part5を書いてたらなんか…こう…足りないなと思い急遽書いたやつ!
次が見せ場だと、クライマックスだと言ったな?あれは嘘だ!!ごめんなさい!!
シリアスで難しい話です。正直少し理解してたら大丈夫!
僕は一体何なのだろう?
『彼』はいつもそう思っていた。だってそうだろう?人生には使命なんて無いし目標など無い。生を実感したなどということもできたことがない。ただ今日という日に必死に向き合って来た。未来なんて見ようともしなかった。
小学生の時、友だちがイジメに遭っていた。だからその友だちの側にいてあげた。特別な理由なんてない。特に何かを思っていた訳ではない。
「ありがとう」
だがその一言をかけられた時、何かが心を満たした。何かなどその時は分からなかった。
中学生になる前、両親が事件に巻き込まれて死んだ。彼らがショッピングモールに買い物に行った時のことである。幸いにも『彼』は軽傷で命に別状は無かった。
騒ぐ。騒ぐ。彼の周りで世界が騒ぐ。両親の父母、兄妹、友達は泣いていた。遠い親戚も暗い顔をしていた。みんなが『彼』を置いて騒いでいた。
ふと、テレビをつける。ニュースで両親の事件が映っていた。「夫婦が通り魔に刺されて死亡」…分かったのは精々それくらいだった。
何かが心をそれに傾ける。それが何かが分からない。
「なんで死んじゃったの」
中学生2年になった。彼は母の兄の下で暮らしていた。母の兄は独身であった。職は漁師、家計は富んでいた。仲は良かった。母の兄は大男であったがおおらかで優しく『彼』の心の傷を癒していったのだ。
「気持ち悪いねん!お前」
転機。『彼』は地域でも有名な不良クラスメートに絡まれた。何が気に障ったのかは分からない。それが不良というものだ。だが『彼』は強かであった。
「は?人間不良品で不良なお前に言われたくないわ」
『彼』は職員室に呼ばれていた。理由は過度な暴言。だが不良はその場にいなかった。意味が分からなかった。何故彼が居ないのか?何故自分は呼ばれたのか。何が彼と自分の扱いの差を決定付けたのか。僕は家庭の事情を揶揄されたんだぞ。
『彼』の心は煮えたぎった。
悪意に晒され晒され晒され晒され晒され晒され晒され晒され晒され晒され晒され晒され晒され晒され晒され晒され晒され晒され晒され晒され晒され晒され晒され晒され晒され晒され晒され晒され晒され晒され晒され晒され晒され晒され晒され晒され晒され晒され晒され晒され晒され晒され晒され晒され晒され晒され晒され晒され晒され……
ガチャガチャガチャン
『彼』の心は黒く、暗く染まる。
『彼』は気づく。己の罪、そこに至る過程。万人が通り乗り越える大通りで『彼』は転んだのだと。
『彼』の父は泣いていた。やめろ。『彼』は思う。何がいけなかったのか。どうしてここまで来てしまったのか。恐ろしかった。その未来に慄く。涙が滲む。
心は満たされない。心は傾かない。もう心は何ももたらしてはくれなかった。
「ごめんなさい」
この先の未来が澄んだように見えてくる。積み重ねたこの人生を否定される。この先の人生に恐怖する。
あぁ、嫌だ、嫌だ!イヤだ!!
ちっぽけな本能が叫ぶ。
僕はこうなりたかった訳じゃない!
気がつけば人生に差がついていて!
補助輪回して頑張っても追いつける訳がない!
僕は不幸だ!今までの全てが不幸なんだ!
…惨めだ、肥溜めの中にいるみたいだ!!
ただ僕は…
幸せに生きたかっただけなんだ!!!
★
あぁ…
『彼』は理解した。この人生に蔓延る疑問の数々を。
本能が鼓動を始める。
彼は人生の最期まで終ぞ答えを出すことが出来なかった。
自覚が芽生える。
人生を懸けた疑問を捨てる。
悪魔が目覚める。
「僕は悪魔だ」
【
「僕はーーの悪魔だ」
★→☆
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(´・ω・)…ハ!!
次回『覚醒』
何の悪魔か当ててみてね!
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