〇主人公設定
・六道 リンネ
小柄で童顔、少し癖のある髪を肩まで伸ばした女性。男物の和服を好んで着る。
物心ついて間もなくヴィランに家族を殺害され、隠遁生活をしていた剣術家の祖父に引き取られた。
弱者として虐げられることを良しとせず戦う力を求めたが、無個性と思われていたためひたすらに体を鍛え、祖父から剣術を学んだ。
年寄り染みた口調やいたずら好きな性格、剣術の腕前はすべて祖父譲り。
その祖父もまた彼女が成人する前にヴィランに殺されている。
個性持ちに負けない剣術の腕前とAFOにも物怖じしない胆力を見込まれ、6代目OFA継承者となった。
AFOと戦い死亡したが、死後に発動する個性を持っていたことが発覚した。
・個性『ワン・モア・タイム(OMT)』
『個性を引き継いで生まれ変わる』個性。
六道リンネが所有していた『生まれ変わる』個性がOFAと混ざり合ったもの。
いつ、どこで、誰に生まれ変わるかは選べない。
OMTそのものを引き継いで生まれ変わるため、何度でも転生が行われる。
個性の影響か記憶力が良く、生まれ変わった人間はオリジナルである六道リンネと似た姿に成長する傾向がある。
・大貝 令
六道リンネの一度目の生まれ変わり。
15歳の頃に家族を殺され、その衝撃で自分が生まれ変わりだと気づいた。
当時のOFA後継者が発見できなかったため一人でAFOへと挑み、個性を奪われる前に自決している。
・個性『領域』
自分を中心とした球状の結界を作り、内外の干渉を遮断する個性。
柏手を打つことで発動。
発動時に掌に込めた力が大きいほど結界のサイズは大きくなる。
掌を放して暫く経過すると結界は消滅する。
結界を維持するには、結界の大きさに応じた力で掌を押さえ続けなければならない。
発動後に結界の大きさを変えたり、位置を動かすことはできない。
発動時に結界の境にあった物は内外のどちらかに移動すると出入りできなくなる。
・轟 舞火
六道リンネの二度目の生まれ変わり。轟炎司の歳離れた妹。
4歳の頃に個性の発現と同時に前世を思い出し、打倒AFOのために自らを鍛え始めた。
雄英卒業後にフレイムヒーロー『ヒノカミ』を名乗り当代のOFA継承者であるオールマイトに合流、十数年後に共にAFOを撃破した。
同時に個性複数所持の影響で余命わずかであることも判明しヒーロー活動を自粛。
しかし3年後にAFOの生存が発覚し、残り少ない命を削って後進の育成とAFOとの戦いの備えに奔走した。
更に3年後、神野市の決戦で捨て身の特攻を仕掛けAFOを瀕死にまで追い込んだ。
・個性『炎舞』
自分の周囲の炎と熱を操る個性。
動かしたり、形を変えたり、圧縮して爆発させたりと応用の幅は広い。
距離が近いほど操る力は大きくなる。
炎を生み出しているわけではないので、周辺に炎がない状況では役に立たない。
・個性『ワン・モア・タイム(OMT)』
オールマイトから受け取ったOFAの残り火を取り込み更に進化。
『力を引き継いで生まれ変わる』個性となった。
現時点ではオールマイトの60%程の身体能力を引き継いでいるが『力をストックする』個性ではないため、OFAほど劇的な成長はせず鍛えなければ力は衰えていく。
また当人は気付いていないが個性の拡大解釈により『力』と認識したすべて、他の個性やいわゆる特殊能力の類もこの個性に集約されていく。
そして転生する場所にも変化が生じており……。
〇設定裏話
ここまでお読みいただきありがとうございます。
しかし物語はまだまだ続きます。
この作品は『主人公が様々な世界を巡り、力を身に着けながら不幸な人々を救う物語』。
つまり『多重クロス』作品として執筆しています。
主人公に『並行世界へ転生する能力』と『様々な能力を習得する能力』を持たせるためにどの世界を始まりにしようかと考えたとき、『個性』というあらゆる特殊能力を受け入れられる土壌と、『ワン・フォー・オール』という様々な能力を扱う実例がある『僕のヒーローアカデミア』がベストだと考えました。
酷い話ですが物語の都合上主人公に早死にしてもらわねばならず、『個性の複数所持が寿命を削る』という設定も都合が良いものでした。
あらかじめ寿命が短いと知っておけば、主人公は自分の身を犠牲にすることをいとわず、周囲も主人公の死を受け止めてくれると考えたので。
次に『僕のヒーローアカデミア』らしい転生の個性を持つのにふさわしい主人公の名前を決めたとき、名前に『六』が入っていたことから過去のOFA継承者と入れ替える案を思いつきました。
性別が女性なのも『リンネ』という名前が女性寄りだったというだけで、男性でも物語に大きな差はなかったと思います。
特徴的な口調にしたのは、転生して名前が変わっても主人公だとわかりやすくするためです。
そしてこの世界で救いたかったキャラとは、オールマイトと轟一家。
特にオールマイトと燈矢を救うためには緑谷たちと同年代では幼過ぎるので、最初から大人として参加させました。
そのせいで生徒たちとの関わりが薄くなりましたが、多くのキャラを救うことにつながったので個人的には満足しています。
これから主人公は何度も転生を重ねます。
沢山の人と出会い、沢山の人を救い、沢山の能力を得て、そしてしれっとした顔で元の世界に戻ってきた時が、この物語の本当のハッピーエンドです。
ただそこに至るまでに巡る世界はすでに決まっており、それが正直結構な数でして……。
自分の中では主人公にはとあるモチーフがあり、それに相応しい能力を得るために巡る世界を決めたので削るわけにもいかず。
物語の始まりということで『ヒロアカ』は結構読み込みましたが、他の作品に対する理解は甘く、これまで以上に駆け足になったり、キャラがぶれてたり、設定に矛盾が起きたりすると思います。
何とか失踪しないよう頑張りたいと思いますが、頻度が落ちたり中身が薄くなったりしても、どうか生暖かい目で見守ってくださいませ。
それでは引き続き『OMT』改め、『ワン・モア・タイム』をよろしくお願いいたします。