ヴォトカもお願いしよう。≫

 

 たぶん性能現界に挑戦しているんじゃないかと思う程度の速度で移動し始めました。皆すごいですね。

 

---出力最大。水流制御システム起動。そういうあなたも最大戦速出す気じゃない。

 

 ……気にしないでください。

 

---無茶言うわね。だいたい何で帰投するのに対潜警戒なのよ。

 

 あの提督ですよ。この状況で一撃かまさないと思います?

 

---やるわね、確実に。ま、もう見つけたけど。

 

 全周に七隻感知。平均距離2800。大型潜水艦率いる潜水戦隊規模。対潜戦闘用意。

 

---ASROC14発射出。敵艦隊、移動開始。雷撃音、射数32。インターセプトスタート。

 

 遅すぎますね。回避機動最大、バウスラスタ反転使用。水中衝撃波爆雷、全周斉射。

 

---ASROC全弾命中、魚雷迎撃数21、その他回避に成功、損害なし。

 

 ミッションコンプリートですね。

 

≪さすがだな、二人とも。≫

 

<なかなかいやらしい感じですね、提督。>

 

---ほんとにね。

 

 提督はずいぶんと不服そうな顔をしています。切り抜けられたのが悔しいんでしょうね。

 

≪これを期に、油断してはいけないということを知ってほしかったんだがな。≫

 

<思った通りで何よりです。>

 

≪ちなみに駆逐組は全滅だったな。伏撃からの殲滅。≫

 

<やっぱりですか。まぁ、あれだけ急いでいたらそうなりますよね。>

 

---でも、ヒビキなら聴音できたはずだけどね。ま、油断そのものでしょ。

 

 想定どおりの結果は得られたようです。あの速度で航行していたら、皆の航行音が邪魔で聴音するのは難しいですよね、確かに。

 

≪帰投したらちょっと反省会が必要だな。≫

 

<お手伝いしましょう。>

 

---戦闘データはまとめておくわ。分析に関しては協力して頂戴。

 

 各種戦闘データを元に分析をかけて、今後の戦闘行動に反映できるように戦訓を用意しておかなくてはいけません。この戦訓はこの後の私達にかかわってきますからね、がんばってまとめませんと。

 

 それと、お昼ご飯はどうしましょう。やっぱりここは戦艦用間宮セットでしょうか、それとも特上鰻重八段盛り、はたまた最高級カレー寸胴仕様。……やっぱり全部ですね?

 

---見た目に似合わず、食べるのね、榛名。

 

 そうでしょうか?たぶん戦艦としては平均くらいだと思いますよ?

 

---戦艦っていやね。食べても太らないんだもの。……もう寝るわ、お休み。

 

 お休みなさい、はるな。

 

 まだ日は高く、抜けるような蒼い空を見上げると、なんだかおなかがすいてきました。急がないとダメですね。何か食べないと!

 

<提督、戦艦用メニュー全部で。>

 

≪無茶言うな!≫

 

 なんだか、楽しくなってきました。気分が高揚して、ちょっと変なこと口走っちゃいましたけど。

 

 皆と、提督と、おいしいご飯を食べる。

 

 そんな小さなことを幸せに感じられるのは、いいことなのでしょう。

 

 私は守りますよ、その幸せを。今度こそ。デモそのために。

 

<あとデザートも全部で。>

 

 おなかいっぱい食べませんと、力が出ません。

 

<防空戦艦ハルナ、いざ、出撃します!>

 

≪やめてください死んでしまいます!≫

 

 




なげぇ。

外道提督による無茶振り演習の回。

ちなみに、駆逐艦組主砲はいわゆる現用速射砲なので、有効射程は30km近くあります。データリンクと減口径長射程弾を併用することで、100km以上の射程を得ることもできます。
ドラム装填されている即応弾を打ちつくすと、再装填にそれなりの時間がかかる仕様。(錬度向上、もしくは装備妖精さんの増員で高速化)
魚雷は、ヒビキは再装填可能。シマカゼは軽巡などの支援が必要です。
燃費は極悪な仕様。ハルナは金剛型の二倍以上、ヒビキ、シマカゼ合わせて重巡二隻分、カゲロウは軽空母一・五隻分を飲み込みます。

この後提督は想像を絶する食費と資源消費に悶絶することになります。
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